エソは本当にまずい魚?釣り人が語る驚きの味とおすすめの食べ方を徹底解説!

釣りをしていると、よく釣れるけど持ち帰らない魚ってありますよね。

その代表格ともいえるのが「エソ」。

「まずい」「骨だらけ」「食べる価値なし」──そんなふうに思って、リリースしていませんか?

でもちょっと待ってください。

実はエソ、ちゃんと処理すれば驚くほど美味しい魚なんです!

この記事では、エソが「まずい」と言われる理由から、釣り人たちのリアルな評価、美味しく食べるための調理法までを徹底的に解説。

「今まで捨ててたの、もったいなかったな…」と思わず口に出るかもしれません。

釣果を「うまい晩ごはん」に変えるヒント、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

エソはなぜ「まずい」と言われるのか?

釣りをしていると、たまに「よく釣れるけど、絶対持ち帰らない魚」ってありますよね。

その代表格とも言えるのが、エソ

釣り人の間では「グロい」「骨が多い」「美味しくない」など、なぜか悪い噂ばかりが広がっています。

でも実は、それらの評価にはちょっとした誤解があるのをご存知でしょうか?

ここでは、なぜエソが「まずい」と言われてしまうのか、その理由を掘り下げて解説していきます。


🌀 見た目のインパクトで敬遠されがち

まず第一に、エソの顔つきが独特すぎる問題です。

体は細長く、口は裂けたように大きく、歯は鋭く尖っていて、
まるで“海のエイリアン”のような見た目をしています。

正直、初めて釣ったときは「うわっ……これ食べて大丈夫?」と一瞬ひるみました。

SNSなどでも「気持ち悪い魚」としてネタにされがちで、味を確かめる前にリリースする人も多いのが実情です。


🦴 骨が多くて下処理が大変

次に、釣り人を悩ませるのが圧倒的な小骨の量です。

三枚おろしにしても身の中に細かい骨が縦横に入り組んでいて、
1本1本ピンセットで抜くのは正直かなりの手間…!

「骨が喉に刺さった」「子どもに食べさせづらい」という声もあり、敬遠されてしまう要因になっています。

しかし、これは言い換えれば「骨の処理さえ乗り越えれば、おいしい魚」とも言えるんです。

実際、すり身にして使えば骨の存在は全く気にならなくなるので、工夫次第で解決できます。


😑 味が淡白=まずいという誤解

最後に多いのが、「味がないからまずい」という意見。

エソの身はクセのない上品な白身で、脂の乗った魚と比べるとやや淡白に感じるかもしれません。

でもこれは裏を返せば、揚げ物や煮物などで味をしっかりつければ最高の素材になるということ。

私も初めてフライで食べたとき、「あれ?普通に美味しいじゃん…」と驚きました。

“淡白=まずい”というイメージは、実はもったいない思い込みなんですよね。


ここまで見てきたように、エソが「まずい」と言われるのは見た目・骨・イメージの3点セットが原因です。

でもそれって、ちょっとした下処理と固定観念を変えるだけで解決できる問題なんです。

次のパートでは、「エソって実はうまいんだよ!」というリアルなレビューをご紹介していきます。

実は旨い!釣り人の本音レビュー

「エソはまずい」──そんなふうに思っていたのは、正直なところ私も同じでした。

ある日の釣行中、青物狙いでルアーを投げていたときのこと。

ヒットした魚を上げてみると、例によって“あの顔”──外道のエソでした。

いつもならその場でリリースするのですが、その日は気温も高く、取り込んだ時点でかなり弱っていて…。

「逃がしてもダメかもしれないな」と思い、試しに持ち帰って食べてみることにしたんです。

ところがこの判断が、まさか「今までで一番の発見」になるとは──。
しかし、実際に持ち帰って食べてみると、そのイメージが180度ひっくり返ったんです。

ここでは、そんな私の実体験と、他の釣り人たちのリアルな声をご紹介していきます。


🐟 刺身で食べても臭みゼロ

エソといえば「雑魚」扱いされがちですが、身自体はかなり上質です。

試しに三枚におろして、骨を取り、肛門より後ろ側の小骨が少ない部位を刺身にしてみました。

……びっくりするほど臭みがない!

むしろ、透明感のある白身は甘みすら感じるほど。

「エソってこんなに刺身でイケる魚だったんだ…」と、正直驚きました。

ポン酢でさっぱり食べても美味しいですし、わさび醤油でも素材の旨味がちゃんと引き立ちます。


🍤 揚げ物は絶品!フライや唐揚げでビールが進む

刺身の次に試したのが、唐揚げとフライです。

細切れにした身に、しょうゆ・酒・しょうがで下味をつけて、片栗粉でカラッと揚げる。

これがもう、めちゃくちゃビールに合う!

フワッと軽い衣の中から、ほろっと柔らかい白身が出てきて、味は淡白ながらも深みがあります。

実はこの「エソのフライ」、子どもたちにも大人気で、タルタルソースをかけると即完売でした。

調理後に骨の存在はほとんど感じず、揚げることで気になる部分が一気に解消される印象です。


🎣 かまぼこ・つみれの高級素材としても有名

意外と知られていないかもしれませんが、エソはかまぼこの主原料としても使われている魚なんです。

その理由は、「白さ・弾力・旨味」の3拍子が揃っているから。

家庭でもフードプロセッサーがあれば、簡単にすり身を作ることができます

我が家でもチャレンジしてみたところ、ねぎ・人参・しょうがを混ぜた「自家製さつま揚げ」が大ヒット。

「これがエソ?ウソでしょ?」と家族に言われるほど好評でした。


このように、エソは「まずいどころか、めちゃくちゃ旨い」魚なんです。

一度でもちゃんと食べたことがある釣り人なら、その魅力に気づいている人も多いはず。

「雑魚」と片付けてしまうには、あまりにももったいないポテンシャル。

次の項目では、そんなエソを「もっと美味しく食べるための下処理&レシピ」を詳しくご紹介していきます。

エソを美味しく食べるための下処理&おすすめレシピ

「エソって実は旨いらしい」と分かっていても、やっぱり気になるのが小骨とぬめり、そして処理の面倒さ

私も最初は「これ、どうやって食べればいいの…?」と頭を抱えました。

でも、いくつか試してみて分かったのは、ちょっとしたコツさえ押さえれば誰でも美味しく食べられるということ。

ここでは、初心者でも失敗しづらい下処理方法と、おすすめの簡単レシピを紹介します。


🔪 小骨処理のコツと捌き方

まずは下処理から。釣れたエソは表面にかなり強いぬめりがあるので、最初に塩を振ってこすり洗い。

ぬめりが落ちたら、ウロコを包丁やスプーンで丁寧に落とします。ここでしっかり取っておかないと、食感に差が出ます。

次に三枚おろしにしますが、エソは骨が柔らかいのに多いので、力加減が重要。

私の場合、背側は刺身用、腹側はすり身に使うように分けて調理しています。

ポイントは「肛門より後ろ」は小骨が少ないので、刺身・焼き物向きということ。

中骨や腹骨をしっかり取り除くことで、仕上がりがグンとよくなります。


🍗 簡単!エソの唐揚げレシピ

もっとも手軽でハズさないのがエソの唐揚げ

切り身にして、醤油・酒・しょうが・にんにくで下味をつけて30分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。

カリッと揚がった衣の中から、ふわっとした白身が顔を出し、見た目とのギャップに驚くはずです。

私はネギ塩ダレをかけたり、タルタルソースで食べたりして楽しんでいます。

正直、鶏の唐揚げより好きかもしれません…!


🥢 すり身で絶品!つみれ・はんぺんの作り方

小骨が気になる人には、すり身レシピが断然おすすめ。

フードプロセッサーやミキサーがあれば、骨ごとペースト状にできて時短&安全です。

基本の配合は、エソの身+塩+卵白+片栗粉+調味料。

そこに、ネギ・ショウガ・にんじん・豆腐などを加えて練り、丸めて茹でれば「つみれ」に。

揚げれば「さつま揚げ」風、ふわっとさせたければ「はんぺん」に。

どれも子どもウケが良く、「これエソだよ」と言わなければ誰も気づかないレベルです。


🍲 淡白だからこそ活きる!塩焼き・煮付け・味噌汁もおすすめ

身が淡白なぶん、調味料や出汁との相性が抜群なのもエソの特徴。

塩焼きにすれば、皮目のパリッと感と白身のホロッとした食感が味わえます。

個人的には、味噌汁の具として使うのもかなりおすすめ。

いい出汁が出るので、ネギと豆腐だけでも十分満足感のある一杯になります。

また、甘辛く煮付ければごはんのお供にぴったり。身離れもよく、骨さえしっかり処理しておけば文句なしの完成度です。


こうしてみると、「調理が面倒」と思われがちなエソも、ポイントさえ押さえれば簡単&おいしく変身します。

次回釣れたときは、ぜひ一匹だけでも持ち帰って、“外道”の本気を試してみてください。

釣り人に伝えたい!エソを持ち帰る価値とは

正直に言います。

私も以前はエソが釣れたら、「はい外道、即リリース」が当たり前でした。

でも、実際に食べてみた今は「もっと早く試していれば…」と本気で思っています。

ここでは、釣り人として伝えたい“エソを持ち帰る価値”についてまとめてみました。


🎁 リリースするのはもったいない?

エソって本当によく釣れますよね。

サーフ、堤防、船…どこでも釣れる魚だからこそ、ありがたみを感じづらいのかもしれません。

でもそれって、ただの「慣れ」や「イメージ」による損失かもしれません。

捌いてみて驚くのが、身の白さと質感の良さ。

市販の練り物に使われるほどの素材が、無料で釣れるって実はすごいことです。

1匹でも捌いてみると、その価値に気づくと思います。


🌊 どこで釣れる?エソの釣り場と季節

エソは日本全国の沿岸に生息しており、砂地や岩礁帯の混じる場所でよく釣れます

特にサーフや堤防、ライトショアジギングの外道として釣れることが多いですね。

春〜秋がメインシーズンですが、冬場でも比較的釣れやすく、年中楽しめるターゲットです。

狙わなくても外道として釣れるパターンが多いと思いますが、しっかり狙うと意外と面白いですよ!エソングとでも名付けましょうか笑

おすすめのルアーは15g~30g程度のメタルジグです。
エソを釣るポイントは、ボトムを意識する事
ボトム着底したら止めずにそのまま2.3回弱めにしゃくりましょう。

トンッと一瞬強い当たりがあって、5秒後には観念して上がってきます笑
どうしても坊主逃れたい時や、釣り初心者と行って良いところ見せたい時なんかにたまに狙ってますが、意外と再現性のある釣りで面白い


🍽 家族も喜ぶエソ料理で釣果に価値を

エソ料理の最大の魅力は、家族のリアクションにあります。

「これエソなんだよ」と伝えたときの驚きと、「うまっ!」の声は、釣り人として最高のご褒美。

我が家では、唐揚げやつみれ汁が特に人気で、子どももパクパク食べてくれるので、釣った甲斐を感じます。

それ以来、「エソ持って帰ってきてね!」とお願いされるように(笑)

しかも、冷凍保存もきくので、大量に釣れたときも無駄なく活用できます。

「リリースしてた魚で、晩ごはんがちょっと豪華になる」──そんな喜びを、ぜひ味わってみてください。


釣りの楽しみは、魚を釣るだけじゃなく、その魚をどう活かすかにもあります。

エソは確かに地味で、クセのある魚に見えるかもしれません。

でも、それは“ちょっと知ってるだけで得できる魚”だということでもあるんです。

次に釣れたエソ、もしまだ元気があるなら逃がしてあげてもいい。

でも、もし弱ってしまったなら──その一本、ぜひ持ち帰ってみてください。

「外道」の名を返上するうまさ、あなたもきっと驚くはずです。

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