こんにちは。現役釣具屋店員のみきやです。
私はこれまでに1,000匹以上のイカを釣ってきましたが、その中で最も釣果が安定しているのが夕まずめの時間帯です。
「エギングって朝と夕方どっちがいいの?」とお店でもよく聞かれますが、私は迷わず夕まずめをおすすめしています。
理由はシンプルで、夕まずめは朝まずめと同等のチャンスタイムでありながら、終わった後もナイトゲームとして釣りを続けられるから。
朝まずめの場合、時合いが過ぎるとデイゲームに移行するため、日中の厳しい釣りを強いられます。
一方、夕まずめなら時合いが終わってもそのままナイトエギングに移行できるので、1日を通して効率よく釣果を伸ばせるんです。
本記事では、夕方のエギングに特化して、釣れる理由・ベストな時間帯・エギカラーの選び方・アクションのコツまで、実釣経験をもとに徹底解説します。
「仕事帰りに短時間で釣りたい」「夕方から出撃して効率よくイカを釣りたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、朝・昼・夜を含めたイカの時間帯全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。

夕方のエギングは釣れる?夕まずめが最もおすすめな理由

結論から言うと、夕まずめはエギングで最もおすすめの時間帯です。
アオリイカは光量の変化に非常に敏感な生き物で、明るい時間帯から暗くなっていく夕まずめは捕食スイッチが入りやすいタイミングです。
夕まずめにイカの活性が上がる主な理由は以下の3つです。
①光量の変化でイカの捕食スイッチが入る
アオリイカは薄暗い環境で最も活発に捕食活動を行う生き物です。
夕方になると太陽が傾き、海中の光量が急激に変化します。
この光量変化がトリガーとなり、日中は底付近や障害物の影に隠れていたイカが一気に浮いてエサを追い始めるんです。
②ベイトフィッシュが接岸するタイミング
夕方になると、小魚やエビなどのベイトフィッシュがシャロー(浅場)に寄ってくる傾向があります。
それを追ってアオリイカも岸寄りに集まるため、おかっぱりからでも十分に射程圏内に入ることが多くなります。
③朝まずめとの決定的な違い
「朝まずめも同じくらい釣れるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
確かに、朝まずめもイカの活性が上がるチャンスタイムです。
しかし、朝まずめが終わると日中のデイゲームになり、イカの活性が一気に下がってしまうのが大きなデメリット。
一方で夕まずめなら、時合いが終わってもそのままナイトエギングに移行できます。
夜はイカの活性が再び上がるため、夕まずめ→ナイトと1日で最も効率よく釣果を伸ばせる黄金リレーが組めるんです。
実際、先日の釣行では夕まずめ開始15分で3連続ヒットし、そのままナイトゲームに移行して合計8杯という釣果でした。
私がエギングで1番おすすめする時間帯が夕まずめなのは、まさにこの「夕まずめ→ナイトの黄金リレー」があるからです。
夕まずめは何時から?月別ゴールデンタイムと好条件の潮回り

夕まずめとは、日没の前後約1時間を指す釣り用語です。
エギングにおいては、私の経験上日没30分前〜日没後30分が最もアタリが集中するゴールデンタイムになります。
ただし、日没時刻は季節によって大きく変わるため、月別の目安を把握しておくことが重要です。
エギングシーズンの月別ゴールデンタイム一覧
以下は東京を基準にした目安です。
九州では約30分遅く、東北では約15分早くなります。
| 月 | 日没目安 | ゴールデンタイム | シーズン |
|---|---|---|---|
| 3月 | 17:50頃 | 17:20〜18:20 | 春イカ序盤 |
| 4月 | 18:15頃 | 17:45〜18:45 | 春イカ本番 |
| 5月 | 18:40頃 | 18:10〜19:10 | 春イカ最盛期 |
| 6月 | 19:00頃 | 18:30〜19:30 | 春イカ終盤 |
| 9月 | 17:50頃 | 17:20〜18:20 | 秋イカ序盤 |
| 10月 | 17:05頃 | 16:35〜17:35 | 秋イカ本番 |
| 11月 | 16:35頃 | 16:05〜17:05 | 秋イカ終盤 |
エギングのメインシーズンは春(3〜6月)と秋(9〜11月)。
特に秋は日没が早いので、仕事帰りでも16時台からゴールデンタイムに間に合うのが大きなメリットです。
釣行前に日没時刻を確認して、最低でも30分前には釣り場に到着しておくようにしましょう。
潮回り×夕まずめの好条件パターン
夕まずめに加えて潮のタイミングが重なると、爆発的な釣果が期待できます。
イカは潮の動きに敏感で、潮が動いている時間帯に活性が上がる傾向があります。
私の経験上、夕まずめと下げ潮の効き始めが重なったときが最も釣れるパターンです。
満潮からの下げ始めは、潮の流れに乗ってベイトが沖に出始めるタイミング。
それを追ってイカも活発に動き出します。
| 潮回り | 期待度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大潮 | ★★★★★ | 潮の動きが最大。夕まずめと重なれば高確率で釣れる |
| 中潮 | ★★★★☆ | 安定して潮が動く。最もバランスが良い |
| 小潮 | ★★★☆☆ | 潮の動きは弱いが、夕まずめの効果でカバーできる |
| 長潮 | ★★☆☆☆ | 潮の動きが最小。場所選びが重要になる |
| 若潮 | ★★★☆☆ | 長潮の翌日で潮が回復し始める。意外とチャンスあり |
釣行日を選べるなら、大潮〜中潮の日で、夕まずめ前後に潮が動くタイミングを狙いましょう。
潮汐表アプリで事前にチェックしておくのがおすすめです。
潮回りと釣果の関係について、さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

春イカと秋イカで変わる夕方エギングの狙い方

同じ夕まずめのエギングでも、春と秋ではイカのサイズや行動パターンが大きく異なります。
それぞれの季節に合った攻め方を知っておくことで、釣果は大きく変わります。
春の夕まずめ|大型の親イカを狙うチャンス
春(3〜6月)は産卵のために接岸した大型のアオリイカを狙えるシーズンです。
春イカの特徴は以下の通りです。
- サイズが大きい(500g〜2kg超も)
- 警戒心が強いため、エギを見切られやすい
- ボトム(底)付近にいることが多い
- 藻場(ウィードエリア)周辺が好ポイント
春の夕まずめは、大型イカの警戒心が薄暮で緩む貴重なタイミング。
エギは3.5号を中心に、ゆっくりとしたフォールで丁寧に誘うのが基本です。
ボトムステイ(底で止めて待つ)も効果的で、10秒以上じっくり待つことでスレた春イカに口を使わせるケースもあります。
秋の夕まずめ|数釣りが楽しめるベストシーズン
秋(9〜11月)はその年に生まれた新子(子イカ)が成長して釣りやすくなるシーズンです。
秋イカの夕まずめは、イカの活性が非常に高く、サイズよりも数釣りを楽しめるのが最大の魅力。
実際、私の経験でも秋の夕まずめは良いポイントに入れば初心者でも簡単に釣れることが多いです。
お店のお客様でも、「エギングを始めて初めての夕まずめで3杯釣れた」という声をよくいただきます。
エギングを始めたばかりの方に最もおすすめしたい季節×時間帯の組み合わせです。
秋イカの特徴はこちら。
- 好奇心旺盛でエギへの反応が良い
- 群れで行動するため、1杯釣れたら連続ヒットのチャンス
- 表層〜中層にいることが多い
- エギは2.5号〜3号が使いやすい
秋の夕まずめは手返しよく数を稼ぐのがポイント。
活性が高い分、テンポよくシャクってどんどんエギを動かしていきましょう。
夕方に効くエギカラーの選び方とローテーション

夕まずめのエギング攻略で最も重要な要素のひとつがエギカラーの選択です。
夕方は短時間で光量が大きく変化するため、カラーローテーションが釣果を大きく左右します。
夕まずめ前半(明るい時間帯)のカラー
日没30分前くらいまでは、まだ光量がある程度確保されています。
- オレンジ系:夕陽に馴染みやすく、シルエットがナチュラル
- ピンク系:アピール力と視認性のバランスが良い
- ブラウン・赤テープ:夕焼けの海に溶け込みつつシルエットを出す
お店でも夕まずめ用として最も売れているのがオレンジ系。
迷ったらまずオレンジから始めるのが安定です。
夕まずめ後半(薄暗い時間帯)のカラー
日没前後からは光量が急激に落ちるため、シルエットで見せるカラーにシフトしていきます。
- 赤テープ・紫テープ:薄暗い中でもシルエットがハッキリ出る
- ダーク系(ダークブラウン・ダークレッド):暗い海の中で存在感を発揮
- ケイムラ(紫外線発光):わずかな光でもアピール力を維持
おすすめのカラーローテーション
夕まずめのエギングでは、明→暗の流れに合わせてカラーチェンジするのが基本です。
私が普段やっているローテーションはこちら。
| 時間帯 | おすすめカラー | 理由 |
|---|---|---|
| 日没30分前〜 | オレンジ / ピンク | ナチュラルに見せつつアピール |
| 日没前後 | 赤テープ / ブラウン | シルエット重視に切り替え |
| 日没後〜暗くなるまで | ダーク系 / ケイムラ | 暗い海でも存在感を出す |
反応がなければ、同系色の中でサイズを変えるのも有効です。
3.5号で反応がなければ3号に落としてみるなど、カラーだけでなくサイズのローテーションも意識してみてください。
夕まずめにおすすめのエギ3選|私が実際に使っているモデル
ここからは、私が夕まずめのエギングで実際に使っているおすすめのエギを3つ紹介します。
どれも釣具屋の店頭で常に売れ筋に入っている定番モデルです。
①ヤマシタ エギ王K|迷ったらまずこれ
エギングのド定番。安定したフォール姿勢で、スレたイカにも口を使わせる実力派です。
夕まずめにはカクテルオレンジ(赤テープ×オレンジ)がイチオシ。
夕焼けの海にシルエットが映え、私の夕まずめ釣果の半分以上はこのカラーで出しています。
ナイトに移行したら軍艦グリーン(赤テープ×グリーン)にチェンジするのが鉄板パターンです。
②ヤマシタ エギ王LIVE|夕まずめの高活性イカに最適
エギ王Kとは対照的に、キレのあるダートアクションで積極的にイカを寄せるタイプ。
夕まずめのようにイカの活性が高い時間帯にはエギ王Kよりも反応が良いことも多いです。
人気カラーのムラムラチェリーは万能カラーとして定評があり、夕まずめにも強い。
私はエギ王K(低活性用)とエギ王LIVE(高活性用)をローテーションの軸にしています。
③DUEL EZ-Q ダートマスター|ヤマシタで反応がないときの切り札
パタパタフットという独自の足パーツがわずかな水流でも動いてイカを誘うのが最大の特徴。
ラトル(音)も内蔵されていて、夕まずめ〜ナイトの広範囲サーチに向いています。
エギ王シリーズで反応がないとき、メーカーを変えるだけで急に釣れ出すことがあります。
ローテーションの3本目として持っておくと釣果の安定感が格段に上がるので、ぜひ試してみてください。
夕まずめの釣り方・アクションのコツと釣れないときの対策
夕まずめはイカの活性が高いため、日中よりもアグレッシブなアクションが効果的です。
1,000匹以上の実釣経験から得た、夕まずめで釣果を伸ばすコツを紹介します。
コツ①:シャクリを普段より速く・大きくする
夕まずめはイカの活性が高く、エギの動きに対する反応が良い時間帯です。
そのため、日中のようにスローなアクションでじっくり誘うよりも、シャクリの速度を若干速めに、かつ大きく動かす方が反応を得やすいです。
具体的には以下を意識してみてください。
- シャクリの回数を増やす(2段シャクリ→3段シャクリ)
- テンポを若干速める(フォール時間を短めに)
- シャクリ幅を大きくする(ロッドをしっかり振り上げる)
活性が高い時間帯にスローなアクションだと、逆にイカが見切ってしまうことがあります。
「ちょっと派手かな?」と思うくらいがちょうどいいのが夕まずめの特徴です。
コツ②:手返し重視でテンポよく探る
夕まずめの時合いは長くても1時間程度。
限られた時間の中で釣果を最大化するには、手返しの速さが非常に重要です。
- フォール時間を必要最低限にする(ボトムまで落とし切らなくてもOK)
- キャスト→2〜3回シャクリ→フォール→回収をテンポよく繰り返す
- アタリがなければすぐに投げ直す
夕まずめはサイズよりも数釣りに向いている時間帯。
1杯に時間をかけるよりも、テンポよく手返しすることで釣果を伸ばしていきましょう。
コツ③:レンジ(棚)は表層〜中層を意識する
夕まずめの活性が高い時間帯は、イカが浮いていることが多いです。
日中はボトム中心に攻めるのがセオリーですが、夕まずめでは中層〜表層で反応が出ることも珍しくありません。
特に秋の新子は表層近くまで浮いてくることが多いので、シャロータイプ(浅場用)のエギを1本持っておくと対応幅が広がります。
それでも釣れないときの原因と対策
「夕まずめなのに全然釣れない…」という経験がある方は、以下をチェックしてみてください。
ポイント選びが間違っている:いくら夕まずめでもイカがいない場所では釣れません。
潮通しが良い堤防の先端、藻場やシモリ(沈み根)がある場所、ベイトフィッシュの気配がある場所を選びましょう。
また、ナイトゲームへの移行を考えると近くに常夜灯がある場所だとさらに有利です。
到着が遅い:ゴールデンタイムはわずか1時間程度。
「日没ちょうどに到着」では準備中に半分が過ぎてしまいます。
日没の30分〜1時間前には釣り場に到着し、タックルの準備を済ませておくのがベストです。
風が強すぎる:風速5m以上になるとエギの操作性が落ち始めます。
ラインが風に煽られてフォール姿勢が崩れたり、アタリが取りにくくなるため、風が強い日は風裏のポイントを選ぶか、釣行日を変えることも検討しましょう。
風速と釣りの関係について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

夕方→夜への移行|ナイトエギングへのつなげ方

夕まずめが終わった後も、そのままナイトエギングに移行できるのが夕方出撃の最大のメリットです。
ただし、夕まずめからナイトゲームへの移行にはちょっとしたコツと注意点があります。
夕まずめ後の「魔の30分〜1時間」を知っておこう
夕まずめの時合いが終わると、30分〜1時間ほどアタリがパタッと止まることが多いです。
これは、完全に暗くなった直後は常夜灯の下にベイトフィッシュが集まりきっていないから。
夜のイカは常夜灯周りに集まるベイトを追って回遊しますが、そのベイトが集まるまでに少し時間がかかるんです。
この空白の時間帯に「釣れなくなった…」と焦る必要はありません。
ナイトゲームが本格化するまでの準備時間だと割り切りましょう。
私はこの間に夕ご飯を食べたり、ヘッドライトやケミホタルの準備をしたり、エギのカラーをナイト用に交換したりしています。
焦らず休憩することで、ナイトゲームに集中力を持って臨めます。
ナイトエギングへの切り替えポイント
夕まずめからナイトゲームに移行する際は、以下の3点を切り替えましょう。
- エギカラー:ダーク系・グロー(夜光)系にチェンジ
- ポイント:常夜灯周り・漁港内など、光が当たる場所に移動
- アクション:夕まずめよりスローに切り替え。フォール時間をやや長めに取る
ナイトエギングでは、イカはエギのシルエットや波動で存在を感知します。
暗い中でも目立つグロー系カラーや、ラトル入りのエギが有効です。
まとめ|夕方のエギングで釣果を出すためのポイント
今回は、夕方のエギングで釣果を出すためのコツを、時間帯・カラー・アクション・潮回りなど多角的に解説しました。
最後に、本記事のポイントをまとめます。
- 夕まずめはエギングで最もおすすめの時間帯。朝まずめと違い、終わった後もナイトゲームに移行できる
- ゴールデンタイムは日没30分前〜日没後30分。30分前には釣り場に到着しておこう
- 秋の夕まずめは数釣りのチャンス。良いポイントなら初心者でも簡単に釣れる
- アクションはシャクリを速く・大きく・回数を増やすのが釣果UPのコツ
- カラーは明→暗に合わせてローテーション。迷ったらオレンジからスタート
- 夕まずめ後は30分〜1時間の空白時間がある。焦らず休憩してナイトゲームに備えよう
- 大潮〜中潮の下げ始め×夕まずめが最高の条件
夕方のエギングは、限られた時間の中で集中して結果を出せるのが大きな魅力です。
仕事帰りや休日の夕方からでも十分に楽しめるので、ぜひ次の釣行で試してみてください。
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