尺アジが釣れる時期はいつ?全国エリア別&季節別のおすすめシーズンを徹底解説!

「今年こそ、尺アジを釣りたい」

そう思って道具をそろえたものの、釣行タイミングの見極めに悩んだことはありませんか?

実は、尺アジ狙いのアジングにおいて「いつ釣りに行くか」は、道具選びやテクニックより重要な要素なんです。

私自身、これまでにアジングでアジを1000匹以上釣ってきた経験がありますが、釣果の波は「時期」と密接に関係していました。
特に「尺アジ」を狙うとなると、ベストな時期や場所選びを外すだけでまったく釣れない…なんてこともよくある話です。

この記事では、全国エリアの傾向・季節ごとの違い・海の条件ごとの狙い目などをもとに、尺アジが釣れる時期を深掘りしていきます。

アジング初心者〜中級者の方に向けて、「この時期を狙えば高確率で出会える」というリアルな視点でお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

尺アジが釣れる時期はいつ?【全国共通の基本シーズン】

「そろそろ尺アジシーズンだ!」と思って釣りに行ったのに、まったく反応がなかった…そんな経験、ありませんか?

アジングで狙って尺アジを釣るためには、“時期選び”が何より重要です。

実際、私もこれまでアジングで1000匹以上のアジを釣ってきましたが、シーズンを外すとどんなに腕や道具が揃っていても釣れないことを痛感しています。

このセクションでは、全国共通で「この時期に尺アジが釣れやすい」と言える季節的傾向を、アジの生態や回遊パターンとあわせてわかりやすく解説していきます。

尺アジが釣れるのは春と秋が中心

アジングにおける“尺アジ狙い”は、基本的に春と秋が2大シーズンとされています。

特に秋(9月〜11月)は、多くのエリアで尺アジの釣果報告が増える本格シーズン。
私の地域でも、実際にこの時期が1年で最も釣果が安定しており、数も型も狙いやすいタイミングです。

秋は水温が下がりすぎず、なおかつベイト(小魚やプランクトン)の動きも活発になるため、接岸してくる尺アジが捕食モードに入るのが大きな理由の一つです。

私の経験では、回遊ルートに位置する地元のポイントでは、10月〜2月ごろまで尺アジが釣れ続けることもあります。特に10月〜11月は“最盛期”と言えるほど反応が良く、日中でもヒットする場面もあるほどです。

ただし、エリアによって釣れるタイミングにはズレがあるため、次のセクションで地域別の尺アジシーズンをチェックしておくことをおすすめします。

アジの産卵・回遊・ベイトとの関係性

尺アジが釣れる時期を見極めるには、アジの生態サイクルを理解することが非常に重要です。

まず、アジは春から初夏(おおむね4月〜6月)にかけて産卵を行います。この期間は、産卵前の荒食いや、産卵後の回復を目的とした“活性の高い個体”が岸近くに寄ってくる傾向があるため、春の釣りシーズンにも尺アジの実績が高いのです。

秋は、夏を越えて成長した個体がベイトを追って再び岸に寄る時期。プランクトンや小魚を豊富に捕食するため、接岸率も活性も高く、釣りやすいという特徴があります。

また、回遊型のアジは一定のルートや潮の流れを意識して動くため、地元で毎年「この時期に釣れる」と言われるのは、回遊パターンがある程度決まっているからです。

地域によっては、ベイトフィッシュ(カタクチイワシ・小サバ・キビナゴなど)の寄り方によって、尺アジの時期が前後することもあります。

このように、水温・産卵・ベイトの動きが複合的に絡むのがアジングの面白さでもあります。次は、この中でも特に重要な「水温と潮まわり」について見ていきましょう。

水温・潮まわりとの関連も見逃せない

尺アジの釣果に大きく影響するのが、水温と潮の動きです。

アジが活発に動き、ベイトを追って接岸する目安としては、水温が17℃〜22℃前後がベストコンディションとされます。

この範囲を下回る冬場は動きが鈍くなり、逆に真夏の高水温(25℃超)になると深場に落ちてしまうことが多く、ショアからの釣果はやや落ち込みます。

また、潮の動き(潮流)も重要な要素で、特に「上げ始め」や「下げ止まり直後」など、水が動き始めたタイミングはベイトも動きやすく、尺アジも捕食行動に入るチャンスです。

地域によっては大潮よりも中潮〜小潮のほうが安定した釣果が出ることもあるため、釣行前には潮汐表のチェックが欠かせません。

私自身もこれまで1000匹以上のアジを釣ってきましたが、「水温と潮の条件が噛み合った日」は、他と比べて圧倒的に釣果が出やすい実感があります。

次のセクションでは、より具体的に全国エリア別の「尺アジベストシーズン」をご紹介していきます。

エリア別|尺アジが釣れるベストシーズン

地域によって尺アジの釣れるタイミングにはバラつきがありますが、水温や潮の動き、ベイトの回遊によってある程度の傾向が見られます。

ここでは、全国を4つのブロックに分けて、それぞれのエリアで「尺アジが狙いやすいシーズンの目安」をご紹介します。

あくまで目安ですが、釣行計画を立てる際の参考にしてください。

太平洋側・関東・東海エリア

黒潮の影響を受けやすい太平洋側では、秋(9月〜11月)に安定した尺アジの釣果が出やすいです。

特に水温が適温に落ち着く初秋〜晩秋にかけて、接岸する個体が増えます。

冬以降も場所によっては釣れ続けることがありますが、水温低下とともに数は減少傾向です。

日本海側・北陸・東北エリア

日本海側では、水温が安定し始める夏終わり〜秋(8月〜10月)が尺アジのハイシーズンです。

特に外洋に面した港や磯では、回遊ルートに当たれば秋口に大型の群れが差してくることも珍しくありません。

また、近年は黒潮の蛇行の影響により、6月にも上越地方を中心に釣果が上がるケースが報告されています。

冬場は水温が大きく下がるため釣果が落ちる傾向ですが、条件が合えば深場狙いで釣れることもあります。

瀬戸内海・中四国エリア

潮の動きが複雑な瀬戸内海では、春(3月〜5月)と晩秋〜初冬(10月〜12月)の両シーズンが有望です。

特に大型アジが乗っ込む春先は、実績の高い時期。秋は数・型ともに狙いやすく、ナイトゲームで実績のあるポイントが多くあります。

九州・西日本エリア

九州・西日本エリアは温暖な気候の影響もあり、尺アジの釣果が非常に安定しやすい地域です。

特に九州は「尺アジの聖地」とも呼ばれるエリアで、有名な堤防や地磯には毎年全国からアジンガーが訪れます。

場所によっては年中安定して尺アジが狙えるポイントもあり、ナイトゲームやボートアジングでの大型実績も豊富です。

また、西日本全体においても秋〜冬を中心に釣果が伸びやすく、都市部からアクセスしやすい好ポイントが多いのも魅力です。

季節別|尺アジ釣りの特徴と注意点

尺アジは一年を通して狙える魚ではあるものの、季節ごとに釣果の傾向やアプローチ方法が大きく異なります。
特に水温の変化やベイトの有無によって釣れる時期・時間帯・場所が変わってくるため、季節の特徴を把握しておくことはとても重要です。
ここでは「春・夏・秋・冬」それぞれの時期における尺アジ釣りのコツや注意点を解説していきます。

春|乗っ込み前後で大型が狙える、但し時期は短め

春は水温の上昇とともに、産卵を意識した大型アジ(いわゆる“乗っ込み尺アジ”)が接岸するシーズンです。
地域にもよりますが、3月中旬〜5月上旬あたりが目安で、特に朝マズメや夕マズメに回遊する傾向があります。
但し、時期は短いと1週間〜長くても1ヶ月ぐらいで非常に短いことが多いです。

この時期は「一発大物」を狙うのに適しており、ディープエリアや堤防の先端など水深がある場所が狙い目です。
ただし、ベイトが少ない時期でもあるため、アクションやカラー選びがシビアになることも。
スローに誘って口を使わせる“食わせ”の釣りが有効です。

また、産卵直前の個体はフックアウトしやすいため、ジグヘッドのフック形状や貫通力にもこだわると釣果に差が出ます。

夏|釣果は不安定?朝マズメ・夜釣り中心に

夏は水温が高くなりすぎることで、日中のアジの活性が低下しがちです。
そのため、尺アジを狙うなら朝マズメか夜釣りが基本となります。

特に夜間は常夜灯のある漁港周辺や、潮通しの良いエリアでの実績が高く、アジの回遊に合わせて回ってくる個体を狙う“回遊待ち”スタイルが中心になります。

また、小型のアジが多くなる時期でもあるため、豆アジのアタリを避けるために大きめのワームや重めのジグヘッドを使う工夫も必要です。

一方、堤防から届く範囲では大型が釣りづらい地域も多く、エリアによってはオフシーズンとされることも。
釣行前に釣果情報をチェックするのがおすすめです。

秋|数・型ともに狙えるベストシーズン

秋は尺アジ狙いのベストシーズンとされ、多くの釣り人が最も注目する時期です。
水温が下がりはじめ、ベイトの動きも活発になることでアジの活性が上がり、日中でも釣果が見込めるのが大きな特徴です。

私自身の経験でも、9月〜11月は最も安定して尺アジが釣れる季節です。
特に10月前後は私の地域ではで良型が続々と入ってくるため、短時間で複数本の尺アジをキャッチできる日も多いです。

この時期はワームやジグヘッドのバリエーションが活きる季節でもあり、様々なアプローチが通用するのも魅力。
まだ水温が高めな序盤は軽めのジグヘッドでスローに見せ、中盤〜終盤は遠投性能重視のタングステンジグヘッドや大型ワームに切り替えるのが効果的です。

シーズンを通して反応が良いことから、初心者でも尺アジを釣りやすい時期でもあります。

冬|水温低下で渋くなるが可能性はある

冬は水温の低下によりアジの活性が落ちやすく、全体的に渋いシーズンとされています。
特に風や潮の影響を受けやすい日には、釣果が極端に落ち込むことも珍しくありません。

また、釣り人自身にとっても寒さとの戦いとなり、防寒対策を万全にしないと集中力が続かない厳しい時期です。
しかしその分、ヒットすれば尺越えの大物が出やすいという魅力もあります。

特定の越冬ポイントや、常夜灯まわり・深場へのアプローチが鍵となり、軽量ジグ単よりもキャロやフロートを活用した戦略が効果的なことも。
アタリは少ないものの、一発の価値が高い時期として玄人アングラーからは根強い人気があります。

まとめ|尺アジの時期を知れば釣果が変わる!

尺アジは「春と秋」がメインシーズンとされつつも、地域やポイントによってベストな時期は異なります。
特に九州や瀬戸内海、日本海側などは通年でチャンスがあるエリアもあり、自分の釣行エリアに合わせたシーズン把握が釣果アップの近道です。

さらに、水温・潮の動き・ベイトの有無などの環境条件も重なって釣れるタイミングが決まるため、時期+状況判断が求められます。

「いつ釣れるのか?」を理解しておけば、効率良く尺アジを狙うことができるので、ぜひ今回紹介した時期別・エリア別の情報を参考に、あなたのホームエリアに合った尺アジシーズンを見つけてみてください。

尺アジをもっと釣るために|おすすめ関連記事はこちら

尺アジの時期を押さえたら、次は「釣り方」や「ルアー選び」の知識が釣果に直結します。
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豆アジの釣れる時期まとめ

「尺アジはまだ難しそう…」という方には、まずは豆アジ釣りがおすすめ。
シーズンごとの傾向をつかめば、手軽に数釣りが楽しめるのも魅力です。
アジング入門にも最適なので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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