「ヒラスズキ狙いのルアー、結局どれが一番釣れるの?」
そう悩んでいる方に向けて、これまでにヒラスズキを100本以上釣ってきた私が、本気で信頼している“最強の1軍ルアー”を10個厳選しました。
この記事では、サーフのヒラスズキ狙い(砂ヒラ)や、磯でのヒラスズキ狙い(磯ヒラ)にも対応できるルアーを紹介していきます。
初心者〜中級者の方が迷わず選べるように、ルアーの使い方やシチュエーション別の解説付きでお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
ヒラスズキ狙いにおすすめの最強ルアー選びのポイントとは?

ヒラスズキは荒れた状況やサラシの中でバイトしてくる魚ですが、その分ルアー選びの精度が釣果に直結します。
特に風・波・潮・地形・ベイトのサイズなど、自然条件が刻一刻と変わるヒラスズキ釣りでは、対応できるルアーをあらかじめ揃えておくことが重要です。
ここでは、実際に釣果を重ねてきた中で見えてきた、ヒラスズキ狙いでのルアー選びで失敗しないための3つの視点を紹介します。
砂ヒラと磯ヒラでおすすめルアーは違う?
ヒラスズキと一口に言っても、サーフ(砂ヒラ)と磯(磯ヒラ)では、必要なルアーの性能や使い方が大きく異なります。
サーフでは波打ち際にできるサラシを狙うことが多いため、表層直下をスローに引けるルアーが有利です。
また、広大な地形を攻略するにはしっかりと飛距離が出せるルアーも欠かせません。
一方で磯ヒラは荒天時や波が高い場面での釣りが基本強い水押しやアピール力を持ち、荒れた中でも泳ぎ切る力のあるルアーが求められます。
また岩にぶつかっても破損しにくい頑丈な設計も重要なポイントです。
つまり、サーフはレンジと飛距離、磯は強度とアピール力という視点でルアーを選ぶと失敗しづらくなります。
用途に応じた1軍ルアーを揃えておくことで、ヒラスズキの釣果を大きく左右する場面にも柔軟に対応できます。
ヒラスズキ狙いではルアーのフックは交換するべき?
ヒラスズキはサラシや波の荒れたポイントを好む魚。
そんな環境にいる個体は、体高があり筋肉質で、掛けてからの引きが非常に強烈です。
特に70cmを超えるランカーサイズともなると、純正フックでは不安が残ることもあります。
そのため、フック交換は「必須」と言っても過言ではありません。
おすすめはがまかつのSPMHシリーズ。
このシリーズは強度・刺さり・耐久性のバランスが非常に良く、私自身もヒラスズキ用ルアーのフック交換は基本的にはこのシリーズを使用しています。
特に荒れた磯や足場の高いサーフでは、ファイト時間が長くなりがちでフックへの負担も大きくなるため、強化フックの恩恵は絶大です。
サイズ選びはルアーの純正サイズを基準に、重すぎてアクションが崩れない範囲で選ぶのがポイント。
安心してランカーとも勝負できるよう、フックは釣行前に必ずチェック・交換しておくことをおすすめします。
ヒラスズキ狙いのおすすめルアーカラーは?
ヒラスズキ狙いにおいて、カラー選びは想像以上に重要です。特にサーフや磯のような自然光の変化や水質の影響を受けやすい環境では、カラー次第で釣果が大きく変わることもあります。
まず朝まずめや夕まずめなどのローライト時には、視認性が高くアピール力のあるチャート系やグロー系のカラーがおすすめです。魚にしっかり存在感を届けやすく、濁り気味の水でも目立ちやすいのが特徴です。
日中の澄潮やプレッシャーの高いフィールドでは、クリア系やナチュラルシルバー系が効果的。
特に小型ベイトがいる場面ではリアル系やシルエットが控えめなカラーが好まれます。
また、マイクロベイトパターンではブレード付きやクリアカラーの組み合わせが効くことも多く、非常に有効です。
要点としては、①光量と水色、②ベイトサイズ、③プレッシャー状況に応じて数色をローテーションできるようにしておくのが最適解です。
ヒラスズキにおすすめの最強1軍ルアー10選!
ここからは、私がこれまでに100匹以上のヒラスズキを釣ってきた中で、特に信頼して使い続けている「1軍ルアー」を厳選してご紹介します。
それぞれのルアーには得意な状況やターゲットがあるため、場面ごとの使い分けが釣果を左右します。
紹介するのは、サーフでの「砂ヒラ」狙いにも強く、遠投性能・アピール力・操作性のバランスが優れたルアーばかり。
「これからヒラスズキを始める方」や「いろいろ試したけど迷っている中級者」の方にも、きっとヒントになるはずです。
カゲロウ(メガバス)|圧倒的飛距離と実績!表層ルアーの王様!
メガバスのカゲロウシリーズは、私がこれまで100本以上ヒラスズキを釣ってきた中でも、最も実績があり信頼度が高いルアーです。
サーフ・磯の両方で使える万能さを持ち、特に「100F」「124F」モデルはサーフでのヒラスズキ狙いでは大活躍します。
「100F」や「124F」は弱ったベイトのような自然な動きで水面直下を引ける点が非常に優秀。
波打ち際を狙う時や、流れを活かしてドリフトさせる場面で力を発揮します。
また流れに飲まれた際のヨレや崩れ方が非常に自然で、ただ巻きでも食わせの間を作りやすく、プレッシャーが高い日でも強い味方になります。
磯での使用はMDモデルがおすすめ。
強い風や荒れた潮でも安定した泳ぎを保てる構造で、ヒラスズキが好む荒れたシチュエーションでもしっかり泳ぎ切ってくれます。ボディ強度やバランスも優秀で、不意の大物にも安心して対応可能です。
私自身、朝マズメのサーフでまず投入する1軍ルアーとして信頼しています。
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ハーデス127F(バスデイ)|荒天時にも頼れる“カゲロウ系”代替ルアー
「カゲロウが手に入らない…」という時に、表層系ミノーの代替として圧倒的におすすめなのがバスデイのハーデス127Fです。
一見するとカゲロウにそっくりなシルエットとアクションを持ち、「カゲロウのパクリ?」と疑ってしまうほどの類似性があります。
実際、スローなロールアクションや、水面直下をトレースできる性能は非常に近く、同様の場面で同じように釣れるルアーです。
私がカゲロウと使い分けているポイントは飛距離。
ハーデスはカゲロウよりも飛距離が出やすく、向かい風や荒れたサーフ・磯でも安定した飛距離を出せる点が強みです。
カゲロウは荒天時には空中姿勢が崩れて飛ばなくなることも多く、その点でハーデスの安定感は非常に頼りになります。
「カゲロウが手に入らない」「カゲロウが飛ばない場面がある」──そんなとき、このルアーが1軍に繰り上がるシーンは多々あります。
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ハードコア シャローランナー(DUEL)|波打ち際攻略に特化した表層系ミノー
サーフの波打ち際ヒラスズキ狙いなら、私が迷わず選ぶのが、DUELの「ハードコア シャローランナー」。
特に外洋に面した潮通しの良いサーフでは、波打ち際にヒラスズキが潜んでいるケースが多く、ごく浅いレンジを引けるこのルアーの出番が増えます。
水面直下をしっかり引ける設計でありながら、しっかりとしたアピール力も持ち合わせており、流れのヨレやサラシに絡めて使うと抜群の反応が得られます。
おすすめは120Fモデル。
このモデルには3フックタイプと2フックタイプがありますが、ヒラスズキ狙いではより大型のフックを搭載した2フックモデルが圧倒的におすすめです。
エラ荒いでのフックアウトや、ファイト中のフック伸びなどのトラブルも減らせます。
「波打ち際を引ける表層系ミノーが欲しい」という方にとって、このルアーはまさに最適解です!
シャルダス(BlueBlue)|表層をスローに引ける唯一無二のスピンテール
シャルダスシリーズは、表層を超スローで引ける唯一無二のスピンテール系ルアーです。
通常スピンテールといえば沈みすぎてしまう場面が多いですが、シャルダスはコンパクトボディー+水平姿勢+軽めのウェイト設計によって、極めて浅いレンジをキープしながらアクションさせることが可能。
特に「マイクロベイトパターン」や「スレたフィールド」で無類の強さを発揮し、シルエットが小さく波動も控えめな点が、食い渋ったヒラスズキに口を使わせる要因となります。
ブレードのフラッシング効果でアピール力も十分。
サーフでは波打ち際の流れに乗せてドリフト、磯では足元のサラシをタイトに通すような使い方がおすすめです。
特におすすめサイズは「シャルダス20」。
飛距離、レンジキープ力、スロー性能のバランスがよく、初心者でも「投げてゆっくり巻くだけ」で十分に釣果が期待できます。
汎用性が非常に高く、「ワームもミノーも反応しない時の切り札」として1軍タックルボックスに常備しておきたいルアーです。
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ぶっとび君(ジャンプライズ)|荒天時や磯ヒラに強い飛距離特化ルアー
「とにかく飛ぶ」ことで知られる、ジャンプライズのぶっとび君シリーズは、荒れた状況下でのヒラスズキ狙いにおいて非常に心強いシンキングペンシルです。
ヒラスズキは基本的に荒れている時に釣れやすい魚であり、風・波・ウネリの中でも安定して飛ばせるルアーというのは大きな武器になります。
ぶっとび君は95Sでも充分な飛距離性能を持ちますが、特に115Sは100mオーバーのキャストが可能しっかりと沖のシモリやブレイクを狙えます。
また、ぶっとび君は水平に近いフォール姿勢と浮き上がりにくいレンジキープ性能を備えており、サラシの中をしっかり泳がせることが可能。
荒れた磯場で足元から急深な地形を攻めるときにも、レンジを外さずにしっかり食わせの間を作れます。
「とにかく飛ばしたい」「荒れてるけど釣りになるルアーがない」という場面で、ぶっとび君は非常に頼れる1本です。サーフ・磯のどちらでも活躍する、飛距離特化型の1軍ルアーとしておすすめです。
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ブローウィン(BlueBlue)|ジャークに特化した最強の誘いルアー
ヒラスズキゲームにおいて、「ジャークで喰わせる」ブローウィンシリーズは圧倒的な存在感を放つルアーです。
ヒラスズキはもちろん、青物までバンバン釣れる、まさに魚が本能で反応する動きが詰め込まれています。
私自身も数えきれないほど使用しており、磯でブローウィンをジャークしてると青物もチェイスが頻発。
その動きの魅力は魚種を問わず強烈に効くと実感しています。
ヒラスズキ狙いなら基本は125F-Slimがおすすめですが、荒れていてレンジをしっかり入れたい状況では140Sの出番。
サラシの奥、磯際の落ち込み、潮流のヨレなど、魚が着きやすいスポットで一瞬のアクションで食わせに持ち込めるのがブローウィンの強さです。
唯一の欠点は、人気すぎる故ずっと品薄な事。
手に入ればブローウィンは間違いなく最強クラスの一軍ルアー。
魚のスイッチを入れる一撃として、必ずタックルボックスに入れておきたい1本です。
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VJシリーズ(コアマン)|万能で使いやすい反則級ジグヘッドワーム
どんな魚にも効くと評判の超万能ルアーが、このVJシリーズです。
ヒラスズキにおいても例外ではなく、ただ巻きだけでしっかりアクションし、魚に違和感を与えない自然な波動でバイトを誘発します。
実際に丸呑みされることが多くスレた状況や活性が低い時ほど威力を発揮し、「迷ったらVJでOK」と言われるほど信頼度の高いルアーです。
VJ-16は飛距離・アクション・レンジのバランスが良く荒れていて、サーフ・磯ともにオールラウンドで使用可能。
荒れた場面等、泳ぎが安定しない状況ではVJ-22もオススメ。
しっかり水を噛み、レンジキープしながらスローで巻けるのが魅力です。
「巻くだけで釣れる」からこそ、初心者でも扱いやすく、上級者の一軍にも入る実力派。ヒラスズキ狙いにおいても、絶対に1本は持っておきたいルアーです。
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R32(マーズ)|ナチュラルな波動と流れへの強さが武器のピンテール系ワーム
警戒心が強く、中々口を使わないヒラスズキには、ソフトルアーが強力な武器になります。特におすすめなのが、マーズのR32です。
ピンテールにリブが入っただけのシンプルなデザインですが、このシンプルさこそが最大の武器。無駄な動きを排したナチュラルなアクションが、警戒心の強い個体にもしっかり口を使わせてくれます。
イワシやトウゴロイワシを捕食している時には「マッチ・ザ・ベイト」としての効果も高く、サーフでも磯でも活躍するワームです。
さらにR32は流れに強く、荒れていても波に逆らってしっかり泳いでくれるのが魅力。波に乗せたドリフトアクションでも安定して泳ぐため、ナチュラルな波動を保ったままスローに攻める釣り方にも対応できます。
おすすめの使い方は、ぶっとび静ヘッド7gとの組み合わせ。
スローにただ巻きするだけで、ナチュラルな波動と姿勢で喰わせに持ち込めます。活性が低いタイミングや食い渋り時の切り札として、ぜひ1軍に加えておきたいアイテムです。
モアザン ミドルアッパー(ダイワ)|究極のナチュラルベイト!超絶ソフトルアー
ミドルアッパーは、柔らかさ・波動・形状すべてが高次元でまとまった喰わせ系ワーム。
ソフトルアーの中でも「究極のナチュラルベイト」と称されるほど、驚くほど柔らかい素材でできています。
特徴的なのが、三角形のピンテール構造。平らな面を上にしてセットすればただ巻きで安定したナチュラルアクションが出せ、尖った面を上にすればキレのあるダートアクションを演出できます。
この刺し方の違いだけで、1つのワームで2通りの使い方ができるのも魅力。
状況に応じて使い分けられるため、ヒラスズキの活性やベイトの動きに合わせたアプローチが可能です。
組み合わせるなら静ヘッドの7g前後がおすすめ。
巻きでもダートでも高相性で、荒れたサーフや磯でもしっかり泳がせられるバランス設計になっています。
食い渋りのタイミングやナイトゲームでも強く、ヒラスズキ狙いの1軍ソフトルアーとして欠かせない存在です。
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フィードポッパー(タックルハウス)|荒れた磯で頼れるトップ系ルアー
フィードポッパーは、磯ヒラで絶大な信頼を得ているトップウォータールアーです。
荒れた状況でも波に埋もれずにしっかりアピールしてくれるため、視認性が低い場面でも魚に気づかせて「誘い出す」力に長けたルアーとなっています。
ヒラスズキは荒れた海況で活性が上がる魚なので、トップウォーターでも釣れるターゲット。
重心移動システム搭載で飛距離も文句なし。
沖の根やサラシ際など、遠くのポイントにもアプローチ可能です。
ヘッド形状が水をしっかり掴み、荒波の中でもしっかり水を噛んでアピールしてくれるため、ヒラスズキの目線を上に引き出す力が強いのもポイント。
他のルアーで反応がない時でも、フィードポッパーでいきなりバイトが出ることも多く、磯ヒラゲームにおける1軍ルアーのひとつです。
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レンジバイブ(バスデイ)|巻きに反応しない時の切り札バイブレーション
ミノーやシンペンでは反応しない──そんな時に試してほしいのがバスデイのレンジバイブです。
バイブレーションルアーならではの波動とアクションで、低活性時のヒラスズキにもしっかりアピールできます。
使い方としてはただ巻きでもOKですが、特におすすめなのがリフトアンドフォール。
ロッドを思い切り上げてから落とすと、フォール中にガツンとバイトが出ることが多く、食い気のない魚にスイッチを入れる効果があります。
遠投性にも優れ、荒れたサーフや磯でも安定して飛ばせるため、広範囲を効率的に探ることができます。
リアクションバイトを誘発できる貴重なルアーとして、1軍に入れておいて損はありません。
スレた個体や低活性時に強いバイブ系ルアーの中でも、完成度の高い一本です。
まとめ|ヒラスズキに最強のおすすめルアーで釣果UP!

ヒラスズキは、天候・波・ベイトの状況が複雑に絡み合う魚です。
一つのルアーに固執するのではなく、状況ごとに適したルアーを使い分けることが釣果アップの最大のカギになります。
たとえば、サーフでは飛距離とレンジの浅さを重視し、磯ではアピール力や荒波でも泳ぐ安定性を重視することで、それぞれのフィールドでの勝率が格段に上がります。
今回ご紹介した10種のルアーはすべて実釣で結果が出たものばかりです。
初めての方はまず信頼できる数本から、慣れてきたら場面に応じて追加していくのがおすすめです。
ぜひ、ルアーの特性とフィールドの条件を照らし合わせながら、自分だけの「1軍ルアーセレクト」を作り上げてみてください。きっと、今まで以上にヒラスズキゲームが面白くなるはずです。
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