ミドルアッパー実釣インプレ|おすすめジグヘッド・人気カラー・ヒラメやシーバス狙いでの使い方を徹底解説【ダイワ モアザン】

こんにちは。つりはる代表のはるです。

「ミドルアッパーって実際どうなの?」「ヒラメやシーバスにも使える?」
そんな疑問を持つ方に向けて、本記事ではダイワから発売されているモアザンシリーズのワーム「ミドルアッパー」を
これまでにシーバスを1000匹以上釣ってきた私が、実釣ベースで徹底レビューしていきます。

使用するジグヘッドとの相性や、釣果につながる人気カラー、ヒラメ・シーバスでの使い方、実際に釣れた状況など、購入前に知っておきたいリアルな情報をまとめました。

この記事を読めばミドルアッパーの全てがわかります。
「まず1本使ってみたい」「失敗したくないワーム選びがしたい」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

モアザン ミドルアッパーはおすすめ?その魅力を解説

結論からいうと、、、

「ミドルアッパー」は、柔らかさ・アクションの安定感・食わせ性能の高さを兼ね備えた初心者〜中級者にこそおすすめできる“万能系ワームです!

私自身、ヒラメ・シーバス両方の釣行で愛用しており、サーフでも港湾でも頼りになる存在です。
特にベイトが小さいときや、スレたポイントで反応が得られないとき、ミドルアッパーに替えた瞬間にヒット!
というパターンは何度も経験しています。

実際に使ってみて感じたのは、“ただ巻きでも釣れる”ナチュラルアクションの強さと、ソフトマテリアルならではの吸い込みやすさ

一般的なナチュラル系ワームと比べて、レンジキープ力も高く、流れの中でも姿勢が崩れにくい点が印象的でした。

もちろん、あらゆる場面に対応できるというわけではありませんが、「食わせの最後の1手」「実績ある定番ワーム」としてタックルボックスに1本は常備したいルアーです。

モアザン ミドルアッパーのスペック

ミドルアッパーには「通常モデル」と「シャッドモデル」がありますが、
本記事ではより使用者が多く、汎用性も高い通常モデルを中心に解説していきます。

以下は、ミドルアッパー(通常モデル)の基本スペックです。

項目内容
製品名モアザン ミドルアッパー
ブランドDAIWA(ダイワ)/morethan(モアザン)シリーズ
サイズ展開2.5インチ(Jr.)/3.5インチ/4.2インチ
入数5〜8本(サイズによって異なる)
素材超ソフトマテリアル(吸い込みやすくバイト率が高い)
想定ターゲットシーバスヒラメ、チヌ、マゴチ、ロックフィッシュ など
定価(税込)800円前後(ショップ・サイズにより変動)

ダイワ モアザン ミドルアッパーの特徴

ミドルアッパーが多くのアングラーに支持される理由は、柔らかさ・操作性・食わせ性能を高次元で両立しているからです。初心者でも扱いやすく、それでいて中上級者の細かい操作にも応えてくれる柔軟性を兼ね備えています。

ここでは、実際に使って感じたミドルアッパーならではの3つの強みを紹介します。

吸い込みやすい超ソフト素材でフッキング率が高い

ミドルアッパー最大の特徴は、非常に柔らかいボディ素材を採用していることです。

この超ソフトマテリアルは、シーバスやヒラメが吸い込んだ瞬間に潰れて口に入りやすく、結果的にフッキング率が非常に高くなります

特にショートバイトが多発する状況や、スレたターゲットに対して「最後の一押し」として強い武器になります。

ただ巻きでOK!ナチュラルな微波動アクション

ミドルアッパーはアクションをつけずに“ただ巻き”するだけでも釣れるのが大きな魅力です。

テールが細かく震えるように微振動することで、ナチュラルベイトのような存在感を演出。

スレたフィールドや濁り潮でも見切られにくく、バイトに繋がりやすいのが特徴です。

上下セッティングでアクションを切り替え可能

ミドルアッパーはワームの「背中」と「腹」をどちら側にセットするかでアクションを変えられるユニークな構造です。

  • 背中を上にセット:通常のセッティング、ただ巻きやドリフトに最適
  • 腹側を上にセット:ジャークで左右に飛ぶダートアクションが可能

これにより、1本のワームで2通りの攻め方ができ、状況や魚の反応に応じてアプローチを変えられるのが大きな強みです。

モアザン ミドルアッパーの使い方|アクション・使い方・使う場面

「ミドルアッパーってどうやって使えばいいの?」という疑問にお答えすべく、ここでは実釣ベースでの具体的な使い方や操作イメージを紹介していきます。

ただ巻きでの安定したスイミングレンジコントロールのしやすさ、さらにはセッティング方法によって変化するダートアクションなど、シンプルな見た目以上に応用の幅が広いのがミドルアッパーの魅力。

初心者でも扱いやすく、それでいて中〜上級者の細かなテクニックにも応えてくれる、そんな柔軟性の高い使い方をご紹介します。

使う場面

ミドルアッパーは、汎用性が非常に高く、フィールドや魚の活性を問わず使える万能系ワームとして重宝されています。

中でも特におすすめできるのが、以下のようなシチュエーションです。

  • スレたポイントやプレッシャーの高い場所
    → ミノーやシンペンに反応しない状況でも、ナチュラルな波動で食わせる力が強いため、ミドルアッパーが効く場面が多々あります。
  • ベイトサイズが小さいとき
    → 2.5〜3.5インチのコンパクトサイズは、イナッコ・ハクイワシといった小型ベイトにマッチしやすく、自然なシルエットでバイトに持ち込めます。
  • ナイトゲームや濁り潮
    → 微振動アクションとカラー選択次第で、視認性とアピールを両立。ヒラメやシーバスが下から突き上げるようなバイトを誘えます。
  • ピンポイントの狙い撃ち
    → 流れのヨレ、橋脚の影、ブレイクラインなど、魚が着きやすいスポットで丁寧に巻くだけで高確率でヒットにつながります。

特にサーフや港湾部、河口エリアなど、さまざまな水深・流速の場所で使いやすく、「迷ったらミドルアッパー」で通用する場面が多いのも大きな魅力です。

アクション

ミドルアッパーの最大の魅力のひとつが、誰でも使えるナチュラルなアクション性能です。
ただ巻きでもしっかり泳ぐのはもちろん、セット方法やロッド操作によって複数のアクションに対応できる柔軟性も兼ね備えています。

代表的なアクション例は以下の通りです。

ただ巻き(ナチュラルスイム)

ミドルアッパーの基本的な使い方です。
背中側(平らな面)を上にしてジグヘッドにセットし、一定速度で巻くだけでテールが微細に震えるようなナチュラルアクションを生み出します。
プレッシャーが高いポイントや、魚の活性が低いときでも見切られにくく、スレたシーバスやヒラメにも有効です。

ドリフト(流れに乗せる)

流れのある場所や河川では、ドリフト釣法が効果的です。
流れの先にルアーを投げたら、ラインテンションを保つ程度にゆっくりとリールを巻いて流れに乗せて送り込むことで、ナチュラルにレンジをキープしつつアピールできます。
ミドルアッパーは姿勢が安定しており、ドリフト中でも自然な波動を維持できるのが強みです。

ダートアクション(リアクション狙い)

ワームの腹側を上にしてセットし、ロッドを軽くジャークすることで左右にスライドするダートアクションが可能になります。
リアクションバイトを誘発したい場面や、アピール力を高めたいときに有効です。
ヒラメ狙いのサーフや、活性の高いデイゲームのシーバスでもスイッチを入れるきっかけとして活躍します。

使い方

ミドルアッパーはシンプルな形状ながら、セット方法や巻きスピード、操作の仕方によって効果が大きく変わる奥深いワームです。
ここでは、実釣ベースで意識したい使い方のポイントを3つに絞って紹介します。

セット方法をしっかり確認
フックを通す位置がズレると泳ぎが崩れてしまうため、センターに真っ直ぐ通すのが大前提。
また上下の向きでアクションが変わるため、使い方に応じて背中・腹を使い分けましょう。

基本は“スロー〜ミディアム”な一定速巻き
ただ巻きが基本なので、一定スピードをキープすることが最重要。
流れが速いエリアではドリフトを意識してテンションフォールや流し込みも◎。

ストップ&ゴーや軽いリフトアンドフォールも有効
バイトが少ないときは軽く竿を煽って持ち上げる動作や、巻きの途中で止めるストップ&ゴーで変化をつけると反応が出やすくなります。

使い方はシンプルですが、ちょっとした工夫で釣果が大きく変わるのがミドルアッパーの面白さです。

モアザン ミドルアッパーのおすすめ&人気カラー・サイズ・ジグヘッド

ミドルアッパーはカラーやサイズのバリエーションが豊富で、選び方によって釣果にも大きな差が出るルアーです。

ここでは実際の使用経験をもとに、おすすめのサイズ・カラー・ジグヘッドをピックアップして紹介します。

ミドルアッパーのおすすめサイズ

結論から言うと、最もバランスが良くおすすめなのは「3.5インチです。

2.5インチは小型で吸い込みやすい反面、飛距離やアピール力にやや物足りなさがある場面も。
逆に4.2インチはボリュームがあり過ぎて、スレたシーバスや小型ベイトパターンでは見切られることもあります。

その点、3.5インチは以下のような特徴があり、ヒラメにもシーバスにも対応できる“ちょうどいいサイズ感”です:

  • 適度なボリューム感で飛距離とアピールのバランスが良い
  • ショートバイトにも対応しやすく、吸い込みやすさも十分
  • 港湾〜サーフまでフィールドを選ばない汎用性

迷ったらまず3.5インチを基準に選ぶのが間違いありません。

ミドルアッパーのおすすめカラー

ミドルアッパーはカラーラインナップも豊富で、フィールドや時間帯、ターゲットに合わせたセレクトが釣果に直結します。ここでは、私自身が実際に使い込んだ中で特に釣果が安定していたおすすめカラー4種を、実釣経験も交えて紹介します。

パールレッドヘッド(私的No.1カラー)

まず最初に紹介したいのが、私が最も信頼している万能カラー「パールレッドヘッド」です。

赤ヘッド+白ボディというシンプルな配色ながら、アピールとナチュラルさのバランスが絶妙
デイゲームでもナイトゲームでも安定して釣れてくれて、ヒラメ・シーバス問わず対応できるのが最大の強みです。
私がレッドヘッドの魅力を語り出すとキリがないので、この辺にしておきます笑

私自身、サーフでも港湾でもこのカラーで何度も助けられました。
「何から試すか迷ったら、とりあえずコレ」というほど信頼を置いています。

クリアな水質でも濁り潮でも見やすく、魚からの視認性も高いので、最初の1本に迷ったらこれオススメですよ。

銀粉ヒラメピンク(ヒラメならコレ!)

ヒラメ狙いに特化するなら、「銀粉ヒラメピンク」は間違いなく外せません。

ピンクの強いアピールカラーに加えて、銀粉がフラッシング効果を高めてくれるため、サーフでも遠くから魚を呼び寄せる力があります。

マズメ時や波が少し濁っている時に特に効果を発揮し、着底→ゆっくりのリフト&フォールでしっかりバイトを引き出せる印象です。

銀粉生イワシ(ナチュラルカラーの王道)

ベイトフィッシュがイワシ系の時や、日中のクリアウォーターでは「銀粉生イワシ」が強いです。
見た目のリアルさに加え、ナチュラルなフラッシングが派手すぎず、シーバスの警戒心を解いてバイトに持ち込みやすいのが特徴。

特に日中のデイゲームプレッシャーの高い都市型河川などでの食わせ能力は抜群です。
“釣れるリアル系カラー”を探しているならまず試してみてほしい1色です。

ライムチャート(ナイトの定番アピールカラー)

ナイトゲームでの実績が非常に高いのが「ライムチャート」です。
光を受けてボヤけず、シルエットがはっきり出やすいカラーなので、濁り潮やローライト時に効果抜群
アピール力の強さでリアクションを誘いやすく、ルアーをしっかり認識させたいときに真価を発揮します。

サーフや港湾部のナイトゲームでは、「見せて喰わせる」展開を作りやすい定番カラーです。

ミドルアッパーのおすすめジグヘッド

ミドルアッパーは汎用性が高いワームですが、ジグヘッドとの相性によって動きや使いやすさが大きく変わります
ここでは、私自身が実釣で使って「間違いない」と感じたおすすめジグヘッドを紹介します。

静ヘッド/ぶっ飛び静ヘッド(万能型・レンジキープ力◎)

まずおすすめしたいのが、オーナーばりの「静ヘッド」および「ぶっ飛び静ヘッド」です。

特にただ巻き+ドリフトの相性が抜群で、ミドルアッパーの微波動アクションを最大限に活かせる設計になっています。

  • 流れに乗せやすく、レンジキープ力が高い
  • フックがやや後方寄りで、ショートバイトも拾いやすい
  • 「ぶっ飛び静ヘッド」は飛距離重視のサーフや外洋に最適

私はもともと「静ヘッド」を長く愛用していましたが、最近は新しく登場した「ぶっ飛び静ヘッド」も非常に気に入ってよく使っています。
飛距離がほしいサーフゲームや、浮き上がりを抑えたいときはぶっ飛び静がとても頼りになります。

シチュエーションによって使い分けることで、釣果の安定感がさらに増すジグヘッドだと感じています。
シーバスにもヒラメにも汎用性が高く、迷ったらまず試すべき信頼のセッティングです。

▼詳細はコチラの個別インプレ記事から▼

シーバスジグヘッドSS(シーバス専用設計&純正の安心感)

ダイワ純正の「シーバスジグヘッドSS」も、ミドルアッパーと非常に相性が良いジグヘッドです。

特徴は何と言ってもフックの鋭さと安定感
SaqSasフック採用でフッキング率が高く、食いが浅いときやナイトゲームなどで威力を発揮します。

  • フックの「刺さり」が良く、小さなアタリでも掛けやすい
  • ヘッド形状がコンパクトで、アクションを邪魔しない
  • 流れが強いエリアよりも、港湾や河川などでの使用に最適

さらに、純正なだけあって
通常のセッティングでも、ワーム逆付けのドリフト用セッティングでも、完璧な泳ぎをしてくれます。
初心者が最初に使うジグヘッドとしても安心のセッティングです。

ミドルアッパーを実際に使った感想

ここからは、私自身が実際にミドルアッパーを使ってきた中でのリアルな体験談を紹介していきます。
釣れた魚、状況、使い方、反応の出方など、カタログスペックだけではわからない“現場目線”のレビューとして参考になれば嬉しいです。

「結局、実際に釣れるの?」「どんなときに効いた?」
そんな疑問を持っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたいパートです。

実際に釣れた魚

・シーバス(マルスズキ)←おすすめ!
・ヒラスズキ←おすすめ!
・ヒラメ←おすすめ!
・マゴチ
・ツバス(ブリ幼魚)
・シオ(カンパチ幼魚)
・真鯛

実際に使ったときのレポート

実際にミドルアッパーを使用して釣果を上げた具体的な場面を紹介します。

私がどんな状況で、どんな使い方をして、どんな魚が反応してきたのか──
机上の性能だけでは見えない「現場のリアル」をお届けします。

シーバス編

大型河川での夕まずめ、風もなく流れは緩やか。
ミノーやバイブレーションで強めのアピールをしても、まったく反応がない状況が続いていました。

そこで試したのがミドルアッパー2.5インチ+静ヘッド7gのドリフト。

ルアーを流れに乗せて糸ふけをとるだけの“ほぼノーアクション
それだけでヨレに差しかかった瞬間、「ドンッ」とひったくるような強いバイト!

上がってきたのは60cmを超える良型のシーバスでした。

その後も同じパターンのドリフトで連発
アベレージも50cm以上で、小さいワームに軽いジグヘッドでもしっかりサイズが出る事が証明できた日でした。

しっかり流し切ってラインが張る瞬間に喰ってくる、典型的な食わせの展開。

しっかり見せて、余計な動きをしない」──そんなアプローチに完璧にハマっていた印象です。
“動かさないことが効く”シーンで真価を発揮するワームだと再認識した釣行でした。

ヒラメ編

元々私は、ヒラメ狙いではミドルアッパーを投げていませんでした。

あの日は、朝マヅメのサーフでヒラスズキ(いわゆる“砂ヒラ”)狙いで釣りをしていました。
飛距離と食わせのバランスを考えて、ミドルアッパー3.5インチ+ぶっ飛び静ヘッド12gのセッティングを選択。

うねりの間を狙ってスローにただ巻きしていたところ、1投目でゴンッと強いバイト。
狙い通りのヒラスズキかと思ってやり取りしていると、明らかに違う引き。
上がってきたのは50cmオーバーの良型ヒラメでした。

「まぐれかな?」と思っていたら、同じ使い方で立て続けにもう1枚追加

それ以来、私はヒラメ狙いの本命ルアーとしてもミドルアッパーを常備するようになりました

「スズキが釣れなきゃヒラメが釣れる」──そんな心強さがあるのも、このルアーの大きな魅力です。

まとめ|最適なセッティングでミドルアッパーの実力を引き出そう

ミドルアッパーは、柔らかいマテリアル・自然なアクション・豊富なカラーバリエーションを備えた、信頼性の高いワームです。

ただ巻き・ドリフト・ダートなど複数のアクションに対応でき、シーバス・ヒラメ両方で実績十分。
「何を投げようか迷ったらとりあえずミドルアッパー」という状況も少なくありません。

特におすすめは以下の組み合わせです:

ぶっとび静ヘッド12g +ミドルアッパー3.5インチパールレッドヘッド

セッティング次第で釣果は大きく変わるルアーなので、ぜひ自分のフィールドやターゲットに合わせた組み合わせを見つけてみてください。

1本持っておくだけで釣りの引き出しが確実に増える、そんなルアーがミドルアッパーです。

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