こんにちは、つりはる代表のはるです。
私は年間200釣行しており、これまでに10種類以上のフィッシュグリップを使ってきましたが、その中でも最もライトゲームに適していると感じているのが第一精工の「ワニグリップシリーズ」です。
アジングやメバリングなどの小型魚を安全に、そしてスピーディーに掴めるグリップ力と扱いやすさが最大の魅力。
特にミニモデルは携帯性も抜群で、私自身ライトゲームでは常に愛用しています。
今回は、実際に両方を長期間使い込んできた経験をもとに、使用感・違い・おすすめの使い分け方を徹底解説していきます。


ワニグリップ/ワニグリップミニとは?基本仕様と特徴

ワニグリップは、第一精工が開発したライトゲーム専用のフィッシュグリップで、アジやメバルなどの小型魚を素早く・安全に掴めることを目的に設計されたモデルです。
一般的なフィッシュグリップのように魚の口を掴むタイプではなく、魚の体をトングのように挟み込む構造が特徴。
ワニの歯のようなギザギザした噛み合わせによって、滑りやすい魚体でもしっかりホールドできるため、夜釣りや風の強い日でも安心して使えます。
また、携帯性を重視してさらにコンパクトにしたのがワニグリップミニ。
ポケットにも入るサイズ感で、アジングやメバリングなどの小型魚メインの釣りにぴったりの一本です。
どちらもシンプルで壊れにくく、長期間使用に耐えるタフさが魅力。実際に私自身も、数年以上ライトゲームで使い続けています。
次の項目では、それぞれのモデルの特徴と違いを詳しく解説していきます。
ワニグリップの仕様と特徴

ワニグリップは、第一精工が展開するライトゲーム専用の定番フィッシュグリップです。
最大の特徴は、トングのように開閉して魚を挟むシンプルな構造。
先端部分には細かいギザ歯状の滑り止め加工が施されており、小さなアジやメバルでもしっかりキャッチできます。
ボディは軽量でありながら剛性が高く、長期間の使用にも耐える設計。
第一精工の製品はどれも作りがよく、余計な装飾がない分、扱いやすく壊れにくくとにかくコスパが高いです。
片手でスムーズに開閉できるグリップ構造なので、夜釣りなど片手が塞がりがちな場面でもストレスなく使えます。
トング型のフィッシュグリップ(魚つかみ)は、ダイソーでも売られていたり安価な物も多いですが、ワニグリップは比べ物にならない程のホールド力と安定感があります。
実際に使っていて感じるのは、「とにかく掴みやすい」ということ。
手の小さい人でも力を入れやすく、滑る魚でもしっかりホールド可能。
掴める魚のサイズとしては
アジやメバル等の小型魚〜一般的な45cm程度の中型魚程度なら基本的には挟む事ができます。
ワニグリップミニの仕様と特徴

ワニグリップミニは、基本構造こそ通常モデルと同じですが、軽量化とコンパクト化が進んだモデルです。
携帯性と取り回しのしやすさを重視して設計されており、ライトゲームとの相性は抜群です。
一見すると通常のワニグリップとサイズ差はそれほど感じませんが、数値で見ると
開き幅:125mm → 105mm
重量:130g → 80g
と、約50gの軽量化がされており、実際に私も両方持っていますが、持ち比べるとその差は明確。
小さいのでライトゲーム用の小さなタックルボックスやポーチ、ベストのポケットにもすっきり収まります。
対応できる魚のサイズは、おおよそ5cm程度の超小型魚から35cm前後まで。
アジングやメバリングといったライトゲームでの使用であれば、このミニのサイズで十分対応可能です。
また、軽量ながらグリップ力は十分強く、タチウオやカマス、イカといった滑りやすい魚種でもしっかりキャッチ可能。
ライトゲームを中心に楽しむ人には、こちらの「ミニ」の方が断然おすすめです。
ワニグリップとワニグリップミニ、どっちを選ぶべき?

「ワニグリップ」と「ワニグリップミニ」どちらも第一精工が誇る定番フィッシュグリップですが、実際に使ってみると用途や扱いやすさに違いがあります。
ライトゲーム中心の人や、アジング・メバリングをメインにしている人にとっては特に選び方が重要。
ここでは、両モデルを実際に使用してきた経験から、それぞれどんな人に向いているのかを詳しく解説します。
ワニグリップがおすすめできる人
アジングやメバリングなど、ライトゲームをメインにしている方で、尺アジや尺メバルといった少し大きめのサイズも狙いたい人にはワニグリップがおすすめです。
しっかりとした掴み心地があるため、30cmを超える魚でも安定して保持できます。
実際に私もワニグリップとワニグリップミニ両方保持していますが、サイズ狙いのアジングではワニグリップミニではなく、こちらのワニグリップを必ず使うようにしています。
43cmのギガアジまでは実際にキャッチ出来ているので、大型のアジでも安心して使えます。
また、カマス・タチウオ・小型青物・イカなどの小型〜中型の魚に対しても、グリップ力が強く、魚が暴れても滑りにくいので、リリース派の人や安全に魚を扱いたい人にも最適です。
さらに、口を掴むタイプのフィッシュグリップをすでに持っている人にもおすすめで
「大型魚狙いは口を掴むタイプのフィッシュグリップ」「小型〜中型の魚はワニグリップ」
といった形で、シーンによって使い分けることで、釣行の快適さが格段に上がります。
ワニグリップミニがおすすめできる人
アジングやメバリングがメインで、サイズ狙いよりも数を釣りたい派の人にはワニグリップミニがおすすめです。
軽量で携帯性が高く、狭い場所や短時間の釣行でも使いやすい設計になっています。
特にランガン(移動しながらの釣り)を中心に楽しむ人や、車以外での釣行をする人など、荷物を最小限にしたい方に最適。
手のひらサイズなのでポケットやバッグにも簡単に収納でき、取り出しやすさも抜群です。
実際、私自身もアジングでは尺アジを狙うこともありますが、豆アジ狙いの繊細な釣りの方が好きで数釣り派。
そのため、殆どのアジング釣行ではワニグリップミニをメインで使用しています。
なんだかんだ不意に尺アジや大サバがかかっても全然掴めるので、安心してライトゲーム全般に使える一本です。
どちらもおすすめ出来ない人|他のおすすめフィッシュグリップを紹介!
ワニグリップ・ワニグリップミニはライトゲームに最適ですが、釣りのスタイルや狙う魚種によっては他のグリップの方が適している場合もあります。
ここでは、大型魚を狙う人や、1本で幅広く対応したい人向けに、他のフィッシュグリップを紹介します。
大型魚狙いの人

ワニグリップやワニグリップミニはあくまでライトゲーム向け。
大型青物(ブリ・ヒラマサ・カンパチ等)や、ランカーシーバス等の大型魚をメインターゲットにしている人には、保持力や強度の面で不安が残ります。
そんな方には、圧倒的な信頼性と耐久性を誇る「ボガグリップ」がおすすめ。
ステンレスボディで塩害にも強く、長年使えるフィッシュグリップです。
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万能なフィッシュグリップが欲しい人

「ライトゲームもするけど、中型〜大型魚にも両方使えるフィッシュグリップが欲しい」という人には、ワニグリップと同じ第一精工のフィッシュグリップの「ガーグリップMCカスタム」が最もおすすめ。
こちらはトングではなくハサミタイプの魚掴みで、ワニグリップ同様の魚の胴体を掴む使い方に加えて、先端部分を使って魚の口を持つ掴み方も可能。
アジやメバルなどの小魚から、シーバス・マゴチなどの中型魚に対応出来、頑張れば不意の大型魚まで1本で対応できます。
実際に私も10種類以上のグリップを使ってきましたが、ガーグリップMCカスタムは万能性が群を抜いています。
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5年以上使って分かったワニグリップのリアルな評価・感想

私はワニグリップは8年以上、ワニグリップミニは5年以上使い続けてきました。
数え切れないほどの魚を掴んできた実体験から、長期使用で見えた「本当の耐久性」「使い心地」、そして「注意したいポイント」をまとめます。
耐久性と使いやすさは想像以上
釣行回数が多い上に、かなり雑にフィッシュグリップを扱ってしまっている私ですが、5年を超える長年の使用でも破損ゼロ。
掴み辛くなった感覚や、グリップ部分の欠けや歪みも特に感じず、海水・砂・日差しに晒しても問題なく使えています。
ワニグリップより安価なフィッシュグリップも多数存在していますが、この耐久性を考慮すると間違いなくコスパは最強と断言出来ます!
標準装備のカラビナが地味に便利で、ベストやバッグにサッと掛けられ、取り出しが早いのも実釣で効きます。
さらに、ミニでも通常でも、少々無理やりにはなりますがタックルボックスのロッドホルダーに差し込めるので、移動中の携行や取り回しが快適。
片手で開閉しやすく、ナイトゲームやランガンでもテンポを崩さない操作性は大きなアドバンテージです。
魚へのダメージとサイズ感の注意点
ギザギザの噛み合わせは小型魚でもしっかり掴め、見た目の割に魚へのダメージは少なく普通に使えば傷つけずにキャッチする事ができますが、力任せに強く挟むと魚を傷つけやすいのは注意してください。
リリース前提なら、握力を抜いて“必要最小限”の力で保持するのがコツです。
軽く掴むだけでも十分ホールドしてくれます。
掴める魚の限界値ですが、50cm以下の中型青物(ハマチやショゴ等)は実際に何度か掴んだ事があるので、このレベルの魚までは「頑張ればワニグリップで掴める」ものの、強く暴れられると魚体ダメージが出やすいので、リリースする方は使用避けるのが吉です。
「小型中心のライトゲーム」はベストマッチですが、明らかに大きい魚はボガグリップのような口掴みタイプに任せた方が安全かつ魚に優しいです。
ワニグリップのカラーバリエーション・アタッチメント・派生モデルまとめ

画像引用元:第一精工 公式サイト
第一精工のワニグリップシリーズには、カラーやアタッチメント、派生モデルなど、使う人や釣りスタイルに合わせて選べる豊富なバリエーションがあります。ここではそれぞれの特徴と、実際に私が使って感じたポイントを解説します。
カラーバリエーションは3色展開
ワニグリップには、ブラック・フォリッジグリーン・ダークアースの3色があります。
どのカラーも落ち着いたミリタリーテイストで、バッグやタックルとの相性も抜群。
特に夜釣りではフォリッジグリーンやダークアースが視認性が高く、落としても見つけやすいです。
見た目の好みはもちろん、夜釣りでの使い勝手も考慮して選ぶのがおすすめです。
ホルスター付きモデルもあり


別売りでホルスター付きモデルもラインナップされています。
汚れが気になる方や、ゲームベストなどに直接取り付けたい方には特におすすめ。
ただしホルスターは底面に水抜き用の穴が空いているため、バッグの中などに入れる場合は完全に汚れを防げるわけではありません。
実際、私も最初はホルスター付きモデルを購入しましたが、最終的には外してクーラーやタックルボックスのロッドホルダーに直挿ししています。

なお、「ホルスターベースMC」という別売アイテムを使えば、クーラーなどにホルスターを固定できるようになるので、より便利に使いたい方にはこちらもおすすめです。
上位モデル「ワニグリップエアー」も存在

さらに高強度なモデルとして、「ワニグリップエアー」も販売されています。
口がより大きく開き、見た目もスタイリッシュな設計ですが、正直やや中途半端な印象。
第一精工の製品にハズレはほぼありませんが、中型以上の魚を掴む用途なら「ガーグリップMCカスタム」、大型魚をメインに狙うなら「ボガグリップ」の方が圧倒的に使いやすいです。
ライトゲーム中心の方には、従来のワニグリップ・ワニグリップミニの方がコスパ・操作性ともにバランスが取れています。
まとめ|ワニグリップはライトゲーム最強の相棒


ワニグリップとワニグリップミニは、どちらもライトゲームで欠かせない名作フィッシュグリップです。
用途によって使い分けるのが理想ですが、ライトゲームで数釣りよりサイズ狙いの人はまずはワニグリップ、サイズ狙いより数釣りの人はまずはワニグリップミニを選ぶのがおすすめです。
実際に私も8年以上使ってきましたが、壊れる気配すらなく、アジングやメバリングの相棒として欠かせない存在になっています。
カラビナやホルスターの拡張性も高く、カスタムすればより快適に使える点も魅力です。
第一精工らしい、細部まで考え抜かれた設計で、どのモデルも間違いのない選択になるでしょう。
もし中型魚も視野に入れるならガーグリップMCカスタム、大型魚メインならボガグリップなどにステップアップするのもおすすめです。
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