こんにちは、つりはる編集長のはるです。
私は年間200釣行以上、シーバス・ヒラメ・マゴチをメインに追いかけています。
コアマンのアルカリシャッドは、シーバス・ヒラメ・マゴチと守備範囲が広い定番ワームです。
私も様々な釣りで愛用している1軍ワームなのですが、ネットで調べても公式サイトと通販ページばかりが出てきて、使い方の解説が見つかりません。
しかもサイズが55・65・75・90・110mmと5つ、カラーは公式だけで29色。
初めて買う人には、正直どれを選べばいいのか分かりません。
というわけで、この記事では、初心者の方や中級者の方向けに、サイズの選び方・ジグヘッドとの相性・カラーの絞り方を、実釣と店頭でよく聞かれる質問をもとに整理します。
コアマン アルカリシャッドはおすすめ?|私が1軍に入れている理由
結論からいうと、アルカリシャッドは「1パックで魚種を選ばない」タイプのワームです。シーバス狙いで使い始めたのですが、そのままヒラメもマゴチも釣れてしまったので、いまはサーフでも河口でもボックスに入れっぱなしにしています。
似たワームはいくらでもありますが、「これ1つ持っておけば、その日の狙いが変わっても対応できる」という安心感が、私がこれを1軍にしている一番の理由です。
人に勧めるときは、いつもこの組み合わせから入ってもらっています。
| 項目 | 結論 | 理由 |
|---|---|---|
| 最初の1パック | 75mm | シーバス・ヒラメ・マゴチのすべてに通る万能サイズ |
| 組み合わせるヘッド | コアマン VJ-16 | そのまま挿すだけで完成する。純正同士なのでズレない |
| 2つ目に買うヘッド | 静ヘッド or ぶっ飛び静 | ワームは同じまま、波動と飛距離を変えられる |
| 最初のカラー | マイワシ系+チャート系の2色 | ナチュラルとアピールを1色ずつ持てば大抵回る |
これで始めて、物足りなくなってからサイズやカラーを足していくのが一番ムダがありません。
アルカリシャッドのサイズは5つ|使い分けの基準
アルカリシャッドは55・65・75・90・110mmの5サイズ展開です。数字だけ見ても選べないので、狙う魚とベイトのサイズで整理します。
| サイズ | 主なターゲット | こんな時に |
|---|---|---|
| 55mm | 小型シーバス・カマス・メバル | ベイトが小さい時。ライトゲームのタックルでも扱える |
| 65mm | シーバス(マイクロベイト) | 55と75の中間。持っていなくても困らない |
| 75mm | シーバス・ヒラメ・マゴチ | 迷ったらここ。一番つぶしが効く |
| 90mm | シーバス(大型)・ヒラメ・青物 | ベイトが大きい時期。飛距離も出る |
| 110mm | 大型狙い・サーフ | コノシロパターンなど、明確に大きいベイトがいる時 |
最初に買うなら75mm、次に買うなら90mm
75mmは、この製品の基準サイズだと思ってください。シーバスの標準的なベイト(イワシ・イナッコ)にちょうど合いますし、ヒラメやマゴチも普通に食ってきます。
2パック目を買うなら90mmです。秋以降ベイトが大きくなる時期や、サーフで飛距離が欲しい時に効いてきます。
2024年に新たに発売した110mmは明確に大きいベイトがいる時だけの特化枠です。
最初に買うものではありません。
「アルカリ」と「アルカリシャッド」は何が違う?
コアマンにはアルカリという、名前がよく似た別のワームがあります。
店頭でも混同されやすいので、ここを整理しておきます。
| アルカリ | アルカリシャッド | |
|---|---|---|
| テール | ピンテール(細い) | シャッドテール(水を受ける) |
| アクション | おとなしい細かな動き | ボディのローリング+テールの振動 |
| アピール | 弱い(ナチュラル) | 強い |
| 向いている状況 | スレている時・食わない時 | 広く探る時・濁っている時 |
| サイズ展開 | 60 / 70 / 83mm | 55 / 65 / 75 / 90 / 110mm |
ざっくり言えば
アルカリ=アピールは弱いけどスレた場面で強い食わせ特化のワーム
アルカリシャッド=アピールが強くて魚に見つけてもらうワームです。
先に買うならアルカリシャッドをおすすめします。まず魚に見つけてもらわないと始まらないですし、反応が悪い時の切り札としてアルカリを後から足すほうが順序として自然です。
【重要】ジグヘッドは何を合わせる?|相性の問題がある
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。アルカリシャッドは、合わせるジグヘッドを選びます。
最初にやらかしたのが「ワームストッパー問題」
私が最初にやらかしたのがこれです。手持ちのジグヘッドに挿そうとしたら、挿している途中でボディが裂けました。1本目でこれをやると、正直かなり萎えます。
原因はワームではなくジグヘッド側のワームストッパーでした。ここが太いタイプだと、柔らかいボディが受け止めきれずに裂けます。同じ指摘はAmazonのレビューにも出ているので、私だけの問題ではないはずです。
アルカリシャッドはソリッドボディ(中身が詰まっている)なので、本当に柔らかいです。
それ故に食わせ能力が高く、非常に優秀なワームなのですが、長時間使ってるとかなりボロボロになりやすいです。
さらに、ストッパーが太いジグヘッドだと、挿す時にボディが裂けます。
組み合わせ別の相性
| ジグヘッド | 相性 | コメント |
|---|---|---|
| コアマン VJ-16 / VJ-22 | ◎ | 純正同士。そのまま挿すだけ。迷ったらこれ |
| コアマン アルカリヘッド | ◎ | 専用設計。裂けにくい |
| オーナー 静ヘッド | ◎ | ストッパーが細く裂けにくい。ナチュラルに見せたい時の本命 |
| オーナー ぶっ飛び静 | ◎ | 遠投特化。サーフのヒラメ・マゴチならこれ |
| ストッパーが太いジグヘッド | △ | ボディが裂けやすい。無理に挿さない |
いちばん確実なのは、やはり純正のVJ系です。コアマン同士なので寸法が合っていて、挿すだけで完成します。

そして、静ヘッド・ぶっ飛び静との組み合わせも本気でおすすめしたい
VJが最高なのは間違いないのですが、オーナーの「静ヘッド」「ぶっ飛び静」との組み合わせも、同じくらい実用的です。
むしろ場面によってはこちらのほうが釣れます。
理由はVJには鉄板(ブレード)が付いていることにあります。
これが強い波動を出してくれる反面、状況によっては「強すぎる」んです。
| 組み合わせ | 性格 | こんな場面で |
|---|---|---|
| アルカリシャッド × VJ | 強い波動で広く探る | 濁り・デイゲーム・とにかく見つけてもらいたい時 |
| アルカリシャッド × 静ヘッド | ナチュラルにゆっくり見せる | スレている時・ナイトゲーム・澄み潮 |
| アルカリシャッド × ぶっ飛び静 | とにかく飛ばす | サーフ・向かい風・沖のブレイクを狙う時 |
静ヘッド|「弱く見せる」ための選択肢
鉄板が無いぶん、ワーム本来のナチュラルな動きだけで見せられます。VJで反応が無い時にこれに替えて食ってきた、という経験は何度もあります。
特に効くのがナイトゲームと澄み潮です。暗い中で強い波動を出すより、静かにゆっくり通したほうが違和感なく食う場面が確実にあります。
アルカリシャッドとの相性という点でも、静ヘッドはワームストッパーが細めなので裂けにくいという実用的な利点があります。前述のストッパー問題が起きにくい組み合わせです。

ぶっ飛び静|サーフでヒラメを狙うならこれ
静ヘッドの遠投特化版です。重心設計が違うので、同じ重さでも明らかに飛びます。
サーフでのヒラメ・マゴチ狙いなら、この組み合わせが本命だと思っています。サーフは飛距離がそのまま探れる範囲になるので、飛ばないジグヘッドを使う理由がありません。
アルカリシャッドは90mmを合わせるとシルエットのバランスが良く、ヒラメが好むサイズ感になります。

シーバスジグヘッドSS|ただ巻きで見せたいとき
シーバス狙いで、とにかくリトリーブで見せたいときはこれです。VJのような強い波動は無いぶん、ワーム本来の動きをそのまま水中で出してくれます。
ただ巻きとの相性がとにかく良いので、河口や港湾で、シーバスがベイトを追っている状況で使うことが多いです。VJで反応が出きらない日に、これに替えて食ってくることがあります。
14gの#3/0を選んでください。軽い番手もありますがフックが#2で小さく、75〜90mmのアルカリシャッドだと掛かりが浅くなります。
バディーワークス 45ヘッド|フラット狙いと底物に
ヒラメ・マゴチといったフラット狙いなら、私はこれを使います。とにかく沈むのが速いので、着底までの時間が短く、底を丁寧に攻められます。
サーフや流れのある河口だと、沈みの遅いヘッドは底を取る前に流されます。その点これは素直に落ちてくれるので、「今どこにあるか」が分かりやすいのが使いやすさに直結しています。
フラットだけでなく、根魚などの底物にも使えます。ボトムを叩く釣り全般で出番があるヘッドです。
結局どう使い分けるか
私の実際の運用はこうです。
- まずVJで広く探る|どこに魚がいるかを効率よく見つける
- 反応があるのに乗らない → 静ヘッド|波動を落として食わせに寄せる
- もっと遠くを探りたい → ぶっ飛び静|サーフ・強風時はこれ一択
- ただ巻きで見せたい → シーバスジグヘッドSS|波動を足さず、ワームの動きをそのまま出す
- 底を取りたい → バディーワークス45ヘッド|沈みが速い。フラットと底物はこれ
ワームは同じアルカリシャッドのまま、ジグヘッドだけ替える。これが一番コストが安く、しかも効果が大きいローテーションです。ワームを何種類も買うより、ジグヘッドを3種類持つほうが釣果に直結します。
アルカリシャッドの正しい付け方|向きを間違えない
シンプルなワームですが、付け方で動きが変わります。検索でも「向き」「付け方」「逆付け」といったワードがよく出てきます。
基本はテールが下向き
シャッドテールの面が水平(=テールが上下に振れる向き)になるように挿します。これが基本です。テールが縦向きになっていると、水を受ける面が変わって本来のアクションが出ません。
挿す時のコツは3つです。
- まっすぐ挿す|曲がって刺さると回転して泳ぐ
- フックポイントの位置を先に決める|ワームに当ててから、抜く位置を目で確認する
- ストッパーが太いなら無理に押し込まない|裂ける
「逆付け」はどうなのか
バス釣りやシーバス釣りの上級者の中には、ワームを逆に刺してテールを上下逆にする「逆付け」を試す人もいます。
アクションが変わるので、全く違うワームの様に扱うことが出来、同じワームでローテーションしたい時の選択肢にはなります。
私も新しいワームを買うと毎回逆付けを試します。
アルカリシャッドの逆付けは試したことはありますが、正直これはナシです、、、
泳ぎが破綻してしまうので、アルカリシャッドで反応が無い場面ではワームを素直に変えるか、レンジやスピードを疑うほうが、圧倒的に効きます。
カラーは29色もある|最初に買う2色の決め方
公式サイトを見ると、75mmだけで29色あります。
最近は各メーカー、サイズやカラーの展開が非常に多いですが、初心者の方はどれを選んだらいいかわからず大変ですよね。
中級者や上級者の方も、サイズやカラーが増えるたびについつい即バイト(買ってしまう)人も多いのではないでしょうか?
もちろん私もその1人です(笑)
実際は全部を把握する必要は全くなく、要点だけ押さえておけばOKです!
結論:ナチュラル1色+アピール1色
| 役割 | おすすめカラー | 使う場面 |
|---|---|---|
| ナチュラル | #002 マイワシ・#003 沖堤イワシ | 基本。澄んでいる時・日中 |
| アピール | #063 チャートベイト・#065 チャートパール | 濁り・朝夕マズメ・反応が無い時 |
| 夜光 | #010 ナイトSP(夜光) | 常夜灯が無い場所での夜 |
| ケイムラ | #058 ケイムラパープルピンク・#064 ケイムラパール | 曇天・朝マズメ |
| 金系 | #044 イワシゴールド・#057 アカキン | 濁り・低活性時 |
最初は「マイワシ」や「沖堤イワシ」等のナチュラルカラーと「チャートパール」の2色で十分です。
ナチュラルで反応がなければアピールに変える、という単純なローテーションで回ります。
カラーの考え方そのものは、他のルアーと共通です。詳しくは別記事にまとめています。

アルカリシャッドの使い方|基本はただ巻き
使い方で悩む必要はほとんどありません。このワームはテールが水を受けて勝手に動くので、こちらが何かしようとするほど、良さが消えていきます。基本のただ巻きから順に書きます。
① ただ巻き(これがメイン)
まず試して欲しいのが、基本でもあり1番定番のただ巻き。
投げて、狙いのタナ(深さ)まで落として、一定速度で巻く。
これだけです。
シャッドテールが水を受けて勝手に泳ぐので、基本的にはアクションを付ける必要はありません。
ジグヘッドにもよりますが、基本的に巻きスピードは「テールの振動がロッドに伝わるギリギリの遅さ」が基準です。
速すぎると浮き上がり、遅すぎると根掛かります。
② リフト&フォール
ヒラメ・マゴチを狙う時はこちら。底を取って、大きく持ち上げて、落とす。
フォール中に食ってくることが多いので、落とす時にラインを張りすぎないのがコツです。

③ ボトムのズル引き
低活性の時や、マゴチ狙いで効きます。底を這わせるように、ゆっくり引く。
根掛かりが増えるので、ジグヘッドは軽めにしてください。
④ トゥイッチ・ジャーク(正直、あまり使いません)
念のため書いておくと、トゥイッチやジャークで跳ねさせる使い方もできます。ロッドを短く煽って、左右に飛ばすイメージです。
ただ私はほとんど使いません。このワームはテールが水を受けて動くタイプなので、速く動かすほど本来の強みが消えていきます。ただ巻きで反応がある日に、わざわざ跳ねさせる理由がないんです。
使うとすれば、ただ巻きに完全に無反応な日。一発だけ跳ねさせて食わせのきっかけを作る、という限定的な場面です。選択肢として頭に入れておく程度で十分だと思っています。
やるとしてもジグヘッドは重めにしてください。軽いと跳ねずに、ただワームが暴れるだけになります。
アルカリシャッドで狙える魚
私がこのワームで釣った魚と、そのときのサイズ・組み合わせをまとめておきます。1パックでこれだけ幅が出るのが、このワームを持ち歩く理由です。
| 魚種 | おすすめサイズ | 組み合わせ |
|---|---|---|
| シーバス | 75 / 90mm | VJ-16。もっとも定番の組み合わせ |
| ヒラメ | 75 / 90mm | 静ヘッド or ぶっ飛び静。サーフなら重め |
| マゴチ | 75mm | 静ヘッド。ボトムをゆっくり |
| 青物(小型) | 90 / 110mm | VJ-22以上。ある程度の速度で |
| タチウオ | 75 / 90mm | ただ巻き。ただし後述の「尻尾バイト」に注意 |
| カマス・小型回遊魚 | 55mm | 軽めのジグヘッド |
1つのワームでこれだけ守備範囲が広いのが、このワームの最大の価値です。タックルボックスに1パック入れておけば、たいていの場面に対応できます。

魚種別の攻略|同じワームでも狙い方は変わる
同じワームでも、狙う魚が変わればヘッドも速度も変わります。ここは実際に釣り分けてみて分かった部分なので、魚種ごとに書きます。
シーバス|VJのただ巻きが基本形
アルカリシャッドがもっとも力を発揮するのがシーバスです。そもそもコアマンはシーバス特化のメーカーで、このワームもシーバス用に設計されています。
基本はVJ-16に付けてただ巻き。レンジは底から1〜2m上を意識して、カウントを数えながら通す層を変えていきます。
反応が無い時に変えるのは、①レンジ ②スピード ③カラーの順番です。いきなりルアーを替えるより、この3つを試すほうが結果が出ます。
ヒラメ|静ヘッドでボトム付近を
ヒラメは底にいる魚なので、着底を取ってからの操作が中心になります。VJでも釣れますが、静ヘッドのほうがゆっくり見せられるぶん相性が良い場面が多いです。
サーフなら飛距離が要るので、ぶっ飛び静+90mmという組み合わせが使いやすいです。
そしてヒラメ狙いなら、フックの追加も考えてください。ヒラメは下から噛み上げるように食ってくるので、ジグヘッドのフック1本だけだと身切れや、そもそも掛からずに終わることがあります。
私はサーフではZシステムを組むことが多いです。作り方はこちらにまとめてあります。

マゴチ|とにかくゆっくり、底を這わせる
マゴチはヒラメよりさらに底べったりです。ズル引きに近いくらいゆっくり引いてください。アタリは「ゴンッ」ではなく「モタッ」と重くなる感じで出ることが多いです。
焦って合わせると乗りません。一呼吸おいてから合わせるのがコツです。
タチウオ・カマス|9割は尻尾に食ってくる
これは実際にやってみないと分からない部分なので、書いておきます。
タチウオもカマスも、ただ巻きで簡単に釣れます。そこは難しくありません。問題はそのあとで、体感で9割は、尻尾に食ってきます。
つまりフックの位置まで届いていないということです。ここで少しでも合わせが遅れると、回収したときにワームの尻尾だけが無くなっています。何度もやられました。
対策は「即合わせ」の意識を持っておくこと。シーバスのように送り込んで食わせるのとは真逆で、アタリを感じた瞬間に掛けにいくくらいでちょうどいいです。
それでも尻尾は削られていくので、タチウオ狙いの日はワームの消耗が激しいと割り切ってください。アシストフックを追加するのも有効です。
青物・カマス|サイズを合わせる
青物なら90〜110mm+VJ-22以上。ある程度の速度で引きます。カマスや小型回遊魚なら55mm+軽めのジグヘッドで。ベイトのサイズに合わせるという原則さえ守れば、幅広く使えます。
実際に使ってみて感じたこと
ここからは、私が使っていて実際に思ったことを書きます。カタログを読んでも分からない部分だけに絞ります。
大きいサイズは「飛ぶ」わけではない
ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。110mmにしても飛距離は伸びません。むしろ落ちます。
ワームは比重が軽いので、大きくしても増える重さはわずかです。その一方で空気を受ける面積は目に見えて増えます。同じジグヘッドなら、大きいワームほど失速するのが実際のところです。
110mmを気持ちよく飛ばしたいなら、ワームではなくヘッドを重くしてください。VJなら22g以上、ぶっ飛び静なら20g前後。ここを合わせないと、ワームだけ大きくて飛ばないという一番もったいない状態になります。
私が110mmを使うのは飛距離が欲しいときではなく、目の前のベイトが明らかに大きいときだけです。秋のコノシロパターンなどが典型で、そこはサイズを合わせないと反応が出ません。
個体差がほとんど無いのは地味にありがたい
何パックも開けてきましたが、「これは形が変だ」という個体に当たった記憶がほとんどありません。手足やリブが無いシンプルな形なので、成型でブレようがないのだと思います。
地味な話に聞こえますが、毎回同じ動きが出るというのは、釣りをするうえでかなり大きいです。「今日は反応が無い」と感じたときに、ワームの個体差を疑わなくて済むぶん、原因をレンジや速度に絞り込めます。
タックルとフックセッティング
特別なタックルは要りません。いま持っているシーバスロッドやサーフロッドでそのまま使えます。目安だけ書いておきます。
ロッド・ラインの目安
| 項目 | シーバス | サーフ(ヒラメ・マゴチ) |
|---|---|---|
| ロッド | 8.6〜9.6ft / ML〜M | 9〜10ft / M〜MH |
| PEライン | 0.8〜1.2号 | 1.0〜1.5号 |
| リーダー | フロロ 16〜20lb | フロロ 20〜30lb |
| ジグヘッド | VJ-16 / 静ヘッド 7〜14g | VJ-22以上 / ぶっ飛び静 20g前後 |
専用タックルは要りません。手持ちのシーバスロッドがあれば、そのまま使えます。

アシストフックは付けるべき?
VJに標準で付いているフックだけだと、ショートバイトを拾いきれないことがあります。気になる場合はリアにアシストフックを追加する手もあります。
ただし根掛かりは確実に増えます。根が荒い場所では付けない、というふうに場所で使い分けるのが現実的です。
保管とメンテナンス|ワームは溶ける
見落とされがちですが、ワームの保管は結構大事です。
- 他メーカーのワームと同じケースに入れない|素材が反応して溶けることがある
- 直射日光と車内放置を避ける|高温で変形する
- 使った後は袋に戻す|出しっぱなしにすると乾いて硬くなる
特に「他メーカーのワームと混ぜない」は必ず守ってください。
溶けて一体化すると、両方ダメになります。コアマンならコアマンで1袋にまとめておくのが安全です。
裂けたワームも、捨てる前に一度ひっくり返して使えないか確認してみてください。挿し口を変えれば、もう1〜2匹分は使えることがあります。
正直に書く|アルカリシャッドの弱点
良いところばかり書いても参考にならないので、気になる点も挙げます。
① 値段が安くない
正直、安くはありません。1パック6本前後なので、1本あたり150〜200円ほどの計算になります。
根掛かりの多い場所でガンガン投げるには、それなりの覚悟が要ります。
私はゴロタや堤防際では、あえて安いワームに替えることもあります。
② ジグヘッドを選ぶ
前述のとおり、ストッパーが太いジグヘッドだと裂けます。手持ちのジグヘッドで済ませようとすると、うまくいかないことがあります。
③ ソリッドボディなので、裂けたら終わり
中身が詰まっている構造なので、一度裂けるとそこから一気に破れます。魚が釣れた後は、挿し口を必ず確認してください。
ただ、これらは「よく釣れるワームの代償」という側面もあります。
柔らかいから食わせられるわけで、裂けやすさと食わせ能力は、そのまま裏表です。
私は納得して使っています。
アルカリシャッドの代用になるワームは?
「高いから代わりが欲しい」という需要は確実にあります。正直なところを書きます。
| 代用候補 | 近さ | コメント |
|---|---|---|
| ダイソーのシャッドテール系 | △ | 形は似ているが、素材の柔らかさが違う |
| エコギア パワーシャッド | ○ | 定番。サイズ展開も豊富 |
| ケイテック スイングインパクト | ○ | テールの動きが良い |
| MARS R-32 | △ | ピンテール寄り。アルカリ(無印)に近い |
完全な代用は難しいというのが結論です。アルカリシャッドはソリッドボディ+テールの角度で成立しているので、見た目が似ていても動きは別物になります。
ただ、根掛かりが多い場所で数を投げる用としてなら、安いワームを併用するのは十分アリです。ダイソーVJとの組み合わせも試しています。

VJのワームが裂けたら|交換すれば本体は生き返る
VJはルアー1個としてはかなり高い部類で、決して気軽に無くせる値段ではありません。ただ、ダメになるのはワームだけで、ジグヘッドと鉄板は残ります。
VJの標準装備がアルカリシャッドなので、これを買い足せばそのまま復活します。本体を買い直す必要はありません。
| VJの番手 | 適合するアルカリシャッド | 重さ |
|---|---|---|
| VJ-16 | 75mm | 16g |
| VJ-22 | 75〜90mm | 22g |
| VJ-28 | 90mm | 28g |
| VJ-36 | 90〜110mm | 36g |
VJ-16なら75mmが基準です。ここを間違えると、ワームが余ったり足りなかったりして本来のシルエットになりません。
交換の手順
- ①古いワームを引き抜く|ちぎれたら残りをつまんで取り除く
- ②ジグヘッドに当てて、抜く位置を確認する|ここを飛ばすと曲がる
- ③まっすぐ挿す|斜めに入ると回転して泳ぐ
- ④テールの向きを確認する|面が水平になっているか
④を忘れる人がとても多いです。テールが縦を向いていると、水を受けずにほとんど動きません。挿した後に一度、上から見て確認する癖をつけてください。

よくある失敗と、その対処
店頭で聞かれる内容と、私自身がやらかした失敗をまとめます。ほとんどはワームではなく、組み合わせ側の問題です。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 回転しながら泳ぐ | 斜めに挿さっている | 挿し直す。目視でまっすぐか確認 |
| ほとんど動かない | テールの向きが縦になっている | 面が水平になるよう挿し直す |
| 挿す時に裂ける | ストッパーが太いジグヘッド | 純正VJか静ヘッドに変える |
| すぐ破れる | 魚が釣れた後にそのまま使っている | 1匹ごとに挿し口を確認する |
| 飛距離が出ない | ワームがヘッドに対して大きすぎる | 番手に合ったサイズにする |
一番多いのは「回転しながら泳ぐ」です。しかも水中で起きるので、本人は気づきません。足元で一度泳がせて、まっすぐ引けているか確認するだけで防げます。
これは釣れない原因のうち、自分で潰せる数少ないものなので、毎回やる価値があります。
どこで買うのが安い?|在庫の探し方
人気商品なので、釣具店では欠品していることが多いのが実情です。特にVJと合わせて売れるので、シーズン中はカラーが揃いません。
| 買い方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 釣具店 | 実物を見て選べる | 人気カラーは品切れが多い |
| Amazon | 在庫が安定。サイズ・カラーを指定しやすい | 並行輸入品は割高 |
| 楽天 | ポイント還元。ゆうパケット対応の店が多い | ショップごとに在庫が違う |
| Yahoo!ショッピング | ポイント還元 | 同上 |
Amazonで探す時は「並行輸入品」に注意してください。通常価格の2〜3倍の値がついた出品が混じっています。ほかの出品と並べて、明らかに高いものは避けてください。
ワームは1回の釣行で複数使うので、見つけたら2〜3パックまとめて買っておくのが結局はラクです。
よくある質問
最後に、実際によく聞かれることをまとめておきます。
Q. 最初に買うならどのサイズですか?
A. 75mmです。シーバス・ヒラメ・マゴチのすべてに通ります。2つ目に買うなら90mmを。
Q. VJに付いているワームと同じものですか?
A. VJの標準装備はアルカリシャッドです。つまり、VJのワームがダメになったらアルカリシャッドを買い足せば、そのまま復活させられます。

Q. 静ヘッドに付けても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。定番の組み合わせのひとつで、VJよりナチュラルにゆっくり見せたい時に向いています。
Q. 何色買えばいいですか?
A. 2色で十分です。ナチュラル系(マイワシ)とアピール系(チャートパール)を1つずつ。そこから必要に応じて夜光やケイムラを足してください。
Q. 逆付けは効果ありますか?
A. アクションは変わるので、ローテーションの選択肢にはなります。ただし釣れない時にまず疑うべきはレンジとスピードです。付け方を変えるのは、その後で構いません。
Q. 1パック何本入りですか?
A. サイズによりますが、おおむね6本前後です。根掛かりの多い場所なら、1回の釣行で使い切ることもあります。
まとめ|アルカリシャッドは「1パックで魚種を選ばない」ワーム
今回は、コアマンのアルカリシャッドについて、サイズの選び方からジグヘッドとの相性、カラーの絞り方までまとめて紹介してきました。
あらためて書くと、このワームの価値は「守備範囲の広さ」に尽きます。最初の1パックを75mmにしておけば、シーバスもヒラメもマゴチも同じワームで狙えます。組み合わせるヘッドはVJ-16。純正同士なのでズレませんし、挿すだけで完成するので迷いようがありません。
そして慣れてきたら、ワームではなくジグヘッドを替えてみてください。VJの強い波動が効かない日でも、静ヘッドやぶっ飛び静に替えるだけで反応が戻ることがあります。ワームを買い足すより、ヘッドを1つ増やすほうが安くて引き出しが増える——これは私自身、何度も助けられている考え方です。
カラーはマイワシ系とチャート系の2色あれば大抵の状況は回ります。29色ありますが、最初から揃える必要はありません。
弱点も正直に書いておくと、安くはないですし、ジグヘッドを選びますし、裂けたら終わりです。ただそれを差し引いても、タックルボックスに1パック入れておく価値は十分にあると思っています。
その日の狙いが決まりきっていない釣行ほど、このワームは効きます。まだ使ったことがない方は、75mm+VJ-16の形から試してみてください。


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