解説コラム

ルアー夜釣りで釣果を伸ばす!魚種別おすすめルアーと攻略法まとめ

夜の静けさの中、ヘッドライトの灯りだけを頼りに挑むルアー夜釣り。昼間とは違うスリルや興奮が味わえる一方で、「どのルアーを使えばいいの?」「夜釣りって実際どうなの?」という悩みも多く聞かれます。

この記事では「ルアー 夜釣り」に焦点を当て、初心者から中級者まで役立つ情報を徹底解説。魚種別のルアー選び、時間帯ごとの攻め方、視界が悪い中での工夫まで幅広くカバーします。夜釣りに一歩踏み出したい方、釣果を伸ばしたい方は必見です。

ルアー夜釣りに強いおすすめルアーと使い分け方

夜釣りは、昼間とは異なる視界・魚の活性・水中の光量など、様々な条件が重なる特殊なフィールドです。そのため、ルアー選びにも「夜専用」の考え方が求められます。まず大切なのは、魚にしっかりアピールできるルアーかどうか。夜は暗いため、音・波動・光・シルエットといった“伝える手段”が重要になります。

具体的には、グロー(蓄光)系ルアーや常夜灯があるならフラッシングの強い金属ルアー、そしてゆっくりと動いて魚に見つけられやすいスローシンキングタイプが定番。さらに、魚種によっては水面を意識したペンシルタイプやバイブレーション、ワインド系のようなダートアクションも有効です。

また、夜釣りではカラー選びも非常に重要。暗闇ではシルエットがはっきり出る黒系、発光効果のあるグロー、濁りに強いチャート系など、状況に応じた使い分けが釣果に直結します。

以下では、代表的な夜釣りターゲットである太刀魚・メバル・ヒラメを例に、それぞれに適したルアーと攻め方をご紹介していきます。

太刀魚の夜釣りでのルアーの選び方と攻め方のコツ

太刀魚はまさに“夜釣りの王様”。日中は深場に潜んでいますが、夜になると小魚を追って浅場へ浮上してくるため、ショアからのルアー釣りが非常に有効になります。

基本的に有効なのは「ワインド系ルアー」左右にダートする動きでリアクションバイトを誘うことができ、太刀魚の捕食スイッチを強く刺激します。

カラーはグロー(蓄光)ホワイトシルバーピンクが実績高め。表層から中層を探る時は、通常のワインドアクションだけではなく、大きなジャークやストップ&ゴーを組み合わせて誘いを工夫すると良いでしょう。

また、ファーストバイトが弱く、フッキングミスが起きやすい魚でもあるため、追加でのトリプルフックやアシストフックの装着もおすすめです。

メバルの夜釣りでのルアー実績カラーと操作法

メバルは警戒心が強く、かつ光を嫌う特性があるため、ナチュラルなアクションと控えめなカラーが効果的なターゲットです。常夜灯周辺やゴロタ場のシャローエリアに身を潜めており、夜になると活発にエサを探します。

おすすめのルアーは「ジグヘッド+ワーム」や「シンキングペンシル」。サイズは2〜3インチ程度で、スローに巻いてあげるのがポイントです。アクションは控えめにし、「ただ巻き+たまにストップ」くらいの操作が一番釣果に繋がります。

カラーはクリア系・スモーク系を基本に、光量が少ない場所ではグロー系を試すのも効果的です。また、潮の流れに乗せて自然に漂わせる「ドリフト」も非常に有効な戦略のひとつです。

ヒラメを夜釣りでルアーで狙うなら押さえたい3つの条件

ヒラメは夜釣りで釣るのが難しいと思われがちですが、実はナイトゲームでの釣果報告も多い魚種です。ポイントは「時間」「水深」「ルアーの存在感」。

まず、狙うべきは満潮前後のタイミング。浅場にベイトが入り込むタイミングでヒラメも岸寄りしてきます。水深は1〜2mでも釣れることがあるので、シャローエリアも見逃せません。

ルアーはワーム+ジグヘッドが定番。夜間は強い波動と視覚アピールが重要なので、チャート系やグロー系の明るめカラーを中心にローテーションすると◎。スローリトリーブでボトムを丁寧に探るのが基本スタイルです。

ルアー夜釣りで知っておきたい視認性と工夫

夜釣りの大きな壁のひとつが「見えづらさ」です。ルアーがどこに飛んだのか、ラインがどう動いているのか、足元に障害物がないか──。視界の制限がもたらす不安やストレスは、集中力の低下やトラブルにもつながります。

しかし、いくつかの道具や工夫を取り入れることで、夜釣りでも安心してルアーゲームを楽しむことが可能になります。ここでは、夜釣り初心者でも取り入れやすい「視認性アップのコツ」と「おすすめアイテム」を紹介していきます。ライン・ルアー・照明、それぞれの対策を見直すだけで、釣果にも大きく影響するはずです。

夜釣り ルアー 見えないと感じたときの対処法

「ルアーがどこに飛んでいったかわからない」「巻いてる感覚がない」「バイトに気づけない」。夜釣りでは、ルアーの視認性や感知能力の低下が大きな問題になります。

この対処法として有効なのが蓄光(グロー)系ルアー蛍光ラインの活用です。グロー系は光を蓄えて自ら発光するため、ルアーの位置が把握しやすくなり、ラインに視認性の高い色を使えば動きの変化も感じ取りやすくなります。

さらに、ヘッドライトロッドライトなどの補助灯をうまく使うことで、キャスト後の軌道や足元の安全も確保できます。特にヘッドライトは、スポットで照らすタイプと広範囲を照らすタイプを使い分けるのがおすすめです。

夜釣りでのルアー釣りでケミホタルは必要?効果と使い方

視認性アップの最強アイテムといえば、やはりケミホタル。
夜の餌釣りでは当たりが分かりづらい為、重宝する存在です。

装着方法は主に
「ラインに結ぶタイプ」「ルアー後部に装着するタイプ」「ロッドティップに固定するタイプ」
このがありますが、ルアー釣りであれば手元で当たりを感じる事が出来るので、基本的にはどれも必要はないでしょう。

もしアピール力重視でルアーにつける場合はバランスに注意。あまり重すぎると動きが不自然になり逆効果なので、小型サイズを選びましょう。

夜釣りでのルアーカラーは何を基準に選ぶ?

夜釣りではルアーの“色”=釣果と言っても過言ではありません。視界が効きにくい夜間では、魚がルアーを発見するのに頼るのは主に「シルエット」「光の反射」「発光」の3要素です。

定番はグロー(蓄光)系。弱い光でも視認できるため、常夜灯が少ない場所でも有効です。また、黒(ブラック)系は逆に「影」として存在感を出す効果があり、明暗の境界では特に効果的。

その他にも、チャート系(黄緑)ピンク系は濁り潮でのアピール力が抜群です。状況に合わせて2~3色のルアーをローテーションすることで、その日の正解カラーを見つけやすくなります。

ルアーでの夜釣りで失敗しないための準備と心得

夜釣りは魅力的な釣法である一方、視界の悪さや安全面、装備の不足などがトラブルにつながりやすい側面もあります。昼間の感覚のまま挑んでしまうと、釣果が出ないだけでなく、思わぬ事故やストレスの原因にもなりかねません。

ここでは、ルアー夜釣りを安全かつ快適に楽しむために必要な準備と、事前に意識しておきたい心得をまとめてご紹介します。初心者の方にもベテランにも役立つ内容です。

ルアー夜釣りを安全に楽しむために知っておきたいこと

夜釣りでは釣果を意識する以前に、「安全」と「快適さ」が最重要です。まず必須アイテムとして、ライフジャケットヘッドライト(予備バッテリー付き)、そして滑りにくい靴は最低限揃えたい装備です。

また、地形がわからない初めての釣り場では、明るいうちに下見を済ませておくのが鉄則。足場が不安定な堤防や磯場では、風や波の状況をリアルタイムで確認できるアプリも活用しましょう。

釣り中のトラブル対策としては、複数のルアーをあらかじめリーダーに結んでおく「ルアーリグの事前セット」や、偏光サングラスの夜用クリアレンズなどもおすすめです。

ルアー夜釣りを安全に楽しむには、釣りそのもの以上に「準備力」と「冷静な判断」が求められます。

釣りに熱中すると周りが見えなくなりがち。
安全第一で釣りを楽しみましょう!