カサゴ(ガシラ・アラカブ)の釣れる時期は?季節ごとの攻略法と狙い方を徹底解説!

堤防やテトラで気軽に狙えて、初心者から上級者まで楽しめる根魚「カサゴ」。
地域によっては「ガシラ」や「アラカブ」と呼ばれる事も。

そんなカサゴですが、実は1年中釣れる数少ないターゲットって知っていましたか?

今では年間200釣行以上する私が釣りを始めたばかりの頃、真冬に何も釣れない中で唯一釣れたのがカサゴで、それからずっと他の魚が釣れない時期のお気に入りのターゲットです。

とはいえ、どの季節も同じように釣れるわけではありません。
季節によって釣れやすい時間帯やポイント、リグの選び方が微妙に変わるんです。

この記事では、カサゴが釣れる時期を季節ごとに解説し、釣果を伸ばすためのコツやおすすめタックルも紹介します。

「最近カサゴ釣れないな…」という方にも役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

カサゴ(ガシラ)の釣れる時期は1年中!?

「カサゴっていつが釣りやすいの?」と疑問に感じている方も多いと思います。
実はカサゴ(ガシラ)は、1年を通して狙うことができる数少ない魚種のひとつです。
特にショアからも手軽に釣れるため、初心者〜中級者にとっては格好のターゲット。

とはいえ、季節によって釣れやすい時間帯やポイント、アプローチの方法には違いがあります。
本記事では、そんな「カサゴが1年中釣れる理由」や、季節ごとの釣り方のコツを詳しく解説していきます。

カサゴは年中釣れる珍しいターゲット

カサゴ(ガシラ)は、「真冬でも釣れる数少ないターゲット」として、多くの釣り人に親しまれています。
実際に私も、冬場に他の魚が釣れず困った時には、ジグヘッド+ワームでカサゴを狙うことがよくあります。
堤防やテトラ帯でワームを落とし込むだけで、コンスタントに反応してくれるのは本当にありがたい存在です。
この時期でも遊んでくれるカサゴは、私の友達のような存在です笑

その理由は「根魚特有の習性」にあります。
カサゴは回遊せず、根や障害物周辺に定着して生活しているため、水温や天候の影響を受けにくく、年間を通じて狙えるのです。

もちろん、季節によって活性や釣り方に違いはあります。
これから、季節ごとの釣れ方の違いや、最も釣果が安定しやすいおすすめの時期について詳しく解説していきます。

特に釣果が安定するおすすめの時期は「秋と春」

カサゴは1年中釣れるとはいえ、特に釣果が安定しやすい時期は「秋」と「春」です。

春は産卵を終えた個体が活発にエサを求めて動くため、食い気の強いカサゴが多くなります。
浅場にも上がってくるので、足元を丁寧に探るだけでもしっかり釣果が出やすいのが特徴です。

一方、秋は水温・気圧・気候すべてが安定しており、活性が最も高まるベストシーズン
ベイトも豊富なため、小型〜中型サイズが数釣りできるのはもちろん、サイズアップも狙えるチャンスの時期でもあります。

私自身も秋の夕マヅメにテトラ帯を攻めて、20cmを超える良型カサゴを何匹も釣った経験があります。
活性が高い時はワームを落とした瞬間に“ゴツン”と当たるので、病みつきになる面白さがありますよ。

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カサゴの釣れる時期を季節ごとに解説

カサゴは1年中釣れるターゲットとはいえ、季節によって釣れやすさや狙い方には違いがあります。

私も何度も通年で狙ってきましたが、春〜秋は手軽に数釣りしやすく、冬場はテクニカルで面白いと感じています。

ここでは、春・夏・秋・冬それぞれのカサゴの傾向や攻略ポイントをわかりやすく解説していきます。

春|産卵明けで食い気のある個体が多い

春のカサゴ釣りは、産卵明けの個体がエサを活発に追う時期です。体力を回復するために貪欲にエサを捕食する傾向があり、ジグ単やテキサスリグなどシンプルな仕掛けでも反応が良いのが特徴です。

浅場にも差してくるため、防波堤やテトラ帯など手軽な釣り場でも十分釣果が期待できます。特におすすめなのが朝マヅメと夕マヅメの時間帯。常夜灯周りや捨て石周辺をゆっくりリフト&フォールで探ると効果的です。

私も春のタイミングで、水深1mほどの港内でワームに飛びついてくるカサゴを何匹も釣った経験があります。特別な仕掛けがいらないため、初心者でも釣りやすい季節です。

夏|日中は渋め?夜釣りや日陰を狙うのがコツ

夏は水温が高くなるため、日中のカサゴの活性はやや低下しがちです。
特に晴天続きの日中は、浅場に出てきづらくなり、堤防の裏側やテトラの奥などのシェード(影)エリアに潜んでいることが多くなります。

餌釣りの場合は日中も比較的安定して釣れますが、ルアーで狙う場合は夕方以降のナイトゲームや早朝の時間帯が狙い目
常夜灯周りや岸壁の影になる部分を丁寧に攻めると、良型がヒットしやすい傾向にあります。
アクションは控えめにして、ボトムをスローに探るのがコツです。

私自身も、真夏の昼間に全く釣れなかったポイントで、夜に行ったら連発した経験があります。
ライトゲーム用のタックルで、2インチ程度のワームをゆっくり見せると食ってくることが多いです。

夏場は5cm前後の超小型カサゴが多いのも特徴で、自分の体のサイズに匹敵するようなワームに躊躇なくバイトしてくることも。思わず笑ってしまうような豪快な食いつき方に驚かされます。

秋|活性MAX!サイズも数も狙えるベストシーズン

秋は、様々な釣りのベストシーズン。
カサゴ釣りにおいても、秋は最も釣果が安定しやすいハイシーズンです。

水温が適度に落ち着き、ベイトとなる小魚や甲殻類が豊富になることで、カサゴの活性が一気に高まります
また、夏を超えて成長した個体が多く、20cm超のカサゴも比較的狙いやすくなるのが特徴です。

この時期のカサゴは非常に貪欲で、ベイトを追って時には表層近くまで浮いてくることもあるため、シャローエリアや常夜灯下の釣りも成立しやすくなります。

私自身、秋にテトラ帯を丁寧に探って1時間で10匹以上釣れた経験もあります。
中には25cmクラスの引き応えあるサイズも混じり、非常に満足度の高い釣行になりました。

秋のカサゴ釣りでは、エサ釣りよりも手返しの良いジグ単やテキサスリグがおすすめです。
活性が高い時はリフト&フォールだけでも十分に食ってくるので、積極的にポイントを打ちましょう。

冬|水温低下でも釣れる?ポイント選びとリグが重要

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冬は水温が下がることで、カサゴの活性は全体的に低下します。

ただし、決して釣れなくなるわけではなく、釣り方と場所を選べば冬でも十分に狙えるターゲットです。
冬のカサゴは省エネモードになっており、基本的には一度定着した場所からあまり動かない傾向があります。

そのため、1度釣った場所では何度も釣るのは難しく、1回釣れたらその場所は釣れなくなってしまうことも。
釣果を伸ばすためには、複数の実績ポイントをまわってカサゴが溜まっている場所を見つけ出すことが重要です。
ちなみに、そのような場所を私は「カサゴマンション」と呼んでいます笑

私自身も冬場はよく「カサゴマンション」をポイントを探してランガンしています。
一度発見できれば、同じ場所で3〜4匹連発することもあるので非常に効率的です。

また、冬のように食いが渋くなる時期には、匂い付きワームや餌の力を借りるのも有効です。
ガルプやパワーイソメといったワームは匂いでのアピール力が強く、低活性なカサゴにも口を使わせやすいのが特徴です。

リグは深場やストラクチャー周りをしっかり攻められるテキサスリグや重めのジグヘッドが有利。
底を意識した釣りを丁寧に展開していくのがコツです。

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季節ごとに変わるカサゴ釣りのポイント選び

釣れたカサゴ

カサゴは1年を通して釣れるターゲットですが、季節によって活性や行動パターンが大きく変化します。

それに伴って、有効な釣り場や攻め方も少しずつ変わってくるため、時期に応じたポイント選びが釣果を左右する重要な要素です。

ここでは、各シーズンごとに意識したいポイントの特徴や、実際に私が釣果を出している定番スポットの傾向をご紹介します。

テトラ・常夜灯・堤防…時期で狙い方も変わる

春〜秋にかけては、比較的浅場にもカサゴが入ってくるため、テトラ帯や堤防の際、ゴロタエリアなども好ポイントとなります。

テトラの隙間にワームを落としていく「穴釣り」は手軽で釣果が出やすく、初心者の方でも扱いやすいスタイルです。

一方、冬場は水温の安定する深場やストラクチャーの濃い場所を中心に狙うのがセオリーです。
私自身、冬は水深のある港内の船着き場や、人工的な障害物が多い場所を優先的に回るようにしています。

また、常夜灯下は季節を問わず強力なスポット。夜になると小魚やプランクトンが集まり、それを狙うカサゴも接岸しやすくなります。

昼と夜で反応が違う?時間帯の意外な盲点

カサゴは夜行性の魚として知られており、基本的には夜の方が釣果が安定する傾向があります。特に常夜灯のある堤防では、夜になると小魚や甲殻類を狙って活発に動き回る姿が確認できます。

ただし、日中でも潮通しの良い場所や、テトラの影・橋脚の根元など日陰になるようなポイントでは普通に釣れるため、「夜しか釣れない」というわけではありません。

私自身、日中に日陰のテトラ帯を丁寧に探って複数匹のカサゴを連発した経験もあります。特に天気が曇っていたり、濁りが入っている日は昼間でもチャンスです。

逆に、満月の夜など月明かりが強すぎる状況では逆に食いが落ちることもあり、そんなときは少し暗めの場所や足元を重点的に攻めるようにしています。

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カサゴ(ガシラ)が釣れない時期に意識したい3つの工夫

どれだけ「年中釣れる魚」とはいえ、潮のタイミング・天候・場所選びが悪いと全く釣れない日もあります
そんな時こそ、ほんの少しの工夫が釣果に大きく影響します。

ここでは、私自身が実践して「渋い日でも1匹は出せる」ようになったコツを3つご紹介します。ぜひ試してみてください。

活性が低い時は餌釣りや匂い付きワームが有効

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カサゴの活性が落ちているときは、リアクションバイトを狙うよりも「喰わせ」を意識したアプローチが有効になります。

特に真冬や潮止まりのタイミングでは、餌釣りが圧倒的に強いことも多く、オキアミやイソメ系の餌を使えば一気に反応が出ることも。

ワームを使う場合も、「ガルプ ベビーサーディン」のような匂い付きのものを選ぶと、止めているだけで勝手にアピールしてくれるのでおすすめです。

私自身も真冬の渋い状況で、匂い付きワームをただ底に置いておくだけで釣れたことが何度もあります。

足元や堤防の割れ目を狙う!歩いて探るテクトロも効果的

「カサゴ=沖の根を狙う魚」と思われがちですが、実は堤防等の足元に潜んでいることも非常に多いです。

堤防の際や割れ目、敷石の隙間などには、身を隠せる絶好のポイントが多く、わざわざ遠投しなくても釣果が出るケースもあります。

堤防の際を狙う際は、とにかく壁ギリギリを狙うのがポイント。
壁際を住処にしているカサゴは、壁から少しでも離れると一気に釣れなくなります。

私がよくやるのは堤防の足元にリグを落として、ゆっくり歩いて探る「テクトロ釣法」
壁際ギリギリを狙いやすく、カサゴがいれば、移動中に「コツン」と明確なアタリが出ます。

キャストの精度やテクニックが必要ないため、初心者の方にも非常におすすめな釣り方です。

軽量ジグ単より「重めのリグ」が効くタイミングも

通常は1g前後の軽量ジグヘッドで十分な釣果が期待できるカサゴ釣りですが、状況によってはあえて重めのリグが有効な場面もあります。

たとえば風が強い日や、潮の流れが早い時、軽量リグでは底が取りにくくなり、アタリが取りづらくなることがあります。

そんな時は3〜5gのテキサスリグやスプリットショットリグに変更することで、しっかりとボトムを感じながら釣りができ、釣果に繋がるケースも。

また深場を狙いたい冬場や、アピールを強めたい時にも、重めのリグは非常に効果的です。状況に応じてリグの重さを調整するのが、釣果アップの近道です。

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カサゴ(アラカブ)の釣れる時期別の釣り方やおすすめワーム

カサゴは一年を通して狙えるターゲットですが、季節ごとに釣れる場所や水深が変わるため、タックルの選び方も変える必要があります。

ここでは、春〜秋の浅場シーズンと、冬の深場シーズンに分けて、それぞれの時期に最適なロッド・リグ・ラインの構成をご紹介します。すべて実釣で実績のあるセッティングなので、ぜひ参考にしてみてください。

春〜秋|ジグ単スタイルで手返しよく狙うのがおすすめ

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水温も安定してカサゴの活性が高い春〜秋は、ジグヘッド+ワームの「ジグ単」スタイルが最も効率的です。ポイントに手返しよく打ち込んで、広く探るのに適しています。

実績の高いワームは「ガルプ ベビーサーディン」。匂いと味による集魚効果が高く、小型のカサゴが多い夏場でもしっかりバイトを得られます。

さらに、春や秋には20cmオーバーの良型が混ざることも
そんな時にはエコギアの「カサゴ職人 バグアンツ」のような、少し大きめでボリューム感のあるワームもおすすめです。
ボディのパドルやアームの動きがアピール力を高め、より大型の個体を引き寄せてくれます。

使用するジグヘッドはオーナー「メバル弾丸」が安定の使いやすさ。
フックの刺さりも良好で、バラシづらい形状なので初心者にも安心して使えるモデルです。

冬場|深場や沈み根に対応できるタックルが有利

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冬場は水温の低下によってカサゴの活性がかなり低下します。
そのため、ルアーで広範囲を探るよりも、深場や沈み根などでじっくり誘う釣りが有効になります。

この時期はワームを泳がせても追ってこないことが多く、その場で匂いで誘えるルアーが有利です。
中でもマルキューの「パワーイソメ」は、匂い付きでステイしてもアピールになるため低活性のカサゴに非常に効果的です。

また、こういった匂い付きワームを使用する場合は、専用のジグヘッド「虫ヘッド」を使うのが基本です。
虫エサなどを刺すために設計された形状で、しっかり固定できるためズレやすいワームでも安定して使えます
ルアー釣りではなくなってしまいますが、虫ヘッドに餌を刺すのももちろん有効。

深場を狙うには3g以上の重めのジグヘッドが使いやすく、ボトムまでしっかり届かせて長めにステイさせるのがコツです。

まとめ|カサゴ(アラカブ)の釣れる時期を知れば通年楽しめる

カサゴは季節を問わず1年中狙える貴重なターゲットです。
特に春と秋は活性が高く、数釣りにもサイズ狙いにも最適な時期
一方で、夏や冬は釣り方やポイント選びが重要になりますが、工夫次第でしっかり釣果を出すことができます。

実際に私自身も、他の魚がなかなか釣れない真冬にジグヘッド+ワームでのカサゴ釣りに何度も助けられたことがあります。
「今日はボウズかも…」という日でも、足元や沈み根を丁寧に探れば1匹が出てくれる。そんな安心感のある魚です。

季節ごとの傾向と釣り方さえ押さえれば、初心者でも楽しみやすいのがカサゴの魅力
ぜひこの記事を参考に、あなたの釣行スケジュールにもカサゴを加えてみてください。

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