「アジングってこんなにルアーが飛ばないの?」「隣の人はあんなに飛距離出てるのに…」そんな風に悩んだ経験はありませんか?
アジングは軽いジグヘッドを使う釣りのため、どうしても飛距離が出づらい傾向がありますが、実は“飛ばない原因”には明確な理由があります。
私自身、アジング初心者の頃は5mも飛ばないような状態で悪戦苦闘していましたが、道具と投げ方を見直すだけで20m以上の飛距離アップに成功しました。
この記事では、アジングで鯵を1000匹以上釣ってきた私が、アジングでルアーが飛ばない原因を徹底解説し、飛距離アップの具体的なコツと道具選びまで、実釣経験をもとにわかりやすく紹介します。
「飛距離が出せない…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
アジングでルアーが飛ばない原因とは?

アジングで「ジグヘッドが全然飛ばない…」という悩みを持つ方は少なくありません。
特に1g以下の軽量ジグヘッドを使うアジングでは、タックルやキャスト方法によって飛距離が大きく左右されます。
私自身も初心者の頃は、ジグヘッド+ワームが全く飛ばずに苦戦しました。しかし、原因を理解し、対策を講じることで一気に改善できた経験があります。
このセクションでは、ジグヘッド+ワームの飛距離が伸びない主な原因について解説し、それぞれの対処法もご紹介していきます。
そもそもアジングではどれくらい飛距離が出れば十分?
アジングでは1g前後のジグヘッド+ワームを使うのが一般的です。
風の影響が少なく、安定した状況であれば、実際に私は20m前後は飛ばすことができます。
初心者であっても、正しいフォームとタックルバランスが整っていれば10〜15mは十分に飛ばせるはずです。
もしそれ以下の飛距離しか出ていない場合、ロッドやラインのセッティングに問題があるか、投げ方に改善の余地があるかもしれません。
まずは自分が「今どのくらい飛んでいるのか」を把握した上で、改善策を見つけていくことが重要です。
ジグヘッドが軽すぎる・形状が悪い
アジングでは軽量ジグヘッドが基本ですが、あまりに軽すぎると飛距離が大きく落ちる原因になります。
特に0.4g〜0.6gあたりの超軽量ジグヘッドは、キャスト時に空気抵抗で減速しやすく、向かい風の中では数メートルしか飛ばないこともあります。
また、ジグヘッドの形状も飛距離に影響します。
丸いラウンド型は空気抵抗を受けにくく比較的飛びますが、フックが太くて軸が長すぎるものや、特殊な形状のものはバランスが崩れやすく、飛距離が安定しません。
私のおすすめは土肥富の「レンジクロスヘッド」。
飛行姿勢が安定して飛距離が出やすい上に、圧倒的なフックの刺さりやすさ。史上最高のジグヘッドです。
「飛ばない」と感じたら、まず重さを1.0g前後まで上げてみる、そして空力に優れたジグヘッドを選ぶのが基本です。
▼おすすめのジグヘッドについては以下の記事で詳しく解説しています▼

飛距離が出にくいロッドを使っている
アジングでは操作性を重視してショートロッドが多く使われますが、飛距離を出すことを重視するなら最低でも6〜7フィート程度の長さが欲しいところです。
短すぎるロッドでは振り幅が小さく、ルアーに十分なパワーを伝えられません。
また、安価なロッドだとガイドの抜けが悪く、ライン放出時の抵抗が大きくなって飛距離が伸びないケースもあります。
私のおすすめはメジャークラフトの「鯵道5G」シリーズ。
中価格帯ながら感度・飛距離ともにハイエンド並みの性能で、これ1本で満足できる優秀なロッドです。
▼おすすめのロッドについては以下の記事で詳しく解説しています▼

ラインが太すぎる or 素材が不向き
アジングで飛距離が出ない大きな原因のひとつが、ライン選びのミスです。
ナイロンラインやフロロラインは伸びやすく、重くて空気抵抗も大きいため、飛距離を出すには不向き。アジングでは基本的に使われません。
PEラインは軽くて強度はありますが、水に浮く特性があるため軽量ジグヘッドでは沈めにくく、レンジキープも難しくなるため、風や潮の影響を受けやすいです。
そのため、アジングにおいて最も適しているのはエステルライン。
中でも、サンライン「鯵の糸 ワンモア」は伸びが少なく、軽量ジグヘッドでも扱いやすくておすすめです。
0.3号程度であれば飛距離・強度・操作性のバランスが取れており、初心者にも扱いやすいです。
また、リーダーの長さ設定にも注意。長すぎてガイドに絡むと抵抗になり、飛距離を大きくロスする原因になります。適切な長さ(30cm前後)で結束しましょう。
▼おすすめラインやリーダーについては以下の記事で詳しく解説しています▼


実はワームも飛距離に大きく影響する
ジグヘッドの重さやラインに目が行きがちですが、実はワームの形状やサイズも飛距離に大きく関わります。
例えば、リブが深いワームやボリュームのあるワームは空気抵抗が大きくなり、飛距離が大きく落ちることがあります。逆に、リブが浅く細身なワームは空気抵抗が少なく、より遠くへ飛ばしやすいのが特徴です。
おすすめはreinsの「チビキャロスワンプ」。
シンプルなピンテール形状で空気抵抗が少なく、軽量ジグヘッドでも飛距離がしっかり出る優秀なワームです。
柔らかいボディで吸い込みやすく、豆アジ〜尺アジまで幅広く対応できるため、初心者から上級者まで愛用されている人気アイテムです。
▼おすすめワームについては以下の記事で詳しく解説しています▼

キャスト方法に問題がある場合も
アジングで飛距離が伸びないとき、キャストフォームそのものが原因であるケースも少なくありません。
特に初心者の方は、投げる際に力任せに振り切ってしまったり、リリースのタイミングが合っていないことで、ジグヘッドがうまく飛ばずに失速してしまうことがあります。
重いルアーを投げるときのフォームとは全く異なり、「シュッ」と空気を切り裂くようなスイング音を出すイメージでキャストすると、飛距離も伸びやすくなります。
また、「たらし」が短すぎても長すぎてもキャスト時の安定性が損なわれ、飛距離が出ません。
ジグヘッドからロッドティップまでの「たらし」は40cm前後を目安に調整してみましょう。
サイドスローなどの低弾道キャストも風の影響を受けにくく、飛距離が伸びやすくなります。
ジグヘッドの重さやロッド・ラインを見直しても飛距離が出ない場合は、一度スマホ動画などで自分のキャストフォームを確認することで、新たな改善点が見つかるかもしれません。
飛距離を出すためのおすすめタックル例

アジングで飛距離を出すためには、単にロッドやラインのスペックだけでなく、全体のタックルバランスがとても重要です。
特に1g前後のジグヘッドを扱うライトな釣りでは、ほんの少しの工夫が飛距離に大きく影響します。
ここでは、私が実際に使ってきた中で「とにかく飛ばせる」と感じたおすすめのタックルセッティングを紹介します。
初心者の方にも使いやすく、コスパにも優れた構成ですので、飛ばなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
筆者おすすめ!飛距離重視のアジングタックル例
どれも実際に私が使って釣果を出してきた信頼のアイテムばかりで、価格も手頃ながら性能は一級品。
特に飛距離を重視したい方には間違いなくおすすめできる組み合わせです。
ロッド:メジャークラフト「鯵道5G S682L」
軽量ジグヘッドをしっかり投げられて感度も抜群。価格以上の完成度。
リール:ダイワ「24ルビアス LT2000S-P」
軽さと巻き心地のバランスが良く、トラブルも少ない初心者にも安心の1台。
ライン:サンライン「鯵の糸 ワンモア 0.3号」
細さと強度のバランスが良く、風の影響も受けにくいエステルライン。
リーダー:バリバス「アジングマスター ショックリーダー 0.6号」
張りがありつつ結びやすく、ガイド抜けもスムーズ。
ジグヘッド:土肥富「レンジクロスヘッド 1g」
圧倒的刺さりやすさ+飛距離を両立した最強ジグヘッド。巻きもフォールも秀逸。
ワーム:reins「チビキャロスワンプ」
シンプル形状+柔らかボディで空気抵抗が少なく、とにかく飛ぶ。
実釣で使える飛距離アップのテクニック

タックルを整えても、実際のキャストや動作にミスがあると飛距離は伸びません。
ここでは、現場で今すぐ実践できる「飛距離を稼ぐためのテクニック」を紹介します。
ちょっとした工夫や癖の見直しで、驚くほど投げやすくなることも。ぜひ試してみてください。
スナップの使用を見直す
アジングでは手返しやルアー交換のしやすさからスナップを使う方も多いですが、飛距離を重視するなら基本は直結がおすすめです。
スナップを使用すると空気抵抗が増すだけでなく、ジグヘッドの重心バランスが崩れて綺麗に飛びづらくなることがあります。
それでもスナップを使いたい場合は、極小サイズのアジング専用スナップを選びましょう。
おすすめはアクティブ「アジスナップ」SSSサイズ。
重さはわずか0.04gと超軽量なので、飛距離やアクションへの影響を最低限に抑えてくれます。
▼アジングスナップ選びについては記事で詳しく解説しています▼

低弾道ライナーキャストで風の影響を抑える
アジングは軽量リグを扱うため、風の影響を大きく受けやすい釣りです。
特に向かい風や横風が強い日は、糸ふけや軌道のブレが飛距離を大きく落とします。
こうした状況では、山なりのキャストではなく、低弾道のライナー気味のキャストで風を切るように投げるのが効果的。
ロッドをやや水平気味に振り抜き、ラインの放出を抑えることで安定した飛距離が出せるようになります。
特にバス釣り経験者には馴染み深い「サイドキャスト」は、飛距離と精度の両立に優れており、風を避けながら低く鋭い弾道でキャストするのに最適です。
アジングでも非常に有効なので、ぜひ取り入れてみてください。
ラインのたるみを減らすためのちょっとした工夫
キャスト後の糸ふけ(ラインのたるみ)は、飛距離だけでなく感度やフッキングにも悪影響を与えます。特に向かい風では、ラインが風にあおられて大きくたるみがちです。
そこでおすすめしたいのが、キャスト後にロッドをやや立てた状態でラインを軽く張ること。
ラインがピンと張った状態を保てば、着水後すぐにリグを操作でき、無駄なロスなく攻めのアジングが可能になります。
30m以上飛ばすなら特殊リグ必須
30m以上の飛距離を狙う場合、ジグ単では正直限界があります。
特に最近人気の「サーフアジング」では、そもそも近距離では釣りが成立しないケースも多く、飛距離が命とも言えます。
そのため、フロートリグやキャロライナリグやといった「遠投系リグ」の使用が非常に有効。
初心者にはやや難易度が高いですが、軽量ジグヘッドの操作性を活かしつつ、リグ全体の重量でしっかりと距離を稼げるのが魅力です。
また、ダウンショットリグやシンカーを併用した応用テクもあります。
これらは飛距離を稼ぎつつレンジコントロールがしやすくなるので、アジの位置が遠くて深い状況でも対応可能です。
ただし、感度や操作性にクセが出るため、ある程度慣れてから導入するのがおすすめです。
まとめ|アジングで飛ばない原因を見直せば、飛距離は必ず伸びる!

アジングで「飛ばない」と悩んでいる方は、タックルやキャスト方法、ワームやジグヘッドの形状など、どこかに必ず原因があります。
特に1g前後のジグ単で20m前後の飛距離を出すには、正しい道具選びとテクニックの両立が欠かせません。ロッドの長さや反発力、ラインの素材と太さ、ワームの空気抵抗、キャストの軌道など、意識すべきポイントは多岐に渡ります。
また、直結や低弾道キャスト、遠投リグの導入など、釣り方を工夫することで飛距離が劇的に伸びることも。
アジングは「届けば釣れる」状況も多いので、飛ばないと感じている人こそ、ぜひ今回紹介した改善ポイントをチェックしてみてください。
ちょっとした違いが、大きな釣果の差につながるはずです!
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