【インプレ】セットアッパー 青物スペシャル 125S-DR|通常モデルとの違い・人気カラー・使い方を徹底解説!【ダイワ】

セットアッパーシリーズの中でも、青物狙いに特化した「青物スペシャル」モデルは、発売当初から注目を集めている1本です。

この記事では、実際に青物スペシャルを何度もフィールドで使用した実釣インプレをもとに、「通常モデルとの違い」や「おすすめカラー」、「使うべきシチュエーション」まで詳しく解説します。

なお、セットアッパーの通常モデルや、フルバックモデルに関する詳しいレビューは別記事で解説予定なので、今回はあくまで青物スペシャルに特化して紹介していきます。

信頼できる1軍ルアーを探している方青物狙いでセットアッパーを導入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

目次

セットアッパー 125S-DR 青物スペシャルはおすすめ?スペックと魅力を解説

結論からいうと、セットアッパー125S-DR 青物スペシャルは、青物を狙うなら間違いなくおすすめできるルアーです!

特にサワラ・ブリ・ヒラマサなど、広範囲をテンポよく探りたい場面では、飛距離・潜行レンジ・アクションのバランスが抜群。

私自身も100本以上の青物を釣ってきた経験から、このルアーの安定感と実績には驚かされています。

この記事では、そんな「セットアッパー125S-DR 青物スペシャル」のスペック・特徴・通常モデルとの違い・人気カラー・おすすめの使い方まで、実体験をもとに徹底解説していきます。

セットアッパー125S-DR 青物スペシャルのスペック

セットアッパーシリーズの中でも青物狙いに特化したモデルが、この「青物スペシャル」。他にも通常モデル・フルバック・ランカーハンターというバリエーションがありますが、それぞれ用途やチューニングが異なります。

モデル名サイズ(mm)重さ(g)潜行深度タイプ飛距離(m)アクションフックリング
通常モデル12526最大2mオーバースローシンキングMax 79.5 / Ave 77.0ハイピッチタイトウォブンロール#6トレブル×3#3
青物スペシャル12527.5最大2mオーバースローシンキングMax 79.5 / Ave 77.0ハイピッチタイトウォブンロールST-56 #6×3
(太軸&強化)
#4(強化)
フルバック12537.5最大2mオーバーシンキングMax 83.0 / Ave 80.3ウォブンロール+チドリアクション#6トレブル×3#3
ランカーハンター(LH)12526最大2mオーバーシンキング従来とほぼ同じハイピッチタイトウォブンロール太軸#3トレブル×2#4

重量アップで飛距離&貫通力重視の「フルバック」、ランカーシーバス特化の2フック仕様「LH(ランカーハンター)」、青物対応チューンの「青物スペシャル」──どれも異なる個性があります。

今回紹介する青物スペシャルは、通常モデルの泳ぎをそのままに、青物用に「フック・リング・重さ」を強化した万能モデル。磯・堤防問わず、大型回遊魚に備えたいアングラーにうってつけです。

なお、セットアッパー 「通常モデル」「フルバック」については別記事で詳しく紹介しているので、詳しく知りたい方は以下からどうぞ。

セットアッパー 青物スペシャルの特徴

「セットアッパー青物スペシャル」は、名前の通り青物に特化してチューニングされた専用モデルです。基本設計は125S-DRをベースにしていますが、フックや重量、実釣性能が強化されており、通常モデルとは明確に違いがあります。
ここでは、実際に使用して感じた3つの主な特徴をご紹介します。

① ST-56標準装備|太軸フックで大型青物にも対応

セットアッパー青物スペシャル最大の特徴は、がまかつ「TREBLE SP MH(ST-56)」#6を標準装備している点です。通常の125S-DRは標準フックがやや細軸で、大型青物相手だと伸びる可能性がありましたが、青物SPではフックの強度不足によるバラシが激減しました。
さらに、スプリットリングも#4に強化されており、タックル全体のバランスが「青物基準」に調整されています。

② 重量アップで飛距離がさらに伸びた!

青物SPは標準重量27.5g(通常モデルは26g)と、やや重めに設計されています。この1.5gの差が意外と大きく、アゲインスト風や遠投が求められるサーフや堤防でもしっかり届く仕様になっています。
実際に通常モデルと投げ比べると、平均で5m前後の飛距離アップを感じました。

③ 泳ぎはそのまま|“フルバック”より扱いやすい万能設計

重量アップモデルといえば「フルバック」もありますが、こちらは37.5gとさらに重く、ウォブンロールにチドリ要素が加わるアクション
それに比べて青物SPは、通常モデルの「ハイピッチタイトウォブンロール」アクションをそのまま継承しており、より自然な動きでナーバスな回遊青物にも口を使わせやすいのが大きな魅力です。

セットアッパー 青物スペシャルの使い方|釣果につながる3つのポイント

セットアッパー 青物スペシャルは、ただ巻きだけでも釣れる超優秀ルアーですが、状況に応じた使い分けができると釣果が安定します
ここでは、私が100回以上実釣で投げ込んだ経験から、特に効果が高かった使い方・シチュエーションを紹介します。

使うべき場面|青物が回遊しているエリアで無類の強さを発揮!

セットアッパー 青物スペシャルは、青物が表層〜中層を意識している時にベストなルアーです。
サゴシ・ワラサ・ブリ・シイラなど、広範囲を回遊している青物を遠投で狙う場面では特に強みを発揮します。
波がある日や風が強い日でもしっかりと飛び、レンジキープも安定。
ナブラ撃ちや、潮目撃ち、サーフ・堤防からの回遊待ちなど、狙って獲れるチャンスを最大化してくれる1本です。

また、堤防やサーフなどの足場の良い釣り場で特に扱いやすく、高さがあってもなくても安定してアクションしてくれる点も魅力。
磯場でも使用可能ですが、激しいヒットや岩場との干渉を考えると、ボディ強度にはやや注意が必要です。

アクション|圧倒的に“泳がせやすい”ミノー!ナチュラルな動きが青物に効く

セットアッパー 青物スペシャルの最大の魅力は、誰でも安定したアクションを出しやすいこと。
ハイピッチタイトウォブンロールアクションにより、ただ巻きだけでもしっかり動き、波動とフラッシングでしっかりアピールしてくれます。

アングラー側が特別なアクションを加えなくても、水を噛んでブレずに泳ぐ設計になっているため、初心者にも非常に扱いやすい仕様です。
リトリーブ速度を上げれば、ややスラローム気味に揺れながら泳ぐようになり、食わせの間も自然に生まれる点も魅力。

また、フォール時も“ただ沈む”のではなく、ローリングしながらナチュラルに落ちる設計になっており、喰わせの間を演出する効果も大きいです。

使い方|基本は“ただ巻き”だけでOK!+αのアクションでさらに効果UP

セットアッパー 青物スペシャルの基本的な使い方は、何といっても「ただ巻き」です。
初心者でも投げて巻くだけで、青物のリアクションをしっかり引き出せます。

早巻きでリアクションバイトを誘うのが王道ですが、巻きの途中でストップ→フォールを入れると食わせの間を作れるため、より釣果が安定します。
このとき、ローリングフォールの効果でナチュラルにアピールしてくれるため、止めた瞬間のバイトが多発することも。

また、軽くジャークを加えると、泳ぎに“乱れ”が生じてリアクションバイトを誘発できる点もポイントです。
とはいえ無理にアクションを加える必要はなく、基本は“投げて巻くだけ”でOKなので、誰にでも扱いやすいルアーです。

セットアッパー青物スペシャルのおすすめカラー

青物スペシャルが特別な理由の一つが、通常モデルでは手に入らない限定カラーの存在です。
どのカラーも釣り場での実績に基づいて厳選されており、青物狙いに最適な配色になっています。

ここではその中でも特に実績の高い2色を紹介します。

ギンギラグローギーゴ

シルバーベースにシマシマ模様が入った超アピール系カラー
光量が多い晴天時や澄み潮での使用がおすすめで、遠くからでもしっかり魚に存在感をアピールできます。
サゴシ、サワラ系に特に実績が高いです。
視認性が高く、リアクションバイトを誘いたい場面で重宝する1色です。

オレンジHイワシ

シルバーベースに頭だけオレンジが入ったナチュラル系イワシカラー
どんな天候や潮色にも対応できる万能カラーで、常に1軍としてボックスに入れておきたい1本。
ベイトがイワシ系の時はもちろん、活性が低い時のサーチにも効果を発揮します。

セットアッパー青物スペシャルと他モデルの違い

セットアッパーシリーズには複数の派生モデルがあり、それぞれに明確な特徴と用途があります。
ここでは「通常モデル」「青物スペシャル」「フルバック」「ランカーハンター(LH)」の違いを解説します。

通常モデル(125S-DR)

完成度が最も高く、バランスのとれたスタンダードモデル。
飛距離・アクション・潜行レンジのバランスが絶妙で、シーバスや中型青物に最も使いやすい一本です。
強度や耐久性を求めない場面ではこれ一択と言えるほど、扱いやすく反応も良好です。

青物スペシャル(125S-DR)

通常モデルの泳ぎや操作感をそのままに、フック・リング強化で青物対応へチューンナップ。
飛距離・アクション・潜行レンジは同じですが、ST-56 #6×3とリング#4搭載で中〜大型青物にも安心して対応できます。
堤防やサーフの青物狙いにおいて、最もバランスのとれたセッティングです。

フルバック(FB 125SDR-LI)

重さ37.5gの重量級セットアッパーで、飛距離と耐久性を最優先した青物専用モデル。
遠投が必要なシチュエーションでは絶対的な強さを発揮しますが、やや泳ぎがタイトでアピールは控えめ
大型青物・激流エリアでの攻略におすすめです。

ランカーハンター(LH 125SDR)

シーバスのランカー狙いに特化したモデル。
2フック構成&太軸フックで、一撃の重みをしっかり受け止めるパワー設計になっています。
青物狙いにはやや非効率ですが、大型シーバスや磯マルには高い効果を発揮します。

用途別にまとめると以下の通りです:
中型までの青物や通常のシーバス狙い:通常モデル(125S-DR)
中型〜大型青物狙い:青物スペシャル(125S-DR)
より飛距離と強度を重視したい場合:フルバック(FB)
ランカーシーバス狙い:ランカーハンター(LH)

どのモデルも完成度は非常に高く、狙う魚や状況によって最適な選択が可能です。

セットアッパー青物スペシャルで実際に釣れた魚たち

「本当に釣れるの?」「実績あるの?」──そんな疑問を持つ方のために、実際にセットアッパー青物スペシャルで釣った魚を紹介します。

私自身、サーフ・堤防・磯場を含む50回以上の釣行で使用してきましたが、その中で驚くほど多彩な魚種をキャッチできました。
とくに青物狙いの朝まずめ〜日中にかけては、その飛距離とアクションの安定感が武器になり、多くの魚と出会えました。

実際に釣れた魚

セットアッパー青物スペシャルを使って、実際に私が釣った魚の一覧です。
普段は通常モデルの125-sdrをキャストする事の方が多いですが、それでも限られた釣行で良実績を得られています。

  • ブリ属
     ・ワラサ・メジロ(60cm〜75cm級)
     ・イナダ・ツバス(40cm前後)
     ・ブリ(80cmオーバーの実績あり)
  • カンパチ属
     ・ショゴ・シオ(30〜45cm)
     ・ヒレナガカンパチ(58cm)
     → 夏〜秋の堤防でのヒットが多い
  • 真鯛
     ・マダイ(40cm台1匹と60cmオーバーののっこみ真鯛1匹)
     → 40cmは表層早まきでHIT、のっこみの60cmオーバーはボトム付近のリフト&フォール中にヒット

実際に使った時のレポート

セットアッパー青物スペシャル125S-DRを使った実釣の中でも、特に印象的だった釣行を2つ紹介します。
どちらもコンディションの異なるフィールドで、しっかりと結果を出してくれた信頼の1本です。

堤防のテトラエリア|微妙な時間帯にまさかのヒレナガカンパチ

夕まずめ直前、ブリ狙いで通っている堤防のテトラ帯。
潮も緩み、まったく反応がない“空白の時間”に、セットアッパー青物スペシャルをフルキャスト。
着水からボトム付近まで沈めてリトリーブしていたところ、「ゴンッ」と強烈なバイト。
最初は狙い通りのブリかと思ったが、足元のテトラ際で急激な突っ込み!
なんとかいなして上がってきたのは、なんとショアでは初めての良型ヒレナガカンパチでした。
船では何度か釣ったことがある魚だけに、衝撃と喜びはひとしお。
もし通常モデルだったら針が伸ばされていたかも…と考えると、太軸フック搭載の青物スペシャルの真価を体感した一匹でした。

サーフ朝マズメ|ベイト接岸でブリ属連発!

近所のサーフに青物の回遊が入ったという情報をキャッチ。
セットアッパー青物スペシャルを信じて、朝まずめ前の暗い時間からエントリーしてスタンバイ。
波打ち際にカタクチイワシが打ち上がっていたので、遠投で沖のブレイクを狙うと1投目からドン!
40cmクラスのツバス(ブリ属の若魚)を皮切りに、そこからはツバス→ワラサとブリ属連発!
そのあと超大型の赤座布団🟥(アカエイ)をかけてやり取りしてる間に地合いは終了しましたが
タフな連戦にも耐えられたのは、やはり27.5gの自重と太軸フックのおかげ
通常モデルだと、早巻きでバランスを崩すこともあったが、このモデルなら飛距離・耐久性ともに申し分なし
周囲のアングラーと比べても、ヒット数・サイズともに抜きん出た実釣でした!

セットアッパー 青物スペシャルの魅力まとめ

セットアッパー 青物スペシャルは、通常モデルの完成されたアクションをそのままに、フック強度やウェイトをアップした“青物特化モデル”です。

遠投性能アップで広範囲を攻めやすく、
太軸フック&リングで大型青物にも対応
限定カラーが多く所有欲も満たせる

私自身、サーフや堤防の釣行で実際に多くの青物をキャッチしてきましたが、
通常モデルやフルバックとの使い分けにより、より高確率で釣果を得られるようになりました。

シーバス・中型青物狙いなら通常モデル、
さらに飛距離と強度を求めるならフルバック、
そしてバランス重視の万能型として“青物スペシャル”は非常におすすめです。

このルアーをまだ使ったことがない方は、ぜひ一度フィールドで投げてみてください。
きっと「こんなに違うのか!」と実感できるはずです。

他モデルのインプレ記事はこちらもチェック!

セットアッパーシリーズは状況に応じて選ぶのがコツ。
ここでは青物スペシャル以外の兄弟モデルについても、それぞれの違いや魅力を紹介した記事へのリンクをご案内します。

▶ セットアッパー 通常モデル|初めての1本にもおすすめの定番ルアー

迷ったらこれ!と言えるほど実績が高く、バランスに優れたスタンダードモデルです。
特にシーバス・サワラ狙いでは信頼度が非常に高く、堤防からサーフまで幅広く対応可能。

私が堤防やサーフで最初に投げるルアーのひとつでもあり、「1軍ボックスに必ず入れている」という釣り人も多い印象です。
フックサイズや貫通ワイヤーなどが気になる方は、実釣インプレ記事で詳しく解説しています。

▶ セットアッパー フルバック|強風下&ディープ狙いの最終兵器

より飛距離重視・強度重視で攻めたい方には、セットアッパー フルバックもおすすめです。
37.5gの重量と低重心設計により、爆風下でも圧倒的な遠投性能を発揮。

私自身も「風速8m超の磯場」や「ディープサーフ」で実釣し、他ルアーでは届かなかったエリアを直撃して青物をキャッチしてきました。

青物におすすめの他のルアーもチェック!

ブローウィンやセットアッパー以外にも、青物狙いで実績抜群のルアーは多数あります。
特に「飛距離」「アピール力」「表層ゲーム」の各ジャンルで評価が高いものを3つ厳選してご紹介します。

▶ ラピード|大型青物実績ナンバーワン

ダイビングペンシルの中でも、ヒラマサやキハダ・GTなど大型青物の実績が非常に高いラピード。
ショートダイブでのキレのあるアクションと、風やうねりにも強いキャスタビリティで、オフショアでもショアでも高評価を得ています。

「大型青物を狙うなら絶対に1本は持っておきたい」とプロからも推される信頼の定番です。

▶ フィードポッパー|トップゲームの王道、水面爆発の魅力

ポッピングサウンドとスプラッシュで視覚・聴覚両方から青物に強烈にアピールできるトップウォーターの定番。
ヒラマサやブリを狙う際、「活性が高い時にド派手に誘うならコレ一択」とも言われる強力ルアーです。

波のある磯場でもしっかりアクションしてくれる安定感も魅力。

▶ モンスターショット|飛距離最強、100m超えの弾丸ルアー

驚異の遠投性能で知られるメタルルアー系プラグの代表格。
空気抵抗が少なく、PE1.5号+MHロッドで100m以上のキャストも可能

離岸流の先やナブラの先頭に正確に打ち込めるため、サーフや堤防での青物狙いに特におすすめです。

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