こんにちは、ショアジギングを愛してやまないつりはる代表のはるです。
私は年間200回以上の釣行を続けており、ここ数年は毎年ショアジギングで青物を100匹以上釣り上げてきました。
そんな私がこれまでの経験から厳選した「本当に釣れるジグ」をご紹介します。
ショアジギングは手軽にブリ、カンパチといった青物やサワラやシイラ等も狙える一方で、ジグ選びを間違えると釣果に大きな差が出てしまいます。
この記事ではおすすめジグ10選をランキング形式で紹介し、さらに使い方のコツや実績に基づいた選び方も徹底解説します。
初心者から中級者まで、この記事を読めば青物攻略のスタートラインに立てるはずです。
ショアジギングでメタルジグで青物を狙う魅力

ショアジギングは堤防・サーフ・磯など陸から青物を狙える釣り方で、近年ますます人気が高まっています。
ブリやカンパチ、サワラといった大型の回遊魚がヒットする瞬間は、ルアーフィッシングの中でも格別な迫力があります。
オフショア(船)に比べて手軽さとコストの安さが魅力であり、陸っぱりから夢のような大物に出会える可能性があるのが最大の醍醐味です。
さらに、ショアジギングで使うメタルジグは汎用性が高く、青物だけでなくヒラメやシーバスなど他の魚種にも効果的です。
「いつ青物が回遊してくるかわからないドキドキ感」と「実際に掛かった時のパワフルな引き」こそが、この釣りにハマる大きな理由と言えるでしょう。
ショアジギングとは?青物狙いに最適な釣り方
ショアジギングとは、堤防・磯・サーフなど陸(ショア)からメタルジグをキャストして魚を狙う釣り方です。特に青物狙いに有効な釣り方なので、ショアジギング=青物狙いとイメージされることが多いですが、実際には根魚やフラットフィッシュなど幅広い魚種が釣れるのも魅力です。
近年人気の高いのがライトショアジギング(LSJ)。
30g前後までの軽量ジグを用いて、シーバスロッドやエギングロッドなど比較的ライトなタックルで楽しめるスタイルです。これなら初心者でも挑戦しやすく、釣れる魚種も豊富。
一方で、本格的にブリやカンパチといった大型青物を狙うなら、最大100g程度のジグを投げる必要があり、その場合は専用のショアジギングロッドが必須になります。
同じ「ショアジギング」でも、タックルやジグの重さ次第でまったく違う釣りになるのが面白いところです。
ショアジギングで釣れる青物の代表的な魚種(ブリ・カンパチ・サワラなど)
ショアジギングで狙える青物は、季節や地域によって変わりますが、代表的なのはブリ(ワラサ・イナダ・ハマチ・ツバスなどのサイズ呼称を含む)、カンパチ(ショゴと呼ばれる小型から大型まで)、そしてサワラ(サゴシを含む)です。
いずれも回遊性が強く、ナブラや潮目に入ってきたタイミングを逃さず狙うのが釣果アップの秘訣になります。
特にブリはサイズの幅が広く、30cm前後のツバスサイズから1mを超えるブリサイズまで狙えるのが魅力。
強烈な引きで初心者からベテランまで楽しませてくれるターゲットです。
カンパチは回遊性がやや薄く、根回りや堤防の際など、地形に着いていることも多い魚。
小型でも引きの強さは青物の中でもトップクラスで、掛かればエキサイティングなファイトが楽しめます。
サワラは鋭い歯を持つフィッシュイーターで、ショアから狙える魚の中でも人気ターゲット。
サイズが小さい時期はサゴシと呼ばれます。
泳ぎが速く、ジグを高速で巻き上げる釣り方が特に有効です。
このほかにも地域によってはヒラマサやカツオ類などが回遊してくることもあり、夢のあるターゲットが豊富なのがショアジギングの大きな魅力です。
ジグを使った釣りの基本的な流れ
ショアジギングで青物を狙う基本は、ジグをキャストして沈め、ワンピッチジャークやショートジャークでリズムをつけながら巻き上げ、フォールで食わせの間を作るのが王道の使い方です。
必ずしもボトムまで沈める必要はなく、その日のベイトの層に合わせて表層・中層・ボトムを狙い分けることが大切です。
ただし、ただ巻きが有効な場面もあります。
小さなベイトを偏食している時や魚の活性が低い時には、むしろ複雑なアクションよりもただ巻きのナチュラルな動きが効果的。
シンプルながらしっかり青物を引き出せるのが魅力です。
「ワンピッチジャークでテンポよく誘う」「フォールを長めに入れて食わせの間を作る」など、さまざまなアクションを組み合わせて使い分けるのがコツです。
また、青物は回遊魚で群れで動くことが多いため、1匹釣れたら連発するチャンス。
ヒット後は手早くランディングし、すぐに投げ直すことで数を伸ばせます。シンプルながらも奥が深いのが、ショアジギングのジグゲームの魅力です。
ショアジギングにおけるメタルジグ選びのおすすめポイント

ショアジギングで青物を狙う時、ジグの選び方は釣果を左右する最重要ポイントです。同じフィールドでも、ジグの重さや形状・素材、そして色の選択によって反応が大きく変わることは珍しくありません。
ここではジグ選びで押さえるべき3つの基本を解説していきます。状況やベイトの種類に合わせてジグを選ぶことで、釣果が劇的に変わるはずです。
ジグの重さの選び方
ジグの重さは狙うターゲットや使用するロッド、釣り場の潮の流れによって大きく変わります。
青物狙いのショアジギングでは、「○○g〜○○g」といった一括りの基準ではなく、タックルや状況に合わせた選び方が重要です。
- シーバスロッド・エギングロッド:20g〜30gが投げやすい
- MHクラスのライトめなショアジギングロッド:40g〜60gが扱いやすい
- ガチ仕様のショアジギングロッド:60g〜80gが扱いやすい
また、潮の流れの強さによっても適正な重さは変わります。
潮が速い場所では60g〜100g程度が有効で、穏やかな場所なら30g〜40g程度が扱いやすいでしょう。
重いジグはフォールスピードが速く、大型青物が釣れやすい一方で、小型個体でも問題なく食ってきます。
実際に私は20gのジグで80cmオーバーのブリを釣ったことがありますし、逆に80gのジグで30cm前後のツバスを釣った経験もあります。
結論として、「その日の海の状況に合わせてジグの重さを選び、それに合ったロッドで投げる」ことが最も重要です。
ジグの形状・重心バランス・素材
ショアジギングで青物を狙う際は、ジグの形状・重心バランス・素材を理解して使い分けることが非常に重要です。狙うターゲットのサイズやその日の海況に合わせることで、釣果に大きな差が出ます。
ジグの形状
ジグの形状は大きく分けて「ロングタイプ」と「ショートタイプ」の2種類。
タイプによってフォールスピードやアクションが大きく異なるため、狙う魚や状況に合わせて選ぶ必要があります。
- ロングタイプ:フォールスピードが速く、しゃくった際の動きも大きい。
大型青物を狙う場面や、潮流が速い場所で有効。 - ショートタイプ:フォールはスローでヒラヒラと落ちるため、じっくり見せて食わせられる。
小型〜中型青物や根魚狙いではこちらがメイン。
ジグの重心バランス
ジグの重心バランスは「フロント」「センター」「リア」と大きく分けて3種類ありますが、実際によく使うのは「センターバランス」と「リアバランス」の2種類。
それぞれ特徴が大きく違うため、釣り場の状況に応じて使い分けることが大切です。
- センターバランス:重心が中央にあるためフォールがスローで「見せる釣り」に最適。ただし飛距離は出づらい。
- リアバランス:フォールスピードが速く、アピール力は控えめだが飛距離が出せるのが強み。
- ややリア寄りのセンターバランス:センターとリアの良いとこ取り。飛距離と食わせ能力のバランスがよく、最も使いやすくおすすめ。
ジグの素材
ジグの素材は「鉛」と「タングステン(TG)」が代表的です。どちらもメリット・デメリットがあるため、釣行スタイルや狙う状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
- 鉛素材:最も一般的で安価。扱いやすく種類も豊富で、ショアジギング初心者にもおすすめ。
- タングステン素材(TG):比重が高く、同じ重さでもシルエットを小さくできる。フォールスピードも速いため、マイクロベイトパターンや深場攻略に有効。ただし価格は鉛素材の2倍以上することも多い。
このように、形状・重心バランス・素材を意識することで、より効率的に青物を狙うことが可能になります。
ジグのカラー選び
ショアジギングで青物を狙う際のジグカラーは、釣果を大きく左右する重要な要素です。
状況に応じて正しいカラーを選ぶことで、バイト率が格段に上がります。ここでは特に実績の高い3種類を紹介します。
アピール系シルバーカラー
最も一般的で定番のカラー。
ショアジギングでは、フラッシングによる強いアピールが効果的です。
人気の高いのはブルー系やピンク系で、幅広い状況に対応可能で、1つ買うならこのカラーが間違い無いです。
意外と見落とされがちですがフルシルバーはサワラ狙いに特に強く、通常の青物狙いにも有効。私自身も実績が多いカラーです。
赤金/緑金
アカキンやミドキンと呼ばれる定番カラー。光量が少ない朝まずめや夕まずめ、また濁り潮のタイミングで強さを発揮します。 特に低光量時の視認性が高く、魚に見つけてもらいやすいので、常にタックルボックスに入れておきたいカラーです。
ゼブラ系
意外と万能で侮れないのがゼブラ系。
シルバー×グローやピンク×シルバーなど、組み合わせの幅が広いのも魅力です。
しましま模様のおかげでシルエットをぼやかす効果があり、特にマイクロベイトパターンに有効。
ジグではクリアカラーを作れないため、その代わりとしてゼブラが圧倒的に強い場面があります。
コットンキャンディー系のカラーもゼブラ系カラーと近い特性と考えて問題ありません。
このように、シルバー・赤金/緑金・ゼブラの3種類を状況に応じて使い分けることで、安定して青物を狙うことができます。
ショアジギング青物狙いの最強おすすめメタルジグ10選
ここからは、実際にショアジギングで青物を狙う際に実績のある最強ジグを紹介します。
私は年間200回以上釣行し、毎年ショアだけでも青物を100匹以上釣ってきました。
その中で特に信頼している実績ルアー10種類をピックアップしています。
定番のジグはもちろん、初心者でも扱いやすいジグ、コスパ最強のモデルまで幅広く解説するので、自分のスタイルに合った「最強の一本」を見つけてください。
1位:オーナー 撃投ジグ
中型〜大型青物狙いなら最もおすすめのジグが、この「撃投ジグ」です。
スリムな形状に、重心はほぼセンターバランスですが、わずかにリア寄りの設計になっているため、飛距離も十分。
フォールでのアピール力と、しゃくった時の跳ね上がり方の絶妙さが魅力で、潮流のあるエリアでもしっかりとアクションしてくれるので非常に扱いやすいジグです。
さらに塗装やボディの耐久性も高く、根掛かりさえしなければ長期間使い続けられるのも大きな強み。
価格も比較的手頃で、実績も十分。私自身もこのジグで10kgオーバーのブリを仕留めた経験があります。まさに「最強ジグ」の名にふさわしい一本です。

2位:DUO ドラッグメタルキャスト
私が最も愛用しているジグが、この「ドラッグメタルキャスト」です。
特に小〜中型青物を狙う際に強くおすすめできるジグで、純正で付属しているフックが優秀なので、そのまま使えるのも大きな魅力です。
コンパクトなボディ設計に加え、ちょうど良いリアバランスで設計されているため、とにかく飛距離性能が抜群。リア寄りでありながら極端すぎないバランスなので、フォール中やしゃくった時でもしっかりとしたアクションを演出してくれます。
スイミング・フォール・ジャークのすべてにおいて高い性能を発揮し、さまざまな状況に対応できる万能ジグ。その扱いやすさから初心者にも自信を持っておすすめできる一本です。

3位:ダイワ TGベイト
「TGベイト」は船でも陸でも大人気の定番タングステンジグ。
その最大の特徴は、タングステン素材によるコンパクトシルエットと高速沈下性能です。
同じ重さでも鉛製ジグより小さく仕上がるため、マイクロベイトを偏食している青物に特に効果を発揮します。
私はショアだけでなくオフショアでも実際にTGベイトを使用してきましたが、どちらの釣りでも数々の青物を釣り上げてきた実績があります。
沈下が非常に速いため、潮流が速い場所や深場攻略に最適。
着底を素早く取れるので効率的に探れる点も強みです。
ただし、価格は鉛製ジグの2倍以上することもあり、ロストが怖いのが唯一の欠点といえます。それでも、「どうしても釣りたい時の切り札」として持っておくべき存在。
特に青物の活性が低く、通常のジグに見向きもしない状況でTGベイトにだけ反応することも多く、まさに必携ジグです。
4位:メジャークラフト ジグパラ
恐らく日本で最も多くのアングラーに使われているジグが「ジグパラ」。初心者から上級者まで幅広く愛用され、小型青物〜大型青物まで対応できる万能ジグです。
センターバランス設計のジグとしてはトップクラスの飛距離を誇り、さらにフォール時のアピール力が抜群。落ちていく時に魚へ強烈にアピールできるため、「ただ落とすだけで釣れる」というシチュエーションも珍しくありません。
さらに流通量が非常に多く、値段も安価という点も魅力。
どこの釣具店でも手に入りやすいので、補充がしやすくロストを恐れずに使えるのも強みです。
飛距離、アクション、価格、入手のしやすさ…
全ての項目で安定して80点以上を叩き出す優等生ジグ。まさに「安定感なら1位」といえる存在です。
5位:カルティバ 撃投ジグ レベル
1位で紹介した撃投ジグと同じシリーズですが、こちらの「撃投ジグ レベル」はかなり珍しいフロントバランス設計のジグ。シリーズの中でも私が最も愛用しているモデルです。
スリムなボディーを持ち、フォール時にはスロージグのようにゆらゆらとスローにアピールできるのが大きな特徴。
青物がスピードに反応しづらい状況や、喰い渋りのタイミングで特に威力を発揮します。
ただし、使い方や状況を選ぶため中級者〜上級者向け。
扱いに慣れるまでは釣果が安定しにくいですが、逆に言えば「このジグでしか釣れない」と感じる場面も数多くありました。
スリムなボディー形状+スローに見せて誘えるジグ、ありそうでないんですよね。
撃投シリーズならではの耐久性や信頼感も健在で、ここぞという場面で信頼して投げられる一本です。

6位:ジャッカル ビッグバッカージグ
極端なリアバランス設計が特徴のビッグバッカージグ。
その形状は頭が細く、お尻が太い独特のデザインで、これにより圧倒的な飛距離を実現しています。遠投性能が抜群なので、通常のジグでは届かない沖のナブラや回遊エリアを狙う際に非常に有効です。
基本的な投げてシャクって落とすという使い方も可能ですが、同じ使い方ではセンターバランスのジグに分があるため、このジグの真価はスイミングやジャカジャカ巻きといったアクションで発揮されます。巻くだけでしっかりと泳ぎ、広範囲を効率よく探れるのが魅力です。
特に「通常のジグであと少し届かない」という状況で真価を発揮。私自身も、遠投が必要なサーフや堤防で何度も頼りにしてきた一本です。
飛距離を武器にした攻めをしたい方に強くおすすめできるジグです。
7位:ジーク Rサーディン
その名の通りイワシをモチーフにしたジグで、見た目のリアルさと動きのバランスが特徴です。
重心はセンター寄りながら、ややリア寄りになっており、飛距離とアクション性能の両立を実現しています。シルエットはややコンパクトで、マイクロベイトパターンにも対応しやすいのが強みです。
イメージとしてはジグパラとドラッグメタルキャストの中間のような存在。扱いやすさと飛距離、そしてフォールの見せ方までバランスが良く、私自身も使い分けの中で重宝してきました。
特に中型〜大型青物への実績が高いジグで、サーフや堤防問わず活躍。ベイトがイワシの時には特に威力を発揮します。
「万能型で、幅広い青物に強いジグ」を探している方には間違いなくおすすめできる一本です。
8位:ダイワ サムライジグR
ダイワから発売されているサムライジグRは、昔から定番として多くのアングラーに愛されているロングセラーモデルです。
先代のサムライジグからサムライジグRに進化して生まれ変わり、より使いやすくなりました!
価格が手頃で入手しやすく、初心者が最初に買うジグとしても非常に人気があります。
センターバランス設計で、フォール時はひらひらとアピールしながら落ちるため、ただ巻きでもジャークでも釣果が出やすい万能タイプ。
飛距離も十分に出せるため、堤防やサーフなど様々なシチュエーションで青物を狙うことができます。
私自身も過去にサムライジグでブリ・サワラ・ツバスといった幅広い青物を釣り上げてきました。
特に「最初の一本」や「サブの常備ジグ」として持っておくと安心感があります。
「コスパが良くて万能」なジグを探しているなら、サムライジグは間違いなくおすすめです。
第9位:ダイワ ジャグジグ
ジャグジグは、ダイワから2025年に発売された新しいジグで、ジグとしては非常に珍しいクリア系カラー「シラス」を展開しているのが他にはない大きな特徴です。
コンパクトなボディに加えて、飛距離と操作性を両立した設計で、小〜中型青物に実績を発揮してきました。
ジグとプラグの中間のような作りになっており、アクションは「スキッピング」「水平フォール」「テールスイングアクション」など多彩で、表層〜中層レンジを効率よく探ることができます。
特にマイクロベイトを偏食している時に「シラス」カラーのナチュラルさが活きて、魚に違和感を与えにくいのが強み。
汎用性の高いジグですが、スレ気味の群れや澄潮時などナチュラルさが必要な場面でこそ本領を発揮する一本。
第10位:撃投ジグ ストライク(オーナー/カルティバ)
撃投ジグ ストライクは、まさに大型青物狙い専用といえるジグです。
安心の撃投シリーズの中でも特に強靭な設計で、ガチガチのショアジギングを楽しむ上級者におすすめ。
私自身も地磯釣行では必ず持っていく信頼の1本で、過去にはブリ、ヒラマサ、カンパチなどの大型青物を仕留めた実績があります。塗装やボディーの耐久性は折り紙付きで、根擦れや強いファイトにも耐えてくれる安心感があります。
飛距離性能も優秀で、広大なサーフや磯場での回遊待ちにも対応可能。アクションはキビキビとした動きで青物に強烈にアピールし、潮流のある状況でもしっかりと泳ぎ切ってくれるのが強みです。
「とにかく大型青物を仕留めたい」「タックルも強靭に組んで挑みたい」という方に最適なジグであり、まさに青物ハンターの切り札的存在です。

ショアジギングでのジグの使い方

ショアジギングで青物を釣るためには、ジグの使い方を理解することが最も重要です。
ただ投げて巻くだけでは釣果が安定せず、狙うレンジやジグの動かし方を意識することでヒット率は大きく変わります。
基本となるのはただ巻きとワンピッチジャーク、そしてフォールアクション。これらを状況に応じて組み合わせることで、青物に口を使わせることができます。
また、ナブラ撃ちやボイルといった「魚が見えている状況」では、ジグの使い方ひとつで釣果に大きな差が出るので、しっかりと押さえておきましょう。
ジグの基本はワンピッチジャーク
ショアジギングでのジグ操作の基本はワンピッチジャークです。
竿をシャクりながらリールを1回転させる動作を繰り返すことで、ジグが左右に大きくスライドし、青物に強烈にアピールできます。
このワンピッチジャークは、速さや強さを変えることでバリエーションを出せるのが魅力です。
潮の流れが速い時や魚の活性が高い時は強め・速めに、活性が低い時やスレている状況では弱め・スローにするなど、調整が効きます。
また、単調な動きにならないようにただ巻きやストップを組み合わせるのも効果的です。
ただし、ただ巻きを主体にしてしまうのであればプラグの方が効率的なことが多い為、あくまでもワンピッチジャークを軸にして補助的に取り入れるのがベストです。
さらに重要なのはジャークの後にしっかりフォールで見せることです。
特にブリ属は、ジャーク中ではなくフォール中に食ってくるケースが圧倒的に多いです。
実際に「釣れない」と悩む人の多くは、フォールを意識できていないことが原因であることが少なくありません。
ジャーク+フォールを1セットとしてリズムを作るだけで、釣果は大きく変わってきます。
ナブラ撃ちでのアプローチ
ショアジギングで最もエキサイティングな瞬間がナブラ撃ちです。
ベイトを追いかける青物が水面で騒いでいる状態を「ナブラ」と呼び、この中にルアーを通すと高確率でヒットが狙えます。
ただし青物のナブラは非常に移動が早いので、ナブラを見つけてから追いかけても間に合わないことが多いです。
コツは進行方向を先読みしてキャストすること。
ナブラの真ん中に直撃させると逆に散って釣れないことが多いので、少し先に投げてルアーを通すのが効果的です。
ナブラの真っ最中では、表層をジャカジャカ巻きや高速巻きするだけで簡単に釣れることもあります。
しかし、それで反応が得られない時は表層から少しレンジを入れてワンピッチジャークを試すのがおすすめ。実際にこの切り替えで連発した経験もあり、ナブラ撃ちでの引き出しを増やすことが釣果アップのカギとなります。
フォールアクションの活用法
ジャークの後にしっかりフォールで見せることがショアジギングでの青物攻略の大きなポイントです。
青物はジャークの動きで興味を持ち、フォールの瞬間に食ってくることが非常に多い魚です。
特にブリ属はジャークよりもフォールでのバイトが圧倒的に多いので、フォールをおろそかにしてしまうと釣果を大きく落とす原因になります。
フォールには大きく分けてフリーフォールとテンションフォールがあります。
フリーフォールはスピード感があり、捕食スイッチの入った魚に有効。
一方、テンションフォールはひらひらとした弱々しい動きが出せるので、喰い渋った青物に効きやすいです。
状況によって意識的に使い分けることが釣果アップのカギです。
特にセンターバランスのジグやショートタイプのジグはフォールでの動きが綺麗で、フリーフォールで食ってくることも多いです。
ただし潮の流れが強い時はフリーフォールだと流されてしまうため、その場合はテンションフォールに切り替えたり、ロングジグに持ち替えることで安定した綺麗なフォールを出すことができます。
実際に、釣れないと悩んでいる人の多くはフォールを意識できていないことが多い印象です。
ジャークとフォールはセットで考え、常に魚に「食わせの間」を与えるよう意識しましょう。
フォールを丁寧に入れるだけで、釣果が劇的に変わることも珍しくありません。
まとめ|ショアジギング青物狙いは「最強メタルジグ」を使い分けるのがオススメ

ショアジギングで青物を狙う際に欠かせないルアーがメタルジグです。
数あるジグの中でも、今回紹介した「撃投ジグ」「ドラッグメタルキャスト」「TGベイト」「ジグパラ」をはじめとするおすすめの最強ジグ10選は、いずれも実績豊富で信頼できるモデルばかりです。
ジグ選びでは重さ・シルエット・カラーの3要素が特に重要で、海の状況や狙う魚のサイズによって使い分けることが大切です。
たとえば、中型〜大型青物を狙うなら撃投ジグ、小型〜中型青物ならドラッグメタルキャストといった選び方をするだけでも釣果は大きく変わります。
また、ジグのアクションはワンピッチジャーク+フォールが基本。
属などは特にフォールで食ってくることが多いため、フォールを意識して操作するだけで釣果が格段に伸びることもあります。状況によってはただ巻きや高速巻きも効果的なので、同じジグでも多彩なアプローチを試すことが重要です。
ぜひこの記事で紹介したおすすめの最強ジグを参考に、自分のホームエリアに合うジグを見つけてみてください。ショアジギングでの青物攻略が、さらに楽しく、さらに確実になるはずです。
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