「ヒラメ釣りで“最強のミノー”って結局どれなの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、この記事では2025年版・ヒラメ釣りに効くおすすめミノー10選を、実績ベースで厳選してご紹介します。
私はこれまでにサーフや堤防を中心に、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを300匹以上釣ってきた経験があります。
その中で本当によく釣れたミノー、信頼して何本も買い足したルアーを、初心者〜中級者でも扱いやすい視点で紹介していきます。
また、ワームやメタルジグとの使い分けや、ミノーの選び方・使い方のコツもあわせて解説するので、これからヒラメ釣りを始めたい方や、釣果アップを目指す方にも役立つ内容になっています。
2025年最新の定番から隠れた名作まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ヒラメ釣りにミノーが最強と言われる理由とは?

ヒラメ釣りといえばワームやメタルジグのイメージが強いかもしれませんが、実はミノーの活躍シーンは非常に多く、釣果に直結する場面も少なくありません。
ここでは、なぜ「ミノー=最強」と言われるのか、その3つの理由をわかりやすく解説します。
ミノーはベイトライクでリアルな動き
ミノーの最大の魅力は「ベイトライク」な見た目と動きです。
イワシやキスなど、ヒラメが普段捕食している小魚に酷似したシルエットと泳ぎが、リアルに水中で再現されます。
視覚に頼ることが多いヒラメにとって、この「リアルな動き」は非常に強力なアピールポイント。
ミノーが持つタイトなウォブリングアクションは、警戒心の強い大型のヒラメにも口を使わせるきっかけになります。
表層〜中層を意識するヒラメの攻略に最適
ヒラメ釣りでは「底(ボトム)」付近の攻略が基本ですが、ベイトが浮いているタイミングや波打ち際を回遊する時期は、表層〜中層のベイトを狙って浮いてくることもあります。
こうしたタイミングで有効なのがレンジをコントロールしやすいミノーです。
サスペンドタイプやフローティングタイプなど、状況に合わせてレンジキープができるルアーは、より長くヒラメの目の前にルアーを留めることが可能になります。
サーチ力とアピール力が高い
ミノーは巻くだけで広範囲にアピールできるため、「まず魚がいるかどうか知りたい」という最初のサーチ段階でも大活躍。
特に強波動系のミノーは濁りの強いエリアや波が高い状況でもしっかり存在感を出せるため、リアクションバイトを引き出す力も強いです。
さらに着水からの立ち上がりが早いため、チャンスを逃さず、1投目から食わせの展開にもっていけるのが強みです。
ヒラメ釣り用ミノーのおすすめの選び方【3つの基準】

ヒラメを狙うためのミノーは、ただ「人気だから」や「なんとなく」で選ぶと釣果に差が出てしまいます。
ここでは、これまでにヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを300匹以上釣ってきた私の経験をもとに、ミノー選びで重視すべき3つの基準をご紹介します。
レンジ攻略が最重要!ボトム〜中層を意識した選び方
ヒラメ狙いで最も重要なのが「レンジ(泳層)」の把握と攻略です。
活性が高いときには表層〜中層まで浮いてきますが、基本的にはボトム付近(底から50cm〜1m前後)を意識していることが多くなります。
そのため、自分が釣りをするポイントの水深に合わせて、きちんと狙いたいレンジを通せるミノーを選ぶ必要があります。
たとえば:
- 水深3〜5mのサーフなら:中〜深めに潜るシンキングミノー
- 遠浅のフラットな地形なら:表層〜1m程度を攻められるフローティング系ミノー
- 波が高い日や荒れ気味:しっかり飛んでブレないコンパクトなボディーのミノー
このレンジに対する意識と対策こそが、釣果に直結する最大のポイントです。「飛ぶルアー」よりもまず、「そのレンジを引けるかどうか?」を重視しましょう。
飛距離が出る重さ・形状・サイズ
サーフでのヒラメ釣りでは飛距離が命です。
波打ち際だけでなく、沖のブレイク(かけ上がり)を狙うには最低でも40〜60mは飛ばせるミノーを選びましょう。
空気抵抗の少ない細身の形状や、後方重心設計のモデルであれば、強風時でもしっかりキャストが決まります。
ミノーはアピール力が売りなので、ワームやメタルジグよりも大きいサイズでもOK!
12cmを基準に、ベイトサイズによって使い分けましょう。
ヒラメは獰猛な魚なので、16.5cmのミノーでもソゲサイズが釣れたりしますよ。
カラー選び|定番・ナチュラル・アピールカラー
ヒラメ用ミノーのカラーは状況によって最適解が異なります。基本的には次の3種類を揃えておくと安心です。
- ナチュラル系(イワシ・キス):晴れ・澄潮・日中
- アピール系(ピンク・チャート):濁り潮・曇り・朝夕まずめ
- ゴールド系:曇天やローライトの強アピールに最適
「迷ったらナチュラル系から」と覚えておけばOKですが、複数カラーを用意してローテーションすることで、釣果が伸びる可能性が高まります。
ヒラメ釣りにおすすめの最強ミノー10選
ここからは、実際に私がヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを300匹以上釣ってきた経験をもとに、本当に信頼できるおすすめミノー10選をご紹介します。
いずれも実釣で高い釣果をあげてきた実績ルアーばかりで、初心者〜中級者でも扱いやすいモデルを厳選しました。
圧倒的な飛距離・レンジキープ力・アピール力など、それぞれ異なる強みを持っているので、ぜひポイントや状況に応じてルアーローテーションの参考にしてみてください。
ショアラインシャイナーZ バーティス|飛距離・アクション・汎用性のバランス◎
まず最初に紹介するのは、ダイワの定番ミノー「ショアラインシャイナーZ バーティス」。
このシリーズは飛距離・ただ巻き時の安定した泳ぎ・ジャーク時の切れ味あるアクションと、あらゆる性能が非常に高水準でまとまっており、ヒラメ・マゴチ・シーバス・青物・サワラまで狙える超万能ルアーです。
バーティスシリーズには複数のモデルがありますが、遠浅シャローエリアであれば125F-SSR(スーパースローシンキング)がおすすめ。
ゆっくり引いてもきれいに泳ぎ、表層〜中層をしっかり探れます。
一方、水深のあるポイントや波が強い日は、140S(シンキングタイプ)が活躍。
しっかりレンジをキープしつつ、安定した飛距離と動きを両立します。
「ミノーで迷ったらまずはこれ」と言える安心感ある一本です。
▼さらに詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください▼

サイレントアサシン|“喰わせのアピール力”が魅力の万能ミノー
サイレントアサシンは、シマノが誇る超定番ミノーで、ヒラメ釣りにおいても非常に高い実績を誇るルアーです。
特におすすめなのが、フラッシュブースト搭載モデル。内蔵されたミラープレートがボディ内部で振動し、止めていても魚にアピールし続けるのが最大の魅力です。
私自身、ヒラメ釣りで最も使用頻度が高いのが「129S」。飛距離も抜群で、広範囲をサーチしながらしっかりとレンジキープできます。
また、ベイトサイズが小さい時やプレッシャーが高い状況では、ひとまわり小さい「99S」も非常に効果的。
小粒ながらしっかり飛び、細かいアクションで見切られにくいのが特徴です。
遠投性能+アピール力+食わせ能力を兼ね備えた万能ミノーとして、1軍ボックスに必ず入れておきたい一本です。
リンバー|シンペン級の飛距離を誇るハイブリッドミノー
DUOのビーチウォーカーシリーズから登場したヒラメ専用ミノー「リンバー」は、リップレス構造+平らなフラットボディが特徴の一本。
見た目はミノーですが、シンキングペンシル並みの飛距離を出せるのが最大の強み。ミノーとシンペンの中間的な性能を持ち、サーフでもストレスなく広範囲を探れます。
シンキングながらレンジキープ力が非常に優秀で、ただ巻きでも緩やかなスラロームアクションを生み、低速〜高速まで安定した動きを見せます。
水深・潮流・風といった状況を問わず対応できる万能さがあり、初心者にも扱いやすいのも魅力。
「飛距離は欲しいけど、巻くだけで釣れるルアーがいい」──そんな方にぴったりのヒラメミノーです。
サスケ烈波|今も現役のロングセラー名作ミノー
サスケ烈波は、20年以上前から今なお愛用され続けている、imaの伝統的かつ名作ミノー。
ヒラメはもちろん、シーバスにも対応できる万能ルアーです。
レンジは約70〜90cmで、ちょうどヒラメが捕食しやすい層をトレース可能。
ただ巻きでナチュラルに動くアクションが、スレた個体や低活性時にも威力を発揮します。
現代の“ぶっ飛び系ミノー”と比べると飛距離はやや劣りますが、それでも飛距離を必要としない場面──例えば遠浅サーフや堤防周辺では、今でも“最強クラス”に活躍。
地形や潮の流れを読んで使いこなせば、釣果に直結する一本です。
カゲロウMD|ナチュラル&スローに誘える表層ミッドダイバー
カゲロウMDは、メガバスの大人気表層系ミノー「カゲロウ」シリーズのミッドダイバー(MD)モデル。
潜行レンジはおよそ60〜80cmで、ヒラメが狙う層にぴったりマッチします。
最大の特長は、圧倒的なナチュラルさとスローな誘い。
弱ったベイトをイメージした“ヌルッ”としたアクションで、見切られにくく低活性のヒラメにも口を使わせる力があり、デイゲームだけでなくナイトゲームにもおすすめ。
飛距離はやや控えめですが、遠投が必要ないポイント(地形変化が近い・波打ち際で釣れるなど)では、非常に高いポテンシャルを発揮。
スレたヒラメへの最後の切り札としてもおすすめできる、実力派ルアーです。
激浅サーフであれば通常モデルのカゲロウもおすすめです。
▼さらに詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください▼

ハーデス127F|“泳ぎすぎない”控えめアクションが◎の表層ミノー
ハーデス127Fは、カゲロウと非常によく似た外観や性能を持つ表層攻略型ミノーです。
カゲロウには飛距離性能で勝り、遠浅サーフや表層レンジを引きたい状況で活躍します。
アクションはやや控えめで、ヌルヌルとした泳ぎが特徴。
過剰に動かずナチュラルに誘うことで、見切られにくく、ヒラメの捕食スイッチを入れやすいです。
表層狙いに特化したルアーを探している方には、間違いなく候補に入る一本。朝マズメや波打ち際の活性が高いタイミングでも安定して結果を出せます。
デイゲームでもナイトゲームでも活躍する万能表層ミノーです。
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熱砂 ヒラメミノー|ヒラメ攻略のための“特化型ミノー”
その名の通り、ヒラメ釣りに特化して開発されたシマノの名作ミノー。アングラーの期待を裏切らない完成度の高さで、多くのサーフゲームファンに支持されています。
ただ巻きでもジャークでも、しっかりとヒラメに効くアクションを生み出してくれるのが最大の魅力。
特におすすめなのが「フラッシュブースト」搭載モデル。ステイ中でもキラキラと揺れるフラッシングが、低活性なヒラメにもしっかりアピールしてくれます。
飛距離・アクション・実績すべてが揃った、まさにヒラメ専用の万能ミノー。1本持っておいて損のない信頼の一本です。
ブローウィン|ナチュラルアクション×操作性の両立型
BlueBlueの名作ミノー「ブローウィン」シリーズは、圧倒的な操作性とナチュラルなアクションが魅力。
特に125F-slimは、約30〜40cmほどのレンジをキープしやすく、遠浅サーフでのヒラメの捕食レンジに通しやすいです。
- 125F-slim:シャロー寄りのエリアや遠浅サーフに◎
- 140S:より深めのレンジ(〜1m)を引けるので水深がある場所に最適
アクションは「ただ巻き+弱めのジャーク」でOK。
ベイトサイズが細めのときやプレッシャーが高い場面でもしっかり反応してくれる、信頼の一本です。
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Gコントロール|飛距離+スロー攻略を両立する個性派ミノー
Gコントロールは、丸みを帯びたコンパクトボディーと、腹部に備わったセカンドリップが特徴的なヘビーシンキングミノーです。
この独特な構造により、重さを活かした圧倒的な飛距離を誇りつつ、セカンドリップによってスローリトリーブでもしっかり泳ぐという、他にはない性能を持っています。
遠浅サーフではボトムを擦ってしまうリスクがあるため、ある程度の水深があるポイントでの使用がベスト。
特に深めのサーフ・河口・堤防周りで真価を発揮します。
「遠投したいけど、ゆっくり誘いたい」という場面で、ぜひ使ってほしい一本です。
X-80マグナム|飛距離とアクションで大型ヒラメを狙い撃ち
メガバスの名作「X-80(ハチマル)」シリーズの進化型。
サーフでの実釣性能を重視した設計で、特に飛距離とジャークアクションの質が非常に高いことで知られています。
シンキングタイプのため、レンジは最大で約2m前後まで到達可能。
ディープエリアや潮流の速いポイントでもしっかりヒラメのいる層をトレースできます。
さらに、ジャーク時のキレ味鋭いダートが大型のヒラメに特に効果的。活性の高い個体をリアクションで引き出す使い方が非常にハマります。
「遠投性能」と「リアクションバイト誘発力」を両立した、攻めのヒラメミノー。サイズアップを狙いたい方には特におすすめの一本です。
▼さらに詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください▼

他ルアー(ワーム・ジグ・シンキングペンシル)との使い分けは?

ヒラメ釣りではミノー以外にも、ワームやメタルジグ、シンキングペンシル(シンペン)などさまざまなルアーが活躍します。
それぞれに明確な得意分野があるため、釣り場の状況やヒラメの活性に合わせてルアーを使い分けることが釣果アップのカギとなります。
ここでは、それぞれのルアーの特性や得意なシーンについて詳しく見ていきましょう。
ミノーは高活性時のサーチ&アピール役
ミノーはサーチ力とアピール力が強み。
広範囲をテンポよく探るのに最適で、活性の高いヒラメを効率よく狙えます。
・活性が高いとき
・ベイトが中層〜表層にいるとき
・朝マズメ、夕マズメなどの時合
ワームはスローな食わせに特化
ワームはスローな展開や食わせに特化しており、低活性時に効果的です。
・潮が緩い時
・小さなベイトを偏食しているとき
・ミノーやジグに反応しない時
ボトムを丁寧に攻められる点も魅力です。
▼オススメのワームは以下の記事で紹介しています▼

メタルジグは飛距離&ディープ攻略に最適
メタルジグは圧倒的な飛距離とレンジ攻略力が武器。深場や強風時でも安定して使用できます。
・水深のあるポイント
・潮流が速いエリア
・風が強くミノーが流される状況
▼オススメのメタルジグは以下の記事で紹介しています▼

シンペンはナチュラルな誘いで食わせに強い
シンペン(シンキングペンシル)は、ナチュラルな波動でスレたヒラメに有効なルアーです。
・プレッシャーの高いポイント
・ベイトが表層に多く浮いているとき
・ミノーに反応しない場合のフォロー
スローリトリーブでじっくり見せることで食わせる展開に持ち込めます。
ヒラメ狙いでのおすすめのミノーの使い方&最強のアクション

ヒラメ釣りにおいて、ミノーの性能を最大限に活かすには“巻き方”や“動かし方”の工夫が重要です。特にミノーは操作次第でサーチ力や食わせ力を自在にコントロールできる万能型ルアー。
ここでは、ヒラメに効く代表的なアクション3パターンをご紹介します。
ただ巻きでOK|流れを感じながらリトリーブ
ただ巻きはミノーの基本アクションです。流れや地形変化を感じながらリールを巻くだけで、ミノーが自動的にナチュラルなアクションを演出します。
・リトリーブスピードはややスローが基本
・潮の変化・ヨレ・ブレイクを重点的に通す
・ミノーが「泳いでる感触」がなくなると、レンジ外や潮外れのサイン
ジャーク&ストップ|リアクションで食わせる
ジャーク&ストップはリアクションバイトを誘発するテクニックです。ヒラメがベイトを追っているが食い切らないときに有効です。
・ジャーク:竿を軽く煽る
・ストップ:その場で一瞬止める
・止めた瞬間にバイトが集中することも
食わせの間を意識し、潮や水深に合わせて緩急を調整しましょう。
レンジキープが最重要ポイント
ヒラメはボトムから50cm〜1m前後を意識していることが多いため、このレンジを“一定に保つ”ことが釣果を左右します。
・ルアーが浮きすぎないように注意
・潮の速さや波による変化に敏感に対応
・水深の浅い場所では表層直下系ルアーやSR(シャローランナー)モデルを選ぶのも◎
「巻きすぎて浮く」「沈めすぎて根掛かる」…このバランスが難しいですが、最も重要な要素です。
まとめ|ヒラメ釣りにおすすめの最強のミノーを選ぼう

今回は、ヒラメ釣りにおいて信頼できる最強ミノー10選とその特徴、選び方や使い分けまで詳しく解説してきました。
ミノーは飛距離・レンジ・アクションのバランスが重要で、状況やポイントによって適切なルアーを選ぶことで釣果が大きく変わります。
とくに「どのレンジを通せるか」はヒラメにおいて最も重要な要素。
水深や潮の速さに応じて、最適な潜行深度・タイプのミノーを選んでください。
ヒラメを狙う上では、ワーム・シンペン・ジグなど他ルアーとの使い分けも効果的です。
その中でもミノーは特に“サーチ力とアピール力”に優れた武器。
最初の一投目に選ぶ価値のあるルアーです。
この記事が、あなたの次の一尾につながるヒントになれば幸いです。
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