あなたのフィッシュグリップ、本当に信頼できますか?
安いフィッシュグリップを買っては壊し、また新しいものを探す…そんな「フィッシュグリップ探しの旅」に、あなたも心当たりはありませんか?
私自身、過去に10本以上のフィッシュグリップを使ってきましたが、結論はとっくの昔に出ています。
フィッシュグリップは、私が使ってきた中では、ボガグリップが頭ひとつ抜けています。
ランディングの瞬間にグリップが外れて大物を逃したり、ソルトでの使用ですぐに錆びついて動かなくなったり。
そんな悔しい思いを繰り返してきたアングラーは、私だけではないはずです。
私は長年にわたり、ボガグリップの15lbモデルと30lbモデルを、釣りに合わせて使い分けながら常備してきました。
地磯からサーフ、オフショアまで、条件を選ばず持ち出してきましたが、最も信頼できる相棒であり続けてくれました。
何年にもわたる酷使と、そこから得られた揺るぎない確信に基づいて正直インプレしていきたいと思います。
この記事を読めば、なぜボガグリップが「最強」と呼ばれ、多くのアングラーにとって「一生モノ」の投資となるのか、その理由が深く理解できるはずです!
長い記事なので、先に結論だけ置いておきます。
| 迷ったら | 30lb(型番130)。私のメインで、11.4kgのブリまでこれで獲っています |
| 軽さ重視なら | 15lb(型番315)。目盛りが2倍細かく、シーバス・ヒラメ中心ならこれで足ります |
| 値段 | 大手通販で2万円台前半、正規代理店で3万円台前半(2026年8月時点)。15lbと30lbは今ほぼ同額なので、値段で15lbを選ぶ理由はもうありません |
| 選ばない人 | アジ・メバル中心の人。ボガはオーバースペックです |
ボガグリップは本当に最強?その魅力を解説

(画像引用元:ボガグリップ公式)
数あるフィッシュグリップの中で、なぜボガグリップが「最強」と言われるのか。
単なるブランドイメージや価格の高さではなく、実際に長期間使い続けたからこそわかる耐久性・防錆性・操作性・信頼感があります。
ここでは、ボガグリップの基本情報や特徴を押さえつつ、他のフィッシュグリップとの違いを交えながら、その魅力を解説していきます。
ボガグリップとは?
ボガグリップ(Boga Grip)は、アメリカ・アラバマ州のEastaboga Tackle社が製造するフィッシュグリップです。
魚の下顎をしっかり掴んで安全にランディングでき、しかも本体に内蔵されたバネ式スケールで、その場で重量まで量れるのが最大の特徴です。
「ボガ」は、この会社がある町の名前。フロリダの会社と書かれていることがありますが、それはIGFA本部のほうで、メーカーはアラバマ州イースタボガにあります。
公式によると、金属部は300系ステンレス、スケールのバネだけは17-7PHステンレス、樹脂部はアセタール(無給油ベアリングにも使われる高性能エンジニアリングプラスチックで、紫外線に強い素材)。素材も製造もアメリカ国内で完結しています。
また、シンプルながら精巧な構造により、大型魚とのファイト後でもグリップが外れることなく、最後のランディングを確実に成功させることができます。
プロガイドや世界中のアングラーが愛用し、「一生モノのフィッシュグリップ」とまで称される理由は、この信頼性にあります。
他のフィッシュグリップとの違い
ボガグリップが他のフィッシュグリップと決定的に異なるのは、耐久性・信頼性・防錆性のバランスです。
「圧倒的な耐久性」
安価なグリップでは数回の釣行でガタつきや破損が起こることも珍しくありませんが、ボガグリップは何年も使用しても噛み合わせや可動部が劣化しにくく、私の場合、2台合わせて延べ1000回以上の釣行に耐えています。
「防錆性能」
主要部が高品質ステンレス製のため、ソルトでの連続使用でも錆びにくく、長期保管後も動きがスムーズ。ただし公式は「海水に使ったら毎日真水ですすぐこと」と明記しています(これは後述します)。
「正確な計量機能」
内蔵スケールは1台ごとに認定分銅で校正されていて、誤差は1目盛り以内。釣り場でそのまま重量を残せます(世界記録の申請には別途IGFAの検定が要ります。後述します)。
「高いグリップ力」
本体が360度回るスイベル構造なので、魚がどれだけ回転しても手にねじれが伝わりません。さらにジョー(掴み部)は魚の重みでより強く締まる向きに配置されているため、大型魚や暴れやすい魚でも安定して保持できます。
筆者もこれまで10本以上のフィッシュグリップを試してきましたが、「壊れる」「錆びる」「外れる」といったトラブルがゼロだったのはボガグリップだけです。
この信頼感こそが、他製品にはない最大の違いと言えます。
ボガグリップのメリットと実際の使用感をインプレ
ここからは、私が15lbモデルと30lbモデルを長期間使用して感じたリアルなメリットを紹介します。
カタログスペックだけではわからない、現場での信頼性や使い勝手を具体的に解説していきます。
頑丈さとホールド力
私がボガグリップを使い始めたのは、もう5年以上前になります。
最初に手に入れたのは15lbモデルで、使いやすかったのでその後すぐ大型魚用に30lbモデルを買い足しました。
今ではこの30lbモデルをメインに、15lbと使い分けながら釣行しています。
私は年間およそ200回ほど釣りに出かけるので、両モデル合わせれば延べ1000回以上は使っている計算になります。
船釣り、ショアでの海釣り、川釣りと、場所を問わず使ってきました。
それだけの酷使をしているにも関わらず、錆びや破損といった不具合は一度もなく、今でも現役バリバリで使用中です。
それ以前に使っていたフィッシュグリップはそこそこの値段のする物でしたが、魚が暴れた瞬間に外れて落ちることが何度もあり、「フィッシュグリップなんてそんなものだろう」と半ば諦めていました。
しかし、ボガグリップに変えてからはグリップ外れで魚を落としたことが一度もありません。
この安心感は、大物が掛かった時や高所からのランディング時など、失敗が許されないシーンでこそ真価を発揮します。
大型のブリやランカーシーバスなど、強烈に暴れる魚を相手にしても、ジョー(掴み部)がしっかりと下顎をホールドし続けてくれる。この圧倒的な保持力と耐久性こそ、私が「最強のフィッシュグリップ」と胸を張って言える理由です。
サビに強いオールステンレス構造
正直に言うと、私は道具のメンテナンスがかなり雑なタイプです。
本来なら釣行ごとにしっかり真水で洗って乾燥させ、定期的にグリスアップをするのがベストですが、恥ずかしながら私はやっていません。
私がやっているのは、シーズンオフにまとめて水洗いする程度。
それでも、5年以上使っている15lbモデルも30lbモデルもサビはゼロ。
掴んだときの動作もスムーズで、内部のバネや機構にも違和感はまったくありません。
以前に使っていた安価なアルミ製やスチール製のグリップは、数回の釣行で赤錆が浮いてしまったり、動きが渋くなったりすることが多々ありました。
それを考えると、ほとんどメンテナンスしていないにも関わらず、今なお新品同様の動きをしてくれるボガグリップは防錆性能が桁違いだと感じます。
内部の状態までは開けてみないと分かりませんが、動きが渋くなる兆候が一切ないので、中も無事なのだろうと思っています。
計量機能付きで正確に重量測定
ボガグリップを使っていて特に価値を感じるのが、その場で正確に重量を計測できるという点です。
私自身、これまでの釣行で過去の自己記録を更新した魚たちを、このボガグリップでキャッチし、そのまま重量を量りました。
一例ですが、これまでにショアで釣った自己記録サイズの
- 11.4kgのブリ
- 5.8kgのランカーシーバス
- 5.3kgの座布団ヒラメ
これらすべてをボガグリップで安全にランディングし、正確に計量することができています。
掴んだ瞬間のホールド力も安定しており、魚を落とす心配がないので、重量を量るときも安心感が段違いです。
釣り人ならメジャー(長さ測定用)を持ち歩いている方は多いと思いますが、意外と正確な重量計測器を持ち歩いている人は少ないはずです。
その点、ボガグリップはフィッシュグリップ+計量器を兼ね備えているため、荷物を増やさずにランディングと計測を同時にこなせるのが大きな魅力です。
また、ボガグリップの計量はIGFA(国際ゲームフィッシュ協会)の世界記録申請にも使えます。ただしそのためには手続きが必要で、買ってきたそのままで申請できるわけではありません。いくらかかって何日で終わるのかは、後半にまとめました。
釣果を「大きかった」だけで終わらせず、正確な重量という記録を残せることは、アングラーにとってかけがえのない価値だと実感しています。
握りやすさと操作性
最初に購入したのは「できるだけ軽い方がいいだろう」と思って15lbモデルでした。
ところが実際に使ってみると、重さはほとんど気にならず、むしろ握りやすいと感じるほどでした。
その経験から30lbモデルも買い足したのですが、こちらも重量に対して全くストレスを感じませんでした。
もともと15lbは妻用にしようと考えていたのですが、実際に妻に30lbを貸してみても「重くない」との感想。女性でも全く問題なく扱えるので、30lbを選んでも良いと感じています。
むしろ、軽いフィッシュグリップよりもある程度重量感がある方が手にしっかりフィットして握りやすく、操作性が高いと実感しました。
また、トリガー操作も軽快で、片手で簡単に魚を掴めるのも大きなメリットです。
リールに例えると「イグジスト」や「ステラ」の巻きのスムーズさを握りやすさに置き換えたようなイメージです。
ランディングの緊迫した場面でも、迷いなくスムーズに動いてくれる操作性は、釣りの安心感を確実に高めてくれます。
所有欲を満たしてくれるデザイン
これは正直自己満足の世界ですが、釣り人には重要な要素だと思います笑
「ロッド」や「リール」や「ルアー」も、良い物を手に入れると、所有欲が満たされますよね!
でも、竿やリールやルアーは釣りによって使い分ける物で、家でお留守番する機会の方が多いと思います。
そんな中で、フィッシュグリップは基本的にはどんな釣りにも持ち歩く物なので、釣りに行く度に目にして、そして触れる事になります。
限定ルアーを買って家でニヤニヤするのも釣り人の醍醐味ですが、普段から使う物だからこそ妥協せず最高の物を使う事で、最高の満足感が得られますし、所有欲も満たせますよ!
ボガグリップの各モデルスペック比較(15lb・30lb・60lb・スペシャル)

(画像引用元:ボガグリップ公式)
ボガグリップには15lb・30lb・60lb・スペシャルの4種類がラインナップされています。
実際に私が所有しているのは「15lb」と「30lb」の2種類です。
見た目はシンプルで大きな違いはなさそうに見えますが、それぞれ対応できる魚種や強度、重量が異なり、釣りのスタイルによって最適なモデルは変わってきます。
ここでは各モデルのスペックや特徴を整理しつつ、どんなシチュエーションでどのモデルを選ぶのが最適なのかを解説していきます。
「どのボガグリップを選べばいいのかわからない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
スペック比較表(15lb・30lb・60lb・スペシャル)
ボガグリップには複数のモデルがあり、それぞれサイズ・重量・計測レンジが違います。まずはメーカー公式が出している数字を並べます。
| 呼び名 | 型番 | 計測レンジ | 目盛りの刻み | 全長 | 自重 | 主な対象魚 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15lb | 315 | 15lb(6.8kg) | 1/4lb(約113g) | 229mm | 255g | シーバス、バス、サケマス類など |
| 30lb | 130 | 30lb(13.6kg) | 1/2lb(約227g) | 273mm | 454g | シーバス、シイラ、ヒラマサ、ブリなど |
| 60lb | 260 | 60lb(27.2kg) | 1/2lb(約227g) | 381mm | 680g | マグロ、ヒラアジ、ターポン、パーミットなど |
| 30lbスペシャル | 430 | 30lb(13.6kg) | 1/2lb(約227g) | 273mm | 公式に記載なし | 30lbと同じ+口の大きい魚 |
ここで先に型番の話をしておきます。ボガグリップは、販売店によって呼び方がバラバラで、これがかなり混乱のもとになっています。
| 米国公式の型番 | 日本での呼び名 | 通販サイトで見かける表記 |
|---|---|---|
| 315 | 15lb | 15LBS/15lbs(315)/Model 315 |
| 130 | 30lb | 30lb (1300)/Model 130 |
| 260 | 60lb | 60lb (2604)/60lbs(260) |
| 430 | 30lbスペシャル | 130Special/モデル430/30lbs(Special) |
いちばん間違われているのがスペシャルです。 「130スペシャル」と書かれていることが多いのですが、公式の型番は430。130は普通の30lbの型番です。 この記事も以前は「130スペシャル」と書いていましたので、直しました。
もうひとつ、日本のサイトに載っている数値と、米国公式の数値が微妙に違います。
| 日本の代理店・各サイト | 米国公式 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 15lb 全長 | 230mm | 229mm | ほぼ同じ |
| 15lb 自重 | 280g | 255g | 25g |
| 30lb 全長 | 265mm | 273mm | 8mm |
| 30lb 自重 | 460g | 454g | 6g |
| 60lb 全長 | 375mm | 381mm | 6mm |
| 60lb 自重 | 730g | 680g | 50g |
日本語の記事はどれも代理店の数値をそのまま使っているので、全部同じ数字になっています。 どちらが正しいかは断定できません。リストストラップ(手首に掛ける紐)を含めるかどうかの差かもしれませんが、 公式にもそこまでは書かれていませんでした。買う前に重さで悩んでいるなら、この程度の幅はあると思っておいてください。
★「15lb」は耐荷重ではありません。ここを間違えると選び方を誤ります
ここがいちばん誤解されているところです。
「15lb」「30lb」「60lb」は、スケールで量れる上限であって、壊れる限界ではありません。
公式が配布しているModel 430(30lbスペシャル)の説明書には、「ほとんどの魚種で30ポンドの魚を余裕で扱える」と書かれています。430は30lbのボディをそのまま使うモデルなので、通常の30lbでも事情は同じと考えていいはずです。 海外の取扱店には「スケール表示の2倍の重さの魚を扱えるように作られている」と書いているところもあります。
ただしメーカー自身が「何kgまで保持できる」と公表しているわけではありません。 なので「表示を1kg超えたら壊れる」わけではないが、超えた分は保証の外——という理解が正確です。
実際、私は13.6kg表示の30lbモデルで11.4kgのブリを掴んでいますし、そのときも余裕がありました。 逆に言えば、「量りたい重さ」でモデルを選ぶのが正しいということです。 20kgの魚を掴めても、30lbモデルでは目盛りが振り切れて数字が読めません。
そしてもうひとつ、公式が明確に禁じている使い方があります。
「カジキやサメなど、下顎を掴むのが危険な魚に使う想定ではない」と説明書に明記されています。 日本語の記事では「怪魚に必需品」という書かれ方をすることがありますが、メーカーの想定とは温度差があります。
ただしこれは「歯のある魚に使うな」という意味ではありません。むしろ公式は逆で、「寒い時期の釣りや、歯のある魚・ヌメる魚・ヒレで手を切る魚のように扱いにくい魚にこそ向いている」と書いています。手をフックから遠ざけられる点も利点として挙げられています。タチウオやサワラのような歯物に使うな、という話ではなく、下アゴを掴む行為そのものが危険な魚(カジキ・サメ)が対象外ということです。
日本の正規代理店が扱っているのは15lb・30lb・60lbの3モデルだけで、30lbスペシャル(430)は正規ルートに並びません。「廃盤」と書かれることがあるのはこれが理由ですが、米国公式サイトは430を現行品として載せていますし、説明書PDFも2026年4月に更新されています。本国では作り続けている、というのが実際のところです。
ひとつ注意しておくと、スペシャル(430)は60lbの上位版ではありません。中身は30lbと同じスケールで、ジョーだけが60lb用という構成です。「もっと大きい魚を量りたいからスペシャル」は選び方として成立しません。詳しくは後述します。
15lbモデルの特徴とおすすめシーン
ボガグリップの中で最軽量モデルとなるのが15lbです。
全長230mm・重量280g(日本の代理店表記。米国公式は229mm・255g)と非常にコンパクトで、ランガンスタイルの釣りや荷物をできるだけ軽くしたい人にはピッタリ。
持ち運びが苦にならず、常にタックルバッグに忍ばせておける手軽さがあります。
最軽量モデルとはいいながらも6.8kgまで量れて、しかも刻みは1/4lb(約113g)。じつは4モデルの中で、目盛りがいちばん細かいのがこの15lbです。
30lb以上は1/2lb(約227g)刻みなので、15lbはその2倍細かく読める計算です。シーバスやトラウトのように「あと100gで自己記録」を気にする釣りでは、ここが効いてきます。
ただし、価格面では30lbモデルと大きな差がないため、ブリや大型のシイラ、ヒラマサなどさらに上のサイズを視野に入れるなら、30lbを選んでおいた方が安心です。
実際に私も最初は15lbを購入しましたが、結局30lbを買い直しました(笑)
それでも、軽快さや取り回しを重視する人や、シーバスやトラウトやフラットフィッシュ等が中心の釣り人には15lbは十分おすすめできるモデルです。
30lbモデルの特徴とおすすめシーン
私が最も愛用してきたのが30lbモデルで、おそらくこれからもずっと使い続けるであろうモデルです。
ラインナップの中ではサイズも強度も中間クラスにあたり、自重と強度のバランスが非常に優れているため、幅広い釣りに対応できる万能モデルだと感じています。
重量は460g(米国公式は454g)と聞くと少し重そうに感じるかもしれませんが、実際には500mlのペットボトル以下の重さ。
そう考えると決して重くなく、実際に私もランガンでの釣行に何度も持ち歩いていますが、重量が気になったことはありません。
量れるレンジは13.6kgまで。シーバスや青物はもちろん、10kgオーバーのブリをキャッチした際も余裕を持ってランディングできました。そのときの安定感は圧倒的で、「ボガグリップの30lbを選んでおいて本当に良かった」と心から感じました。
13.6kgを超えると目盛りが振り切れて数字が読めなくなりますが、そのクラスはマグロやGTなどで、そもそもフィッシュグリップを使う場面自体が少ないため、ほとんどの釣り人にとって30lbで十分すぎる性能を持っています。
「万能モデル」「最もバランスの取れた1本」として、自信を持っておすすめできるのが30lbです。
60lbモデルの特徴とおすすめシーン
ボガグリップの中で最大サイズとなるのが60lbモデルです。
全長は375mm(米国公式は381mm)と長く、重量も730g(同680g)とシリーズ中で最重量。サイズ感としては、30lbモデルよりも10cm以上長いため、存在感もかなり大きいです。
その分、27.2kgまで量れます。ターゲットはマグロやGTなど、「30lbでは目盛りが振り切れてしまう魚」が対象になります。
ただ、実際の使用シーンを考えると少し難しさもあります。
私もトンジギ(トンボマグロジギング)やキハダキャスティング船にはよく乗りますが、釣れたとしてもフィッシュグリップを使う場面は少ないのが現実です。
船の上ではギャフやタモを使うことが多く、写真撮影時も膝において撮影するので、フィッシュグリップの出番は限られてしまいます。
さらに、マグロ船などでは30kgを超える個体も珍しくありません。そうなると60lbでも目盛りが振り切れて、結局数字が読めません。(前に書いたとおり、これは「壊れる」という意味ではなく「量れない」という意味です)
そうした点を踏まえると、60lbモデルは「怪魚ハンター」や「海外遠征での超大型魚狙い」といった特殊な釣りスタイルに特化したモデルといえるでしょう。
30lbスペシャル(Model 430)の特徴とおすすめシーン
公式サイトの説明はこうです。
「基本的には、130のボディに260のジョーを付けたもの。30ポンドまで1/2ポンド刻みで量れる。全長は10 3/4インチ」
つまりスペシャルの正体は「ジョーだけ60lb」。130より大きな下アゴの魚を掴めて、260より短いということです。(自重は公式が公表していませんが、ボディが130と同じなので260より軽いはずです)
スケールは30lbのままなので、量れる範囲は普通の30lbと変わりません。違うのは掴める口の大きさだけ、と考えてください。
ただし、価格もまさに「スペシャル」仕様。
通常のモデルよりも高価で、実用性だけで考えれば30lbモデルで十分だと私は感じています。
というのも、そもそも60lbが必要になるような魚種は限られており、私のようにブリやシーバスを中心に狙うスタイルであれば30lbで全く不満はありません。
まとめると、スペシャルが効くのは「口の大きい魚を、30lbの軽さで掴みたい人」です。ヒラマサやシイラのように口が大きく、それでいて30kgには届かない魚が主戦場なら、理屈のうえでは合っています。
ただ私のようにブリやシーバスが中心なら、通常の30lbで口の大きさに困ったことは一度もありません。値段も上がるので、まず30lbを買って、口の大きさで不満が出たら考える——というのが正直な感想です。
実釣レポート|ボガグリップでキャッチした大物たち

カタログスペックや使用感のレビューだけでは伝わらないのが、実際に釣り場で使ったときの信頼感です。
ここでは、私がボガグリップ15lb・30lbを使って実際に釣り上げた魚たちと、その時に感じたリアルな使用感をお伝えします。
「魚を落とさない保持力」や「正確な重量計測の便利さ」など、スペック表からは見えない実体験を交えて紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
自己記録更新!11.4kgのブリをキャッチ
この魚を釣った日は、まさに大きめのコノシロが接岸し、それを追った大型青物が回遊していた絶好のタイミングでした。
ルアーに襲いかかってきたのは、自己記録となる11.4kgのブリです。
掛けた瞬間から強烈な引きで、何度もドラグを引き出されながら格闘し、無事に足元まで寄せる事が出来ましたが、問題はランディング。
大きすぎてタモに収まらず、最初はどうキャッチするか迷いました。
そこで作戦を変え、慎重に魚を浅場のテトラ帯まで誘導し、最後の勝負はボガグリップ30lbで下顎を掴む形でキャッチしました。
暴れるブリをしっかりホールドしてくれた瞬間の圧倒的な安心感は、他のフィッシュグリップでは味わえないものでした。
さらにその場で11.4kgと正確に重量を計測でき、記録として残せたことは大きな喜びでした。
この経験からも、ボガグリップは単なる「魚を掴む道具」ではなく、記録級の魚を安全にキャッチし、正確に記録を残せる最強の相棒だと強く実感しました。
サーフでキャッチした5.3kgの座布団ヒラメ
もうひとつ印象深い釣果が、サーフで仕留めた5.3kgの座布団ヒラメです。
使用していたのは軽量コンパクトなボガグリップ15lb。
このモデルは全長も短く軽いため、荷物を最小限にしたいランガンスタイルの釣りでも邪魔にならず、常に携帯できるのが魅力です。
遠浅サーフでは、ヒラメを波打ち際から陸にずり上げるのが意外と難しく、最後のランディングでバラしてしまうケースも少なくありません。
この時も寄せた瞬間に強い波に押し戻されそうになりましたが、ボガグリップでしっかり掴んだことで安定したランディングが可能になりました。
そのまま正確に5.3kgと計量できたことで、自己記録級のヒラメを「釣った」という感動に加え、数字で残せる特別な一枚になりました。
ランガン主体でヒラメやマゴチを狙うアングラーにとって、軽量で信頼性の高い15lbモデルは本当に心強い存在です。
この2匹を獲った2台が、これです。
正直に書く|5年使って分かった、ボガグリップの弱点
ここまで褒めてきたので、弱点も書いておきます。 どれも「だから買うな」という話ではありませんが、知らずに買うと引っかかるところです。
①魚のアゴに穴が開くことがある
これがいちばん大きな論点です。 リリース前提で釣る人ほど、ここは知っておいてください。
公式は「保護粘膜を拭き取らないし、魚を突き刺すこともない」という立場です。 実際、タモで擦るより粘膜へのダメージは少ないと思います。
ただ日本の釣り人の間では、下アゴの薄い部分が貫通したという報告が繰り返し出ています。 これはボガグリップに限らず下アゴを挟むタイプ全般の話で、構造上、 重い魚を吊るほど1点にかかる力が増えるので、リスクが上がるのは当然です。
減らし方は単純で、大きい魚ほど、掴んだまま宙吊りにしている時間を短くすること。 写真を撮るなら、もう片方の手で腹を支えて体重を分散させる。 量るときも、必要な数秒だけ吊って、あとは体を支える。これだけでだいぶ違います。
逆に言うと、「片手で吊り下げたまま長時間ブツ持ち撮影」が一番よくないということです。 これはボガの欠点というより使う側の問題ですが、 ボガは保持力が強くて楽に吊れてしまうぶん、つい長く吊ってしまう—— という意味では、道具側の性質でもあると思っています。
②目盛りがポンドしかない
kgの目盛りはありません。アメリカ製なので当然といえば当然なのですが、 釣り場で「えーと、11ポンドだから…」と暗算することになります。
慣れれば「ポンド÷2から少し引く」で足りますが、 記録を狙っている場面で暗算したくない人には地味にストレスです。 この記事の後半に換算表を置いたので、必要ならスクリーンショットしておいてください。
③軽くはない
私は重さを気にしないタイプなので前半で「気にならない」と書きましたが、 数字としては軽くありません。
15lbで255g、30lbで454g。数千円のアルミ製フィッシュグリップは100g前後のものが多いので、 30lbなら4倍以上です。ベストの前側に付ければ確実に感じます。
ここを一番気にするなら15lbです。約200gの差は、ランガンでは体感できます。
④値段。そしてそれを正当化できるかどうか
2万円台です。数千円のフィッシュグリップの、5倍から10倍します。
正直に言うと、耐久性だけでは、この差額は正当化できません。 数千円のグリップが2年もつなら、10年で買い替える回数は5回。合計するとボガより安く収まる計算になります。
差額を払う理由は2つだけだと思っています。
- 一生に何度もない記録魚を、最後の1秒で落とさないこと。安いグリップは魚が暴れると緩みますが、ボガは吊るほど締まるので、持ち上げてから緩みません
- その場で重さが残せること。「デカかった」で終わらず、数字で残る
この2つに2万円の価値を感じない釣りなら、買わなくていいと思います。 目安は「5kgを超える魚が掛かる可能性がある釣りかどうか」。 ショアの青物、ランカーシーバス、大型ヒラメを狙うなら、落とす1匹のほうが高くつきます。 アジ・メバル・セイゴまでなら、数千円のもので足ります。
使い方と、正確に量るためのコツ
掴むだけなら説明は要りませんが、「正確に量る」となると少しコツがあります。 公式の説明書に書いてあるのに、日本語ではあまり紹介されていない話なので、まとめておきます。
基本の操作
- 黒いグリップを握り、人差し指か親指でトリガーを手前に引くとジョーが開く
- 魚の下アゴの先端にジョーを回し込む
- トリガーを離すと閉じてロックされる
- 持ち上げる。魚の重みで、ジョーはさらに強く締まっていく
- 離すときは、魚を水・船・岸に置いてからもう一度トリガーを引く
ポイントは4番です。ボガグリップは吊り下げるほど締まる構造なので、 持ち上げてから緩むことがありません。 安いフィッシュグリップで魚を落とすのは、たいてい「暴れた拍子に緩む」からです。ここが決定的に違います。
公式が挙げている4つの仕組み
| 仕組み | 何をしてくれるか |
|---|---|
| ①ジョーの配置 | 魚の重みでより強く閉じる向きに付いている |
| ②ロック機構 | いちばん締まった位置で止まる |
| ③スイベル | 魚が回転しても手にねじれが伝わらない |
| ④ショックアブソーバー | 魚が暴れたときの衝撃を吸収する |
④はほとんど知られていません。スケールのバネがそのままショックアブソーバーとして働くので、 魚が一瞬暴れても、その力が直接アゴに掛かりません。 「ボガで掴んだ魚はアゴが裂けにくい」と言われる理由はここにあります。
★正確に量る3つのコツ
①できるだけ垂直に吊る。斜めになると数値がずれます。
②死んだ魚や物を量るときは、リストストラップで吊る。 公式いわく、手で持つより紐で吊ったほうがスケールが鉛直になって正確とのこと。 逆に生きている魚は自分で真下を向くので、グリップを握ったまま量って構いません。
③水平に引いて力を測るときは、約284g(5/8ポンド)足す。 これは魚を量る話ではなく、ドラグの実測などに使うときの補正値です。 説明書に「add 5/8 pound」とはっきり書いてあります。かなりマニアックですが、 ボガをドラグチェッカー代わりに使っている人には効く数字だと思います。
精度はどのくらい?
公式は「1台ごとに認定分銅で校正し、誤差は1目盛り以内に収めている」としています。 これを実際の数字に直すとこうなります。
| モデル | 目盛り | 保証される誤差 |
|---|---|---|
| 15lb(315) | 1/4lb | ±約113g |
| 30lb(130)・30lbスペシャル(430) | 1/2lb | ±約227g |
| 60lb(260) | 1/2lb | ±約227g |
デジタルスケールのほうが細かい数字は出ますが、ボガはバネ式なので電池が要らず、濡れた場所でも動きます。 そして何より、この誤差の範囲をメーカーが保証しているという点が違います。
メンテナンス|「錆びない」の、本当のところ
前半で私は「シーズンオフにまとめて水洗いする程度でサビはゼロ」と書きました。これは本当です。 ただ公式の指示はもっと厳しいので、正直に併記しておきます。
★公式は「海水に使ったら毎日すすげ」と書いている
Model 430の説明書に、こうあります。
重要: 17-4PHステンレスのジョーは、海水にさらしたあと毎日真水ですすぐこと。すすがないと染みが出ます。
「オールステンレスだから錆びない」と紹介されがちですが、メーカー自身は毎日のすすぎを求めています。 しかもここで出てくる17-4PHは、本体の300系とは別の材質です。
ややこしいのは、公式サイトの別のページには「スケールのバネ以外はすべて300系ステンレス」と書いてあること。 430は260のジョーを使うモデルなので、そこだけ材質が違う可能性が高いと思いますが、 公式内で表記が揃っていないのは事実です。この記事では「430の説明書にはこう書いてある」という形で載せておきます。
やることは3つだけ
- 泥水・海水に使ったら真水ですすぐ。そのまま乾かすとザラつく残留物が残って、動きが渋くなる
- 注油は「トリガーピン・ジョーピン・接合リベット」の3箇所に1〜2滴。軽い機械油でよい(無給油でも動く、とは公式も認めています)
- 氷点下で釣るならシリコンを使う。油だと固まるため
砂だけは本当にまずい
公式の言い方が強烈なので、そのまま訳します。
砂は、可動部を持つあらゆる物にとって確実な死を意味する。
ただし救いもあって、「ビーチで落として砂が入っても、水中で洗えば動くようになる」とも書いてあります。 帰ってから分解清掃が必要なこともある、という但し書きつきですが。
私はサーフでヒラメを狙うので砂の上に置くことは日常茶飯事ですが、 その日のうちに真水をかけておけば、渋くなったことはありません。 サーフをやる人ほど、帰りに一度すすぐ癖をつけておいたほうがいいと思います。
分解できます(公式に手順があります)
意外と知られていませんが、ボガグリップはユーザーが分解できる設計で、 公式の説明書に分解と組み立ての手順が図解つきで載っています。
3本のピンを抜いて、本体から各パーツを引き抜いていく形です。 付属の専用ツール(アセンブリツール)を使うのが前提で、 金属ハンマーで叩くとツールが傷むので樹脂ハンマーか木片を使え、とまで書いてあります。
部品にはすべて番号が振られていて、パーツリストも公開されています。 「壊れたら終わり」ではなく「開けて直せる道具」として作られている——これが、 一生モノと言われる本当の理由だと私は思っています。
世界記録を申請するには|IGFA検定の実際
「ボガグリップはIGFAの記録申請に使える」——これはよく書かれていますが、 そのために何をするのかまで書いてある日本語の記事を、私は見つけられませんでした。 IGFAの公式情報をまとめておきます。
まず前提として、買ってきたそのままでは記録申請に使えません。 IGFAにスケールを送って検定を受ける必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 100ポンドまでのスケール |
| 費用 | 会員 $40(返送料込み)/認定ガイド・キャプテンは $30 |
| 所要時間 | 10〜15分 |
| 受付 | 月〜金 9:00〜16:30(祝日を除く) |
| 送り先 | IGFA本部(フロリダ州デイニアビーチ) |
| 検定の期限 | 捕獲日から1年以内に検定を受けたスケールであること |
| 検定機関 | IGFA本部のほか、信頼できる民間の検定業者や、地域の公的な計量機関でも可 |
持ち込みでも郵送でも受け付けています。作業自体は10〜15分で終わるので、 アメリカに行く用事があるなら持って行くのがいちばん早い、ということになります。
ちなみにボガグリップは4,100件を超えるIGFA世界記録の重量認定に使われていて、 2004年以降、IGFAのスケール部門で毎年1位を取り続けています。 記録を狙う人にとっての標準装備、というのは誇張ではありません。
とはいえ、ほとんどの人には検定は要りません。 自己記録を数字で残したいだけなら、買ったままの状態で十分です。 「本気で世界記録を狙うなら年1回$40」という話だと思ってください。
どこで買う?価格の目安と、買うときの注意
正直に言うと、ボガグリップは安くありません。 そして売っている場所によって、かなり値段が違います。
| 15lb | 30lb | 60lb | 30lbスペシャル | |
|---|---|---|---|---|
| 日本の正規代理店 | 3万円台前半 | 3万円台前半 | 5万円台半ば | 取り扱いなし |
| 大手通販 | 2万円台前半 | 2万円台前半 | 4万円台後半 | 4万円台前半 |
大手通販のほうが1万円近く安いのが実情です。 その分、出品しているのがメーカーでも正規代理店でもないことが多いので、 そこは理解したうえで選んでください。
★15lbが安い、はもう成り立ちません
以前は15lbのほうが1万円ほど安かったのですが、 今は15lbと30lbの値段がほぼ同じです。 私が確認した限り、2週間で15lbだけが6割ほど値上がりして、30lbに並びました。
つまり「予算的に15lb」という選び方が、いまは成立しません。 値段が同じなら、選ぶ基準は「軽さと目盛りの細かさ」対「掴める魚の大きさ」だけになります。
価格はよく動くので、正確な金額は下のリンクから確認してください。 この記事に実額を書かないのは、書いた瞬間に古くなるからです。
検索すると別物が混ざります
これは知っておいたほうがいいのですが、通販サイトで「ボガグリップ」と検索すると、 1,000円台〜4,000円台の商品がたくさん出てきます。
これらは偽物ではありません。 アズーロやドレスなど、ちゃんとしたメーカーが出している別のフィッシュグリップが、 商品名に「ボガグリップ」という言葉を入れているだけです。
なので見分け方は簡単で、値段を見ればいい。 数千円で売られているものは、ボガグリップではありません。
ボガグリップは安いときでも1万円台後半、いまは2万円台からです。桁がひとつ違います。
ついでに言うと、それらが悪い製品というわけでもありません。 「3万円は出せないけど、そこそこ使えるものが欲しい」という人には、 そちらのほうが合っている可能性は普通にあります。 用途が違うだけだと思ってください。
価格帯ごとのフィッシュグリップは、こちらで比較しました。

ボガグリップのよくある質問
ポンド表示が分かりません。kgでいくつですか?
ボガグリップの目盛りはすべてポンド(lb)表示で、kgの目盛りはありません。換算表を置いておきます。
| 目盛り | kg | 目盛り | kg |
|---|---|---|---|
| 1 lb | 0.45kg | 20 lb | 9.1kg |
| 3 lb | 1.4kg | 25 lb | 11.3kg |
| 5 lb | 2.3kg | 30 lb | 13.6kg |
| 8 lb | 3.6kg | 40 lb | 18.1kg |
| 10 lb | 4.5kg | 50 lb | 22.7kg |
| 15 lb | 6.8kg | 60 lb | 27.2kg |
ざっくり「ポンド÷2から、ちょっと引く」と覚えると釣り場で計算できます。 10lbなら5kgより少し軽い、という感覚です(正確には0.4536倍)。
30lbは何キロまで使えますか?
量れるのは13.6kgまでです。ただしこれはスケールの上限であって、壊れる限界ではありません。公式は「30ポンドの魚を余裕で扱える」としており、海外の販売店には「表示の2倍まで扱える設計」と書いているところもあります。13.6kgを超える魚を掴むこと自体は可能ですが、数字は読めなくなります。
15lbと30lbは、どちらを買えばいいですか?
今は値段がほぼ同じなので、「量りたい魚の重さ」で決めてください。6.8kgを超える魚(ブリ、大型のヒラマサ、シイラなど)を狙うなら30lb。シーバス・トラウト・ヒラメが中心なら15lbで足ります。15lbは目盛りが2倍細かい(1/4lb刻み)ので、「あと100g」を競う釣りではむしろ15lbが有利です。私は最初に15lbを買い、そのあと30lbを買い足して、今は30lbがメインです。
30lbとスペシャルは何が違いますか?
ジョー(掴む部分)の大きさだけです。スペシャル(Model 430)は30lbの本体に、60lbのジョーを付けたもの。量れる範囲は30lbと同じ13.6kgで、そこは変わりません。違うのは掴める口の大きさだけなので、「口の大きい魚を、60lbより軽い道具で掴みたい」という人向けです。
30lbスペシャルは廃盤ですか?
日本の正規代理店が扱っていないだけで、本国では現行品です。米国公式サイトは今もModel 430を掲載していますし、説明書のPDFも2026年4月付で更新されています。日本では大手通販に並ぶことがありますが、在庫は安定しません。
メーカーはどこの国ですか?
アメリカ・アラバマ州の Eastaboga Tackle 社です。「ボガ」はこの会社がある町(イースタボガ)の名前から来ています。フロリダの会社と書かれていることがありますが、それはIGFA本部の所在地との混同です。素材も製造もアメリカ国内で完結しています。
読み方は「ボガグリップ」で合っていますか?
合っています。英語では Boga Grip と書き、「ボガグリップ」で通じます。日本の正規代理店の表記も「ボガグリップ」です。
本当に錆びませんか?
錆びにくいのは事実ですが、「何もしなくていい」わけではありません。公式は「海水に使ったら毎日真水ですすぐこと。すすがないと染みが出る」と明記しています。私自身はシーズンオフにまとめて洗う程度でサビはゼロですが、すすぐに越したことはないというのが正直なところです。
壊れやすいですか?耐久性はどのくらいですか?
私は5年以上・のべ1000回以上使って、破損はゼロです。そのうえで大事なのは、ボガグリップは分解できるということ。公式に分解手順とパーツリストがあるので、動きが渋くなったら開けて掃除すれば戻ります。「壊れたら終わり」の道具ではありません。
メンテナンスに油は必要ですか?
公式は「無給油でも問題なく動く」としています。そのうえでトリガーピン・ジョーピン・接合リベットの3箇所に、軽い機械油を1〜2滴を推奨。氷点下で釣るときは油ではなくシリコンを使ってください。
青物やシーバスに使えますか?
まさに得意分野です。私は30lbで11.4kgのブリ、15lbで5.3kgのヒラメを掴んでいます。注意が必要なのは逆方向で、カジキやサメなど「下アゴを掴む行為そのものが危険な魚」は公式が想定外としています。逆に歯のある魚やヌメる魚は、公式が「こそ向いている」と挙げている得意分野なので、タチウオやサワラには問題なく使えます。
デジタルスケールとどちらがいいですか?
細かい数字が欲しいならデジタル、現場で確実に動くならボガです。ボガはバネ式なので電池が不要で、濡れても動きます。そして誤差を1目盛り以内とメーカーが保証している点が違います。15lbなら±約113g、30lb以上なら±約227gです。
世界記録の申請に使えますか?
使えますが、そのままでは申請できません。IGFAにスケールを送って検定を受ける必要があります。会員なら$40で、捕獲日から1年以内に検定を受けたスケールであることが要件です。検定はIGFA本部でなくても、信頼できる民間の検定業者や地域の計量機関でも構いません。記録を狙わないなら検定は不要で、自己記録を数字で残すだけなら買ったままで十分です。
まとめ|ボガグリップは最強のフィッシュグリップ
これまで数多くのフィッシュグリップを使ってきましたが、いまのところボガグリップ以上に信頼できる製品には出会っていません。
5年以上・1000回以上の釣行で使い続けても壊れず、サビもなく、実釣では記録級の魚を安全にキャッチしてきました。(私はメンテがかなり雑ですが、公式は海水のあと毎日すすぐことを求めています。そこは真似しないでください)
ラインナップは15lb・30lb・60lb・30lbスペシャルとありますが、ほとんどの釣り人にとっては、実際に私も愛用し続けている30lbモデルが最もバランスが良く、万能な選択肢になると思います。
シーバスや青物、ヒラメといった人気ターゲットを余裕でカバーでき、耐久性も十分。
15lbと30lbは今や値段がほぼ同じなので、軽さと目盛りの細かさを取るなら15lb、掴める魚の幅を取るなら30lb。30lbでは目盛りが振り切れる魚を狙うなら60lb、口の大きい魚を30lbの軽さで掴みたいならスペシャル(Model 430)、という選び方になります。
「フィッシュグリップ探しの旅」を終わらせたい方、ランディングに不安を感じたくない方にとって、ボガグリップは間違いなく最強の相棒になります。
私自身、この先もずっと愛用し続ける道具であり、自信を持っておすすめできるフィッシュグリップです。
ライトゲーム向けの最強フィッシュグリップはコレ!
中型〜大型魚が相手ならボガグリップが第一候補ですが、アジやメバル等のライトゲームにはコチラのフィッシュグリップが最強です!
第一精工 ワニグリップ

ワニの口のような形状をしたトング型のフィッシュグリップ。
誰でも直感的に使いやすく、壊れづらいライトゲームのマストバイアイテム!
第一精工 ガーグリップ

ガーの口のような形状の、ハサミ型のフィッシュグリップ。
魚の胴体を挟む使い方に加えて、口を掴む事もできるのでライトゲームだけでなく中型魚にも対応可能な万能フィッシュグリップ!


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