【2025年版】タイラバ向けタングステンヘッドおすすめ5選|選び方やメリットも解説!

こんにちは。現役釣具屋店員のみきやです。

「タイラバにタングステン素材って実際どうなの?」と悩んだことはありませんか?

私自身、所有している船や、乗合船でのタイラバを長年続けてきましたが、最初に“違い”を実感したのがタングステンヘッドへの切り替えでした。

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もちろん価格は高めですが、その分の価値があるのか、通常の鉛素材とはどんな違いがあるのか──そうした疑問に、この記事でしっかりお答えします。

本記事では、現役釣具店スタッフの目線から、2025年最新のおすすめタングステンヘッド5選を厳選してご紹介します。

後半ではタングステンと鉛の使い分け方選び方のコツもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってください!

目次

タイラバにタングステンっていらない?

タイラバ用のヘッド素材として、今や一般的になった「タングステン」。
でも実際のところ、タングステンと鉛、どっちが釣れるの?使い分けは?と疑問に思う方も多いはずです。

実際に私も、最初は鉛一択でしたが、水深や潮流、魚の反応に応じてタングステンを使い分けることで明らかに釣果が安定するようになりました。

この章では、タングステンの特徴や鉛との違いどんな状況でタングステンが活きるのか、そして「あえて鉛でいい場面」まで、現役釣具店スタッフの視点から丁寧に解説していきます。

タングステンの特徴(高比重・小型化)

タングステンの最大の特徴は、その「比重の高さ」にあります。

比重とは、同じ重さでも素材の密度が高いほど小さく作れる性質のこと。
鉛の比重が約11.3に対し、タングステンは約19.3と圧倒的に高く、同じ重さでも一回り以上コンパクトに仕上がるのが特徴です。

この小型化がもたらすメリットは非常に大きく、例えば以下のような効果があります。

  • 👉 潮の抵抗を受けにくく、フォールが速くて手返しが良い
  • 👉 シルエットが小さく、スレた魚にもナチュラルにアピール
  • 👉 着底が明確に伝わるため、底取りの感度が段違い

特にディープエリアや潮流の速い海域では、タングステンヘッドの使用が釣果に直結することが少なくありません。

一方で、素材としては高価であるため、コストとのバランスを取った運用が重要になります。

鉛とタングステンの違い

鉛とタングステンの大きな違いは「比重」と「価格」です。

まず最も顕著な点が比重(重さに対する体積)。以下のような違いがあります:

素材比重サイズ感価格帯
約11.3大きめ安価
タングステン約19.3小さめ高価(鉛の2倍以上)

このように、タングステンはサイズがコンパクトになり操作性が向上しますが、コストは鉛の2倍以上になることも珍しくありません

その他の違いとしては、次のような点があります:

  • 🎣 フォール速度:タングステンの方が速く、手返し良好
  • 🎣 感度:タングステンは小型で重心が集中しており、着底が明確
  • 🎣 耐久性:タングステンは硬くて変形しにくいが、塗装剥がれはやや早い

つまり、釣果を求めるならタングステン、コスパ重視なら鉛という住み分けがされているのが現状です。

タングステンが活きる場面(ディープ・潮流・高活性)

タングステン製タイラバヘッドの真価が発揮されるのは、過酷な条件下です。具体的には、以下のような状況で威力を発揮します。

  • 水深50m以上のディープエリア:フォールが早く、狙った棚に素早く到達
  • 潮流が速いポイント:潮を切って真下に落ちるため、ラインが斜めになりにくい
  • 魚の活性が高い日:手返し良く攻められ、チャンスを逃さない

特に潮流が複雑なポイントや、船が流しっぱなしのスタイルでは、鉛製のヘッドではラインが流されやすく、着底も取りにくくなります。

そんな場面でもタングステンならストンと真下に落ちるので、着底感度が明確になり、無駄な空振りが減るのが大きなメリット。

また、小型ボディでネクタイやスカートの動きもコンパクトにまとまりやすく、アピール力が安定します。

つまり、タングステンは「魚が釣れる環境が揃っている日」の最大化に貢献してくれる武器なのです。

あえて鉛でいい場面

「タングステン=最強」というイメージがありますが、状況によっては鉛ヘッドの方が適している場面も少なくありません。

例えば、以下のような場面では鉛ヘッドでも十分なパフォーマンスが期待できます。

  • 浅場(〜30m程度):フォールスピードにそれほど差が出ない
  • 潮が緩やかな日:鉛でも真下に落ちやすく、操作性も十分
  • 食いが渋いとき:鉛の大きめシルエットが、逆に食わせの間を作ることも

また、鉛は価格が安く、コスパの良さが最大の強みです。
初心者の方や、ロストが多いポイントではタングステンより気軽に攻められるというメリットも見逃せません。

さらに、ネクタイの動きに重みが欲しいときや、ヘッドサイズで誘いたいときなどは、あえて鉛を選ぶことで釣果につながるケースもあります。

つまり、「タングステンか鉛か」ではなく、フィールドや魚の活性に応じた使い分けが釣果の鍵になります。

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タイラバ向けタングステンヘッドおすすめ5選

ここでは、実釣での実績が高く、多くのアングラーに愛されている「タイラバ向けタングステンヘッド」を5つ厳選してご紹介します。

ディープエリアや潮流の速いポイントで活躍するタングステンは、感度・フォールスピード・底取りのしやすさなどで鉛製より優れた性能を発揮します。

それぞれの製品におすすめのシチュエーションや選び方のポイントも併せて解説するので、購入の参考にしてください。

鉛用のヘッドもまとめて知りたい方は下記の記事で詳しく解説しています。

ダイワ 紅牙ベイラバーフリー β TG ヘッド|紅牙ブランドの理想形タングステンモデル

私が最も愛用しているのがこれ。

ダイワのタイラバ専用ブランド「紅牙」シリーズから登場した高純度タングステンヘッド
従来モデル「α」のDNAを受け継ぎつつ、大口径パイプ(3mm)によるユニットとの高相性を実現。
特に「βシステム」とのマッチングは抜群で、安定したセッティングが可能です。

タングステン合金の純度をさらに高めることで、サイズ感を変えずに比重アップ&感度向上に成功。
ユーザーからの要望を反映し、形状は扱いやすさ重視で大きく変えずに設計されています。

紅牙が目指す理想のタングステンタイラバヘッドとして、基本性能を徹底追求。
幅広いユニットと組み合わせ可能なので、こだわり派にもおすすめできる1本です。

ジャッカル TGビンビンスイッチ|初心者にもやさしい万能タングステンヘッド

「針が隠れやすく、トラブルが少ない」設計で初心者にも安心して使えるのが、ジャッカルのTGビンビンスイッチ
シルエットはタングステンならではの小型設計で、付属のラバーとの相性も抜群。
ラバーやネクタイ交換も簡単にできるため、船上でもスムーズに対応できます。

アピール力にも抜かりなし。波動にこだわったカーリーネクタイは、水中でダイナミックに動きつつも絡みにくい構造。さらに、海老パウダー&オイルを配合した「T+ラバー」により、匂いと味で魚を惹きつける設計です。

フックやネクタイのセッティングも扱いやすく、段差なしフックでしっかりフッキング。重量やシチュエーションに応じて使い分けやすく、初めてのタングステンタイラバにもぴったりの1本です。

ジャッカル TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO|リアクション狙いに効く新設計

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「浮き上がりの良さ」や「引き抵抗の分かりやすさ」に特化した1本が、このTGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO。従来モデルのビンビンスイッチに比べ、より上方向に引きやすい設計になっており、真上へのアプローチが求められるシーンでも安定した使用感を発揮します。

特に効果的なのは、魚の反応はあるのに口を使わないような状況。このヘッドは水流をしっかり掴みつつ、アクションのキレが出やすい設計のため、「スイッチを入れる一撃」として投入するのに最適です。

高比重タングステンならではの小型シルエットと感度の高さも相まって、渋い状況を打開したい中〜上級者にもおすすめのヘッド。もちろん、引き抵抗がしっかり感じられるので、初心者でもアクションの感覚がつかみやすいのもポイントです。

シマノ 炎月 バクバク タングステン|バランス重視の万能タングステンヘッド

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「とにかく使いやすい」と評価される炎月シリーズのタイラバヘッド。その中でもバクバク タングステンは、通常の鉛モデルをそのまま小型化したような感覚で使える、非常にバランスの良いタングステンヘッドです。

引き抵抗は軽めで、強すぎないアクションを意識したい場面や、潮が緩い時のナチュラルな誘いにもぴったり。クセが少なく、誰でも安定して使える設計が魅力です。

また、ヘッド表面にはシマノ独自の「スケールブースト」を採用。これは魚のウロコの微細な反射を再現する技術で、リアルなフラッシング効果によって視覚的なアピール力もアップしています。

最初の1個としても、迷ったときの選択肢としても◎の、完成度の高いタングステンモデルです。

メジャークラフト 鯛ラバ 替乃実 TG ハイブリッド|安価で使えるハイブリッド構造

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コスパ重視でタングステンの効果を試してみたい方におすすめなのが、メジャークラフトの「替乃実 TG ハイブリッド」です。

コア部分に高比重のタングステンを使用し、その周囲を鉛で覆ったハイブリッド構造を採用。
これにより、完全タングステンモデルほどの高価さはなく、手頃な価格でタングステンのメリットを体感できるのが大きな魅力です。

使用感としては、鉛とタングステンの中間
完全タングステンよりは少し大きめなシルエットですが、鉛と比べれば小型で、沈下スピードや底取り感度はしっかりと向上しており、実釣性能にも十分期待できます。

価格と性能のバランスが非常に優れているため、初めてのタングステンヘッドにも最適です。

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まとめ|タイラバでおすすめタングステンヘッドはこの5つ!

タイラバにおいて、タングステン製のヘッドはまさに「釣果を左右するパーツ」のひとつ。
高比重によるシルエットの小型化、フォールスピードの速さ、底取りのしやすさなど、タングステンならではの強みは多くのシーンで活きてきます。

今回紹介した5つの製品は、どれも実釣実績が豊富で安心して選べるモデルばかり。
特に迷ったときは、オールラウンドで使えるダイワ「紅牙ベイラバーフリーβ TGヘッド」や、味・匂い付きのネクタイが魅力のジャッカル「TGビンビンスイッチ」が間違いありません。

また、価格重視ならメジャークラフトの「替乃実TGハイブリッド」潮流や浮き上がり性能を求めるなら「雷流ヘッドNEO」軽い引き抵抗でナチュラルに誘いたいなら「炎月バクバクTG」と、用途によってベストな選択肢が分かれます。

大事なのは、自分のフィールドや釣り方に合ったヘッドを選ぶこと。
この記事が、その第一歩となれば幸いです。

実際に使い比べてみると、タングステンヘッドの優位性が実感できるはず。ぜひ今回紹介したおすすめモデルを参考に、自分だけの信頼できる一軍タックルを揃えてみてください。

関連記事|タングステン以外のタイラバ基礎もあわせてチェック!

▶ タイラバのおすすめヘッド10選

通常の鉛モデルもタングステンヘッドも使い分けが重要!
全て実際に使用してオススメ出来ると感じた物のみ厳選して10種類紹介!

▶ タイラバのリーダー完全ガイド

タングステンヘッドを使いこなすには、実はリーダー選びも超重要。
太すぎるとアクションが死に、細すぎると不安が残る…。そんなお悩みに応えるのがこちらの記事です。

▶ タイラバが上手い人の共通点って?

「なぜあの人だけ釣れるのか…?」そう感じたことはありませんか?
実はタングステンを使いこなす“前に”身につけるべきコツがあるんです。潮の読み方、巻きスピード、ネクタイの選び方など、上手い人の思考をまとめました。

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