こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
ダイワの12本編みのPEライン「PEデュラセンサー×12EX+Si3」の26年モデルが、2026年10月に出ました。
力こぶのイラストに「マッスル MUSCLE PE」と大きく入ったパッケージを、SNSで見かけた人も多いと思います。
中身は、2024年に出た×12EXのリニューアルです。
公式の資料どうしで比べると、変わったのは値段と、号数と巻きの長さの並びの2つで、号数ごとの強さも糸の作りの説明も2024年モデルと同じです。
強さも説明も同じまま約2割安くなったので、これから買うなら26、旧型は26より安く買えるときだけ選べば十分です。
お店ではルアーとラインの売り場を担当していて、新しいラインが出たら基本は自分で試しています。
エギングではこれまで1,000匹以上のイカを釣ってきました。
同じ12本編みでエギング専用のエメラルダス×12EXも使ったことがあります。
26の×12EXは、私もエギングで試してみるつもりです。
使ったら、その感想をこのページに追記します。
ここでは先に、公式の数字で分かることを整理しました。
エギングで使う人向けに、選び方だけ先に置いておきます。
くわしい理由はエギングに巻くならどれ?に書きました。
- エギングだけに使う:エギング専用のエメラルダス×12EX
- シーバスなどほかの釣りにも使う:26の×12EX 5カラーの0.6号か0.8号・150m
- 初めてのエギング・費用を抑えたい:8本編み
26で変わったこと・変わっていないこと|旧型との見分け方

| 2024年モデル(旧) | 26モデル | |
|---|---|---|
| 値段(150m) | 高め | 約2割安い |
| 150mの号数 | 0.3〜3号 | 5カラーは0.5〜1.5号・ライムグリーンは0.3〜2号 |
| 200m | 5カラー0.5〜5号・ライムグリーン(LGM)0.5〜2号 | ライムグリーンだけ・0.5〜2号 |
| 300m・400m | あった | 汎用には無い(ソルティガ側へ) |
| パッケージ | マッスルPEのロゴ入り | ほぼ同じ |
| 同じ号数の強さ | 0.6号13lb・1号22lb | 同じ |
| 糸の作りの説明 | 角打ち・EX加工・+Si3 | 同じ文面 |
値段がおよそ2割下がった
いちばん大きいのは値段です。
メーカーの希望価格どうしで比べると、0.4号以上の150m巻きで2割強、200m巻きと100m連結で2割弱下がりました。
0.3号と0.35号の150m巻きは、ほかの号数より値段が少し高めです。
ただ、2024年モデルはお店によっては値引きされて売られているので、買うときは、26と旧型の両方の値段を見比べてみてください。
号数と巻きの長さが整理された
2つ目は、汎用モデルで選べる号数と長さの並びです。
26の汎用は、150m巻き(5カラーとライムグリーン)、200m巻き(ライムグリーンだけ)、100m連結(5カラー)の3つになりました。
2024年モデルでは汎用にもあった5カラーの200m巻き・300m巻き・400m巻きは、26では汎用から外れ、ソルティガのほうに入っています。
太い号数を長く巻くオフショアの釣りはソルティガ、エギングやシーバスのような細めの号数は汎用、と分けたように見えます。
変わっていないこと|強さと、糸の作りの説明
反対に、変わっていないのが糸そのものの数字と説明です。
号数ごとの強さ(0.6号13lb、0.8号16lb、1号22lbなど)は2024年モデルと同じ数字で、角打ち、EX加工、+Si3といった説明も、2024年モデルと同じ文面です。
公式ページには、糸の素材や加工を新しくしたという書き方は見当たりません。
2024年モデルの在庫と26の見分け方
26が出たばかりなので、お店や通販では2024年モデルと26が並んで売られています。
どちらも名前は「UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3」で、力こぶのイラストと「マッスル MUSCLE PE」のロゴも2024年モデルのパッケージにすでに入っています。
見た目だけでは見分けにくいので、次の点を見てください。
| 見るところ | 26モデル | 2024年モデル(旧) |
|---|---|---|
| 商品名 | 頭に「26」が付く | 「26」が付かない |
| Amazonの商品名 | 10月末の時点では見当たらない | 「2024年モデル」と書いてあるものが多い |
| ライムグリーンの表記 | ライムグリーン(LG) | LGM |
| 5カラーの200m・300m・400m | 汎用には無い | ある |
| JANコード | 4550133768828〜4550133769191の範囲 | 別の番号(例: 4550133455827) |
たとえばエギングでよく使う5カラーの0.6号150mなら、26のJANコードは「4550133769009」です。
JANコードは、お店ならパッケージの裏のバーコードの下にある13桁の数字、通販なら商品ページのJANコードの欄で確かめられます。
通販で迷ったときは、これを見るのがいちばん確実です。
旧型は在庫限りで、号数や長さによってはもう売り切れていることもあります。
26のほうは、楽天市場かYahoo!ショッピングで探せば見つかります。
26 PEデュラセンサー×12EX(マッスルPE)とは|ダイワの12本編みPE

26の汎用モデルの正式な名前は「26 UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3」です。
発売は2026年10月で、オフショア向けの「26 UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3」も同じ月に出ています。
デュラセンサーの中での位置
ダイワのPEラインの「デュラセンサー」は、編み数と加工、向く釣りでいくつにも分かれています。
×12EXがどこにいるかを、ざっくり並べるとこうなります。
| ライン | 編み数 | 表面の加工 | 向く釣り |
|---|---|---|---|
| PEデュラセンサー×4+Si2 | 4本 | +Si2 | 汎用 |
| PEデュラセンサー×8+Si2 | 8本 | +Si2 | 汎用 |
| PEデュラセンサー×8EX+Si3 | 8本 | EX加工・+Si3 | 汎用 |
| PEデュラセンサー×12EX+Si3 | 12本 | EX加工・+Si3 | 汎用 |
| エメラルダスデュラセンサー(×4・×8・×12EXなど) | 4〜12本 | モデルによる | エギング |
| ソルティガデュラセンサー(×8・×12EX) | 8・12本 | モデルによる | オフショア |
| ベイトキャスティングデュラセンサー×12EX+Si3 | 12本 | EX加工・+Si3 | ベイトリール |
表は横にスクロールできます。
×12EXは、汎用のデュラセンサーの中でいちばん上に位置するラインです。
マッスルPEとは|ダイワの高密度PEに付くシリーズ名
マッスルPEは、12本編みだけの名前ではありません。
ダイワが「高密度PE」と呼ぶラインに付けているシリーズ名で、UVF、TOUGH PE、EvoSilicone(+Si2や+Si3)、マッスルBraidingという4つの技術がそろったものが名乗れます。
×12EXは、そこにEX加工を足したラインです。
角打ち・EX加工・+Si3|潰れにくく、表面が滑らかで、擦れに強い
ダイワの説明では、普通の丸打ちで12本の糸を編むと、断面の真ん中に空洞ができてしまいます。
×12EXは「角打ち」という編み方で、この空洞ができないようにしていて、潰れにくく擦れにも強いとしています。
EX加工は、糸の表面の凹凸を減らして滑らかにする加工です。
公式は、飛距離が伸びる、ガイドを通るときの音が小さくなる、ゴミが付きにくい、毛羽立ちにくい、という効果を挙げています。
+Si3は、ダイワのシリコン加工の3世代目です。
×8で使われている+Si2より、擦れと耐久に強くなったとされています。
どれだけ強くなったかは、公式ページの中に「Si2比:約150%」と「+Si2のおよそ1.3倍」の両方の書き方があるので、+Si2の約1.3〜1.5倍と幅で受け取っておくのが無難です。
号数・強さ・長さの一覧
26の汎用モデルで選べる号数と強さを、公式の表からまとめました。
100m連結(5カラー・0.6〜15号)は表に入れていません。
強さの単位のlb(ポンド)は、13lbでおよそ5.8kgです。
| 号数 | 強さ | 150m 5カラー | 150m ライムグリーン | 200m ライムグリーン |
|---|---|---|---|---|
| 0.3号 | 7.9lb | - | ○ | - |
| 0.35号 | 8.8lb | - | ○ | - |
| 0.4号 | 9.3lb | - | ○ | - |
| 0.5号 | 9.9lb | ○ | ○ | ○ |
| 0.6号 | 13lb | ○ | ○ | ○ |
| 0.8号 | 16lb | ○ | ○ | ○ |
| 1号 | 22lb | ○ | ○ | ○ |
| 1.2号 | 27lb | ○ | ○ | ○ |
| 1.5号 | 31lb | ○ | ○ | ○ |
| 2号 | 36lb | - | ○ | ○ |
5カラーは、10mごとにイエロー、ブルー、レッド、グリーン、パープルの順で色が変わり、1mと5mの印も入っています。
投げた距離や、エギが沈んだ深さを色で数えたい人に向いています。
ライムグリーンは1色で、明るい色なので昼でもラインの動きを追いやすい色です。
どちらにも、リールのスプールに貼る号数シールが付いています(連結は除く)。
×8・エメラルダス×12EXとの違い

ダイワのPEで、26の×12EXと比べて迷いやすいのが、8本編みの×8+Si2と、エギング専用の12本編みのエメラルダス×12EXです。
0.6号で並べると、こうなります。
| 26 ×12EX(汎用) | エメラルダス×12EX | ×8+Si2(エメラルダス) | |
|---|---|---|---|
| 編み数 | 12本(角打ち) | 12本(角打ち) | 8本 |
| 加工 | EX加工・+Si3 | EX加工・+Si3 | +Si2 |
| 0.6号の強さ | 13lb | 13lb | 11lb |
| 色 | 5カラー/ライムグリーン | 白+マーキング | 10m×3色+マーキング |
| 用途 | 汎用 | エギング専用 | エギング用 |
| 150mの値段 | ×8の2倍半ほど | 汎用26より1割ほど安い | いちばん安い |
表は横にスクロールできます。
×8+Si2は、汎用とエメラルダスで強さと値段は同じで、色だけが違います。
値段は、メーカーの希望価格どうしで比べています。
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
×8+Si2との違い|同じ号数で強く、値段は2倍半ほど
8本編みの×8+Si2と比べると、×12EXは同じ号数で表示の強さが上です。
0.6号で11lbと13lb、1号だと18lbと22lbの差があります。
編み数が多く、表面にEX加工、擦れに強い+Si3まで入っているのが、×12EXの値段の理由です。
エメラルダス×12EXとの違い|エギング専用で、ダイワでいちばんしなやか
エメラルダス×12EX(正式な名前は「UVF エメラルダスデュラセンサー×12EX+Si3」)は、同じ角打ちの12本編みに、EX加工と+Si3を入れたエギング専用のラインです。
号数ごとの強さは汎用の×12EXと同じ数字です。
違うのは、糸の性格と色です。
ダイワはエメラルダス×12EXを「ダイワPEラインの中で最も『しなやか』」と説明していて、エギを狙ったところへ流し込みやすいように、しなやかに作ったとしています。
色は白にマーキングを入れたもので、ダイワは昼夜を問わず見やすい色と説明しています。
号数は0.5号から1号まで、長さは150mと200mだけで、エギングで使う範囲の作りです。
メーカーの希望価格は、150m巻きどうしで比べると汎用の26より1割ほど安くなっています。
26 ×12EX・エメラルダス×12EX・8本編み|エギングに巻くならどれ?

エギングで使うPEは0.6号が基本で、お店でもエギング用のPEは0.6号が6割、0.8号が3割ほど出ていきます。
そのうえで、ダイワの12本編みにするなら、私は次のように分けて考えています。
エギングだけならエメラルダス×12EX
エギングにしか使わないなら、まずはエメラルダス×12EXが選びやすいと思います。
エギング用にしなやかに作られていて、値段も汎用の26より少し安いからです。
ただ、白い糸は日中、水面の反射にまぎれて見えにくいこともあります。
昼のエギングでラインの動きからアタリを取ることが多い人は、色の付いた26の5カラーやライムグリーンも候補になります。
アタリの取り方は、エギングで釣れない原因の中でまとめています。
ほかの釣りにも使うなら、26の5カラー
1台のリールをエギングとシーバス、ライトショアジギングなどで使い回すなら、汎用の26のほうが合います。
号数が0.5号から1.5号まで(ライムグリーンは2号まで)そろっていて、5カラーなら何m出たかを色で数えられます。
エギングで使うなら、5カラーの0.6号か0.8号の150m巻きです。
26は楽天市場かYahoo!ショッピングで探してください。
下のAmazonのボタンも検索結果に飛びますが、10月末の時点で出てくるのは2024年モデルで、長さや号数が違うものが先に出ることもあります。
Amazonで買うなら、商品名の「2024年モデル」と「150m」「0.6号」を確かめてください。
初めてなら、まずは8本編みでいい
初めてエギングをする人や、根掛かりでラインを切ることが多い人は、まずは8本編みで十分です。
ダイワが×12EXの良さに挙げる飛距離やトラブルの少なさより、最初のうちは巻き替えの費用のほうが気になると思います。
8本編みの選び方はエギングのPEラインおすすめにまとめています。
私自身、エギングでいちばん使っているPEは、バリバスの「アバニ エギング マックスパワーPE X8」で、号数は0.6号です。
これは8本編みで、先を切りながら2年ほど使い続けたこともあります。
12本編みでないと釣れない、ということはありません。
12本編みの弱点(デメリット)と、試して確かめること

12本編みのPEのいちばんの弱点は値段です。
耐久は、下の5つの中で確かめます。
値段が高く、巻き替えのたびに効いてくる
いちばんの弱点は値段です。
26で下がったとはいえ、×12EXは同じダイワの×8の2倍半ほどします。
PEは使っているうちに先のほうから傷んでいくので、巻き替えや切り詰めのたびにこの差が積み重なります。
エギングは根掛かりでラインを切ることも多いので、根の荒い場所に通う人ほど、費用の差は大きくなります。
26をエギングで試して、確かめる5つのこと
26を使ったら書き足すのは、次の5つです。
- 飛距離:いつも使っている8本編みの0.6号と比べて、同じエギでどれくらい違うか
- ガイドを通るときの音とトラブル:風の日の糸ふけ、ライントラブルの出方
- しなやかさ:シャクリやフォールのときの感じ方、エメラルダス×12EXとの違い
- 色の見え方:5カラーで、アタリのときのラインの変化が見えるか
- 耐久:何回の釣行で色が抜けるか、毛羽立ちが出るか(1〜2か月使ってから)
よくある質問

Q. 26と2024年モデルで、性能は違いますか?
公式の資料では、号数ごとの強さも角打ち・EX加工・+Si3の説明も2024年モデルと同じで、違うのは値段と、号数と長さの並びです。
くわしくは26で変わったことに書きました。
Q. マッスルPEとは何ですか?
ダイワが高密度に編んだPEラインに付けているシリーズ名です。
詳しくはマッスルPEとはに書きました。
Q. ×12EXは強いので、号数を細くしてもいいですか?
エギングでは、号数は下げずに0.6号のままをおすすめします。
×12EXの0.6号は13lbで、×8+Si2の0.6号(11lb)より強いですが、×8+Si2の0.8号(15lb)には届きません。
強さの余裕は、細くするより、同じ号数のまま擦れや切れへの余裕として使うほうが安心です。
また、ラインの強さの表示は、メーカーごとに測り方が同じとは限りません。
他社のPEとlbの数字だけで比べるのはやめておいたほうがいいです。
Q. リーダーは何号を合わせればいいですか?
PE0.6号なら、私はフロロカーボンの2号を80cmから1mほど結んでいます。
結び方はFGノットです。
季節ごとの号数は、エギングのリーダーおすすめでまとめています。
Q. 12本編みは初心者でも使えますか?
使えます。
リーダーとの結び方は8本編みと同じです。
Q. ×8EX+Si3という8本編みとは何が違いますか?
ダイワには、8本編みにEX加工と+Si3を入れた「PEデュラセンサー×8EX+Si3」もあります。
0.6号で11lbと強さは×8+Si2と同じ数字で、値段は×8+Si2と×12EXの間です。
8本編みのまま、表面の滑らかさがほしい人向けのラインです。
まとめ|26の×12EXは、強さも説明も同じまま安くなったモデル
- 26で変わったのは値段(約2割安く)と、号数と長さの並び
- 強さと糸の作りの説明は2024年モデルと同じ。これから買うなら26、旧型は26より安いときに
- ×8+Si2より同じ号数で強いが、値段は2倍半ほど
- エギングだけならエメラルダス×12EX、ほかの釣りにも使うなら26の5カラー、初めてなら8本編み
- パッケージはほぼ同じなので、旧型との見分けは商品名の「26」とJANコード
26の×12EXをエギングで使ったら、このページに感想を追記します。
26の×12EXは、楽天市場かYahoo!ショッピングで探してください。
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PEラインの号数とおすすめ、リーダーの選び方、エギングで釣れない日の見直し方は、下の3本にまとめました。





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