【2025年最新】サワラキャスティングに最適なリールはこれ!番手・ギア比・ドラグ性能まで徹底解説!

こんにちは。現役釣具屋店員のみきやです。

「サワラキャスティングにはどんなリールを選べばいいの?」

そんな疑問を持つ方は多いはず。特に近年のサワラゲームはルアーやリーダーだけでなく、リールの性能差が釣果に直結するシビアな釣りとなっています。

この記事では、自分の船やチャーター船でのサワラキャスティング歴50回以上の筆者が、実体験に基づいておすすめリールや選び方のコツを徹底解説します。

番手・ギア比・ドラグ性能・自重・ハンドルノブまで、中級者が気になる要素を1つずつ解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

サワラキャスティングにリール選びが重要な理由

サワラキャスティングは、その名の通り高速で回遊するサワラを狙うダイナミックな釣り。
一見シンプルに思えるルアーゲームですが、実はリールの性能が釣果に直結するジャンルでもあります。
とりあえず手持ちのリールで…」という選択が、大きな差となって表れるのがこの釣りの面白さであり、難しさでもあるのです。
ここでは、なぜリール選びが重要なのか、どんな性能が釣果に影響するのかを詳しく解説していきます。

高速回遊魚・サワラの特性とは?

サワラは青物特有の回遊性に加え、極めてスピーディーな動きが特徴のターゲットです。ナブラの移動も速く、群れを追いかけるにはテンポよく仕掛けを投入する判断力と装備が求められます。

また、視覚に優れ、ルアーを見切る力も非常に高いため、ただ巻きだけでは通用しないシビアな展開も多くあります。

そうしたフィールドで釣果を上げるには、迅速な立ち上がりと正確な操作性を両立できるタックル、特にリール性能が極めて重要となります。

ルアーを活かすのはリール性能にあり

サワラキャスティングにおいては、ルアーの性能を最大限に引き出せるリール操作が不可欠です。たとえば、バイブレーションやシンペンの早巻きを多用する釣りでは、一定スピードで高速巻きできるリールが武器になります。

また、ルアーアクションを崩さず正確に巻き続ける巻き心地の滑らかさも、見切りやすいサワラには重要です。

キャスティング距離・回収速度・トラブルレス性すべてにおいて、リール性能が釣果を左右する要素と言っても過言ではありません。

サワラキャスティングでは、高速巻き・遠投・ドラグ性能が求められます。特にナブラ撃ちや広範囲を探る場面では、リールのスペックがそのまま釣果に直結します。

「なんでもいいや」と思って選んだリールでは、巻きスピードが追いつかない糸フケが多くフッキングしづらい大型サワラにラインを引き出されバラす…といったトラブルも。

逆に言えば、適切なリールを選べば初心者でもチャンスをモノにできるのがこの釣りの面白さでもあります。

サワラキャスティングリールの選び方|番手・ギア比・耐久性

「どのリールを選ぶか」で釣果が大きく変わる──。
サワラは高速で回遊する回遊魚のため、巻きスピードやドラグ性能が極めて重要になります。

特にキャスティングゲームでは、リールの番手・ギア比・耐久性のバランスが問われます。
「なんとなく見た目で選んだ…」という方は、リールの性能差で釣果に大きな差が出ることもあるので注意が必要です。

ここでは中級者以上を目指すアングラーに向けて、実際の使用感も踏まえつつ、リール選びの3大ポイントをわかりやすく解説していきます。

番手の目安は4000〜5000番|遠投と巻き取りパワーを両立

サワラキャスティングに使用されるリールの番手は、4000〜5000番が基本です。

この番手帯なら、PE1.2〜2.0号を200m以上巻けるスプール容量が確保でき、ナブラ撃ちや広範囲のブラインドキャストにも十分対応できます。

3000番以下ではドラグ力や巻き上げトルクが不足し、6000番以上になるとリールが重くなりすぎて、1日中投げ続けるスタイルには不向きです。

そのため、遠投性・トルク・自重のバランスが良い4000〜5000番がもっとも使いやすく、実際に多くのアングラーに支持されています。

ギア比の選び方|ハイギア(HG) or ノーマルギア(PG)?

サワラキャスティングでは、ハイギア(HG)やエクストラハイギア(XG)の人気が高いです。

理由は、ナブラ撃ちへの即応性と、表層をスピーディに誘える操作性が圧倒的に優れているからです。

私自身は、シマノの「ツインパワー C5000XG」を愛用していますが、速巻きのレスポンスやナブラに対する手返しの速さは他の番手やギア比と比べても段違いです。

サワラはとにかく早巻きに反応が良く、正直リールが壊れるくらいのスピードで巻いても普通に食ってきます。
そのくらいの“爆速アクション”でもバイトしてくるため、ギア比の速さは大きな武器になります。

一方で、ノーマルギア(PG)は巻き取りパワーはありますが、展開が速い場面ではもたついてしまう印象があります。

そのため、ギア比はHGまたはXGを基本に考えるのが現場での釣果につながる選択です。とくにナブラ撃ち主体の釣行では、ギアスピードが釣果を左右する場面も多々あります。

PEラインの号数とスプール容量の関係

サワラキャスティングでは、PE1.5〜2号が基本ライン細すぎると高切れリスクがあり、太すぎると飛距離やルアーの動きに悪影響が出ます。

▶ PE1.5号:飛距離重視。軽量ルアーやナブラ撃ちに最適
▶ PE2号:バランス型。中〜大型ルアーやロングキャストにも対応

スプール容量も要チェック。最低でも150m以上は巻けるモデルを選びましょう。ナブラ撃ちで何度も遠投するので、ラインが少ないと安心して攻められません。

ちなみに私はPE1.5号を200m巻いて使っています。飛距離を重視していて、ナブラ撃ちにも安心して対応できています。

ドラグ性能と耐久性|サワラの強烈な引きに耐える条件

ドラグ性能は、サワラキャスティングにおける“生死を分ける要素”です。

サワラは強烈な初速でルアーに突進してくるため、ファーストランの勢いを適切にいなせるドラグ性能が重要です。

✔ 推奨ドラグ力:最大7kg以上
PE1.5号であれば実釣時のドラグ設定は2〜3kg程度が目安ですが、ドラグワッシャーの質や放熱性も無視できません。

また、サワラの鋭い歯によるラインブレイクを防ぐためにも、スムーズに滑り出すドラグ性能が求められます。
滑り出しが悪いと、いきなりテンションがかかり過ぎてフックアウトや高切れにつながりやすいです。

自重(軽さ)と剛性のバランスはどう見る?

サワラキャスティングでは、軽さと剛性のバランスが非常に重要です。

長時間のキャスト&リトリーブを繰り返す釣りなので、リールが重すぎると腕や手首への負担が蓄積します。一方で、軽さばかりを優先すると剛性が低くなり、大型サワラの引きに耐えきれない可能性もあります。

✔ 目安:自重は250g前後〜300g程度、フルメタルボディだと安心

実際に私が使っている「ツインパワーC5000XG」は約265gですが、剛性が高く、巻きの安定感も抜群。荒れた海でも信頼して使えます。

このあたりは個人の筋力や釣行スタイルにもよるので、現地での疲労感やロッドとのバランスを意識して選ぶことが大切です。

操作性を左右するハンドルノブ|丸型が人気な理由

サワラキャスティングのように高速巻きが求められる釣りでは、ハンドルノブの形状によって操作性が大きく変わります。特に人気なのが丸型ハンドルノブ。力が入りやすく、指がしっかりと掛かるため、リトリーブ中のブレや滑りを抑えられます。

私が使用している「ツインパワーC5000XG」にも、この丸型ノブが標準装備されていますが、実際の釣行でもその恩恵はかなり感じています。特に冬場の手がかじかむ時期や、荒れた海上でのファイト中でも、しっかりグリップできて安心です。

ステラやセルテートの近い番手も所持してますが、パワーファイトする釣り用のリールは全て丸型に変えています。

交換も可能ではありますが、最初から丸型が搭載されているリールを選べば、追加費用もかからず快適な操作性を得られるのは大きなメリットと言えるでしょう。

スピニングとベイト、どちらが適しているのか

サワラキャスティングにおいては、基本的にスピニングリールが主流です。理由は明確で、遠投性能と手返しの良さがスピニングの方が優れているためです。サワラはナブラ打ち(表層のボイル)で狙うことが多く、迅速に遠くへルアーを届ける必要があります。

一方で、ベイトリールはピンポイントキャストや手元の操作性に優れるものの、バックラッシュ(糸絡み)のリスクやキャスト時の飛距離に不安があるため、風の強い日や慣れていない方には不向きです。

私自身もツインパワーC5000XGを愛用しており、ナブラをいち早く撃ち抜くスピード感と、ドラグ性能の信頼性には大きな安心感があります。リールに迷ったらまずはスピニングからスタートするのが間違いありません。

【価格帯別】サワラキャスティングにおすすめのリール8選

※画像引用元:シマノ公式サイト

サワラキャスティングで使用するリールは、価格帯によって性能や耐久性、使い心地に大きな違いがあります。

本章では、実際に多くのアングラーから支持されている人気機種を、高価格帯・中価格帯・低価格帯の3つに分けて紹介していきます。

「とにかく長く使える最高峰モデルが欲しい」「コスパ重視で選びたい」など、ニーズに応じたモデル選びができるよう、各リールの特徴や実釣時の強みも詳しく解説していきます。

自分の予算や釣行スタイルに合った1台を、ぜひ見つけてみてください。

高価格帯モデル|実績・満足度で選ぶ“最上級クラス”

耐久性・巻き心地・剛性・所有感──どれも妥協したくない方におすすめなのが、こちらの高価格帯モデル。

実釣でも確かな信頼を得ている4機種を、スペックと使用感の両面から紹介します。

① シマノ 25ツインパワーXD C5000XG|管理人愛用の本命リール

ギア比6.2
自重245g
巻き取り長さ101cm
ライン容量(PE)1.5号-400m

シマノの名作リール「ツインパワー」の2025年最新モデル。
私自身がサワラキャスティングで1番使用しているのがこのモデル。
巻き心地・剛性感・軽さ・飛距離性能のバランスが抜群で、迷ったらこれを選んで間違いありません。
デフォルトで丸型ハンドルノブを搭載しており、高速巻きでも手がブレにくいのも大きなメリットです。

「ツインパワー」シリーズにはより剛性を高めたSW(ソルトウォーター)モデルもありますが、SWモデルより軽さで20g上回りXDシリーズでも剛性は十分な為、コチラの方がお勧め。

実際に私もこのリールでサワラやブリを何十匹とかけてますが、今だに何も不具合はないですよ。

少々値ははりますが、長く使える上に他の釣りでも使える点を考えると、個人的には圧倒的な1番のオススメです。

② ダイワ 24セルテート LT4000-CXH|驚異の軽さと高剛性

ギア比6.2
自重235g
巻き取り長さ99cm
ライン容量(PE)1.5号-200m

軽さは正義」と思う方に刺さる1台。わずか235gという軽さは、長時間のキャストでも疲れにくく、感度も非常に高いです。
剛性に関してはツインパワーにやや軍配が上がりますが、操作性を重視するスタイルには最適。

私自身も25ツインパワーが出る前のメイン機で使用していて、今もサブ機として活躍しています。

③ ダイワ 22イグジスト LT5000-CXH|ダイワの全てが詰まった芸術品

ギア比6.2
自重220g
巻き取り長さ105cm
ライン容量(PE)1.5号-225m

ダイワの技術の全てが詰まったフラッグシップモデル。
完成度の高さはもはや芸術です。
巻きの軽さ、滑らかさ、ドラグの滑り出し…すべてがトップクラスです。
高価ではありますが、「一生モノの相棒」を探している方には最適です。
シマノの最高峰ステラと比べると、軽さや滑らかさでリードしています。

④ シマノ ステラ C5000XG|シマノ最高峰の名に恥じない完成度

ギア比6.2
自重260g
巻き取り長さ101cm
ライン容量(PE)1.5号-400m

誰もが憧れるシマノのハイエンドリール「ステラ」
滑らかさ・剛性・耐久性すべてがハイレベル。
キャスト回数の多いサワラゲームでもストレスを感じさせない巻き出しと、長期間使っても劣化しにくい圧倒的な耐久性。
価格に見合う満足感が得られる1台です。
ダイワの最高峰イグジストと比べると、剛性や耐久性でリードしています。

中価格帯モデル|コスパと性能のバランスで選ぶ

「上位機種ほどの価格は出せないけど、釣果に直結する性能はしっかり欲しい」
そんな方におすすめなのが中価格帯モデル。最上位モデルには劣るけど、この価格帯でもスペックは十二分。
上位機種に迫るスペックを備えた、実戦派の2台を紹介します。

① ダイワ 25カルディア LT5000-CXH|軽さと剛性のバランスに優れた本命モデル

ギア比6.2
自重240g
巻き取り長さ105cm
ライン容量(PE)1.5号-225m

この価格帯では最も完成度が高いといえるのが、2025年新作の「25カルディア」。
軽量ながらタフデジギア搭載で巻きの力強さも十分。サワラの速巻きにも追従します。
5000番のボディでこの軽さとスペックは驚異的。年々リールの進化を感じます。
初めての1台はもちろん、買い替え候補としても本命のリールです。

② シマノ 23ストラディック C5000XG|剛性は文句無し。実戦派に選ばれるバランスモデル

ギア比6.2
自重290g
巻き取り長さ101cm
ライン容量(PE)1.5号-400m

耐久性・巻き感・コストのバランスが抜群な、実釣主義のアングラーに人気のモデル。
上位機種譲りの滑らかな巻き心地と信頼性があり、Xプロテクトによる高い防水性もポイントです。
ローターはやや重めですが、パワーファイトに安心感があり、サワラの激しい引きにもしっかり対応します。

低価格帯モデル|まずはこの1台から始めたい人へ

「なるべく安く、でもしっかり使えるリールが欲しい」
そんな方に向けて、実釣性能を備えつつ価格を抑えたエントリーモデルを紹介します。
初めてのサワラキャスティングにも安心して使える2機種です。

① シマノ ナスキー C5000XG|1万円台でここまでできる!

ギア比6.2
自重305g
巻き取り長さ105cm
ライン容量(PE)1.5号-400m

1万円台でサワラキャスティングを始めるなら、最もおすすめなのがこのナスキー
剛性感や巻き心地では上位機種に劣るものの、必要十分なパワーとドラグ性能を備えており、実釣にはまったく問題なし。
ローターはやや重めですが、スロー気味のただ巻きや早巻きにも安定して対応できる実力派です。

② ダイワ 21フリームス LT5000-CXH|防水・軽量・高剛性のバランス型

ギア比6.2
自重255g
巻き取り長さ105cm
ライン容量(PE)1.5号-225m

軽さと防水性、耐久性を兼ね備えた優秀な入門機
モノコックボディ搭載で、価格以上の剛性と巻きパワーを発揮します。
ローターが軽快で巻き出しも軽く、ルアー操作性を重視するアングラーにも適した設計です。
PE1.5号の200m超えを巻けるスプールも、キャスティングに安心です。

まとめ|あなたに合った最適なリールを選ぼう

サワラキャスティングは「リール選びで釣果が変わる」と言っても過言ではありません。
強烈な引き・高速回遊・遠投性能──これらにしっかり対応できるかが、1本を取れるかどうかの分かれ道になります。

今回は価格帯別におすすめリールを紹介しましたが、それぞれの最高の1台を最後に振り返っておきましょう。

  • 高価格帯:24ツインパワー C5000XG
    剛性・巻き感・バランスすべてが高水準。実釣で圧倒的に信頼できる中上級者向けの1台。
  • 中価格帯:25カルディア LT5000-CXH
    モノコックボディで軽量かつ高剛性。コスパ最強クラスの実力派。
  • 低価格帯:ナスキー C5000XG
    価格を超えたスペックと実釣性能。1万円台とは思えない頼もしさで初心者にも◎。

まずはご自身の予算とスタイルに合ったリールを選び、1本目のサワラを手にする瞬間を楽しみにしてみてください!

サワラキャスティングに必要なタックル選びも見直そう

リールを揃えたら、次はルアーやロッドなどの周辺タックルも見直すタイミングです。
「結局どれが一番釣れるの?」「何を使えばいいか分からない…」という方に向けて、実践向きのおすすめ記事をご紹介します。

▼サワラ専用ルアーを厳選紹介!

サワラは「とにかく速巻き」に反応する魚。飛距離・レンジ・スピードを意識したルアー選びが大切です。

▼ロッド選びでキャストと操作性を劇的に改善!

硬さ・長さ・調子によって、ルアーの飛び方やフッキング率がガラリと変わります。
実践で試したロッドを軸に、最適な1本を見つけてみてください。

▶ リールに合わせるべきラインの太さとは?

スプール径やラインキャパ次第で、選ぶべきPEラインは変わります。号数・長さの目安を知っておくことが釣果アップへの近道です。

▼切られる前に!リーダー選びは超重要

サワラは歯が鋭く、リーダーを切られる事故が多発します。
フロロ?ナイロン?ワイヤー?迷ったときに読んでおきたい、状況別リーダー選びの決定版はこちら。

▶同じ船でも0匹と10匹の差が…釣果のカギはアクションにあり!

サワラキャスティングは、アクションの差が釣果にダイレクトに表れます。 実際に筆者が経験した「0匹vs10匹」の差についても、詳しく解説しています。

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