イカが釣れる時間帯は?朝・昼・夜の違いやおすすめの狙い方も徹底解説!【エギング&ヤエン釣り】

「イカって何時に釣れるの?」──これは初心者から中級者まで、誰もが一度は気になる疑問ですよね。

この記事では、全国で人気のターゲットであるアオリイカを中心に、時間帯ごとの釣果の傾向おすすめの狙い方を徹底的に解説します。

実際の釣果データや現場の体感に基づいて、「朝・昼・夜、どの時間帯が本当に釣れるのか?」を明確にご紹介。

また、季節やイカの種類別の時間帯の違いや、天候・潮・月の影響まで網羅しています。

結論から知りたい方はこのまま読み進めてください!

目次

イカが釣れる時間帯はいつなのか?

まず結論からお伝えします。

イカが最も釣れやすい時間帯は「朝まずめ」「夕まずめ」「夜間(常夜灯周り)」の3つです。

これはアオリイカに限らず、ヤリイカやコウイカなど他の種類にも共通する傾向です。

光量の変化に敏感なイカは、明るくなり始める時間帯・暗くなり始める時間帯に活性が高まりやすいため、朝夕の「まずめ」タイムは特に釣果が集中しやすいのです。

また、夜間は常夜灯周りにベイトが集まるため、イカもそれを追って集まってくるという構図が成り立ちます。

以下では、それぞれの時間帯の特徴や狙い方について、具体的に見ていきましょう。

朝まずめが釣れる理由|光の変化と活性上昇

朝まずめは、イカが最も釣れやすい時間帯のひとつです。

その理由は、夜の闇から朝の光へと切り替わるタイミングが、イカにとって捕食活動のスイッチになるため。

光量が徐々に増えていくことで、ベイト(小魚や甲殻類)の動きも活発化し、それに追随するようにイカの活性も一気に上がります。

特に夜の間に暗い岩陰に潜んでいたイカが、朝まずめに差しかかるとともに表層や中層へ出てきて、積極的にエサを追うようになります。

この時間帯は警戒心もやや薄れており、スレていない個体をテンポよく狙えるチャンスです。

釣り場では、日の出の30分前〜1時間後くらいを目安に準備・開始しておくと、最高のタイミングでアタリを逃さずに済みます。

エギング・餌釣りともに実績が高く、迷ったらまずは朝まずめ狙いがおすすめです。

夕まずめが狙い目な理由|日没直前が勝負時

夕まずめもイカ釣りにおけるゴールデンタイムのひとつです。

その最大の理由は、日が沈む直前にエサを確保しようとするイカの習性にあります。

特にアオリイカは、暗くなる前にベイトを捕食しておく本能的な行動をとるため、夕方は活性が急上昇します。

さらに夕まずめは、人間の目には分かりにくい光量の変化が水中で強く出るため、イカの警戒心がやや薄れるのも利点です。

エギや餌を見切られるリスクが減り、思い切ったアクションにも反応しやすくなる時間帯ともいえます。

釣行のタイミングとしては、日没の1時間前から暗くなる直前までが特に狙い目。

この時間帯に合わせてポイントに入ると、夕方限定の活性の高い個体を狙いやすくなります。

夜釣りでイカを狙うなら?|潮と月明かりがカギ

夜釣りは、昼間よりもイカの警戒心が薄れるため、狙いやすい時間帯でもあります。

ただし、夜だからといって常に釣れるわけではなく、「潮の動き」と「月明かり」が大きく釣果に影響します。

まず注目すべきは潮のタイミング。夜間は満潮前後のタイミングで潮がよく動く時間帯がチャンスタイムです。

干潮付近や潮止まりでは反応が落ちやすく、アタリが減る傾向にあるため、釣行前に潮見表を確認しましょう。

次に重要なのが月の明るさ。満月のような強い月明かりの夜は、逆にイカが警戒しやすくなり、食いが渋くなることもあります。

一方で、新月や曇天で月明かりが少ない日は、水中がより暗くなるためエギや餌のシルエットが際立ち、ヒット率が高くなる傾向があります。

また、常夜灯のある漁港などはベイトが溜まりやすく、イカが集まりやすい夜の好ポイントとなります。

結論として、夜釣りでイカを狙うなら「潮がよく動く日+月が暗い日+常夜灯付きポイント」の組み合わせが最強です。

潮の動きが活性に直結|釣れる日・釣れない日の違い

イカ釣りでは「潮の動き」が最重要ファクターのひとつです。同じポイント・同じ時間でも、潮の状況によって釣果が大きく変わることは珍しくありません。

一般的に、潮がしっかり動く「中潮」「大潮」の日はチャンスが多いとされ、エギングでも餌釣りでも高活性になりやすいです。

反対に「小潮」「長潮」「若潮」などは潮の動きが鈍く、海中のベイトの動きも鈍化するため、イカの活性も落ちやすい傾向があります。

特に注目すべきは「上げ始め」と「下げ止まり前後」。このタイミングは潮が動き出す・止まりかけるタイミングで、イカの捕食スイッチが入りやすいです。

釣りに行く日を選べる場合は、潮見表をチェックして「中潮〜大潮」「潮位の変化が大きい時間帯」を狙うことで、釣果をグッと伸ばすことができます。

また、潮が緩やかな日でも朝マヅメや夜間+常夜灯下など、活性が上がりやすい条件を掛け合わせることでカバー可能です。

「潮+時間帯+光の条件」の三要素が揃ったとき、驚くような数釣りができる可能性が高まります。

イカの種類ごとに釣れる時間帯の違いとは?

イカ釣りでは、狙う種類によって「釣れやすい時間帯」が大きく変わってきます。
たとえば、アオリイカは朝夕の“まずめ”が好機とされますが、ヤリイカやケンサキイカは“夜間”に活性が上がる傾向があります。

このセクションでは、よく釣れる代表的なイカの種類ごとに、時間帯の傾向や狙い目をわかりやすく整理して解説していきます。
これを知ることで、より戦略的な釣行が可能になりますよ!

アオリイカ|春と秋はまずめ〜夜がベスト

アオリイカは日本全国で人気のターゲットで、特に春と秋がシーズンのピークになります。
春は産卵を意識して浅場へ寄るため、朝まずめや夕まずめが狙い目。警戒心が強いため、明るすぎる時間帯は食い渋る傾向があります。

一方、秋は小型の新子が多く、日中でも比較的釣れやすいですが、やはり活性が上がるのは朝夕。
また、夜釣りでは常夜灯周辺をうまく活用することで、大型個体との出会いも期待できます。

時間帯によってエギのカラーやアクションを調整することで、釣果が大きく変わるのもアオリイカ釣りの醍醐味。
エギングを楽しむなら、まずこの“時間帯”の意識から始めましょう。

ヤリイカ・ケンサキ|夜行性で夜〜明け方に強い

ヤリイカやケンサキイカは夜行性が強く、特に活性が上がるのは日没後から明け方にかけて。
夜間の常夜灯周辺や漁港の明暗境界が一級ポイントになりやすく、多くの釣り人が集まります。

これらのイカは、光に集まる性質があるため、常夜灯下での回遊タイミングを捉えるのが釣果アップの鍵です。
逆に、日中は深場に落ちてしまうことが多く、岸から狙うのは難しい時間帯と言えるでしょう。

釣法としては、スッテを使ったウキ釣りや、電気ウキ+オモリ仕掛けが有効。
エギングでも釣れますが、フォールを長めに取るなど工夫が必要です。

ヒイカ・スルメ|夜釣り・朝方がメイン

ヒイカやスルメイカは、特に夜間〜明け方にかけて活性が高まりやすく、夜釣りが基本スタイルになります。
堤防や港内での常夜灯周りが有力ポイントとなることが多く、回遊のタイミングを逃さず狙うことが重要です。

ヒイカは小型で群れの行動が特徴的なため、群れが入ったタイミングで一気に数を稼ぐのがセオリー。
スルメイカはやや深場にいることが多く、岸から狙えるエリアでは朝方の時合いが勝負になります。

釣り方としては、小型のエギ(1.5号前後)や、スッテ仕掛けを使用したウキ釣り・胴付き仕掛けが人気。
光量の調整や撒き餌(アミコマセ)も効果を発揮します。

季節ごとのイカ釣りの時間帯とパターン

イカ釣りの時間帯は、種類だけでなく季節によっても大きく変化します。
春は産卵期に絡んでシャローに寄ってくる個体が多く、秋は日中でも数釣りがしやすい時期です。
冬や夏は条件が厳しいこともありますが、それぞれに合った時間帯とパターンを掴むことでしっかり釣果を伸ばせます。

ここでは、春・夏・秋・冬といった四季それぞれの釣り方や時間帯のコツについて、詳しく解説します。

春(産卵期)|朝・夕のシャロー狙いが吉

春はアオリイカの産卵シーズン。岸近くのシャロー(浅場)に寄ってくる個体が多く大きいイカが釣れるチャンス。
朝まずめと夕まずめが最も釣れる時間帯として知られています。

特に朝は水温が安定しやすく、イカの活性も高め。浅場に隠れているベイトフィッシュを狙って回遊してくるため、エギをシャローに投げて丁寧に探るのが基本戦略です。

夕まずめも同様に、日中に沖に出ていた個体が再び岸に戻ってくるタイミング。夕方から日没にかけては連発のチャンスも多く、狙い時といえるでしょう。

春は全体的に「大型が釣れる時期」でもありますので、朝夕のチャンスを逃さずに集中して狙うのが◎です。

秋(数釣り)|日中もチャンスあり

秋はアオリイカの新子(若い個体)が多く、サイズは小さめながら数釣りが楽しめるシーズンです。

春と違って日中でも高活性の時間帯が多く、天気や潮の条件が合えば、朝まずめや夕まずめに限らず昼間でも十分釣果が期待できます

新子はまだ警戒心が弱く、反応も素直なので、カラーローテーションやエギのサイズ変更などで数を伸ばしやすいのも特徴。2.5〜3号の軽めのエギを使って、広範囲をテンポよく探るのが効果的です。

なお、日中は風の影響や潮通しが良いポイントを選ぶとよりヒット率が上がります。

冬〜初春|夜の常夜灯パターンが王道

冬から初春にかけては水温が低下し、イカの活性が下がるため、釣れる時間帯はかなり限られてきます

この時期は夜の常夜灯周辺にベイトが集まりやすく、それに伴ってアオリイカやヤリイカが回遊してくるため、ナイトゲームが主軸になります。

特に潮の動き出し+常夜灯の明暗部を狙うのが有効で、潮止まり前後よりも流れが効いている時間帯を意識しましょう。

また、反応が薄いときはエギのサイズやカラーを落としてスローに誘うのも有効です。釣れるタイミングは短いため、時合を逃さず集中して狙うのが釣果を分けるポイントになります。

夏|沖の深場 or ナイトゲームに限る

夏場は水温が高くなりすぎることで、イカが岸から離れて沖の深場に移動しやすくなります。

特にアオリイカやヤリイカは、日中は深場で低活性状態になっており、堤防やサーフからの釣果は一気に厳しくなる傾向があります。

そのため、沖磯やボート釣りなど、水深のあるエリアでの釣行が中心になります。

一方で、夜間は水温が下がることでイカが岸寄りする可能性もありナイトエギングやヤエン釣りで釣果が期待できるタイミングもあります。

ただし、ベイトの回遊がある常夜灯周辺や潮通しの良い場所を選ぶことが前提です。夏は時間帯だけでなく釣り場選びと戦略が特に重要な季節と言えるでしょう。

天候・潮・月の満ち欠け|釣果に影響する条件とは?

イカ釣りにおいて、「時間帯」だけでなく天候・潮汐・月齢といった自然条件も、釣果を大きく左右する重要な要素です。

特にエギングやヤエンといった視覚や反応に頼る釣法では、潮の動きや明るさの変化がイカの行動に直結するため、状況を把握しておくことで釣れる確率が大きく変わります。

ここでは、潮の動き・天気・月の満ち欠けがどのように釣果に影響するのかを具体的に解説していきます。

潮の動きと時間帯の関係

潮の動き、いわゆる「潮流」や「潮汐」は、イカ釣りにおいて極めて重要な要素です。

特に活性が高くなるのは、潮が動き始める「潮変わり」前後や、「上げ三分」「下げ七分」といった潮がよく動く時間帯。これらのタイミングではベイト(小魚)も動き出し、それを狙うイカも活発になります。

一方で、潮止まりの時間帯はベイトも動きづらく、イカの反応も鈍くなる傾向にあります。そのため、狙うべきは潮が「緩やかに動き始めた直後」であり、釣行時間を組む際の重要な判断材料になります。

曇り・雨・風の日はどうなる?

曇天や雨天は、実はイカ釣りにとって好条件となることが多いです。

理由は、光量が抑えられることでイカの警戒心が薄れやすくなるから。特に日中の釣りでは、曇り空や雨がフィールドを薄暗くしてくれるため、昼間でも夜に近い条件が整い、活性が高まるケースもあります。

ただし、風が強すぎる日は例外です。風速5〜6m以上になるとエギの操作性が悪くなり、ラインが流されるなど釣りづらくなるだけでなく、波立ちでナブラが見えにくくなることも。

雨はむしろ味方になることが多いですが、強風は避けるのが無難です。

満月より新月が強い?夜釣りの月明かり事情

イカ釣りにおいて夜間の月明かりは、釣果に大きく影響します。

特に常夜灯がないエリアでは、月の明るさが水中にも影響を及ぼし、イカの警戒心や行動パターンが変わることがあります。

新月の暗い夜は、光に集まる習性のあるイカにとって人工灯(常夜灯)のアピール力が強まり、常夜灯下での爆釣パターンに繋がりやすいです。

一方、満月の夜は全体的に明るくなり、イカが散ってしまう可能性も。そのため、「新月+常夜灯」が最強の組み合わせとされることが多いのです。

釣行予定を組む際は、月齢カレンダーをチェックしておくと◎です。

時間帯別のおすすめ釣り方と装備

イカの活性や行動パターンは、時間帯によって大きく変化します。

「朝まずめ」「日中」「夜」それぞれに最適な釣り方や装備を知っておくことで、効率よくイカを狙うことができるようになります。

ここでは時間帯ごとのおすすめの釣法やエギ、ヤエンの使い分けを紹介します。

朝まずめに効く!目立つアピール系エギで広範囲を探ろう

朝まずめは、イカ釣りにおいて特に釣果が期待できる時間帯です。
夜の暗闇から徐々に明るくなるタイミングは、イカの捕食スイッチが入りやすくなる貴重な時間。

この時間帯では、視認性が高く、波動の強いアピール系のエギが非常に有効です。ピンク、オレンジ、チャートなどの派手カラーに加え、ケイムラや夜光タイプのボディを使うと反応が明確に出ることが多くなります。

私自身も、朝まずめにヒットが連発したのは波動が強めのシャロータイプをフワッと見せて誘ったときでした。
「周囲がうっすら明るくなってきた」と感じたら、まずはアピール系で広範囲をサーチして、いるイカを引き寄せましょう。

日中は低活性…ヤエン釣りで警戒心の強い個体を攻略

日中のイカは、活性が下がりがちでエギへの反応も鈍くなるため、警戒心の強い個体をじっくり狙う「ヤエン釣り」が有効です。

ヤエン釣りは、生きたアジを泳がせて自然に誘う釣法で、エギでは出せないナチュラルさが武器。日差しが強くなる日中や、プレッシャーが高まる週末などには特に力を発揮します。

私も秋の晴天日中にナブラも潮もなく完全沈黙…そんな中でもアジを泳がせていたヤエン仕掛けにはポンとアオリが来た経験があります。
エギに反応がないときこそ、ヤエンという「引き出し」を持っていると、釣りの幅が一気に広がります。

夜は常夜灯を狙え!ヤエン×エギングの二刀流が効果的

夜釣りはイカの活性が上がる絶好のチャンス。
特に常夜灯のある港や堤防は、小魚が集まりやすく、それを追ってイカも寄ってきます。

私自身、夜に人が少ないポイントを狙って、ヤエンを置き竿で待ちながらエギングで攻める、というスタイルをよく実践しています。
これが効率が良く、片方がダメでももう片方で釣れることが多いです。

エギングではシルエットがはっきり出る黒系カラー、ヤエンではアジの動きを活かした自然な誘いが有効。
風が弱く潮が効いている夜は、サイズも狙えるタイミングです。

時間帯×季節×エリアを意識して、イカ釣りをもっと楽しもう!

イカ釣りで釣果を伸ばすためには、「時間帯」「季節」「エリア」の3つの要素をバランスよく意識することが大切です。

たとえば春と秋は朝夕のまずめ時が狙い目で、夜には常夜灯下での実績が高くなります。
夏場はナイトゲームや沖の深場、冬〜早春は完全夜型パターンにシフトする傾向があります。

また、イカの種類によっても活性が変わるため、地域の釣果情報や潮回りの確認も重要なポイントです。

最後に──どんな時間帯でも「釣れるパターン」があるということを意識して、戦略的に釣りを組み立てれば、エギングもヤエン釣りももっと楽しくなりますよ。

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