こんにちは、つりはる代表のはるです。
本記事では、年間200釣行以上をこなし、メバルだけでも毎年100匹を超える釣果の私の実釣経験から、本当に釣れるメバリング用ジグヘッドを厳選してご紹介します。
さらに、当ブログアドバイザーで現役釣具屋店員のみきやも監修として加わり、ショップ現場の売れ筋データや使用傾向も踏まえ、2人の視点から初心者〜中級者の方にもわかりやすく解説します。
メバリングで最も重要なのは、「重さ」と「形状」の選び方。
同じワームでも、ジグヘッドの重さや形を変えるだけで釣果は大きく変わります。
この記事では、、、
✅メバリングにおけるジグヘッドの基礎
✅状況別の重さ選び(風・潮・水深)
✅形状ごとの特徴と使い分け
✅実釣で信頼できるおすすめジグヘッド10選
等、メバリングでのジグヘッド選びの全てがわかる構成になっています。
“メバリングでのジグヘッド選びに迷っている方”は、ぜひご覧ください。
メバリング用ジグヘッドとは?基本構造とメバル攻略の重要性

メバリングの基本リグといえば、やはり「ジグヘッド+ワーム(通称:ジグ単)」。
その中でもジグヘッドは、ワームの動きやレンジ、飛距離、そして釣果までも左右する最重要パーツです。
ジグヘッドの形状・重さ・フック形状のわずかな違いが、メバルが釣れるかどうかに直結します。
特にメバルはレンジ(層)を正確にトレースすることが非常に重要な魚。
ジグヘッドを使いこなすことで、表層・中層・ボトムのどこにいるメバルにも的確にアプローチできるようになります。 つまり、「どんなジグヘッドを、どんな重さで、どんな場面で使うか」を理解することが、 安定してメバルを釣るための第一歩になるのです。
メバリングにおけるジグヘッドリグの役割
まず、ジグヘッドリグとは「ジグヘッドにワームを装着したシンプルな仕掛け」のことを指し、通称「ジグ単(ジグヘッド単体リグ)」とも呼ばれます。
非常にシンプルながら、メバル釣りでは最も使用頻度が高く、最も奥が深いリグです。
ジグヘッドリグは、ワームを理想の姿勢・レンジでナチュラルに動かすためのリグで、重さや形状、フックサイズを調整することで、メバルの活性・風・潮流・水深など、あらゆる状況に対応できます。
つまり「ジグヘッドをどう使うか」が、その日の釣果を左右するほど重要なのです。
軽量ジグヘッドを使えば表層をふわっと漂わせてスローに誘うことができ、重めのジグヘッドでは潮流を突っ切ってレンジを入れて攻めることが可能。
このコントロール性の高さこそ、ジグ単が「メバリングの基本」であり、最も奥深く、最も多くのメバルを釣るリグと呼ばれる理由です。
アジ用のジグヘッドとメバル用ジグヘッドの特徴の違い
メバリングで使うジグヘッドは、一見アジング用と似ていますが、構造・フック形状・重心設計がまったく異なります。
アジとメバルは捕食スタイルが異なるため、同じジグヘッドを使っても性能を発揮できないケースが多いのです。
まず、アジング用ジグヘッドは「吸い込んで捕食する」アジに合わせて、細軸で軽量、フックポイントが外向きの設計になっています。
これにより軽い吸い込みでもフッキングしやすく、ワームも細身のピンテール形状が主流です。
一方、メバル専用ジグヘッドは「口を開けて食いつく」メバルの特性に合わせ、 やや太軸かつ強度の高いフックを採用しているのが特徴です。
フックポイントも内向きになっている物が多く、魚をかけた後はバレにくい設計になっています。
また、重心をやや下に設けた設計が多く、姿勢の安定性とレンジキープ力に優れています。
アジング用ジグヘッドをメバリングで使うことは可能ですが、かけた後にメバルが針からハズレやすく、バレやすくなってしまいます。
逆にメバリング用をアジングで使うと吸い込みにくく、アジが掛からないというデメリットがあります。
メバルの捕食スタイルに最適化された専用ジグヘッドを使うことで、 フッキング率も釣果も大きく変わるのです。
メバリング初心者でも扱いやすい理由と利点
メバリングにはジグヘッドリグ(ジグ単)のほかに、プラグ(小型ミノーやシンペン)を使う釣り方もあります。
ただしプラグは、1個あたりの価格が高く(1,000円前後)、さらにルアーごとに動き方・レンジ・巻きスピードが全く違うため、初心者にはややハードルが高いのが実情です。
その点、ジグヘッド+ワーム(ジグ単)なら1個あたり数百円程度と非常にコスパが良く、釣り方も「投げて、好きな深さまで沈めて、巻く」というシンプルな動作でOK。
ワーム自体が柔らかく、自然な波動とフォールスピードでメバルを誘うことができます。
また、ジグヘッドの重さを変えるだけで、表層からボトムまで幅広いレンジを攻略可能。
初心者でもその日の状況に合わせて簡単に調整できるのが大きな強みです。
さらに、プラグに比べて根掛かりしにくく、ロストしてもダメージが少ないのも安心ポイントです。
つまり、メバリングを始めたばかりの人ほど、まずはジグヘッドリグを極めることが上達への近道。
扱いやすく釣果も出しやすい、まさに初心者に最もおすすめのリグです。
メバリング用の最強プラグルアーや、使い方については
▼以下の記事で詳しく解説しています▼

メバリングで使うジグヘッドの重さの選び方|最強バランスでメバルを攻略

ジグヘッドの重さ選びは、メバリングで最も釣果を左右する要素の一つです。 同じワームでも、ジグヘッドの重さが0.5g違うだけで、レンジやアクション、アタリの出方まで変わってしまいます。 軽ければナチュラルに誘えますが届かず、重ければ飛距離は出ても見切られる——この絶妙なバランスが釣果を分けるカギです。
また、風の強さや潮の速さ、水深などによっても最適な重さは常に変化します。 そのため、1.0g前後〜2.0g前後を中心に複数の重さを持ち歩くのが、経験者の基本スタイル。 これにより、どんな状況でも対応でき、安定して釣果を上げることが可能になります。
この章では、メバリングで使用するジグヘッドの重さを状況別に解説し、 初心者でも迷わず最適な重さを選べるように分かりやすく紹介します。
基本の重さは0.8g〜1.5g!基準の見極め方
メバリングで使うジグヘッドの基本の重さは0.8g〜1.5gが目安です。
メバルは表層〜中層を意識していることが多く、スローに巻くことでルアーを長く見せる事が出来、自然にアプローチできるため、重すぎるジグヘッドではスローに巻けず、アピール時間が短くなる点に注意が必要です。
実際に私は1.0gをメインで使用しています。
扱いやすくレンジキープしやすいちょうど良い重さで、風や潮が穏やかな日の常夜灯周りでは特に実績が高いです。
ただし、初心者の方は軽すぎると操作感が分かりづらくなるため、1.5g前後を基準に選ぶのがおすすめです。
潮の流れが速いポイントや、沖のレンジを狙いたい場合、また大型メバルを狙うときは、少し重めの2〜3gも効果的。
一方、流れが弱い場所や、小型ワームと組み合わせたいときは0.6〜0.8gの軽量タイプが最適です。
この章では基準の考え方を紹介しました。次の章では風・潮・水深に応じた具体的な重さの使い分けを詳しく解説します。
風・潮・水深で変わるメバリング ジグヘッド重さの使い分け
メバリングでは、同じ場所・同じワームでも風や潮の流れ、水深によって最適なジグヘッドの重さが変わります。
単に「飛ばしたいから重く」「軽い方がナチュラル」といった単純な考え方ではなく、状況に応じて細かく使い分けることが大切です。
風が強い日は、ラインが風に煽られてコントロールが難しくなるため、1.5〜2.5gのやや重めを選ぶと安定します。
特に向かい風や横風では軽量ジグヘッドは全く飛ばなくなるため、風速3m以上の状況では2g前後が基準になります。
潮の流れが速い場所では、軽いジグヘッドだとすぐに流されてしまい、狙ったレンジをキープできません。
潮に負けないためにも、2〜3gのやや重めを使用して狙ったレンジをキープすると効果的です。
逆に、潮が緩い場所では1g以下の軽量ジグヘッドでスローに巻いたり、ゆっくりドリフトさせるのが有効です。
水深のあるポイントで、尚且つメバルが沈んでいる場合は、沈下速度が遅いとメバルの捕食レンジに届かないため、2g以上を基準に選びます。
磯場や防波堤の先端など水深があるエリアでは特に重要な要素です。
逆に、水深の浅い港内や常夜灯周りなどでは0.8〜1.0gが最もナチュラルに誘えます。
このように、ジグヘッドの重さは風・潮・水深のバランスで決まります。「届く範囲で、スローに巻ける最軽量」が理想のセッティングです。
軽量ジグヘッドと重量ジグヘッドのメリット・デメリット
メバリングでは、状況に応じて軽量ジグヘッドと重量ジグヘッドを使い分けることが重要です。どちらにも一長一短があり、使いどころを理解しておくと釣果が安定します。
軽量ジグヘッド(0.6〜1.0g)は、フォールスピードが遅く、ナチュラルな誘いができるのが最大のメリットです。
常夜灯まわりの表層や、潮が緩いポイントでは特に強く、活性が低いメバルにも口を使わせやすいのが特徴です。
ただし、風や潮の影響を受けやすく、飛距離やレンジキープ性能はやや低下します。
一方で、重量ジグヘッド(1.8〜3.0g)は、飛距離が出しやすく、狙ったレンジをキープしやすいのが利点です。
風が強い日や水深のあるエリア、潮流の速い場所では安定感があり、大型メバル狙いにも最適です。
デメリットは、沈下速度が速いためスローな誘いが難しく、見切られやすくなることです。
基本的な考え方として、軽量ジグヘッド=食わせ重視、重量ジグヘッド=攻め重視です。
メバル用ジグヘッドの形状別特徴|メバルに効く最強タイプ解説

メバリングでは、ジグヘッドの形状によってアクションやレンジキープ性能が大きく変化します。水流の受け方やフォール姿勢、ワームの動きに直結するため、釣果を左右する最重要ポイントのひとつです。
ここでは、代表的な4つの形状を紹介し、それぞれの特徴と最適なシチュエーションを解説します。メバルの活性や釣り場の条件に合わせて選べば、ワームの性能を最大限に引き出すことができます。
砲弾型(弾丸型)ジグヘッド|レンジキープに最強な万能タイプ
砲弾型(弾丸型)ジグヘッドは、メバリングで最もメジャーで使用頻度の高い形状です。
私自身もこのタイプを一番よく使っており、迷ったらまず砲弾型を選ぶほど信頼しています。
名前の通り弾丸のような流線形をしており、水の抵抗を最小限に抑えながらまっすぐ進むため、レンジキープが非常にしやすいのが最大の利点です。
風が強い日や潮の流れが速いポイントでも姿勢が崩れにくく、狙った層を正確にトレースできるため、ただ巻きとの相性が抜群です。表層〜中層を一定スピードで引く釣り方では、他の形状よりも安定感があり、メバルが違和感なくバイトしてくるシーンが多くあります。
一方で、フォールがやや速くなりやすいため、スローな誘いや食わせの「間」を長く取りたいときには軽量タイプやラウンド型に切り替えるのが効果的です。筆者は風や潮の影響が少ない時は1gを中心に、流れがあるエリアでは1.5g〜2gを使用しています。
細身のピンテール系ワームと組み合わせることで、自然な動きとレンジ維持を両立できるため、初心者にも扱いやすく、最初の1本としておすすめの形状です。
ラウンド型(丸型)ジグヘッド|フォール姿勢が安定する操作性重視タイプ
ラウンド型(丸型)ジグヘッドは、その名の通り球状の丸いヘッド形状をしており、アジングでは定番となっているタイプです。
メバリングでも使えるものの、実際の使用頻度は比較的少なめで、フォール主体の釣りに向いています。
丸い形状は水の抵抗を受けやすく、引き抵抗がしっかりあるため、ジグヘッドの位置を把握しやすいのが特徴です。
初心者でもレンジコントロールがしやすく、フォール中のバイトを取りたいときには特に有効です。
また、真下にストンと落ちる綺麗な垂直フォールができるため、縦方向の誘いにも最適です。
一方で、水を受けやすい分だけ横方向のただ巻きでは抵抗が強く、レンジキープが難しくなることがあります。
そのため、巻きの釣りが中心となるメバリングでは、砲弾型のほうが使いやすいと感じることが多いです。
深場や常夜灯が効いていない暗いポイント、またはメバルがボトムに付いているときなど、フォールを意識した攻め方ではこの形状が強みを発揮します。
特に風がなく、垂直に沈められる状況では、他の形状よりも高い操作性を感じられます。
矢じり型(ダート型)ジグヘッド|リアクション狙いにおすすめの攻撃型タイプ
矢じり型(ダート型)ジグヘッドは、ヘッドの先端が鋭く尖った三角形の形状をしており、水を切るように左右へキレのある動きを出せるリアクション系ジグヘッドです。
名前の通り、ルアーがダート(左右への跳ねるような動き)するのが特徴で、メバルに強烈なスイッチを入れることができます。
メバリングにおいては、メバルがベイトを追いかけ回している状況で特に効果的。
トゥイッチを軽く入れることで、小魚が逃げ惑うような動きを演出でき、思わず口を使わせるリアクションバイトを誘発します。
港湾の常夜灯周りや、潮止まりのタイミングなどの、食わせのきっかけが作りづらい時にも非常に有効です。
ただし、フォール姿勢がやや不安定で、レンジキープ性能は砲弾型やラウンド型に劣るため、巻きの釣りではやや使いにくいという欠点もあります。
操作感を出しやすいので、中級者以上におすすめの形状です。
私自身は、活性が落ちた時やスレたメバルに対して「反射で食わせる」ための切り札として使用しています。
船型ジグヘッド|表層・シャロー攻略に強いバランス型
船型(コブラ型)ジグヘッドは、ヘッドの下側が平たく、上部に向かって細くなる船底のような形状をしています。
水の抵抗を適度に受けながらも、姿勢が安定するため、主に表層〜シャローエリアの攻略に強いタイプです。
この形状の最大の特徴は、フォールスピードを抑えながらもレンジをキープしやすい点。特にスローリトリーブ(ゆっくり巻く釣り)との相性が良く、ナイトゲームの常夜灯周りで浮いているメバルを狙うときに最適です。水を受ける面積が広いため、ワームがふわっと漂うように動き、ナチュラルな誘いが可能になります。
一方で、ヘッド形状が横方向の動きを抑えるため、ダートアクションには不向きですが、流れの中でも安定して泳がせられるというメリットがあります。特に、軽量ジグヘッドで潮に乗せて流すドリフト釣法などでは非常に使いやすいタイプです。
私自身も常夜灯下の表層メバリングでこのタイプを愛用しており、ピンテールやリブ付きワームと組み合わせることで、自然な浮遊感を演出できます。スローな展開で見せて食わせる釣りにおいては、コブラ型が最強クラスの安定感を誇ります。
形状選びで変わるメバリングの釣果とアクション特性
メバリング(メバル釣り)に使うジグヘッドは、形状によって飛距離・沈下姿勢・アクション・レンジキープ力が大きく変わります。ここでは代表的な4つの形状を比較しながら、それぞれの特徴とおすすめの使い方を紹介します。
| 形状 | 特徴 | おすすめの使い方・状況 |
|---|---|---|
| 砲弾型(弾丸型) | 最も使用頻度が高い基本形。浮き上がりにくく、一定のレンジをキープしやすい。スイム姿勢が安定しており、誘いと喰わせのバランスが良い。 | ただ巻き主体の釣り・レンジキープ重視の展開。 デイ、ナイト問わず有効 初心者にもおすすめ。 |
| ラウンド型(丸型) | 丸い形状で水の抵抗を受けやすく、引き抵抗が大きい。位置把握がしやすく、真下にフォールしやすい。フォール主体の釣りに最適。 | 深場攻略や縦方向のリフト&フォールなど、フォールを活かす釣り。 |
| コブラ型(船型) | 船底のような形状で水を受けて浮き上がりやすい。フォールスピードが遅く、根掛かりしにくい。表層・シャロー攻略に強い。 | 常夜灯下の表層・シャロー狙い、スローリトリーブやドリフトに最適。 ナイトゲームにおすすめ。 |
| 矢じり型(ダート型) | 先端が尖っていて水を切る動きに優れる。左右へのダートアクションを得意とし、リアクションバイトを誘発する。 | デイメバリングや、ただ巻きに反応しない低活性時に有効。 |
この中で最もおすすめなのは砲弾型(弾丸型)です。
デイ、ナイト問わずあらゆる場面で使う事ができ、メバリングの基本である「ただ巻き」で安定した泳ぎを見せ、レンジキープが容易。
私自身もこの形状を最も愛用しており、メバリング初心者はまず砲弾型を中心に選ぶのがベストです。
対メバル最強!メバリング用ジグヘッドおすすめ10選【現役釣具屋店員監修】
ここからは、メバリングで実際に釣果を出している最強ジグヘッド10選を紹介します。
筆者の年間200釣行以上の経験に加え、現役釣具店員みきやが監修。
これまで2人合わせてメバルを1000匹以上釣り上げてきた実績から、実際に使って“本当に釣れる”と感じたモデルだけを厳選しました。
どれも実釣で検証済みの信頼できるモデルで、初心者でも扱いやすく、上級者でも納得の使用感。
釣り場の水深・潮流・狙うサイズに応じて使い分ければ、メバル攻略の幅が一気に広がります。
それぞれのジグヘッドには、得意とするシチュエーションや使い方のコツがあるため、釣り場・風・潮の状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
オーナー「メバル弾丸」|王道の砲弾型で初心者にもおすすめ
私が最も愛用しているジグヘッドで、メバリングという釣りが今ほどメジャーになる前からある超定番モデル。
とにかくバランスが良くて使いやすいのが魅力で、レンジキープのしやすさ・フッキング性能・コスパの良さ、どれを取ってもピカイチ。
迷ったらまずこれを選べば間違いありません。
ヘッド形状は砲弾型で、浮き上がりにくくレンジキープが非常にしやすいのが特徴。
ナローゲイプ&細軸フックを採用しており、吸い込みが非常に良く、低活性時でも掛けやすいです。
ただし、細軸ゆえに強引なやり取りをすると針が曲がることがあるため、尺メバルクラスを狙う場合はドラグ調整が必須です。
スレッド式のワームキーパーでズレにくく、ワーム装着も快適。
0.4〜3gまで幅広いウェイト展開で、表層〜中層のただ巻きやスローなリトリーブなど、あらゆる状況に対応します。
メバル弾丸はまさにメバリングジグヘッドの基準ともいえる存在。
水中姿勢の安定感、操作性のバランス、そしてフックの掛かりの良さ──どれをとっても“これを超える定番はない”と言える完成度です。
土肥富「レンジクロスヘッド」|フッキング性能最強!ライトゲーム最強ジグヘッド
とにかく刺さりが最強。
レンジクロスヘッドは、アジング界でも有名な「土肥富(ドヒトミ)」の極鋭フックを搭載したジグヘッドで、数あるジグヘッドの中でもトップクラスの鋭さを誇ります。
フックにはフッ素コーティングが施されており、軽いバイトでも一瞬で掛かる貫通力があります。
もともとはアジング用ジグヘッドなので、オープンケイブと呼ばれるフックが外側に開いた形状ですが、フックの開きが広すぎず、メバリングにも対応可能。
口が硬いメバルでもしっかりとフッキングが決まるため、掛け重視スタイルのアングラーに最適です。
リフトアンドフォールでの操作性に最適化してあり、フォール中のわずかなバイトも感知できる高感度設計ながら、
ただ巻きでも非常にレンジキープしやすく、スローな展開にも対応します。
1g前後を中心にラインナップされており、表層〜中層の食わせの釣りにベストマッチします。
刺さり・貫通力・汎用性の三拍子がそろった「レンジクロスヘッド」は、メバリングでも信頼できるフッキング最強ジグヘッド。
一度使うと他のジグヘッドでは物足りなく感じるほど、刺さりの鋭さと安定感が別次元です。
デコイ「デルタマジック」|デイメバリングや尺メバル狙いに最強のダート型
私が尺メバル狙いやデイメバリングで1番愛用しているダート型ジグヘッド。
ヘッド形状は矢じりのような三角形のダートヘッドで、ロッドアクションを加えるとピョンピョンと左右に跳ねるように動き、リアクションバイトを誘発します。
ただ巻きに反応しない時や、日中の明るい時間帯にスイッチを入れるための最強ジグヘッドです。
初心者でも簡単に綺麗なダートが出来、ダート系ジグヘッドの中でも最高級の完成度。
さらには、レンジキープ性能・ワームのズレにくさ等のバランスも非常に良く、操作性と安定感を両立。
浮き上がりにくいため、狙った層をキープしながらダートアクションさせやすいのが特徴です。
大型狙いや深場狙いには、3g以上のデルタマジックヘビーもおすすめ。
尺メバルはもちろん、カマス、メッキ等のあらゆるライトゲームで実績が高いです。
メバリングでは、リアクション狙い・デイゲーム・大型狙いの3拍子が揃う優秀なジグヘッド。
特に魚の活性が低いとき、強制的に食わせる“切り札”として最強クラスの存在です。
ティクト「メバスタ!」|ただ巻き特化の万能砲弾型ジグヘッド
メバリング初心者〜中級者まで幅広くおすすめできる万能ジグヘッド。
ティクトの「メバスタ!」は、メバリング用に設計された砲弾型ジグヘッドで、ただ巻きやテンションフォールといったメバリングでの基本操作において非常に高い完成度を誇ります。
ヘッド上部がカットされたような独特な形状をしており、これが潮を受けることで浮き上がりを抑制し、レンジキープを安定させます。
スイミング姿勢が安定していてただ巻きでナチュラルに誘えるうえ、ロッド操作にもレスポンスよく反応して緩やかなダートアクションも演出可能です。
フックは太軸で、強度と刺さりのバランスが絶妙。
実際に私も尺メバルを何度もかけていますが、1度も針が折れた事がなく、大きい魚をしっかりキャッチできます。
シンプルなただ巻き中心の釣りにぴったりな“王道ジグヘッド”です。
がまかつ「宵姫コブラ」|シャロー攻略に特化した高バランスジグヘッド
がまかつの「宵姫コブラ」は、名前の通りコブラ型(船型)ヘッドを採用したメバリング専用ジグヘッドです。
ヘッド前面が船首のように水を受ける形状になっており、浮き上がりやすく沈みにくい特性を持っています。
これにより、シャローエリアでのナチュラルな誘いには最適です。
フォールスピードが遅いので、潮の流れに乗せながらドリフトで見せる釣りにも非常に相性が良いです。
フックはがまかつ製の高精度フックで、鋭い刺さりと強度を両立。
軽量ワームとの組み合わせでも吸い込みが良く、小型メバルにも対応します。
私自身は、シャローエリアの攻略や、小型メバルの攻略に「宵姫コブラ」を使うことが多く、手放せない一本です。
ダイワ「月下美人 ジグヘッドSS TG」|高比重タングステン採用の小粒最強モデル
ダイワの月下美人シリーズの「ジグヘッドSS TG」は、高比重タングステンを採用したジグヘッドです。
通常の鉛製ジグヘッドより高比重で、同じ重さでも圧倒的に小粒なシルエットを実現しています。
形状はラウンド型で、フォールスピードが非常に速く、タングステンの高比重の性能もあいまって、風や潮の影響を受けにくいのが最大の強み。
通常のジグヘッドでは流されて釣りにならないような荒れた状況でも安定してレンジを入れられるため、悪天候時や潮流が速いエリアでの「切り札」として使えます。
また、ヘッド前方には潮受けのカップ形状が設けられており、ただ巻きでもしっかりと引き抵抗を感じられます。
これにより、ラインテンションを保ちやすく、レンジキープも容易。
表層〜ボトムまで幅広いレンジを探れる万能設計です。
私自身も風が強い堤防や潮が早い磯場などで使用しており、通常のジグヘッドが流される状況でもしっかりコントロール可能。
小粒シルエットで警戒心の強いメバルにも口を使わせやすいため、スレたポイントでの釣りにも最適です。
フォール主体の縦の釣りでも、ただ巻きの横の釣りでも安定して扱える、まさに“最強クラスの高比重ジグヘッド”です。
マグバイト「くるくるジグヘッド」|強波動スクリュー搭載のアピール最強ジグヘッド
「くるくるジグヘッド」は、マグバイトが発売するマイクロブレード(スクリュー)付きジグヘッドで、唯一無二の超高アピール型モデルです。
スクリューが水流を受けて回転し、フラッシング効果と振動を同時に発生させ、通常のジグヘッドでは反応しないメバルにスイッチを入れることができます。
かなりピーキーな性能なので、私自身も使用頻度は低いものの、他のジグヘッドでは全く反応がなかった状況で、このジグヘッドに変えた瞬間に尺メバルをキャッチした経験があります。
まさに「最後の一手」として持っておくべき特別な存在です。
フックにはフッ素コート仕様が採用され、刺さりが非常に良く、太軸設計で強度も十分。
さらにアイ(ラインを結ぶ部分)が大きめに作られているため、スムーズで扱いやすい構造です。
クセのあるピーキーなジグヘッドではありますが、スレたメバルを引き出せる「切り札」的存在。
常夜灯下で他のルアーが効かない時や、濁り潮でのアピールを強めたい時に、ぜひ試してほしい一本です。
ジャズ「尺HEAD DX マイクロバーブ Dタイプ」|ボトムワインド最強のジグヘッド
「尺HEAD DX マイクロバーブ Dタイプ」は、JAZZ(ジャズ)から発売されているワインド特化型ジグヘッドで、特にボトムワインドでの実績が非常に高いモデルです。
矢じり型(ダート型)のヘッド形状により、水を切るように鋭いダートアクションを演出でき、低活性な大型メバルをリアクションで食わせるのに最適です。
メバリングでは、表層や中層を狙う釣りが主流ですが、尺メバル(30cm超え)などの大型個体はボトムに張り付くことが多いため、底を意識したボトムワインド戦略で威力を発揮します。
フックはマイクロバーブ仕様で、バラしにくく、掛けた魚をしっかりホールド。
また鋭い刺さりのフックポイントと優れた貫通性能により、硬いメバルの口でも確実にフッキングが決まります。
重量は1.5g〜10gまでラインナップされており、浅場から深場まで幅広く対応可能。
ライトゲームでのボトムワインド用ジグヘッドとして、根魚やカサゴなどのターゲットにも人気があります。
私自身、冬のボトム中心のメバリングでは必ずタックルボックスに入れておく1本。
反応が薄い時や、底に張り付いた良型狙いの時にこそ輝く、ボトム特化型の最強ジグヘッドです。
デコイ「ラウンドマジック」|フォール重視で使いやすい万能ラウンド型ジグヘッド
「デコイ ラウンドマジック」は、名前の通り綺麗な丸型(ラウンド型)ヘッドを採用したジグヘッドで、フォール主体の釣りに特化したモデルです。
ラウンド型のジグヘッドは主にアジングで使われることが多く、針が開き気味のものが多いためメバルには向かないケースが多いのですが、このラウンドマジックはフック形状がメバルにも最適化されており、非常に扱いやすい設計になっています。
フォール中の姿勢が安定しており、真下へのスムーズなフォールと高いレンジコントロール性が魅力。
縦の釣りやリフト&フォールを多用する場面で特に効果を発揮します。
メバリングでは、深場のポイントや潮流が緩やかな常夜灯周りで活躍することが多く、ただ巻きでの釣りにも十分対応可能です。
フックは刺さりが良く、掛けた魚をしっかり保持するバランス設計。
アイも大きく設計されており、暗い場所でラインを結んだり、スナップ等も簡単に通せる為初心者でも安心。
私自身もフォール主体のナイトメバリングで愛用しており、「ただ巻きでは食わない」状況で重宝しています。
ラウンド型の中では最も使いやすく、メバルに適したジグヘッドの一つと言えるでしょう。
オーナー「虫ヘッド」|“反則級”の釣果を叩き出す最終兵器ジグヘッド
「オーナー 虫ヘッド」は、名前の通り虫餌やエビなどの生エサを装着することを前提に設計されたジグヘッドです。
ルアー釣りの延長で使えるエサ専用ヘッドとして非常に人気が高く、どうしても釣れない時の“反則”とも言えるほど強力な最終兵器です。
フックは餌を刺しやすくする事に特化した設計で、虫エサやエビなどをしっかり刺せる構造。
また、針先の鋭さと保持力のバランスが絶妙で、メバルのショートバイトにも確実に対応します。
餌釣り用設計ではありますが、パワーイソメやガルプイソメなどの匂い付きワームとも非常に相性が良く、ワーム釣りとエサ釣りの中間スタイルとしても活躍。
活性が極端に低い夜や、常夜灯下でのスレたメバル相手にも圧倒的な喰わせ能力を発揮します。
メバリングにおいては、「もう何をやっても食わない」と感じた時にこそ試す価値あり。
“反則級の釣果”を叩き出す最後の切り札として、タックルボックスに1つは入れておきたいジグヘッドです。
メバリング用のジグヘッドの選び方|失敗しないメバル攻略のコツ

メバリングにおいて「どのジグヘッドを使うか」で釣果は大きく変わります。
同じワームでも、ジグヘッドの重さ・形状・フックサイズが違えばアクションも全く別物になるほど重要です。
ここでは、年間200釣行以上・メバル釣果1000匹超えの筆者が、実釣ベースで失敗しないジグヘッドの選び方を解説します。
ワームとの相性で決まる!形状・重さ・フックサイズの関係
ジグヘッド選びで最も重要なのがワームとの相性です。
形状や重さ、フックサイズのバランスが悪いと、せっかく良いワームを使っても動きが不自然になったり、アクションが死んでしまうことがあります。
メバリングでは、ピンテール系ワームが最も主流で扱いやすく、初心者から上級者まで幅広く使われています。
中でも、ガルプ ベビーサーディンは匂い付きワームの代表格で、圧倒的な集魚力と実績を誇ります。迷ったらまずこのワームを選べば間違いありません。

ピンテール系には砲弾型やコブラ型の軽量ジグヘッドが相性抜群。
スローリトリーブでもレンジキープしやすく、ナチュラルにアピールできます。
一方で、シャッドテールやリブの深いワームは水の抵抗が強いため、軽すぎるジグヘッドだと泳ぎが安定しません。
最低でも1.5〜2g程度のやや重めのジグヘッドを使うと安定します。
また、フックサイズも釣果に直結します。
小型メバル狙いなら#10〜#8、中〜大型狙いなら#6〜#4が目安。ワームが曲がったり動きが悪いときは、フックサイズが合っていない可能性が高いです。
初心者はまず1g~1.5g・#8番・砲弾型ジグヘッド+ピンテールワームを基本セットとして使うのがおすすめです。
おすすめワームについては、以下の記事でも詳しく解説しています👇

メバリング ジグヘッドで多い失敗と原因
ジグヘッド選びは奥が深く、慣れていないうちは思わぬミスで釣果を逃してしまうことがあります。
ここでは、実際に初心者がやりがちな失敗と、その原因をまとめました。
① 重すぎるジグヘッドを選ぶ
「遠くに飛ばしたいから」と重めのジグヘッドを使うと、メバルが反応する表層レンジを通せないことが多いです。
メバルは基本的に上を意識している魚なので、重すぎるとただの“底釣り”になってしまいます。
② 軽すぎて操作できない
逆に軽すぎると、風や潮に流されてワームの位置が分からなくなるのが失敗パターン。
特に初心者は0.6g以下だとレンジが掴めず、釣りにならないことが多いです。
③ フックサイズが合っていない
ワームの大きさに対してフックが大きすぎると動きが死に、小さすぎるとフッキング率が下がります。
また、アジング用のオープンゲイプフックを使うと掛かりは良いけどバレやすいため、メバル用のフックを選ぶのが鉄則です。
④ フォールスピードを意識していない
メバルは潮の流れの中で“自然に落ちてくるもの”に反応します。
フォールスピードを変えるだけで釣果が激変するため、0.8g〜2gの間でこまめにローテーションしてベストバランスを探るのがコツです。
この4つを意識するだけで、初心者のうちは釣果が2倍以上変わることもあります。
特に「重さ」と「フック形状」の見直しは最優先です。
初心者が選ぶべきおすすめジグヘッド3条件
メバリング用のジグヘッドには様々な種類があり、それぞれに特徴がある為、使い分けする事ができれば上級者の仲間入りです。
しかし、これからメバリングを始める方や初心者の方は、ジグヘッド選びで迷ってしまうと思います。
まずは、次の3つの条件を押さえておけば間違いありません。
① 砲弾型ヘッド(弾丸型)を選ぶ
砲弾型はレンジキープしやすく、ただ巻きとの相性が抜群です。スイム姿勢が安定しており、表層〜中層の攻略に最適。初心者でも操作感を掴みやすく、引き抵抗も程よいのが魅力です。
② 重さは1.0g〜1.5gが基本
軽すぎると扱いにくく、重すぎるとレンジが入りすぎてしまうため、1.0g〜1.5gが最もバランスの良い万能域です。
風や潮の速さに応じて0.8g〜2gを使い分けると、より繊細なコントロールが可能になります。
③ フックサイズは#8前後の標準サイズ
#8前後のフックは、小型〜中型メバルどちらにも対応可能。刺さりの良さと耐久性のバランスが取れています。
特にオーナー「メバル弾丸」やティクト「メバスタ!」など、定番モデルは#8前後を基準に設計されており、ワームとの相性も抜群です。
この3条件を満たすジグヘッドを選べば、初めてのメバリングでも安定して釣果を上げられるでしょう。
慣れてきたら、用途に合わせて矢じり型やラウンド型なども試してみると釣りの幅が広がります。
まとめ|おすすめのメバリング最強ジグヘッドでメバルを完全攻略!
今回は、メバリングに欠かせないジグヘッドの選び方・重さ・おすすめ10選を徹底解説しました。
メバルは繊細な魚ですが、ジグヘッドの形状・重さ・フックサイズをしっかり選べば、初心者でも確実に釣果を上げることができます。
特に砲弾型のメバル弾丸やメバスタ!は、扱いやすく汎用性も高いため、最初の1本として最適です。
軽量ジグヘッドは表層でのスローな釣り、重量ジグヘッドは深場や潮流のあるエリアでの攻略に強く、状況に応じて使い分けることで釣りの幅が一気に広がります。
また、アクションの付け方やワームとの組み合わせ次第で、同じポイントでも釣果が倍以上変わることもあります。
この記事を参考に、自分に合った最強ジグヘッドを見つけて、ぜひメバリングを極めてみてください。
タックル選びに迷ったら、まずは1g〜1.5gの砲弾型+ピンテールワームの組み合わせから始めるのがおすすめです。




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