こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
秋イカのシーズンが目前のこの時期、売り場で一番増える相談が「シマノでエギングリールを揃えたい。結局どれ?」です。シマノにはエギング専用の「セフィア」だけで3グレードあり、汎用機まで含めるとエギングに使える番手を持つ現行シリーズは15もあります。「おすすめ8選」を読んでも自分の見ているリールが載っていない。そんな迷子が生まれる構造です。
この記事では、「おすすめ◯選」のような絞り込みはせず、2026年9月時点の現行シマノリールを、セフィア3兄弟から汎用機まで全機種・実売の安い順に並べます。そのうえでエントリー・ミドル・ハイエンドの3クラスに分けて、それぞれのクラスで「買うならこれ」という1台を挙げていきます。2026年7月発売の26セフィアBB、9月発売予定の26ミラベル2500番も反映済みです。
全機種を見てからクラスで選ぶと、「もう1つ上を買っておけばよかった」という後悔がなくなります。
シマノのエギングリール全機種一覧【実売の安い順】
3つのクラスで、売り場でおすすめしている1台はこれです。
- エントリー(〜1万円台半ば)なら 26ナスキー。1万円前後で巻きの質と防水が別物になります
- ミドル(1万円台半ば〜3万円台前半)なら 26セフィアBB。ここからエギング専用設計になります。専用機の頂点は25セフィアXR
- ハイエンド(3万円台半ば〜)なら23ヴァンキッシュ。ただしこのクラスは性能というより「良い道具を持つ楽しみ」の世界です
一覧はエギングの基準番手(C3000S系・2500Sの浅溝)を持つ現行シリーズ。数え方は「現行14シリーズ+ライトゲーム機からの流用1機種」の15で、ミラベルは新旧併売中のため表は16行あります。実売は変動するため幅で示しています。
| シリーズ | エギング向け番手 | 実売の目安 | 自重 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 【エントリー】 | まずはここから | |||
| 26 ネクサーブ | 2500S | 5千円台 | 255g | 最安。まず1杯釣ってみる用 |
| 23 セドナ | 2500S/2500SDH | 5〜6千円台 | 240g | 入門定番。DH設定もある |
| 22 サハラ | 2500SHG | 7千円前後 | 240g | セドナ+ねじ込みハンドル |
| 26 ナスキー | 2500SHG | 1万円前後 | 235g | 26年新型。このクラスのおすすめ |
| 22 ミラベル | 2500S/2500SHG | 1万円強 | 205g | この価格で205gの軽さ |
| 26 ミラベル | 2500S/2500SHG | 1万円台前半 | 200g | 9月発売・予約受付中 |
| 25 アルテグラ | 2500SHG/C2500SHG | 1万円台半ば | 210g | 汎用の優等生 |
| 【ミドル】 | エギング専用ブランドはここから | |||
| 26 セフィアBB | C3000S/SHG/SDH/SDHHG | 1万円台半ば〜 | 215g | 【専用】26年7月発売。このクラスのおすすめ |
| 23 ストラディック | 2500S/C2500S | 1万円台半ば〜 | 185〜220g | 【汎用】金属ボディの剛性派 |
| 23 セフィアSS | C3000S/SHG/SDH/SDHHG | 2万円前後 | 190g | 【専用】中位。190gに軽量化 |
| 24 ヴァンフォード | 2500S/2500SHG | 2万円台前半 | 175g | 【汎用】軽さ重視の中堅エース |
| 25 セフィアXR | C3000S/SHG/SDH/SDHHG | 2万円台後半〜3万円台前半 | 175g | 【専用】頂点。25年新型 |
| 【ハイエンド】 | 性能より「所有」の世界 | |||
| 24 ツインパワー | 2500S/C2500SXG | 3万円台後半〜 | 210g | 剛性+密巻きの中上位 |
| 23 ヴァンキッシュ | 2500S/C2500SXG | 4万円台後半 | 165g | 軽さの最高峰。このクラスのおすすめ |
| 22 ステラ | 2500S/C2500SXG | 7万円台〜 | 205g | 言わずと知れた頂点 |
| 流用枠: 25ソアレXR | C2500SHG | 2万円台後半 | 150g | ライトゲーム機。ヒイカ・ツツイカ向き |
※糸付きの超入門機(19FX・19シエナ)と旧世代専用機(アオリスタ系)は、浅溝が無い・現行から外れているため対象外としています。※自重は各シリーズのエギング向け代表番手のメーカー公表値。26ヴァンキッシュCE(限定生産)は防水シールを外した仕様のため、海水を頻繁に被るエギングのメイン機には勧めていません(詳しくはおすすめ10選の記事で解説しています)。
メーカーを決めかねている人や、シマノ・ダイワ横断のランキングで選びたい人はこちらの記事へどうぞ。

エギングのリール選びで大事な3つのポイント
エギングは「しゃくって・止めて・フォールで抱かせる」の繰り返しです。1日で数百回しゃくる釣りなので、リールに求められるものもはっきりしています。
- 自重。数百回のしゃくりで疲労が釣果に直結します。一覧の自重列は255gのネクサーブから165gのヴァンキッシュまで(流用枠を除く)90gの階段になっていて、200gを切ると1日の疲れが目に見えて変わります
- 糸ふけ回収の速さ。しゃくった後のたるみを素早く回収してフォールに備えます。ハイギアが人気なのはこのためです
- ドラグの滑らかさ。春の大型の突っ込みと、身切れしやすいアオリの最後の抵抗をいなすのに効きます
剛性はエギングでは優先度低めです。「軽さとギア比にお金を払う」と考えると、シマノのラインナップは整理して見えてきます。
ドラグで見るべきは最大値ではなく滑り出しの質です。エギングのドラグ設定は1kg前後と弱めで、カタログの最大ドラグ力はどの機種も足りています。差が出るのは、春の2kg超が突っ込んだ瞬間にスムーズに滑り出すかどうか。カタログに載らないこの部分に、価格差が一番正直に出ます。
型番の読み方だけ先に押さえる
どのリールを選ぶ場合でも共通するルールです。
番手は「C3000S系」か「2500S」
| 番手 | 位置づけ | 注意点 |
|---|---|---|
| C3000S系(基準) | セフィア系の標準。PE0.6号を200m巻ける | 迷ったらこれ |
| 2500S | 汎用機のエギング適合番手 | C3000Sとほぼ同じボディサイズ |
| C2500S | ややコンパクト寄り | ライトエギング・兼用向き |
必ずSが付く浅溝を選んでください。エギングのPE0.6〜0.8号は細いので、Sなしの深溝だと大量の下巻きが必要になります。セフィア系がC3000Sを基準にしているのは、PE0.6号200mがちょうど収まる設計だからです。
型番の記号はこう読む
| 記号 | 意味 | ざっくり解説 |
|---|---|---|
| S | シャロー(浅溝)スプール | PE0.5〜0.8号向け。エギングは必須 |
| C | コンパクトボディ | C3000は2500ボディ+3000糸巻きスプール |
| HG | ハイギア | 糸ふけ回収が速い。エギングの主流 |
| DH | ダブルハンドル | SDH=浅溝ダブルハンドル。SDHHG=そのハイギア版 |
| XG | エクストラハイギア | さらに速い。C2500SXGなど |
セフィアの「C3000SDHHG」は「コンパクトボディ・3000番・浅溝・ダブルハンドル・ハイギア」。記号を分解すれば、どんな長い型番も読めます。
ギアはハイギア(HG)が主流。ノーマルにも役割がある
しゃくった後の糸ふけを素早く回収できるハイギアがエギングの主流です。型番ではSHG・SDHHGなどHGが付くものがそれ。一方でノーマルギア(C3000S・2500S)には「エギの移動距離を抑えてゆっくり見せる」役割があり、プレッシャーの高い場所でスラックジャークを多用する人はあえてノーマルを選びます。エギングのプロがインタビューで「基本はノーマルギア」と勧めることがあるのも、この理屈からです。それでも売り場で実際に動いているのは圧倒的にハイギアなので、1台目は迷ったらハイギアで大丈夫です。
ラインとの相性も少しだけ
エギングの主流はPE0.5〜0.8号+フロロリーダー。PEは伸びが少なくしゃくりのキレとフォール中のアタリ感知に直結するので、浅溝スプール(S付き)に細いPEをぴったり巻くのがセッティングの基本です。太いナイロンを巻く前提の深溝を買ってしまうと、この釣りは始まりません。リーダーの選び方は別記事にまとめてあるので、ライン一式を揃える人は記事末尾のリンクからどうぞ。
ダブルハンドル(DH)は「必須」ではなくなった
型番のSDH・SDHHGはダブルハンドル仕様。しゃくった後にハンドルが自重で勝手に回らず、フォール中のラインの変化に集中できる。これがエギングでDHが人気の理由です。ただし最近はシングルハンドルで通すエギンガーも多く、「DHでなければ釣れない」時代ではありません。逆に、ハンドルが自重で回らないぶんエギングを始めたばかりの人にこそDHをすすめるプロもいて、どちらか一方が正解という話ではありません。それでも売り場で相談を受けたときは、シングルで始めて、突き詰めたくなったらDHという順番をすすめています。
専用機のセフィアと汎用機は何が違うのか
売り場で一番聞かれる質問なので、ここで片付けておきます。先に結論を言うと、巻きの機構や防水そのものは、同じ価格帯なら専用機と汎用機で大きく変わりません。26セフィアBBのインフィニティドライブのような新世代機構は、この帯の汎用機にも同じように入っています。それでもセフィアが専用機と呼ばれるのは、エギングの動作に合う部分だけが作り分けられているからです。
- ドラグ: セフィアBBのラピッドファイアドラグは少ないノブ操作で素早くドラグを調整でき、イカの身切れ対策に効きます。XRはさらにエギング専用チューン
- 番手構成: セフィアはC3000S/SHG/SDH/SDHHGとエギング番手だけの構成。深溝や大きすぎる番手を買ってしまう事故が起きません
- ダブルハンドル: 専用ブランドなので、DH版が1万円台から選べます
- スプール: PE0.6号200mがちょうど収まる浅溝が基準で、純正のスペアスプールも手に入ります
裏を返せば、S付きの浅溝を選んで番手さえ間違えなければ、汎用機でもエギングは問題なく成立します(このあと紹介する26ナスキーや25アルテグラがそれです)。同じ帯にはアルテグラ・ストラディック・ヴァンフォードといった汎用機が並ぶので、エギングを本命にするならセフィア、シーバスやアジングと使い回すなら汎用機。上下ではなく分かれ道として選んでください。
エントリークラス(〜1万円台半ば)
お試しで始めるならセドナかネクサーブ。しっかり始めるなら26ナスキー。軽さを重視するならミラベルかアルテグラ。このクラスの選び方はこの3択です。
26 ネクサーブ・23 セドナ|最安で「エギングになる」ライン
5千円台の入門機。この帯でも浅溝2500Sがあるのでエギングは成立します。セドナは低価格帯ながらダブルハンドル設定(2500SDH)を選べるのも隠れたポイント。自重240〜255gと重さはありますが、「秋の新子で1杯釣って続けるか決める」役割なら十分です。
22 サハラ|セドナとの差は「ハンドル」
セドナとの主な差はねじ込み式ハンドルとベアリング数。ハンドルのガタつきが出にくく、しゃくりの多いエギングでは体感差が出やすい部分です。差額は千円程度なので、セドナと迷ったらこちらを勧めています。
26 ナスキー|エントリークラスで買うならこれ
2026年新型。下の帯との違いはコアプロテクト(防水)とインフィニティドライブ(巻き出しの軽さ)がここから入ることです。しゃくって水しぶきを被り続けるエギングでは、防水の有無が1年後の巻き心地を分けます。セドナとの差額は数千円ですが、安いリールで入門した人が最初に不満を持つ「巻きの重さと潮ガミ」がここで消えます。売り場で「予算1万円でちゃんとしたのを」と言われたら、私はまずこれを出します。
22 ミラベル/26 ミラベル(2500番は9月発売・予約中)|軽さのコスパ枠
22ミラベルは1万円強で自重205gという、この価格帯では突出した軽さの穴場です。CI4+ボディの軽さは数百回しゃくる釣りで効きます。ただし26ミラベルの登場で旧モデル扱い(在庫限り)になっていく点は織り込んでください。後継の26は5g軽い200gで、軽さ路線が一段進みます。
そして後継の26ミラベルの2500S・2500SHGが2026年9月発売予定で、予約が始まっています。秋イカ本番に新品で臨みたいなら予約(発売直後は人気番手から品切れがちです)、すぐ投げたい・安く済ませたいなら在庫処分で値下がりする22を即決。どちらでも損のないタイミングです。発売後、この記事は実売情報に更新します。
25 アルテグラ|汎用の優等生
上位機の技術が降りてきた汎用機の定番。自重210gとエギング適性も十分で、「エギングも他の釣りも1台で」という人にはセフィアBBよりこちらが素直です。巻きの滑らかさはこの帯で頭ひとつ抜けていて、アジングやメバリングにも同じシリーズの番手違いで揃えられる育てやすさもあります。
ミドルクラス(1万円台半ば〜3万円台前半)
このクラスからエギング専用設計のセフィアが選べるようになります。専用のセフィアを取るか、汎用機の上位を取るか。選ぶのはそこだけです。
26 セフィアBB|ミドルクラスで買うならこれ
セフィアはシマノのエギング専用ブランド。その入口が2026年7月に世代交代したばかりの26セフィアBBです。インフィニティドライブなどの新世代機構が入るのはこの帯の汎用機も同じですが、この価格帯でBBだけが持つ武器がラピッドファイアドラグ。少ないノブ操作で素早くドラグを調整できる、イカの身切れ対策に有効なエギング向け装備です。
さらに、番手構成がC3000S/SHG/SDH/SDHHGのエギング番手だけなので買い間違いが起きず、ダブルハンドルを1万円台で試せるのも専用ブランドならでは(DH版はこちら)。アンチツイストフィン(ラインのたるみを整える機構)も入っていて、糸ふけと付き合い続けるエギングでライントラブルを減らしてくれます。エギングを本命にすると決めた人の最初の1台として、一番すすめやすいリールです。当店でも今年の秋イカ準備の売れ筋になっています。
先代の22セフィアBBから何が変わったのか、要点はこの3つです。
| 22 セフィアBB(旧) | 26 セフィアBB(現行) | |
|---|---|---|
| ドラグ | 通常ドラグ | ラピッドファイアドラグ |
| 巻き機構 | 従来機構 | インフィニティドライブ搭載 |
| ライン管理 | — | アンチツイストフィン搭載 |
在庫処分の22BBを見かけたら、1万円を切っているなら入門機としてアリです。1万円台前半なら、数千円足して26を買うのが売り場の答えです。
23 ストラディック|金属ボディの剛性派
HAGANEボディの堅牢さが武器。コンパクトなC2500Sなら自重185gと意外に軽く、巻きの安定感で選ぶならこの帯の選択肢です(リンク先はC2500S)。エギング専用として見るなら、同価格帯のセフィアBB・SSに軍配が上がります。
23 セフィアSS|専用機の中位。190gまで軽くなる
セフィア3兄弟の真ん中。自重190gとBBより25g軽く、「専用設計のまま軽さが欲しい」の答えがこれです。26BBに最新技術が入った今、SSの立ち位置はやや微妙になりましたが、実売2万円前後で190gの専用設計という組み合わせは依然強い。BBとXRの間で迷ったら、しゃくる回数が多い人ほどSSの軽さが効きます。
24 ヴァンフォード|汎用機の軽さエース
マグナムライトローターで巻き出しが軽く、自重175g。セフィアXRと同じ軽さ帯を汎用機で実現していて、「エギングメインだけどシーバスもアジングもやる」という人にちょうどいい1台です。エギング1本ならXR、使い回すならヴァンフォード。アジングリールの記事と同じ構図です。
25 セフィアXR|専用機の頂点
2025年に世代交代したセフィアの最上位。自重175g・上位機譲りの巻き・エギング専用チューンのドラグと、専用機路線はここで完結します。実売は2万円台後半〜3万円台前半(時期・店で変動)まで下がってきています。マイクロモジュールギアIIの滑らかな巻きは、スラックジャーク後の糸ふけ処理で体感差が出る部分。セフィアにはこの上のグレードが無いので、「エギング専用機の最高峰」は実質これです。そして正直なところ、エギングに必要な性能はここで打ち止め。この先は「必要だから」ではなく「良いものが欲しいから」で買う世界になります。
ハイエンドクラス(3万円台半ば〜)
触れば違いは確かにあります。ただそれは「イカが釣れる量が変わる」というより、「良い道具で釣りをする楽しさ」の差です。それを分かったうえで読んでください。
24 ツインパワー|剛性+密巻きの中上位
密巻き(インフィニティループ)搭載の剛性派。自重210gとエギング的には重めで、「1台でショアジギもエギングも」という人の一生モノ枠です。エギング専用として買うならXRやヴァンキッシュのほうが素直です。
23 ヴァンキッシュ|ハイエンドで買うならこれ
2500Sで165g。数百回しゃくる釣りで、この軽さは何よりの武器です。密巻き搭載で飛距離・ライン放出も上質。「専用機の枠を超えて、とにかく軽くて良いものを」ならこれが答えです。
22 ステラ|頂点。ただしエギング最適とは別の話
巻きの質と耐久性の頂点。ただし自重205gはヴァンキッシュより40g重く、しゃくり続けるエギングでは軽さの正義と衝突します。「エギングに最適か」と聞かれると議論の余地がありますが、「最高のリールを持つ喜び」なら文句なしです。売り場でステラを箱から出したお客さんは、みんな同じ顔になります。
番外編: ライトエギング(ヒイカ・ツツイカ)の選択肢
小型イカ狙いのライトエギングには、25セフィアXRのC2000Sという、シマノ公式がライトエギング向けに位置づける150gの専用番手があります(この番手のみラピッドファイアドラグ非搭載の簡易仕様です)。ライトゲーム機の25ソアレXR(C2500SHG・150g)の流用も定番。アオリのメインにはC3000S系の糸巻き量が安心ですが、小型イカの数釣りが好きな人は覚えておいて損はありません。
売り場で見てきた「買い方の失敗」4パターン
レジで止めきれなかった失敗例です。同じ轍を踏まないでください。
- Sなしの深溝を買ってしまう。C3000(Sなし)にPE0.6号を巻くとスプールの大半が下巻きになります。エギングは必ずS付きを
- 「大は小を兼ねる」で3000番以上を選んでしまう。数百回しゃくる釣りでは自重増がそのまま疲労になります。必要十分の小ささが正解です
- シーバス用の重い汎用機で入門して「疲れて楽しくない」となる。エギングの楽しさは軽快さとセットです。予算が許すなら200g前後を
- ダブルハンドルを「上級者っぽいから」で選んでしまう。シングルより少し重くなります。フォールの釣りを理解してからで遅くありません
「セフィア」だけ深掘り|BB・SS・XRどれを買うか
シマノのエギング専用ブランド「セフィア」は、現行BB(入口)・SS(中位)・XR(頂点)の3グレード。2026年7月にBBが世代交代したことで、序列の意味が少し変わりました。
| 26 セフィアBB | 23 セフィアSS | 25 セフィアXR | |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 専用機の入口 | 専用機の中位 | 専用機の頂点 |
| 実売 | 1万円台半ば〜 | 2万円前後 | 2万円台後半〜3万円台前半 |
| 自重(C3000S) | 215g | 190g | 175g |
| 世代 | 2026年7月発売 | 2023年 | 2025年 |
| ドラグ | ラピッドファイアドラグ | 通常ドラグ | エギング専用チューン+ラピッドファイア系 |
| 主な技術 | インフィニティドライブ・アンチツイストフィン | 軽量CI4+ボディ | 上位機技術のフル搭載 |
| どんな人向け | 最初の専用機・コスパ | 軽さと価格のバランス | 専用機で完結させたい人 |
私のおすすめは「初めての専用機なら26BB、軽さに価値を感じ始めたらSS、突き詰めるならXR」です。特に26BBは最新世代ゆえに、23年設計のSSと技術面で逆転している部分もあります。「BBで十分では?」という質問が今年の売り場で実際に増えていて、答えは「しゃくる回数が多いほどSS以上の軽さが効く。デイエギング中心ならBBで十分」です。
【2026年最新】シマノの世代交代まとめ
エギング帯の2026年の動きを整理しておきます。
- 26セフィアBB: 7月発売済み。専用ドラグと1万円台DHを備えた今年の主役
- 26ナスキー: 発売済み。入門上位の本命
- 26ミラベル: 2500S・2500SHGは9月発売予定で予約受付中。発売後に本記事を更新します
- 26ネクサーブ: 発売済み。最安クラスの刷新
- 25セフィアXR・25アルテグラは2025年世代、ヴァンフォード・ツインパワーは24年世代が現行
エギング専用機は26BBの登場で「入口の当たり年」。旧22セフィアBBの在庫処分を見かけたら、価格次第では狙い目ですが、上位技術の差を考えると基本は26を勧めます。
秋イカと春イカでリールを変えるべきか

結論、1台で両方いけます。C3000S系の糸巻き量とドラグは春の親イカにも足ります。
ただし優先する性能が少し違うのは事実です。秋(9〜11月・新子の数釣り)は軽さとハイギア。テンポよくしゃくり続けるので疲労と手返しが釣果に直結します。春(4〜6月・大型狙い)はドラグと糸巻き量。2kg超の突っ込みをいなす場面が出ます。この記事の公開時期は秋イカ本番前なので、迷ったら「軽さ寄り」で選んでください。なお秋イカの盛期は一般に9〜11月ですが、九州・四国など暖かい海域では早く始まり、12月まで残る地域もあります。
ダイワと迷っている人へ
エギング専用ブランドは、シマノがセフィア、ダイワがエメラルダス。対応関係は、セフィアBBとエメラルダスX、セフィアSSとエメラルダスRX、セフィアXRとエメラルダスAIRというふうに、3グレード同士できれいに揃っています。2026年に専用機の新型を出したのはシマノだけ(26セフィアBB)なので、「最新の専用機」で選ぶなら今年はシマノ有利です。
ダイワ側の全機種まとめも同じ形式で書いています。両方見てから決めたい人はこちらもどうぞ。番手の対応関係(シマノC3000S≒ダイワLT2500S)は番手の記事でどうぞ。



よくある質問
Q. 結局、最初の1台はどれを買えばいい?
お試しならセドナかネクサーブ、続ける前提なら26ナスキー、エギングを本命にするなら26セフィアBBです。予算に余裕があるならセフィアSSかヴァンフォードまで行くと、買い替えを1回飛ばせます。秋イカから始める人が多いこの時期なら、26セフィアBBが在庫も豊富で一番勧めやすいタイミングです。
Q. エギングとアジング、1台で兼用できる?
番手が違うので厳密には別が理想です(エギングC3000S・アジングC2000S)。どうしても1台なら2500SかC2500Sで妥協点を取れますが、アジングの繊細さもエギングの糸巻き量も中途半端になります。兼用の考え方はリール番手の記事で詳しくまとめています。
Q. C3000Sと2500S、どちらを買えばいい?
ボディサイズはほぼ同じで、糸巻き量が少し違うだけです。セフィア系を買うなら基準はC3000S系(ライトエギング用のC2000Sを除けばこれだけです)、汎用機なら2500SでOK。PE0.6号を150m以上巻ければエギングは成立します。
Q. ダブルハンドル(SDH)を選ぶべき?
順番で考えてください。原則シングルで始めて、フォールの釣りを突き詰めたくなったらDHを検討。検討するなら26セフィアBBのSDH系(専用設計で1万円台)が本命です。「とにかく最安でDHを体験したい」だけならセドナ2500SDHという裏口もあります。
Q. 3000番や4000番は使える?
使えますが、自重が増えてしゃくりの疲労が大きくなります。シーバスと兼用したい場合のみC3000(Sなし・下巻き前提)を検討する程度で、エギング主体なら素直にC3000S系か2500Sを。
Q. 26ヴァンキッシュCEはエギングに良い?
勧めていません。防水シールをあえて外した限定機で、海水を頻繁に被るエギングとは相性が悪いからです。詳しくはおすすめ10選の記事で解説しています。
Q. PEラインは何号を何m巻けばいい?
基準はPE0.6号を150〜200m。秋の新子中心なら0.5号、春の大型や根の荒い磯なら0.8号です。C3000Sは0.6号200mがちょうど収まる設計なので、下巻きなしでそのまま巻けます。リールと同じシマノで揃えるならピットブルが定番です。
Q. 替えスプールは必要?
必須ではありませんが、セフィア系は純正スペアスプールが手に入るので、「0.5号と0.8号を場面で使い分けたい」人には便利です。そこまでやるのはハイエンドクラスの遊び方なので、最初は1本のラインで十分です。
Q. 中古で買うならどの世代まであり?
セフィアなら19セフィアSS・22セフィアBB あたりまでが実用圏です。それ以前は自重が現行より一段重く、巻きの世代差も体感できるレベルなので、価格がよほど安くない限り現行をおすすめします。
まとめ|クラスごとの答えはこれ
- エントリー(〜1万円台半ば): お試しならセドナかネクサーブ。しっかり始めるなら26ナスキー。巻きの質と防水がここで別物になります
- ミドル(1万円台半ば〜3万円台前半): エギング本命なら26セフィアBB(7月発売の新型)。専用設計はここから。専用機の頂点は25セフィアXR、汎用の軽さ枠は24ヴァンフォード
- ハイエンド(3万円台半ば〜): 選ぶなら23ヴァンキッシュ(165g)。ただしこのクラスは性能より「良い道具を持つ楽しみ」の世界です
- 番手はC3000S系か2500Sで、必ずS付きの浅溝。ギアはハイギア主流
- 26ミラベルの2500番は9月発売予定。秋イカに間に合わせるなら予約を
エントリーとミドルの中で迷ったら、1つ上の機種を買ったほうが後悔しません。セフィアBBとアルテグラは上下ではなく「専用か汎用か」の分かれ道なので、本命度で選んでください。ミドルからハイエンドは気持ちの問題なので、無理に越えなくて大丈夫です。
エギングを本命で始めるなら、今年は26セフィアBBが頭ひとつ抜けています(予算を抑えるなら26ナスキーでも十分です)。秋イカの回遊は待ってくれません。シーズンに間に合わせるなら、いま揃えておくのがおすすめです。
シマノ・ダイワ横断のランキングで選びたい人や、エギングのリーダーも揃える人はこちらへ。




コメント