こんにちは、現役釣具店員のみきやです。
日々お客様から「どのショアジギングロッドが一番いいの?」と聞かれることが多く、実際に数多くのロッドを手に取り、実釣で使い比べてきました。
ショアジギングは、青物を中心とした大型魚を陸から狙う釣り。
それだけにロッド選びを間違えると、釣果が伸びないどころか、最悪の場合ロッドが折れてしまうこともあります。
一方で、ラインナップが多すぎて「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
この記事では、現場での使用経験と釣具店員としての知識をもとに、初心者〜上級者まで、本気でおすすめできる“最強ショアジギングロッド10選”を厳選してご紹介します。
軽さ・飛距離・感度・耐久性・さらには値段も総合的に評価し、実際に触って納得できたモデルだけを掲載しています。
「長く使える1本を探している」「高くても失敗したくない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ショアジギングの魅力とロッドに求められる性能とは?

まずはショアジギングロッドがどんな釣りに使われるのかを簡単に理解しておきましょう。
ショアジギングは、シーバスやエギングのような“ライトな釣り”とは異なり、重いジグを遠投して大型魚を狙うパワーゲームです。
そのため、ロッドに求められる性能も大きく変わってきます。
一般的なルアーロッドではメタルジグの重さに耐えられず、キャスト時やファイト時に折れてしまうことも。
ショアジギング専用ロッドは、そんな負荷の大きい釣りに対応するために設計された専用設計のロッドです。
ここからは、まず「ショアジギングとはどんな釣りなのか」、そして「専用ロッドの特徴」について詳しく解説していきます。
ショアジギングとは?
ショアジギングとは、防波堤・サーフ・磯などの陸地(ショア)からメタルジグを遠投して青物や底物を狙う釣り方です。
ターゲットは主に青物(ブリやカンパチやヒラマサ等)が多いですが、他にも釣れる魚種やヒラメ、マゴチなど多彩で、季節やエリアによって狙える魚種も変わります。
一般的には40〜100g前後のメタルジグをフルキャストし、ジャーク主体で魚を誘うスタイル。
特に秋〜冬にかけては大型の青物の回遊も多く、初心者から上級者まで人気の高い釣りです。
一方で、ルアーやロッド、リールに求められる負荷が大きく、タックル選びを間違えるとすぐに故障やトラブルの原因にもなります。
そのため、ショアジギング専用のロッドが欠かせないのです。
ショアジギングロッドの特徴(長さ・硬さ・ルアーウェイトなど)
ショアジギングロッドの最大の特徴は、パワーと遠投性能を両立している点です。
一般的なルアーロッドよりも長く(9〜10.6フィート前後)、硬さも「MH(ミディアムヘビー)」〜「H(ヘビー)」クラスが中心。
40〜100gほどのメタルジグをフルキャストできる強靭な設計になっています。
特に硬さと長さのバランスが重要で、短すぎると飛距離が出にくく、長すぎると操作性が落ちるというトレードオフがあります。サーフや堤防でのオールラウンドな釣りを想定するなら、10フィート前後のモデルが最も扱いやすいでしょう。
また、ロッドのバット(根本)部分は厚みがあり、青物などの強い引きにも耐えられる構造です。先端は適度にしなやかで、ジグの動きをコントロールしやすくなっています。
ショアジギングロッドは、「重いジグを遠くへ飛ばす力」と「掛けた魚を確実に寄せる力」を両立させたロッドといえます。
次の章では、そんなショアジギングロッドを選ぶ際に知っておきたいポイントを、初心者〜中級者向けに詳しく解説していきます。
おすすめのショアジギングロッドの選び方【初心者〜中級者向け】

ショアジギングロッドは見た目が似ていても、長さや硬さ、素材などによって性能や使い心地が大きく異なります。
特に初心者の方にとっては「どれを選べばいいのかわからない」と感じやすいポイント。
ここでは、現役釣具店員としてお客様に説明している失敗しないロッド選びの基準を、わかりやすく解説します。
これから紹介する5つのポイントを押さえておけば、釣り場や狙う魚に合った最適な1本を選べるようになります。
ロッドの長さと硬さの基準
ショアジギングロッドを選ぶ際に最も重要なのが、長さと硬さ(パワー)です。
これによって狙える魚のサイズや飛距離、操作性が大きく変わります。
長さは一般的には9〜11フィートが主流です。
堤防やサーフでのオールラウンドな釣りには10フィート前後が最も扱いやすく、飛距離と操作性のバランスが良いです。
また、長いほど飛距離が出やすいため、身長が高く力に自信がある方なら11フィートクラス、逆に身長が低い方や女性の方は扱いやすい9フィート台を選ぶと快適に釣りができます。
硬さ(パワー)は「MH(ミディアムヘビー)」〜「H(ヘビー)」あたりが基準。
40〜100gのメタルジグを扱いやすく、青物にも対応できます。
大型狙いや100g前後のジグを使う場合は「H(ヘビー)」以上を選びましょう。
30g程度までのジグを投げるライトショアジギングであれば、シーバスロッドやエギングロッド等のMLクラスでも十分キャスト可能です。
ただし、ジグをシャクる動作で竿が柔らかすぎてジグがしっかり動かないため、本気でショアジギングをやりたい方にはショアジギングロッドの「M」や「MH」クラスをおすすめします。
さらに見落としがちなのがグリップ(持ち手)部分の長さです。
ショアジギングロッドは他の釣り竿に比べてグリップが長めに設計されています。
これは脇に挟んでしゃくる動作をしやすくするためで、長時間の釣行でも疲れにくくなります。
私自身もロッドを選ぶ際、この「脇にしっかり挟める長さ」は絶対条件のひとつにしています。
ショアジギングロッドの硬さ選びや長さ選びについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▼詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい▼


ルアーウェイトとターゲット魚種
ショアジギングロッドを選ぶ際に重要なのが、ルアーウェイト(適合ジグ重量)です。
これはロッドがキャストできるメタルジグの重さを示しており、釣り方やターゲット魚種によって最適な範囲が変わります。
たとえば、ライトショアジギングで30〜50g前後のジグを使用する場合は「M〜MH」クラスのロッドが理想的。
中型青物を狙うのにちょうど良いパワーです。
一方で、本格的なショアジギングで80〜100gのジグを使うなら「H〜XH」クラスのパワーロッドを選びましょう。
ブリやカンパチ、ヒラマサといった大型青物にもしっかり対応できます。
また、ロッドの「MAX表記」には注意が必要です。
たとえば60gのジグを投げる場合、MAX60gと書かれたロッドでも投げることは可能ですが、実際には限界値に近いため、もう少し重めのジグに対応したロッドの方が“気持ちよく投げられる”ことが多いです。
理想は、使用するジグの重さより10〜20gほど上のMAX表記のロッドを選ぶこと。
ロッドが適度にしなり、飛距離とコントロール性が高まります。
さらに、水深や潮の流れによっても最適なウェイトは変わります。
水深が浅かったり、潮の流れが緩やかな場所では30〜40g程度のジグでも十分に釣りが成立し、M〜MHクラスのロッドでも余裕をもってキャスト可能です。
逆に、水深が深かったり潮の流れが強いポイントでは、60〜80gほどのジグを使うこともあり、この場合はMHクラスの竿だとウェイトオーバーになってしまうことが多いです。
こうした条件ではHクラス以上のロッドを選ぶと安定して釣りができます。
適合ウェイトを超えるジグを投げると、破損やトラブルの原因になる一方で、軽すぎるジグでは竿が曲がらずジグがしっかり動かないこともあります。
そのため、狙う魚や釣り場の環境に合わせて、常用ジグの重さに少し余裕を持たせた設計のロッドを選ぶのがおすすめです。
リールとのバランス
ショアジギングロッド選びで意外と見落とされがちなのがリールとのバランスです。
どんなに性能の高いロッドでも、リールとの重心が合っていないと持ち重りしたり、キャストやシャクリがしづらくなります。
最近はロッドもリールも進化しており、価格が上がるほど高品質な素材が使われて軽量化が進む傾向があります。
そのため、ロッドとリールの価格帯を合わせて選ぶのがおすすめです。
たとえば、3万円台のロッドに1万円以下のリールを組み合わせるとバランスが悪く感じることもあり、逆に高価なリールに安価なロッドを組み合わせると竿の性能を十分に引き出せないこともあります。
大切なのは、「軽さ」よりも全体のバランス。
釣行中の疲労感を減らし、キャストやシャクリがスムーズに行えるかどうかで、結果的に釣果にも差が出てきます。
私自身も実際にいろいろな組み合わせを試しましたが、ロッドとリールの価格やグレードを近いものに揃えると、使い心地が格段に良くなりました。
これからロッドを選ぶ方は、ぜひリールとのバランスも意識してみてください。

素材・ガイド・グリップの違い
ショアジギングロッドは一見どれも似ていますが、実際には素材・ガイド・グリップの違いで操作感や飛距離、感度に大きな差が出ます。
特に最近のモデルは細部の設計がかなり進化しているため、スペック表を見比べるだけでも選びやすくなっています。
まず素材について。
現在主流なのはカーボン素材ですが、価格が上がるほど高弾性カーボンが使われ、軽量で反発力のあるロッドになります。
軽量化とパワーの両立を実現したモデルは、キャスト時の飛距離やルアー操作のキレが格段に違います。
ガイドもラインの放出抵抗を減らす重要なパーツ。
安価なロッドだとステンレスフレーム+アルコナイトリングが多く、上位モデルになるとSICリングやチタンフレームが使われています。
特にチタンは軽くて強度が高く、感度アップにも繋がります。
グリップ部分はEVA素材が多いですが、最近はカーボングリップやハイブリッド素材も登場しています。
長時間の釣行でも滑りにくく、力を入れやすいグリップ形状のものを選ぶと操作性が向上します。
こうした細部の違いは見落としがちですが、実際に釣りをしてみると“疲れにくさ”や“ルアー操作の正確さ”に大きく影響します。
価格帯による差もここに現れやすいので、ロッドを選ぶ際はスペック表の素材・ガイド・グリップ欄もぜひチェックしてみてください。
ショアジギングロッドおすすめ最強モデル10選
ここからは、実際に現役釣具店員として多くのロッドを触ってきた経験をもとに、ショアジギングに最適なおすすめ最強ロッドを紹介します。
価格帯別に分けて紹介するので、初心者の方から上級者まで、予算やスタイルに合わせて選びやすくしています。
どのモデルも実釣性能や信頼性に優れたものばかり。実際に使用して感じた特徴やおすすめポイントも交えて解説します。
まずは、最もバランスが良くコスパと性能を両立した中価格帯モデルから見ていきましょう。
【中価格帯】最強おすすめショアジギングロッド
まず紹介したいのが、性能と価格のバランスが最も優れている中価格帯モデルです。
2万円〜3万円台の価格帯ながら、上位機種にも匹敵するスペックを持ち、長く使えるロッドが多いのが特徴です。
このクラスになると高弾性カーボンや高品質ガイドを採用したモデルが増え、軽さ・感度・飛距離すべてが格段に向上します。実釣性能も高く、初心者を脱して中級者にステップアップしたい人にはぴったりのクラスです。
ここでは、現場でも特に人気が高く、私自身も信頼しておすすめできる3本の“最強ロッド”を厳選して紹介します。
シマノ コルトスナイパーSS 100MH
私も実際に愛用していて、最もおすすめできる1本が「コルトスナイパーSS」です。
シマノの人気シリーズ「コルトスナイパー」シリーズの中でも、エントリーモデルであるBBシリーズの1つ上位に位置するミドルクラスモデルで、コスパ・性能・信頼性のバランスが抜群です。
メーカー希望価格は3万円オーバーですが、シマノの竿は流通量が多く割引率も高い為、実売価格は2万円台で購入可能。
同シリーズでは上位モデル(XR・リミテッドなど)もあり、上位モデルに行けば行くほど価格も性能も上がっていきますが、価格に対する性能のバランスで見ればこのSSが最も完成度が高いと感じます。
私も愛用しているおすすめの番手はS100MH。
パワーと操作性のバランスが非常に良く、260gという軽量設計ながら、実際に持ってみると重量以上にさらに軽く感じるほどロッドバランスが優秀です。
中型青物からブリクラスまで幅広く対応可能。
大型のブリやヒラマサ、カンパチなどをメインターゲットにする場合や、80g〜100gクラスの重めのジグを使用する場合はS100Hがおすすめ。
SSシリーズはブランクスの強度と反発力が高く、キャストもシャクリも快適にこなせます。
初めての本格ショアジギングロッドとしても、長く使える中級者向けロッドとしても間違いなくおすすめできる中価格帯最強ロッドです。
メジャークラフト クロスライド5G 1002MH
このロッドは妻用に購入したものですが、実際に使ってみるとあまりに使いやすく、現在では私自身もサブロッドとして愛用しています。
昔から釣りをしている人だと、メジャークラフトの竿といえば”安いだけ”というイメージをお持ちの方も多いと思います。
今のメジャークラフトの竿は、そんなイメージを覆してくれる程進化しており、大手のダイワやシマノにも性能で勝てますよ。
扱いやすさと軽快な操作性を兼ね備えた、非常に完成度の高い1本です。
このモデルの最大の魅力はなんといっても214gという軽量設計。
このクラスのロッドとしては驚くほど軽く、それでいて必要最低限の剛性も確保されているため、堤防や軽い磯場でのショアジギングにも十分対応可能です。
1日中キャストやシャクリを繰り返しても疲れにくく、女性アングラーやライト派ショアジギンガーにも特におすすめ。
ブリクラスまでの青物やサワラなど幅広い魚種を狙えます。
軽量ロッドを探している方、もしくはメインロッドのサブとして2本目を検討している方に、ぜひ使ってほしいバランスの取れた万能ロッドです。
ダイワ 24ラテオ 100MH
大人気のシーバスロッド「ラテオ」シリーズの最新モデル。
先代モデルと比べてパワーがアップしており、40〜50gクラスのメタルジグもしっかりとアクションさせられる汎用性の高い1本です。
最大の魅力は、150g台という圧倒的な軽さと高感度。
ハイエンドクラスに迫る感度を実現しており、ジグの動きや魚の反応が手元に伝わる感覚は一級品。
また、しっかりと曲がり込むブランク設計により、ファイト中も魚の引きを吸収して安心してやり取りできます。
ただし、あくまでベースはシーバスロッド。
荒磯で80gクラスのジグをフルキャストしてブリやヒラマサを狙うような本格ショアジギングには不向きです。
しかし、堤防やサーフなど安定した足場からのライトショアジギングには最適で、40〜50gクラスのジグを使った中型青物狙いに大型青物がたまに混じる程度なら十分対応できます。
また、フラットフィッシュやヒラスズキ、大型シーバス狙いにも流用できるため、1本で幅広い釣りをカバーしたい人に特におすすめです。
【高価格帯】最強おすすめショアジギングロッド
性能に一切妥協せず、長く使えるロッドを探している方におすすめなのが、この高価格帯のショアジギングロッドです。
価格は高めですが、ブランクスの反発力・感度・操作性のすべてが高次元でまとまっており、実釣におけるストレスがほとんどありません。
また、長年使ってもブランクのヘタリが少なく、長い目で見れば結果的に「最もコスパが良い選択」になるケースも多いです。
特に大型青物やヒラマサを本格的に狙いたい方、強風や荒磯など過酷な環境で釣りをする方は、竿は妥協しないべきです。
ここでは、数多くの高級ロッドの中から、現役釣具店員として実際に触れて性能を確認したうえで選んだ最強モデルを厳選して紹介します。
シマノ 25コルトスナイパー エクスチューン S100MH
私がこれまで触ってきたロッドの中で、最も完成度が高いと感じたのがこの25コルトスナイパー エクスチューン S100MHです。
細部まで作り込みが素晴らしく、ブランクの張り・感度・軽さ・バランス、どれを取っても文句なしの仕上がり。
自信を持っておすすめできる1本です。
ショアジギングロッドはダイワやシマノ以外にも多くのメーカーが本気で開発していますが、シマノのコルトスナイパーシリーズはその中でも頭ひとつ抜けている印象。
他のメーカーは何かに特化した癖の強いロッドが多いのに対し、このコルトスナイパーエクスチューンはガチガチの優等生です。
キャスト時の反発力とジグ操作時のレスポンスが非常に良く、細かいアクションも自在にコントロールできます。
コルトスナイパーシリーズは、エントリーモデルのBBからハイエンドのリミテッドまで幅広いラインナップが展開されていますが、このエクスチューンはシリーズ中でも最もバランスが良く使いやすいモデル。
性能は、まさに「最強」と言って差し支えありません。
竿が強い分重量は344gと決して軽くはないですが、ロッドのバランスや、バッドの持ちやすさが本当に素晴らしく、実際に使っているとむしろ軽く感じます。
MHクラスでも十分すぎる程のパワーがあり、飛距離、疲れづらさ、どれを取っても1級品。
コルトスナイパーシリーズには、この後紹介するさらに高いリミテッドもありますが、通常のショアジギングでの使用ならエクスチューンの方が癖がなく扱いやすいと感じます。
超大型魚を本気で狙うならリミテッドも選択肢に入りますが、汎用性や操作感の良さを求めるならこのS100MHがベストです。
シマノ コルトスナイパー リミテッド ビッグゲーム S100XXH
その名の通り、大物狙いに特化したシマノのハイエンドショアジギングロッド。ブランクスからガイド、グリップに至るまで全てが一切の妥協なく作られており、まさに“最強”の名にふさわしい一本です。
今回紹介しているロッドはシマノ製が多いですが、決して贔屓しているわけではありません。むしろ私はダイワ派です笑
実際に多くのメーカーのロッドを触ってきた中でも、シマノの完成度は圧倒的に高く、実際に触ってみると違いがわかります。
このビッグゲームモデルは、通常のショアジギングでは確実にオーバースペック級のパワーを持ち、10kgオーバーのブリやカンパチ、さらにはGTクラスまで想定された強靭な設計。
掛けた魚をねじ伏せるようなパワーを備えています。
反発力も非常に高く、フルキャスト時にはブランク全体がしなやかにしなって飛距離を生み出し、ファイト時には圧倒的なトルクで魚を寄せる。
メーターオーバーや10kg超のモンスタークラスを想定した超本格派モデルです。
GT、ヒラマサ、カンパチなどの巨大青物をショアから狙いたい人にとって、まさに夢のロッド。
本気で大物と対峙したいアングラーに心からおすすめできる最強クラスの1本です。
ヤマガブランクス 2024 ブルースナイパー 100M-MH
実際に私も所有しており、現在も愛用しているショアジギングロッドです。
ヤマガブランクスらしいしなやかさと強靭さを併せ持ったモデルで、“強いけど曲がる”という特徴が非常によく出ています。
ショアジギングロッドは棒のように硬く、あまり曲がらないモデルが多い中、このブルースナイパーはしっかり曲がって魚の引きを受け止めてくれるため、キャスト時の飛距離も出しやすく、ファイト中も安心感があります。
10kg級の青物にもしっかりと対応できるパワーを兼ね備えています。
ショアジギングロッドは「曲がる竿」か「曲がらない竿」かで使い心地が大きく変わります。
私は曲がる竿派で、キャスト・ファイト時の一体感が気に入っています。
硬くて張りのある竿が好みの方や、ジグがメインの人、とにかくパワーのある竿が欲しい人ならおすすめはシマノのコルトスナイパーシリーズ。
しなやかで粘る竿が好きな方や、プラグもよく使う人、軽量で飛距離も出したい人にはヤマガブランクスのブルースナイパーシリーズをおすすめします。
天龍 パワーマスター PM1022S-MH
熱狂的なファンが多い天龍(TENRYU)。
釣り玄人といえば天龍、そんなイメージを持つ人も多いと思います。私自身も釣り場で天龍のロッドを見かけると、つい目で追ってしまうほど存在感のあるメーカーです。
天龍のロッドは「尖った性能」や「個性の強さ」で知られていますが、このパワーマスターシリーズはその中でも比較的扱いやすく、優等生タイプのモデル。高い操作性と安定感を両立した万能ロッドという印象です。
一般的なショアジギングでよく使われる60g前後のジグや、30〜50gのプラグを気持ちよくキャストできる絶妙なバランス。
適度な張りと粘りを兼ね備えており、キャスト・操作・ファイトのすべてにおいて高水準の完成度を誇ります。
メーカー希望価格は5万円近いハイエンドクラスですが、実売価格では比較的値段が落ち着いていることが多く、価格に対しての満足度は非常に高いです。
軽量でありながらトルクフルなブランクス設計で、青物の引きにも余裕を持って対応できます。
「人と違う竿を使いたい」「質の高いロッドを長く使いたい」そんな方に特におすすめの1本。
国産ビルドの丁寧な仕上げと美しいアクションをぜひ体感してほしいショアジギングロッドです。
【低価格帯】最強おすすめショアジギングロッド
ここでは1万円〜2万円以下で購入できる、エントリークラスのショアジギングロッドを紹介します。
価格が安いからといって性能が低いわけではなく、最近は技術の進化により低価格帯でも十分実用的なモデルが増えています。
「まずはショアジギングを始めてみたい」「予算を抑えてロッドを揃えたい」という初心者の方には、ここで紹介するロッドから選べば間違いありません。
中価格帯や高価格帯のモデルと比べると、一部に我慢が必要な点(感度や軽さなど)はありますが、キャスト性能・耐久性・扱いやすさは十分。
どのモデルも、最初の一本としてもサブロッドとしてもおすすめできるものばかりです。
アブガルシア|ソルティーフィールド 1002MH
実売価格1万円以下で購入できるロッドの中では、最もおすすめできるモデル。
初めてのショアジギングロッドとしても人気が高く、コスパ重視のアングラーにとって強い味方です。
もちろん値段相応な部分はありますが、ジグを投げて・しゃくって・魚を取るというショアジギングの基本動作は問題なくこなせる実力派。
全体的にバランスが取れており、初心者でも扱いやすい設計です。
ロッドのブランクス(本体)はやや硬めで、シャープな操作感が特徴。
キャスト時の反発も十分で、40〜60gクラスのメタルジグであれば気持ちよく飛ばせます。
感度も価格帯を考えれば合格点で、アタリをしっかり感じ取れるレベルです。
「とにかく安くて使える竿が欲しい」「予備の1本として揃えたい」という方には特におすすめ。
価格以上のパフォーマンスを発揮してくれる、まさにエントリークラスの最強ロッドです。
シマノ|コルトスナイパーBB S100MH
コルトスナイパーシリーズのエントリーモデルとして位置づけられるのが、この「コルトスナイパーBB」。
メーカー希望価格は約25,000円前後ですが、実売価格では1万円台で購入可能と、コスパの高さが魅力です。
前述のダイワ「ドラッガーX」と比較すると、やや硬めでパワー重視の設計。
大型の青物を狙う際や、ジグをしっかりしゃくりたい方には特におすすめのモデルです。ブランクスには適度な張りがあり、重めのメタルジグを力強く飛ばすことができます。
一方で、硬さゆえに軽いプラグやは少し扱いづらいですが、重めのジグもしっかりシャクれるので、ジグ特化型のロッドとして見れば、エントリーモデルとは思えない完成度です。
「安くても頑丈でパワーのある竿が欲しい」「ブリなどの大型青物も視野に入れたい」という方には間違いなくおすすめ。
コルトスナイパーらしい信頼性・耐久性・操作性を兼ね備えた、価格以上の価値を感じられる1本です。
価格/用途別 おすすめショアジギングロッドとリールの最強の組み合わせ

ショアジギングでは、ロッドとリールの組み合わせが釣果や快適さを大きく左右します。
ここでは、初心者〜中級者に向けて価格帯別・用途別に最適なタックル構成を紹介します。
どれも実際に使用した上でバランスの良さを感じた組み合わせなので、これからショアジギングを始めたい方や、買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
【用途別おすすめ】中価格帯最強ショアジギングロッド&リールセット
ショアジギングといっても、堤防・サーフ・磯など、釣り場や狙う魚種によって最適なロッドとリールの組み合わせは異なります。
ここでは「汎用性重視」と「軽量重視」の2つの用途別に、中価格帯で最もおすすめできるセットを紹介します。
どちらも実際に使用してバランスの良さを確認した実績のある組み合わせです。
最もおすすめなショアジギング万能セット
コルトスナイパーSS S100MH× 23ストラディック C5000XG
シマノ同士の相性抜群な王道コンビ。
「コルトスナイパーSS」は剛性やロッドバランスが非常に良く、「23ストラディック C5000XG」も値段以上の剛性を持っており安心できるリールです。
メーカー設計の統一感もあり、扱いやすさ・バランス・デザインすべてがハイレベルです。
ジグもプラグも扱いやすく、堤防・サーフ・地磯などあらゆるシーンで活躍。
「1本でなんでもやりたい」という方にぴったりな万能セットです。
軽量でライトに楽しめるセット
クロスライド5G 1002MH × 25カルディア LT5000-CXH
軽快さと操作性を重視する方におすすめなのが、クロスライド5G × 25カルディアの組み合わせ。
214gという驚異的な軽さを誇るクロスライド5Gに、こちらも240gと超軽量で滑らかな巻きと軽量が特徴のカルディアを合わせることで、1日中快適に釣りが楽しめるタックルになります。
必要十分なパワーも備えており、ライトショアジギングを中心に、大型青物にも十分対応可能。
疲れにくく、女性アングラーや力に自信のない方にもおすすめの組み合わせです。
【用途別おすすめ】高価格帯最強ショアジギングロッド&リールセット
本格的にショアジギングを楽しみたい、もしくは大型青物やロックショアを狙いたいアングラーに向けた最強タックルセットを紹介します。
どちらも実釣で使用して感じた圧倒的な完成度と信頼性を誇る組み合わせです。
価格は高めですが、性能・耐久性・快適性すべてが一切の妥協なし。まさに“最強のショアジギングセット”です。
一切の妥協なし!ショアジギング最強セット
コルトスナイパー エクスチューン S100MH × ステラ SW 6000HG
ショアジギングで最も信頼できる、結論とも言える組み合わせ。
最強のロッド「コルトスナイパー エクスチューン」と、最強のリール「ステラSW」の最強タッグです。
エクスチューンは高反発かつ高剛性ブランクスを採用し、大型青物とのパワーファイトでもブレない安定感を実現。
ステラSW6000HGは圧倒的な剛性と滑らかな巻き心地で、重いジグの操作や大物のファイトでも余裕があります。
「最強のロッド × 最強のリール」という言葉がふさわしい、まさに結論的な組み合わせ。
中〜大型青物を狙う本気のショアアングラーにはこれ以上ないタックルです。
超大型青物対応セット
コルトスナイパー リミテッド ビッグゲーム S100XXH × ツインパワーSW 10000HG
20kgオーバーのブリやヒラマサなど、モンスタークラスの青物を狙うためのガチ仕様セット。
ロッドの「コルトスナイパー リミテッド ビッグゲーム」は、シマノ最高峰のショアジギングロッド。
圧倒的な剛性とトルクで、想定外の大型魚にも対応します。
リールには「ツインパワーSW 10000HG」を採用。
オフショアでも人気の最強のパワーを持つスピニングリールで、ガチガチのロックショアジギングでも安心して使えるモデルです。
このセットなら20kgクラスの青物にも十分対応可能。
荒磯や沖磯での勝負を想定した本気のアングラー向け最強タックルです。
【用途別おすすめ】低価格帯最強ショアジギングロッド&リールセット
「とにかく安く始めたい」「まずはショアジギングを体験してみたい」という方向けに、1万円前後〜1万円台で揃えられるおすすめセットを紹介します。
安価ながらも実釣でしっかり使える性能を備えており、初めての1本としても十分満足できる組み合わせです。
実売1万以下!最安で始める入門セット
ファーストキャスト 1002H × 23レガリス LT5000-CXH
どちらも実売1万円を切る価格帯ながら、コスパ抜群の入門セット。
ファーストキャストは柔らかめのブランクでキャストがしやすく、レガリスは滑らかな巻き心地と軽量ボディで扱いやすさが際立ちます。
軽いジグから中型青物まで対応できるバランス設計で、初めてのショアジギングにもぴったり。
これから始めたい方にとって、価格と性能のバランスが最も取れた理想的なスターターセットです。
1万円台で揃う快適セット
ドラッガーX × 25アルテグラ C5000XG
どちらも1万円台で買えるのに、快適に使えてストレスの少ないコスパ最強セット。
ドラッガーXは柔らかめでよく曲がるブランクが特徴で、軽量ながらも十分な遠投性能を持っています。
25アルテグラは剛性・巻き心地ともに優れており、ワンランク上の感覚で釣りが楽しめます。
プラグも扱いやすく、初心者から中級者のサブタックルとしても最適。
「安くても長く使えるセットを探している」という方におすすめの万能組み合わせです。
まとめ|ショアジギングロッドおすすめ&最強モデル総評

ここまで、価格帯別・用途別におすすめのショアジギングロッドを紹介しました。
現役釣具店員として多くのロッドを実際に触ってきた経験から、特に満足度の高いモデルを改めてまとめます。
- 中価格帯: コルトスナイパーSS
扱いやすさ・軽さ・パワーのバランスが抜群で、最初の1本としても長く使える。 - 高価格帯: コルトスナイパー エクスチューン
性能・質感・信頼性すべてにおいてトップクラス。長く愛用できる一生モノのロッド。 - 低価格帯: ドラッガーX
価格以上の性能で、初心者にも扱いやすく、コスパ最強クラスの1本。
ショアジギングロッドは値段だけでなく、「自分がどんな釣りをしたいか」に合わせて選ぶのが大切です。
長さや硬さ、重さ、キャスト感など、自分の体格や釣りスタイルに合う竿を選ぶことで釣果も格段に変わります。
今回紹介したモデルは、どれも実績・信頼性ともに高く、失敗しない定番ロッドばかり。
あなたのスタイルに合った最強の1本を見つけて、ぜひショアジギングを思いきり楽しんでください!
ショアジギングにおすすめタックルの組み合わせをもっと知りたい方へ
今回紹介したロッド以外にも、ショアジギングをより快適に楽しむためのタックルをまとめた記事があります。
ロッドとあわせて選ぶことで、釣果アップや操作性向上につながります。
ショアジギング コスパ最強リール10選

価格以上の性能を持つリールを厳選。
初めてのショアジギングでも失敗しない、耐久性と軽量性を兼ね備えた最強モデルを紹介。
ショアジギング おすすめメタルジグ10選

飛距離・フォール・アクション別に最強メタルジグを紹介。
実際に釣果の高かった実績ジグを中心にピックアップ。
ショアジギング おすすめプラグ10選

青物狙いに強いプラグを厳選。
トップ・ミノー・シンペンなど、状況別の使い分けも詳しく解説。
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