こんにちは、つりはる代表のはるです。
私はこれまで年間200回以上の釣行を続けてきており、釣った魚は基本的にキャッチ&イートで、これまでに100種類以上の魚を食べてきました。
その中でもスマガツオは私が最も美味しいと思う魚で、シーズンになると毎年狙いに行く大好きな魚で、私にとって特別なターゲットです。
全身トロとも呼ばれるその味わいは圧倒的で、釣り人として一度は狙ってほしい魚。
ただし、カゴ釣りで狙うのは準備やコマセの扱いが面倒で初心者にはややハードルが高めです。
私はこれまでに何十匹もショアからルアーでスマガツオを釣りあげてきました。
そこでこの記事では、私自身が毎回釣果をあげているルアーでの手軽な釣り方を中心に、初心者〜中級者でも再現できるようにまとめていきます。
スマガツオの釣り方やおすすめルアーを知れば、堤防やサーフからでも十分にチャンスがあります。
これから「どうやって釣ればいいの?」と悩んでいる方の参考になるよう、ルアー別の攻略法を詳しく解説していきます。
スマガツオとは?釣れる時期と生態

スマガツオは、その脂の乗りから「全身トロ」とも呼ばれるほど美味しい魚です。
地域によっては「ヤイトガツオ」や「ホシガツオ」と呼ばれることもあり、日本各地の沿岸に回遊してくる回遊魚の一種です。
外見は本ガツオに似ていますが、体側にある星のような斑点や、身質の違いで見分けることができます。
市場に出回ることは少なく、主に釣り人が味わえる「釣り人の特権魚」と言っても過言ではありません。
ここからは、スマガツオの基本情報や釣れる時期、さらに釣り場の特徴について詳しく解説していきます。
スマガツオの基本情報(回遊性・地域名:ヤイトガツオなど)
スマガツオは回遊性の強い青物で、主に夏から秋にかけて日本各地の沿岸を回遊してきます。
地域によって呼び名が変わるのも特徴で、西日本では「ヤイトガツオ」、また一部地域では「ホシガツオ」とも呼ばれています。
見た目は本ガツオと似ていますが、体側に星のような黒い斑点があることで見分けがつきます。
体型はやや細身ながらも、脂がよく乗るため「全身トロ」と称され、釣り人にとっては最高の食材となります。
スマガツオは流通量が少なく、スーパーなどで並ぶことはごく稀です。そのため、釣り人だからこそ味わえる特別な魚として人気を集めています。
味についてさらに詳しく知りたい方は、スマガツオの味・食べ方・違いについて解説した記事もぜひ参考にしてください。

釣れる時期とシーズン(夏〜秋が狙い目)
スマガツオは夏から秋にかけてが最盛期で、この時期に日本各地の沿岸に接岸します。特に水温が安定する初夏〜晩秋にかけては、堤防やサーフ、磯など様々なポイントで狙えるようになります。
船から狙う場合はもう少しシーズンが広がるのも特徴で、沖合の回遊群を追えば春や晩秋にもチャンスがあります。一方で、陸から釣れるタイミングは限られやすく、地域ごとに接岸のパターンが異なるのが実情です。
私のホームエリアでは、毎年2回ほど1週間程度の接岸回遊があり、年によって前後はしますが、これまでの経験上は水温が高い8月と、水温が下がってくる10月頃に群れが入ってくるケースが多いです。
私は毎年この時期になると、数時間かかる釣り場に毎日のようにスマガツオ狙いに釣りにいきます。
1度食べればわかりますよ、とにかく美味しいです。
1度あの味を体験したら忘れられません、、、笑
このように、スマガツオの釣れるシーズンは船なら比較的長い期間狙える一方、陸っぱりは短期集中勝負となる傾向が強い魚です。
釣れる場所とポイント(磯・堤防・サーフ・沖)
スマガツオは回遊性の強い魚で、磯・堤防・サーフ・沖合とさまざまなフィールドで狙うことができます。狙える場所によって特徴や有効な釣り方が変わるため、自分のスタイルに合ったポイント選びが重要です。
「磯」
潮通しの良い外洋に面した磯はスマガツオが回遊する定番ポイント。ナブラが立つことも多く、メタルジグやトッププラグを投げてダイナミックな釣りが楽しめます。ただし足場が悪いため、安全装備は必須です。
「堤防」
比較的手軽に狙えるのが堤防。防波堤の先端や潮の流れが効く角は特に有望で、弓角仕掛けや小型ジグで回遊を狙うのがおすすめです。接岸のタイミングに当たれば短時間で数釣りできる可能性があります。
「サーフ」
広大なサーフもスマガツオの狙い場で、ナブラ撃ちや回遊待ちの釣りになります。飛距離の出るルアー(メタルジグや弓角)を中心に使用すると効果的です。比較的足場が安全で初心者にもおすすめ。
ただし遠浅サーフではスマの回遊が入りづらく、釣果が出にくいこともあります。
「沖(船釣り)」
船から狙う場合は群れを追えるためヒット率が高く、シーズンも長めになります。
カゴ釣りやジグで効率よく数釣りが可能。サイズも出やすいですが、専用の船が少ないので中々狙いづらいです。
スマガツオはシイラや他のカツオと同じく生息域が近い魚なので、これらの魚が入ってくる場所なら高確率で狙えます。
逆にそうした回遊がない場所では、スマの接岸もほとんど期待できません。
このように、「接岸があれば陸っぱり、サイズや群れを追いたいなら船」といった住み分けがスマガツオ釣りのスタイルです。
私は基本的にサーフから狙うことが多いですが、年によっては堤防や磯で爆釣することもあります。
スマガツオの釣り方の基本

スマガツオは回遊性が強く、一度群れが接岸すれば短時間で数釣りできるチャンスもあります。ただし、回遊がなければまったく釣れないという極端な魚でもあります。そのため、効率よく狙うには釣り方をしっかり理解しておくことが大切です。
大きく分けると、陸から狙う釣り方と船から狙う釣り方があります。私はこれまで30匹以上のスマガツオをすべてルアーで釣ってきましたが、基本的には陸からの釣りが中心です。船からの釣りはヒット率が高い反面、装備や費用の面でハードルが上がります。
また、スマガツオ釣りは大きく分けてカゴ釣りとルアー釣りに分かれます。カゴ釣りは昔からの定番で数釣りにも向いていますが、準備が大変でエサ代もかかるのが難点です。対してルアー釣りは「投げて巻くだけ」で手軽にできるため、私も基本はルアー釣りで狙っています。
この章では、陸っぱりでの狙い方・船での狙い方・カゴ釣りとルアー釣りの違いについて整理して解説していきます。
スマガツオはベイト偏食型の魚
スマガツオはマイクロベイトを偏食する傾向が非常に強い魚です。
シラスや小イワシなど、体長2〜5cmほどの小さなベイトを捕食することが多い為、ルアー選びにおいてもシルエットの小ささが最大のポイントになります。
実際に私が釣ってきた場面でも、目の前で群れが湧いてナブラが起きているにも関わらず、普通の青物用ルアーを投げても一歳食わなくて、逆に小さいジグや弓角に変えた瞬間に連発した経験が何度もあります。
スマガツオは非常に目が良く、違和感のあるルアーには反応しにくいのも特徴です。
そのため、細身シルエットのメタルジグ・弓角・小型プラグといった「マイクロベイトを意識したルアー」を選ぶことが、釣果を大きく左右します。
スマガツオの釣り方の基本スタイル
スマガツオは回遊スピードが速く、群れに当たるかどうかが勝負です。主に陸から狙うケースが多いですが、それぞれに有効な釣り方があります。
- ショアジギング
メタルジグを遠投して表層〜中層を巻くのが王道。
回遊があれば即バイトすることも多く、ナブラ撃ちにも強い釣り方です。 - 弓角(ジェット天秤仕掛け)
投げて巻くだけでアクションが出るので初心者にも最適で、とにかくシルエットが小さい為マイクロベイトパターンに強い。
特にサーフや堤防からの釣りで絶大な効果を発揮します。 - ジグサビキ
ベイトが極端に小さいときや数釣り狙いに有効。
小型のスマや周りの回遊魚も同時に狙えるため効率的です。 - ポッパー
水面でベイトを追ってナブラが立った時に有効。
強いスプラッシュと音で広範囲にアピールでき、活性が高い群れを一気に食わせられます。
船から狙う場合
船釣りではシーズンが陸よりやや長く、ナブラ撃ちやカゴ釣りで狙えます。ショアに比べて回遊チャンスが増える分、安定して釣れるのが特徴。
ただし、スマガツオ狙いの船は少なく、本格的なカゴ釣りは準備が大変なので、私は他の青物船に乗った時にスマガツオが混じった際に、ルアー主体で狙うことが多いです。
スマガツオ釣りのルアーのカラー選び
スマガツオはマイクロベイトを偏食することが多いため、カラー選びも非常に重要です。特に小さなベイトを追っている状況では、いかにシルエットを自然に見せつつ、遠投やアピールを両立できるかが釣果を分けます。私自身も30匹以上釣ってきた中で、この3色は外せない定番カラーだと感じています。
クリア系
マイクロベイトパターンの王道カラーです。透明感のあるカラーは水中で存在感を消しつつ、魚に違和感を与えません。大きめのルアーでも小さく見せることができるため、遠投性能とナチュラルさを両立できるのが最大の強みです。澄潮や晴天時に特に効果的で、スレた群れにも強い傾向があります。
ゼブラカラー
クリア系が存在しないジグなどのメタル系ルアーでのマイクロベイトパターンにオススメのカラーです。
シマ模様によってシルエットを誤魔化し、小さなベイトを捕食しているスマにアピールできます。
水中でのフラッシングとシルエットの錯覚が合わさることで、濁り潮や曇天時にも強い選択肢になります。
シルバー系・イワシ系
アピールカラーの王道です。
ベイトが小イワシやキビナゴの場合、まずこのカラーから試すのが基本戦略。日中のサーフや堤防で特に強く、ナブラ撃ちでも安定して釣果を出せます。自然なフラッシングが広範囲の群れに効くため、スマガツオだけでなく青物の回遊時にも対応できる万能カラーです。
スマガツオにおすすめのルアー

結論からいうと、スマガツオをルアーで狙うなら「飛距離・シルエット・アクション」の3点が重要です。特にマイクロベイトを偏食することが多いため、小型ながらも飛距離を出せるルアーが強力な武器になります。私自身もこれまで30匹以上をルアーで釣り上げてきましたが、メタルジグ・弓角・プラグは必ず持っていく鉄板の組み合わせです。 ここでは、ショア(陸)からでも実績が高く、初心者〜中級者でも扱いやすいルアーを中心に紹介していきます。
スマガツオにおすすめのメタルジグ
スマガツオ狙いで最も実績が高いのがメタルジグです。特に回遊のスピードが速い魚なので、飛距離と沈下速度を兼ね備えたジグは必須アイテムといえます。
ここでは私が実際に使用して30匹以上のスマガツオを釣り上げてきた中で信頼しているジグを2つ紹介します。
TGベイト|船でも陸でも定番のタングステンジグ
TGベイトは船釣り・陸っぱり問わず使える定番のタングステンジグです。タングステン素材を使っているため、シルエットが極めて小さいのに重量がしっかりあるのが大きな魅力。
沈下速度が非常に速く、群れの回遊スピードに合わせやすいのが特徴です。値段はやや高めですが、それに見合うだけの釣果をもたらしてくれます。
ただしフォールが速すぎて魚の反応が悪い場面では、次に紹介するドラッグメタルキャストが有効です。
ドラッグメタルキャスト|私が最も愛用しているメタルジグ
ドラッグメタルキャストは、私が最も愛用しているジグです。
通常のジグよりもシルエットがコンパクトに設計されており、スマガツオが偏食するマイクロベイトパターンに特に強い効果を発揮します。
フォール姿勢が安定しているため、ただ巻き・ジャーク・フォールのいずれでも食わせられる万能ジグ。
実際に私が釣ったスマガツオの半分以上はこのジグでキャッチしており、信頼度は抜群です。
価格もタングステン系より安く、初心者〜中級者にもおすすめできる1本です。

スマガツオにおすすめの弓角仕掛け
マイクロベイト偏食のスマガツオ狙いでは、メタルジグでも食わせきれない状況が多くあります。そんな時に強いのが弓角仕掛けです。
本体と弓角を組み合わせて使うのが基本ですが、最近はセット販売されている商品も多く、パッケージ開封してそのまま使えるので手軽でおすすめです。
ヤマシタ 遠投マウスセット
昔から定番の遠投マウス+弓角の組み合わせ。
セットになって販売されているのですぐに使えて便利です。
安定した飛距離と高い実績から、弓角仕掛けといえばこれといえる人気商品です。
ジャッカル ジェットロー
最近発売された新感覚の弓角ルアー。
ルアーのように使え、軽いモデルなら短めの竿でも投げやすいのがメリットです。
アピール力はヤマシタより上ですが、やや絡まりやすいという欠点もありますが、比較的簡単に扱えるので初心者にもオススメできるモデルです。

スマガツオにおすすめのプラグ
ジグや弓角では反応が得られない場面や、表層でのナブラ撃ちではプラグの出番です。
スマガツオはスピードが速く活性も高い魚なので、強いアクションでアピールできるプラグは非常に有効です。
フィードポッパー
陸からでも船からでも使われる定番のポッパー。完成度が非常に高く、初心者でも簡単にアクションを出せるのが魅力です。
表層に反応があるシチュエーションでは最強クラスのルアーで、スマガツオのナブラ撃ちでは欠かせません。

モンスターショット
ジグ以上に飛距離が出るシンキングペンシル。
小ぶりなシルエットに加え、クリアカラーのラインナップがあるため、マイクロベイトパターンで強さを発揮します。
遠投性能とアピール力を両立できるため、広範囲を探る時に特に有効です。

スマガツオにおすすめのジグサビキ
マイクロベイトパターンや回遊狙いにはジグサビキも効果抜群です。
小型ベイトを偏食しているスマガツオにもマッチしやすく、初心者から上級者まで幅広く使える釣り方です。
メジャークラフト ショアジギサビキ
ハリスが太めで針の刺さりも良く、扱いやすい定番のジグサビキ。
ジグは別売りなので自分好みのジグを組み合わせられるのがメリット。
自由度が高く、こだわり派や普段からジグを多用する人におすすめです。
ジャックアイ 堤防ジギングサビキ
ジグ付きのセット商品なので、パッケージから出してすぐに使える手軽さが魅力。
付属しているのは実績ある「ジャックアイエース」で、単体でも優秀なジグとして活躍します。
初心者や手軽に試したい人には特におすすめのアイテムです。
スマガツオ釣りのタックル選び

スマガツオは小型〜中型回遊魚ですが、引きは非常に強烈です。
そのためライトタックルすぎると一瞬で切られたり、取り込みに苦労するケースもあります。
ここでは、実際に私が30匹以上釣ってきた経験をもとに、ロッド・リール・ラインの選び方を解説します。
スマガツオ釣りのロッド選び
弓角やジグサビキも使える10ft前後のショアジギングロッドが最もおすすめです。
30cm前後の小型スマガツオであればシーバスロッドでも十分対応できますが、50cm近い個体になると引きが非常に強烈なので、ショアジギングロッドが必須になります。
ジグやプラグをメインで狙う場合は8.5ft〜9.5ft程度のロッドが扱いやすく、キャスト精度や操作性に優れます。
一方で、サーフでの釣りや弓角・ジグサビキを併用する場合は、遠投性能を重視して10ft以上のロッドを選ぶとバランスが良いです。
「コルトスナイパーSS S100MH」は私も実際に使用しているモデルで、コスパに優れており特におすすめです。
パワーも十分あり、大型青物の回遊にも対応可能なので、スマガツオ狙いはもちろん幅広いターゲットを視野に入れることができます。
ジグ・弓角・ジグサビキといった多彩な釣り方にも対応できる万能ロッドです。
▼他にもオススメのショアジギングロッドを知りたい方はコチラからどうぞ▼

スマガツオ釣りのリール選び
4000番クラスが最も扱いやすくおすすめです。
スマガツオはナブラ撃ちや高速巻きのシーンも多いので、ハイギアタイプが有利です。
私が実際に使用しており、特におすすめできるのは「セルテート LT4000CXH」。
非常に軽量で剛性もあり、長時間の釣行でも疲れにくいのが魅力です。

スマガツオ釣りのラインとリーダー
基本的にはPE1.2号前後を選べば強度的に安心です。
ただし、スマガツオはマイクロベイトパターンに偏食することが多いため、状況によってはPE0.8〜1号に落とした方が食いが良いこともあります。
リーダーは、ジグサビキや弓角を使用する場合は長すぎると投げにくくなるため、短めに設定すると扱いやすいです。
リーダーの太さはメインラインに合わせれば基本的には問題ないです。
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実際に30匹以上釣って分かったコツ(体験談)

ここからは、私が30匹以上のスマガツオを実際に釣ってきた経験から学んだコツを紹介します。
同じルアーでも状況によって反応がまるで違ったり、ナブラ撃ちでは一瞬の判断が釣果を大きく左右することもあります。
実際の釣行の中で気づいた「よく釣れるパターン」と「やってはいけない失敗例」を体験談ベースでまとめていきます。
ルアーごとの釣果の違い
スマガツオはその時々のベイトサイズや水深によって、よく反応するルアーが変わります。
磯場や船では青物狙いの外道として釣れることも多く、その場合はベイトサイズも大きめ。
そのためポッパーや青物用プラグでヒットすることが多かったです。
一方で、私が最も多く釣果を上げているのはサーフからのショアジギング。
表層〜中層を意識してジグをひたすら狙い続け、ナブラが沸いている時はスキッピングアクションが特に有効でした。
通常のショアジギングよりも早く小刻みに動かすのがコツで、これで何度も連発しています。
それでも反応がない時は弓角やジグサビキに切り替えることも多く、変えた瞬間食ってきた経験もあります。
シチュエーションによってルアーを柔軟に変えることが重要だと感じています。
ナブラ撃ちでの実例
スマガツオ狙いで外せないシチュエーションの一つがナブラ撃ちです。
ある日、サーフで青物狙いをしていた際に突然ナブラが発生。すぐにモンスターショットをキャストし、着水後すぐにスキッピング気味にアクションを加えたところ、一撃でヒットしました。
その日はナブラが断続的に続き、短時間でスマガツオを数匹キャッチ。
ナブラ撃ちは一瞬のチャンスを逃さないスピード感が大切で、とにかく素早くキャストしてアピールすることが最大のポイントです。
特にカツオ類のナブラは移動が激しいため、見つけてから投げても追いつけないことが多いです。
そのため、移動方向を先読みしてキャストするのが釣果を伸ばすコツになります。
また、リトリーブに関しても限界まで速く巻いても普通に食ってくるので、とにかくスピードを意識して巻くのが重要です。
私の経験では、飛距離の出るジグやシンペン系が最も有効で、遠くで発生したナブラにも届かせられるかどうかが釣果を左右します。
逆に、弓角やジグサビキは飛距離がやや劣るので、近距離のナブラで活躍する印象です。
よくある失敗と対策
スマガツオを狙う上で、多くの方が共通してやってしまう失敗パターンがあります。
同行した友人は全く釣れないのに私だけ釣れたり、周りの釣り人は誰1人釣れていないなか1人だけ釣れたり、スマガツオ釣りは簡単な用で奥が深い釣りです。
ここでは私自身の経験も踏まえて、対策をまとめました。
以下を意識すれば、釣果UP間違いなしです。
① ナブラに追いつけない
カツオ類のナブラは移動が速いため、見つけてから慌てて投げても間に合わないことが多いです。
対策: ナブラの進行方向を予測して、先回りする形でキャストすること。遠投性能のあるメタルジグやシンペンを常にセットしておくと即対応できます。
② リトリーブスピードが遅い
シーバスや青物と違い、スマガツオはとにかく速い動きに反応します。通常の巻きスピードでは見切られてしまい、バイトに持ち込めません。
対策: 限界まで速く巻くことを意識する。PEラインは細め(0.8〜1号)を使うと飛距離も稼げて有利です。
③ フックの強度不足
スマガツオはサイズの割に走力が強く、細軸フックだと伸ばされることがあります。
特にナブラ撃ちで青物が混じると一瞬でバラしに繋がるケースも。
対策: ジグやプラグには青物対応の太軸フックに交換しておくと安心です。
④ ベイトサイズとルアーサイズが合わない
マイクロベイトを偏食している時は、大きなルアーには一切反応しません。
対策: 小型の20〜30g前後のジグや、クリア系カラーを選ぶとヒット率が大きく変わります。
これらの失敗を避けるだけで、釣果は大きく変わります。特にスピードと先読みがスマガツオ攻略のカギです。
まとめ|スマガツオの釣り方・ルアー攻略法

スマガツオは「全身トロ」と呼ばれるほど美味しい魚ですが、釣り人にとってはスピード感あふれるゲーム性が最大の魅力です。
夏から秋にかけて磯や堤防、サーフに回遊し、時にはナブラを形成して一斉に捕食する姿は迫力満点。陸からでも十分に狙えるため、多くのアングラーを夢中にさせています。
狙い方の基本はショアジギングや弓角仕掛け。ベイトが小さい時はジグサビキやクリア系カラーのルアーが効果的です。
また、ルアーはメタルジグ・弓角・プラグ・ジグサビキと幅広い選択肢があり、状況に応じた使い分けが釣果を大きく左右します。
実際に30匹以上釣ってきた経験からも、特に感じるのはスピードと先読みの重要性。ナブラの進行方向を予測し、限界まで速く巻くことがスマガツオ攻略のカギとなります。
ぜひこの記事を参考にして、あなたもスマガツオの豪快なファイトと最高の食味を楽しんでください!
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