こんにちは、つりはる代表のはるです。
私はルアー釣りだけで毎年200釣行以上しており、その中でもシーバスが1番好きな釣りで、これまでに1000匹以上釣ってきました。
シーバスの釣果を安定させるうえで「ロッドの硬さ(パワー)選び」は本当に重要だと痛感しています。
ルアーやリールより先に、ここでミスると釣りが噛み合わなくなる。
逆に言えば、硬さが合うだけでキャストも操作もフッキングも一気に楽になります。
実際、私自身もこれまでの釣行でL〜MHまで状況によって使い分けてきました。
・春のバチ抜けやマイクロベイト
・港湾・河川のミノーやシンペン
・風が強い日や大場所で遠投したい時
・ランカー狙いやビックベイト、磯でのヒラスズキ狙い。
このように、同じ「シーバス釣り」でもフィールドとベイト次第で最適解が変わります。
ただ、シーバスロッドの硬さ表記はL・ML・M・MH…と種類が多く、初めてだと「結局どれが正解?」となりがちです。
しかも同じ“ML”でもメーカーやモデルで感覚が違うので、余計に迷いやすいポイントでもあります。
この記事では、シーバスロッドの硬さ選びをMLとMを2大本命として分かりやすく整理しつつ、状況によって刺さるL、大型や重めルアーに強いMHまで含めて、失敗しない選び方を徹底解説します。
他にも、硬さ表記の意味から、釣り場別・ルアー別のおすすめ、失敗しやすいポイントや硬さ別のおすすめロッドまでわかりやすくまとめていきます。
読み終わる頃には、自分に合う硬さがスパッと決まるはずです。
シーバスロッドの硬さって?(L・ML・M・MH)の特性と選び方を解説

シーバスロッドの「硬さ(パワー)」は、L・ML・M・MHあたりが実際に使われます。
番手が上がるほどロッドは硬く(強く)なり、重いルアーや強い流れ、大型魚への対応力が増していくイメージです。
ただ、硬さ表記は「どれが一番釣れるか」という優劣ではなく、釣り場・使うルアー・狙い方に対して“合う/合わない”があるだけです。
硬さが合っていればキャストや操作が気持ちよく決まり、フッキングやファイトも安定しやすくなります。逆にズレると、投げづらい・操作しづらい・掛けてもバラす…と釣りが噛み合わなくなりやすいポイントでもあります。
特にシーバスは、港湾の小場所から大河川、干潟、サーフまでフィールドが幅広く、ベイトやパターンによってルアーの種類や重さも大きく変わります。だからこそ、ロッドの硬さは「なんとなく」で決めずに、まずは表記の意味をざっくり理解しておくのが大切です。
シーバスロッドの硬さ(L・ML・M・MH)って何?硬さで何が変わる?
シーバスロッドの「硬さ表記(パワー)」は、ロッドがどれくらい曲がるか/どれくらい強い力に耐えられるかを示す目安です。
基本は、左ほど柔らかく、右ほど硬いと覚えてください。
【柔らかい】L → ML → M → MH【硬い】
硬さが変わることによって、それぞれにメリットとデメリットがあります、
柔らかい竿の場合は、、、
✅軽いルアーが投げやすい
✅食い込みが良い
✅竿が軽い(感度UP・疲れづらい)
✅バラしにくい
❌強引なファイトができない
❌重いルアーが投げられない
一方で硬い竿だと、、、
✅重いルアーを振り抜ける
✅フッキングが決まりやすい
✅大物相手にも主導権を握りやすい
❌ショートバイトを弾きやすい
❌竿が重くて疲れやすく感度が悪い
❌軽いルアーの操作性が悪い
このように、ロッドの硬さ選びによって釣りの感覚もかなり変わります。
なお、シーバスで実際に使われる硬さは広く見積もってもL〜MHの4番手です。
それ以下やそれ以上の竿は、シーバスには向いていない為今回はこの4番手を中心に説明していきます。
参考程度に、Lの下とMHの上に当たる硬さは以下の通り。
- UL(ウルトラライト):Lよりさらに柔らかい。アジングなどライトゲーム専用クラス。
- H(ヘビー):MHよりさらに硬い。青物狙いのショアジギングなどパワーゲーム向け。
まずはこの硬さ表記の意味を押さえれば、あとは「どこで」「何を投げたいか」で最適な番手が見えてきます。
L|軽いルアーを“喰わせる”フィネス特化(バチ抜け・マイクロベイト向き)
L(ライト)は、ロッドの番手としてはメバリングなどのライトゲームで使われることが多い硬さで、シーバスロッドとして見るとややマイナー寄りです。
とはいえ、シーバス狙いでも条件がハマると強烈に強いので、状況によってロッドを使い分ける上級者向け。
最大の武器は、ティップが入りやすく、軽いルアーでもロッドがしっかり曲がってくれること。
春のバチ抜けや、秋〜冬のマイクロベイトパターンのような「ルアーを小さくして喰わせたい状況」では、吸い込みの弱いショートバイトも拾いやすく、弾かずに乗せやすいのがメリットです。
ルアーの目安は3g〜10gが扱いやすいレンジ。
小型ミノー・小型シンペン・軽めのバイブ・ワーム系など、いわゆる“食わせ”のルアーが得意です。
また、狙うサイズがセイゴ(小型のシーバス)中心なら、Lのパワーでも十分に成立します。
軽いルアーをストレスなく扱えて、魚も弾きにくいので、むしろ相性がいい場面も多いです。
ただしLは、強い流れ・風が強い日・重いルアー・良型狙いみたいな「負荷が大きい状況」だと、ロッドが負けたり操作がダルく感じることがあります。
重めの鉄板バイブをフルキャストしてガンガン巻く、大型シーバスを強引に寄せる…といった釣りは得意ではありません。
まとめると、Lは汎用性のメイン番手というより“刺さる状況で使い分けたい玄人向け”の番手。
バチ抜け・マイクロベイト・セイゴ中心の釣りなど、条件がハマるなら強いので、状況に合わせて投入できると釣果が安定しやすくなります。
ML|迷ったらこれ。いちばん出番が多い「王道の万能」
ML(ミディアムライト)は、シーバスロッドの硬さの中でもいちばん出番が多い王道の番手です。
迷ったらまずMLでOKと言えるくらい、港湾・運河・河川・河口といった“よくあるシーバスの釣り場”を広くカバーでき、私自身もメインタックルはMLを使用しています。
MLの強みは、軽いルアーも投げやすく、操作も繊細にできて、掛けてからもバラしにくいバランスの良さ。
ロッドが適度に曲がるので、シンペンのドリフトやミノーのただ巻きでもルアーが暴れにくく、流れの変化も掴みやすいです。
表記的には35g前後まで投げられる事が多いですが、実際にキャストや操作を考えると
扱いやすいルアーウェイトの目安は7〜20g前後。
シーバスで使用頻度が高い、9〜12cmのミノー/シンキングペンシル/小型〜中型バイブあたりは、まさにMLの得意ゾーンの重さです。
他にも軽めのワームも相性が良く、「食わせ」と「操作性」を両立しやすい硬さになります。
フィールドで言うと、港湾部・運河のピン撃ちや、中規模河川〜河口のドリフトに強いです。
足場の高さがそこまでなく、取り回しや精度が求められる場面ほど、MLの快適さが効いてきます。
一方で、MLが苦手になりやすいのは大場所での超遠投が必須だったり、30g以上の重めルアーを長時間振るような状況。
ここはM以上の方が楽になるケースが多いです。
とはいえ、シーバスを安定して釣るうえで「最初の1本」を選ぶなら、MLは本当に失敗が少ない番手。
ルアーの幅、釣り場の幅、掛けてからの安心感まで含めて、“シーバスの基準になる硬さ”だと思ってOKです。
M|遠投とパワーの「攻撃的万能」(サーフ・大場所・青物兼用にも強い)
M(ミディアム)は、MLと並んでシーバスで人気のある番手のひとつです。
地域によってはシーバスロッドはMが標準クラスになることも多く、特に大場所・外洋寄り・風が強い日が多いフィールドではMが選ばれやすい印象です。
一番の強みは、MLより一段パワーと張りがあることで、飛距離・ルアー操作・ファイトの主導権を取りやすいこと。
扱いやすいルアーウェイトの目安は10g~30g前後(ロッド表記だと45g前後)で、大型ミノーや鉄板バイブのように抵抗が強いルアーでも、ロッドが負けにくく気持ちよく振り抜け操作できます。
またMは、シーバスだけでなくサーフゲーム(ヒラメ・マゴチ)で主流の番手なので、これらの釣りにも流用しやすいのが大きなメリットです。
30g前後のメタルジグや、重めのシンペン・バイブを使う場面でも扱いやすく、「1本で幅広くやりたい」人にとってはかなり相性がいい番手です。
パワー面も頼もしく、ランカークラスが来てもロッドが仕事をしてくれます。
ある程度は強引に寄せられるほどのトルクがありつつ、シーバス釣りに必要な最低限の繊細さは残っているので、「硬すぎて弾く」みたいな極端な感じになりにくいのもMの良さですね。
特に相性がいいのが、デイゲームで鉄板バイブを早巻きする釣り。
一定速度で巻き続けたり、流れの中を押し通したりする釣りでは、MLだとルアーの抵抗でロッドが入りすぎることがあります。
そういう時は、Mの張りとパワーでルアーを“押し切れる”ので、操作も回収もテンポが良くなります。
一方で、軽量ルアー(軽いミノーや小型シンペン)を繊細に扱う釣りや、バチ抜け・マイクロベイトのような「喰わせ寄り」では、MLやLの方が噛み合う場面もあります。
ですが、遠投が絡む釣りが多い/重めルアーの出番が多い/他魚種も視野に入れたいなら、MはMLと同格以上に“外しにくい万能”番手です。
MH|大型・激流・重めルアーの「パワー特化」(必要な人だけでOK)
MH(ミディアムヘビー)は、メイン番手のMLやMと比べるとかなりパワー寄りで、シーバスロッドの中でも「強さが武器になる場面」に特化した番手です。
シーバスロッドとしてはややパワーが強めなので、MLやMほど出番は多くありませんが、人によっては必要になる番手です。
実際、私自身がMHを使うのは、主に磯でのシーバス(マルスズキ)狙いと、ヒラスズキ狙い。
さらに、外洋に面した潮当たりのいい場所でシーバスを狙う時は、良型も多く青物が混じる事も加味してMHを選びます。
こういうフィールドは、波・ウネリ・根ズレ・足場の高さなど、掛けてからのリスクも多いので、MLやMの「曲げていなす」だけだと不安が残りやすいんですよね。
MHが活きるのは、外洋に面した堤防・磯・テトラ帯のような強い環境。
ここでは魚を掛けてから一気に主導権を握って寄せるパワーが必要になります。
MLやMだと“曲がって耐える”方向になりやすいのに対して、MHは「曲げつつも押し返して浮かせる」感じが出しやすいです。
次に、激流河川・大河川の流芯みたいな「流れそのものが重い」場所。
ルアーが水を噛む抵抗も大きくなるので、ロッドに張りがないと操作がダルくなりがちです。MHなら、流れの中でもルアーが暴れすぎず、コントロールしながら通せる感覚が出ます。
ルアー面では、大型ミノー(14cm級)や重めの鉄板バイブ、40g以上のメタルジグなど「重い・抵抗が強い」系が得意。
こういうルアーは、MLだと負けたり、Mでも少し“しんどい”時がありますが、MHなら振り抜きと回収がラクで、長時間の釣りでも集中力が落ちにくいです。
また、エリアによっては想定外に青物が掛かることも普通にあります。
そういった場面ではMHの安心感は大きいです。
「想定外が来ても取れる」側の番手なので、タックルの強さでリスクを下げたい人には刺さります。
ただし注意点もあって、MHは軽いルアーが投げにくい・ショートバイトを弾きやすい・小場所でオーバースペックになりやすいなど、万能ではありません。
港湾や運河中心で9〜12cmミノーやシンペンを丁寧に通すなら、MLやMの方が噛み合いやすいです。
まとめると、MHは「持っていると強い」ではなく、必要な釣りが明確な人にとって最強の番手。
磯・外洋・激流・重めルアー・大型狙いが多いなら、最初からMHを選ぶ価値は十分あります。
硬さ比較の早見表(ルアー重量・得意な釣り場・向く人)
ルアーウェイトの目安を、指定いただいたレンジに合わせて整理し直しました。
MAXウエイトは、あくまで目安くらいで捉えると失敗しにくいです。
実際に気持ちよくルアーを扱える範囲は得意なルアーウェイトの表記を目安にしてください。
| 硬さ | 得意なルアーウェイト | MAX目安 | 得意な釣り場・シチュエーション | 向く人 | 弱点・注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| L | 3g〜10g | 〜20g前後 | 港湾の小場所/運河/バチ抜け/マイクロベイト/セイゴ中心 | 軽量ルアーで「喰わせ」を極めたい玄人寄り/状況で使い分けたい人 | 遠投・重めルアー連投・強引な寄せは苦手 |
| ML | 7g〜20g | 〜35g前後 | 港湾/運河/中規模河川/河口ウェーディング/ナイトゲーム | 迷ったらこれ。ミノー・シンペン中心で幅広くやりたい人 | 重い鉄板バイブや強抵抗ルアーの連投は疲れやすい |
| M | 10g〜30g | 〜45g前後 | 大河川/河口/サーフ/堤防/風が強い日/デイゲーム | MLと並ぶ万能。遠投・パワー・流用性も欲しい人(鉄板バイブ高速巻きにも強い) | 軽量ルアー中心だと硬く感じることがある |
| MH | 20g〜40g | 〜60g前後 | 磯/テトラ/外洋に面した堤防/激流エリア/青物混じり | 必要な場面が明確な人向け。強い環境で主導権を握って寄せたい人 | 小場所・軽量ルアー・ショートバイト主体は不向き |
この表の感覚で選べば、ルアーが「重すぎてダルい」「軽すぎて投げにくい」をかなり防げます。
最初の1本はMLかMでOK|釣り場とルアーで決めるのが正解

「結局どれを買えばいいの?」と迷うなら、最初の1本はMLかMのどちらかでまず間違いありません。
この2つはシーバスで最も使用者が多く、ルアーの対応幅も広い“王道ど真ん中”の硬さです。
選び方はシンプルで、よく行く釣り場(フィールド)と、一番投げたいルアーの重さ・抵抗感で決めるのが正解。
同じシーバスでも、港湾の小場所と大河川の流芯では「気持ちよく扱える硬さ」が変わります。
港湾・運河・中規模河川が多いなら「ML」が正解
港湾・運河・中規模河川がメインなら、まずはMLが一番ハマりやすいです。
扱いやすいルアーは7g〜20g前後(MAX35g前後)で、ミノー・シンペン・小型バイブといった“シーバスのど真ん中”のルアーをストレスなく操れます。
私自身もMLをメインで使っていて、正直いちばん使いやすい硬さだと感じています。
軽いルアーの操作がしやすいのはもちろん、感度も高いので「流れの変化」「水を噛んだ感じ」「ルアーが何かに触れた違和感」みたいな情報が手元に返ってきやすい。
この“水中が見える感じ”が、シーバスゲームを一段面白くしてくれます。
たしかにMLはパワー最優先の番手ではありません。
ただ、やり取りさえ丁寧にすればランカークラスや青物も十分対応可能で、私自身もMLでランカーシーバスやブリクラスの青物を何十匹も獲っています。
ドラグを使って走らせるところは走らせる、無理にゴリ巻きしない――この基本を守れば、MLでも全然戦えます。
そして個人的に、ナイトゲームがメインの人には特にMLがおすすめです。
流れに乗せて漂わせるドリフト、明暗や常夜灯周り、壁際のピン撃ちなど、夜は「軽めのルアーを繊細に通す場面」が増えやすく、MLの操作性と感度がそのまま武器になります。
大河川・河口・サーフ・堤防が多い/遠投したいなら「M」が正解
大河川・河口・サーフ・堤防など「飛距離が釣果に直結する場所」が多いなら、Mがおすすめです。
10g〜30g前後(MAX45g前後)が気持ちよく扱えて、鉄板バイブや大型ミノーなど抵抗が強いルアーも安定して操作できます。
地域によってはMLよりMが主流なエリアもあり、実際にMLと肩を並べて人気の番手です。
ランカーが混じる場所や、潮流が強い場所でもパワー負けしにくく、シーバスに必要な繊細さは残しつつ「押し切れる余裕」があるのがMの強み。
特に鉄板バイブを速巻きするデイゲーム中心なら、MLよりMのほうがルアーを“負けずに引ける”ので間違いなくMの方がオススメです。
他にも、マゴチやヒラメ狙いのようなサーフゲームや、小型〜中型青物を狙うライトショアジギングに流用しやすいのも、Mを選ぶ大きなメリットで、万能ロッドが欲しい人にオススメです。
MLのロッドでもこれらの釣りに流用は出来ますが、重いルアーが気持ちよく投げられなかったり、ジグをシャクった時にロッドが曲がりすぎてアクションが付けづらかったりと、Mの方が他の釣りに向いている場面が多いです。
LとMHは“刺さる場面がある”サブ候補として考える
LとMHは、ML・Mほどの万能さはありませんが、条件がハマると強烈に強い硬さです。
私自身も、メインタックルでは使用していませんが、サブロッドとして特定の条件では使用しています。
- L:3g〜10g(MAX20g前後)を扱いやすく、バチ抜けやマイクロベイトなど「軽くて小さいルアーを食わせたい日」に強い。セイゴ狙いならこれで十分な場面も多いです。
- MH:20g〜40g(MAX60g前後)で、外洋・磯・青物混じりなど“押しの強い場所”に強い。シーバスロッドとしては出番は減りますが、必要な人には必要な硬さです。
最初の1本で無理にLやMHを選ぶより、まずMLかMでメインロッドの土台を作って、必要になったらサブロッドとして追加がいちばん失敗しません
硬さ別おすすめシーバスロッド紹介|L・ML・M・MHの最強の1本を紹介
ここからは、シーバスロッドの硬さ別におすすめロッドを紹介していきます。
構成はシンプルに、L・ML・M・MHをそれぞれのおすすめロッドを厳選して1本ずつ紹介。
LとMHに関しては上級者向けのハイエンドクラス、MLとMに関しては初心者でもオススメなミドルクラスを紹介します。
さらに、ロッド単体ではなく相性の良いリールの組み合わせまでセットで紹介します。
シーバスロッドは同じ番手表記でも、メーカーやモデルによって張り感・曲がり方・得意ルアーが微妙に違います。
柔らかい番手が使いやすいモデルや、硬い番手が強いモデルもあるので、番手選びまで含めるとロッド選びは難しいです。
この章では、L・ML・M・MHそれぞれの役割に合わせて、失敗しにくい“鉄板の1本”を紹介していきます。
全て私が実際に使用している組み合わせで、リールも含めてタックルバランスが整う最強の組み合わせなので、丸ごと真似してもらってOKです。
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▼以下の記事もご覧ください▼


L|ダイワ 25モアザン 83L/ML + 22EXIST LT2500S(圧倒的感度)
「Lは刺さる場面もあるけど使いづらい」このイメージをひっくり返したのが、ダイワ 25モアザン 83L/MLです。
モアザンはダイワのシーバスロッドのハイエンドに当たるシリーズですが、その中でもこの番手は、Lクラスに革命を与えた1本だと感じています。
最大の特徴は、Lの圧倒的な感度とフッキング感度を誇るティップに、MLクラスのパワーを持つバットを組み合わせている点。
「繊細に喰わせる」だけで終わらず、掛けてからもMLの安心感でやり取りできるのが強いです。
Lロッドにありがちな“掛けた瞬間に主導権が取れない感”がかなり薄く、実釣でのストレスが少ない設計になっています。
この構成が刺さるのが、マイクロベイトパターンや、活性が低くてバイトが浅い状況。
ショートバイトでも絡め取るように掛けられるので、一般的なMLやMのロッドで「乗らない…」となる場面で、ちゃんと答えが出せます。
他のシーバスロッドのLクラスだと、長めのモデルしかない事が多い中、この長さの8.3ftも絶妙。
一般的にはやや短めですが、Lクラスを使うような場面では取り回しが良く、ストラクチャーのピンポイント打ちも得意で非常に使いやすいです。
港湾の壁撃ちや橋脚まわり、運河の狭い立ち位置でも振り抜きやすいですし、ボートシーバスでも扱いやすい長さです。
組み合わせるリールは、同じダイワのハイエンドリール「22EXIST LT2500S」がベスト。
この組み合わせは軽さと感度が別次元で、集中力が切れにくく、バイトの情報量が増えます。
アジングが成立してしまうレベルの繊細さで、シーバスゲームを突き詰めたい人にはたまらないセットです。
ML|24ラテオ 86ML + 24ルビアス LT3000H(軽さ・感度・操作性の最強セット)
今回紹介する中で、特にオススメできる組み合わせが「24ラテオ 86ML」+「24ルビアス LT3000H」の組み合わせです。
どちらもダイワのミドルクラスに位置づけられるモデルですが、実際に触ると軽さ・感度・操作性はハイエンド級。この価格帯でここまで気持ちよく扱えるセットは正直かなり貴重だと思います。
ラテオ86MLは、根本からしっかりと曲がるのが最大の魅力。
軽いルアーでもロッドに“重み”が乗って投げやすく、ミノーやシンペンの操作も素直で扱いやすいです。
さらに魚を掛けた後は、ロッドがしっかり曲がってくれるので曲がりのパワーでやり取りできて安心感も十分。
MLでも「パワー不足で大型魚がかかるとどうにもならない…」となりにくいのが強いです。
そして24ラテオになってからの進化も大きく、よりシャープになりつつ、ラテオらしい“しなやかさ”がちゃんと残っているのが好印象。
雑に言うと、ダルさが減ってキレが出たのに、扱いやすさはそのまま。
名作と言えるほど文句のつけようがない完成度です。
リールは同じダイワの24ルビアスLT3000Hとの組み合わせ抜群で、ロッドバランスもよく軽快さがさらに際立ちます。
どちらも圧倒的な軽さで振り続けても疲れにくく、感度も高いのでナイトゲームの「流れの変化」や「小さな違和感」も拾いやすい。
港湾・河川・小〜中規模河川あたりのシーバスを気持ちよく釣るなら、まずこのセットから入るのが間違いないです。
M|シマノ ディアルーナ S96M + 23ストラディック 4000MHG(パワー寄り万能セット)
シーバスゲームで「もう少しパワーが欲しい」「他の釣りにも流用できる万能ロッドが欲しい」
──そんな場面で最高に使いやすいのが、ディアルーナ S96Mと23ストラディック 4000MHGの組み合わせです。
シーバスだけでなく、サーフゲームやライトショアジギングまで視野に入れられる、かなり万能なセットになります。
ディアルーナは、あくまでシーバスロッドをベースに作られた万能ロッドで、シーバスロッドとしてはやや硬めで、シャキッとした張りがあるのが特徴。
この“張り”があるからこそ、抵抗の強いルアーや、潮が効いた場所でもルアーをしっかり操作しやすく、フッキングも決まりやすいです。
Mクラスを選ぶような状況は、だいたい足場がハードだったり、流れが強かったり、魚がデカかったりします。
そういう条件でも、S96Mならランカー狙いでも安心して主導権を握れるパワーがありますし、やり取りでロッドが負けにくいのが強み。
さらに、サーフでの飛距離や、ライトショアジギングでジグを扱うシーンにも最適なちょうど良い硬さで成立しやすいです。
リールは同じシマノの23ストラディック 4000MHGが相性抜群。
ストラディックはこの価格帯の中でも剛性と巻き上げのパワーを重視した設計なので、ランカーシーバスはもちろん、他のルアー釣りに流用しても安心感があります。
「軽さや繊細さ」よりも、「タフに使えて頼れる相棒」を求めるなら、この組み合わせはかなりおすすめです。
MH|ヤマガブランクス Ballistick 1010MH + シマノ 24ツインパワー 4000XG(荒磯対応)
MHはシーバスロッドとしてはパワーが強めで使用頻度は低い番手ですが、荒磯やテトラ帯など「強引に寄せる力」が必要な場面では、必要になる番手です。
その代表格としておすすめなのが、ヤマガブランクス Ballistick 1010MH。
ただ硬いだけの竿ではなく、ヤマガらしい「曲げて獲る」設計がしっかり入っているのが魅力です。
ベリー〜バットには強い張りがあり、大型ミノーや重めのバイブ、さらに10g〜60gクラスのルアーまで幅広く背負えます。
それでいて魚が掛かるとロッド全体が弓のように曲がって粘るので、波打ち際の突っ込みやエラ洗いでのバラしを減らしてくれるのが強みです。
一般的なMHのロッドは小型魚は硬すぎて当たりを弾いたり、ロッドが曲がらずやり取り中にバラシやすかったりしますが、バリスティックは30cm台の魚でもしっかり曲がり込んでくれます。
さらに10ft10inのロングレングスは、足場の高いポイントで圧倒的に有利。
テトラや磯でルアーを足元まで引きやすく、ピックアップ寸前のバイトも拾いやすいです。
この「リーチの長さ」は、荒い場所ほど効いてきます。
リールのオススメは、シマノ 24 ツインパワー 4000XG。
ツインパワーは剛性・巻き上げパワー・耐久性がとにかく強く、荒磯で波を被ったり、テトラで無理やりのパワーファイトなった時にも安心感があります。
ランカーシーバスはもちろん、ヒラスズキや青物が混じる状況でも対応できる“守りの強い組み合わせ”です。
普段の港湾や河川ではオーバースペックになりやすいですが、
荒磯・テトラ帯・外洋サーフなどのハードな状況で「絶対に獲りたい」人には、かなり頼れるセットになります。
よくある失敗例|シーバスロッドの硬さ選びで釣果が落ちるパターンと対策

シーバスロッドは、硬さ選びがズレると「釣れない」「バラす」「疲れる」がセットで起きやすいです。
ここでは、私自身も実際に経験してきた“シーバスロッドの硬さ選び”でありがちな失敗を、原因→起きること→対策の順でサクッと整理します。
シーバスロッドが硬すぎる失敗
シーバスロッドの硬さ選びで多いのが、最初からパワーを求めすぎて硬めのM〜MHを選び、「アタるのに掛からない」「掛かってもバレる」パターンです。
起きやすい症状
- ショートバイトが弾かれて、フッキングまで持ち込めない
- 掛けても口切れしやすく、エラ洗いでバラしが増える
- 軽めのルアー(7〜12g前後)が投げにくく、操作が雑になる
原因
- ティップが入りにくく、食い込みが足りない
- ロッドが曲がらない分、魚の突っ込みを吸収しにくい
- 扱うルアーが軽めなのに硬さだけ上げてしまっている
対策
- ナイトゲーム中心・港湾河川中心なら、まずはMLに寄せる
- 硬めを使うなら、ドラグを少し緩めてロッドに頼りすぎない
- フックを細軸寄り・サイズを一段下げて「刺さり」を上げるのも有効
特にナイトゲームのシンペン・ミノー中心なら、硬さを上げるほど“掛ける難易度”が上がります。
まずは釣り方とルアーの重さに合った硬さを優先した方が、結果的に釣果が安定します。
シーバスロッドが柔らかすぎる失敗
逆に、シーバスロッドの硬さを柔らかい方に寄せすぎてL〜MLを選び、「飛ばない・操作できない・寄せきれない」でストレスになるケースもあります。
起きやすい症状
- 向かい風や広い場所で飛距離が出ず、届かせたい所に届かない
- 鉄板バイブや抵抗の強いルアーを巻くとティップが入りすぎて操作がダルい
- 流れが速い場所や足場が高い所で、掛けた後に主導権を取りにくい
原因
- ルアーウェイトがロッドの「得意レンジ」を超えている(無理に背負っている)
- フィールドが大場所寄りなのに、繊細さ重視の番手を選んでいる
- 魚を寄せる段階でロッドが曲がりすぎて、ラインとドラグに頼りすぎる
対策
- 鉄板バイブの早巻き・デイゲーム中心なら、硬さはMを基準に考える
- 「たまに重いルアーを投げる」程度なら、MLでもMAX35g前後は無理しない
- パワー不足を感じたら、ロッドを上げる前にライン(号数)とフック強度も見直す
柔らかい番手はハマると強い反面、フィールドやルアーがズレると一気に苦しくなります。
遠投が必要・抵抗の強いルアーが多い・ランカーや青物が混じるなら、最初からM寄りで組んだ方が失敗しにくいです。
「スペックのMAX」で選ぶのが危険な理由|常用ウェイトの考え方
シーバスロッド選びで意外と多い失敗が、スペック表の「MAXルアーウェイト」だけを見て決めてしまうことです。結論から言うと、MAXは「投げられる上限」であって、その重さを快適に使える重量=常用域ではありません。
例えば、MクラスでMAX45gと書いてあっても、40〜45gを毎回投げ続けると、キャストも操作もロッドに負担がかかりやすくなります。
結果として、、、
- キャストが“気持ちよく振り抜けない”
- ルアー操作がダルくなり、アクションがぼやける
- ティップが入りすぎて感度が落ちる/逆にバイブが暴れる
- 積み重ねでロッドの寿命を縮める
といった「釣りが噛み合わない」状態になりがちです。
じゃあ、何を基準にするか?
答えはシンプルで、「常用ウェイト(得意な重さ)」で選ぶのが正解です。
この記事での目安は以下の通り。
- L:3〜10g(MAX20g前後)
- ML:7〜20g(MAX35g前後)
- M:10〜30g(MAX45g前後)
- MH:20〜40g(MAX60g前後)
ポイントは、「よく使うルアーの重さが、常用域のど真ん中に入る硬さを選ぶ」こと。
「たまに重いのも投げたい」はOKですが、メインが上限寄りになるなら、素直にワンランク上を選んだ方が結果的に快適です。
同じML/Mでも“硬さが違う”問題|メーカー差・設計差のざっくり傾向
ここは先に正直に言うと、ロッドの硬さはモデル・長さ・調子(テーパー)でも変わるので、メーカーだけで断定はできません。
ただ、店頭で触ってきた感覚としては、メーカーごとに「設計思想の傾向」があるのも事実です。
ざっくり傾向(あくまで目安)
- ダイワ:比較的よく曲がって、体感は「しなやか寄り・柔らかめ」に感じやすい
- シマノ:比較的張りが強く、体感は「曲がりづらい・硬め」に感じやすい
とはいえ、どちらも極端ではありません。
大手メーカーらしく万人向けで使いやすいバランスに落とし込まれているモデルが多く、シーバス初心者〜中級者が選んでも大きく外しにくいのがこの2社の強みです。
一方で、メーカーによっては“味付け”がかなり振り切っているところもあります。
- ヤマガブランクス:根本まで曲がる。粘りが強く、魚を掛けてから「曲げて獲る」タイプ
- Gクラフト:棒のように硬い。張りが強く、ルアーをキビキビ動かす「攻めのロッド」タイプ
この2社は私自身大好きなメーカーで、実際に何本も愛用していますが、良くも悪くも個性が強く、同じ表記でも体感がズレやすいです。
例えば、別メーカーのMLを探している人が触るとヤマガはL寄りに感じたり、逆にGクラフトはM寄りに感じたりすることもあります。
だからこそ、ハマる人には唯一無二。
ただし「どれでも扱いやすい」というよりは、釣り方・ルアー・好みが決まっている人ほど刺さるメーカーだと思っています。
最終的には、硬さ表記だけでなく、自分がよく使うルアー(重さ・抵抗)を“常用域で気持ちよく扱えるか”で判断するのが失敗しにくいです。
まとめ|シーバスロッドの硬さは「MLかM」を軸に、L/MHは必要なときだけ

今回はシーバスロッドの硬さ選びについて紹介してきました。
シーバスロッドの硬さ選びで迷ったら、まずはMLかMのどちらかを選べば大きく外しません。
この2つは対応できる状況が幅広く、ルアー操作・飛距離・フッキング・やり取りまでバランスが取りやすい“基準の番手”です。
- ML:軽いルアーが扱いやすく、感度も高い。ナイトゲーム中心の人や、港湾・河川メインなら特に使いやすい
- M:遠投・抵抗の強いルアー・大場所に強い。デイゲームで鉄板バイブ早巻き、サーフ兼用ならこっちが快適
一方で、LとMHは「刺さる条件がはっきりしている番手」です。
- L:マイクロベイトやショートバイトなど、食わせ重視の釣りで真価。玄人向けだがハマると強い
- MH:荒磯・テトラ・外洋の潮当たりなど、パワーが必要な場面で安心。ヒラスズキや青物混じりにも対応できる
そして最後に大事なのが、硬さ表記だけで決めないこと。
同じML/Mでも、メーカーや設計で体感は変わります。
常用ルアーの重さ・抵抗を“気持ちよく扱えるか”を基準にすると、失敗が一気に減ります。
硬さがハマると、キャストも操作もフッキングもラクになって、釣果も安定します。
ぜひこの基準で、自分の釣りに合う1本を選んでみてください。
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