こんにちは、つりはる編集長のはるです。
「リールの番手、結局どれを買えばいいの?」に、その場で答える診断ツールです。やりたい釣りを選ぶだけで、買うべき番手・ギア比・ラインの太さまで出します。シマノとダイワで番手の呼び方が違う問題(C3000とLT2500など)にも対応済みです。
無料・登録不要。アジングからショアジギングまで12の釣りに対応しています。
▼ 1000〜2000番帯の実績4台。最初の1台はレガリス、アジ・メバル特化ならソアレBB、長く使うならヴァンフォード、軽さの最高峰はルビアスを(エリアトラウトもこの帯でOK)
▼ エギング専用設計のこの3台が鉄板。入門はエメラルダスX(こちらはPE0.8号を200m巻ける深めスプール)かセフィアBB、こだわるならセフィアXRを
▼ 浅溝(S付き)のこの3台から。入門はレブロス、シマノ派はセフィアBB(エギング機ですがチニング流用も定番)、軽さで選ぶならルビアスを
▼ ナイロンをそのまま巻ける深溝のこの3台。シマノならセドナかナスキー、ダイワならレガリスの深溝(D)を。ギアはHG表記でも堤防の五目には問題ありません
▼ 3000番帯の実績3台。入門はナスキー、長く使うならストラディック、ダイワ派はルビアスを
▼ 4000番帯はこの3台。まずはストラディック(MHG=ハイギア。XGにこだわるならツインパワー)、剛性のセルテートも別格です
▼ 5000番帯はこの4台。入門はセドナかレガリス、中堅はストラディック、青物を本気で獲るならSWボディのツインパワーSWを
リールの番手とは|数字の意味
スピニングリールの「2500」「C3000」「LT4000」といった数字が番手(ばんて)です。ざっくり言えばリールの大きさの規格で、数字が大きいほど本体が大きく・糸をたくさん巻けて・パワーがある、と考えてください。
番手が決まると、糸巻き量・自重・ドラグ力・ハンドル1巻きの回収量がだいたい決まります。つまり「番手選び=そのリールで何の釣りができるかを決めること」。ロッドより先に番手を間違えると、あとから全部やり直しになる重要ポイントです。
釣り別のリール番手 早見表
診断の中身を一覧にしたのがこの表です。左の釣りから探してください。
| 釣り | シマノ | ダイワ | ギア比 | ライン目安 |
|---|---|---|---|---|
| アジング | 1000〜C2000S | LT1000S〜2000S-P | ノーマル/PG | エステル0.25〜0.35号・PE0.2〜0.3号 |
| メバリング | C2000S | LT2000S | ノーマル | PE0.3〜0.4号・フロロ2〜3lb |
| エリアトラウト | 1000S〜C2000S | LT1000S〜2000S | ノーマル | ナイロン・エステル3lb前後 |
| エギング | C3000S系 | LT2500S | ハイギア | PE0.6〜0.8号 |
| チニング | C3000S系 | LT2500S | ハイギア/ノーマル | PE0.6〜0.8号 |
| サビキ・ちょい投げ | 2500〜C3000 | LT2500D〜3000D | ノーマル | ナイロン2〜3号 |
| シーバス | C3000〜4000 | LT3000〜4000 | ハイギア | PE0.8〜1.2号 |
| ロックフィッシュ | C3000〜4000 | LT3000〜4000 | ハイギア | PE1〜1.5号(磯は2号) |
| SLJ(船) | C3000〜4000 | LT3000〜4000 | どちらでも | PE0.6〜1号 |
| サーフ(ヒラメ・マゴチ) | 4000HG〜XG | LT4000-CXH | HG〜XG | PE1〜1.2号 |
| ライトショアジギング | 4000XG〜C5000XG | LT4000〜5000 | XG | PE1〜1.5号 |
| ショアジギング(青物) | C5000XG〜SW機6000 | LT5000〜6000 | XG | PE2〜3号 |
番手の後ろの記号の読み方
| 記号 | 意味 | ざっくり解説 |
|---|---|---|
| S | シャロー(浅溝)スプール | 細い糸を少しだけ巻く。ライトゲーム向け(両社共通) |
| M(シマノ) | ミディアムディープ | Sとノーマルの中間の糸巻き量 |
| D(ダイワ) | ディープ(深溝)スプール | ナイロン太糸向け。サビキ・泳がせに |
| HG/XG(シマノ) | ハイギア/エクストラハイギア | 1巻きの回収量が多い。XGはさらに速い |
| H/XH(ダイワ) | ハイギア/エクストラハイギア | シマノのHG/XGに相当 |
| PG(シマノ)/P(ダイワ) | パワーギア(ローギア) | 巻きが軽くてゆっくり。アジングや巻きの釣りに |
| C | コンパクトボディ | 1つ下のボディに大きいスプール(両社にある) |
| DH | ダブルハンドル | エギングで人気。糸ふけ管理がしやすい |
なお「SW」(ステラSW・ツインパワーSW・ダイワのセルテートSWなど)は番手の記号ではなくソルト専用シリーズの名前です。剛性・防水を強化した青物・磯向けのシリーズで、ショアジギングの章で「SWボディ」と言っているのはこれのこと。また、シマノにも「D」表記がありますがこちらはドラグ付き(レバーブレーキ機)の意味で、ダイワの深溝Dとは別物です。
釣りごとの番手のポイント
早見表の中でも質問の多い釣りだけ、選び方の要点を補足します。気になる釣りだけ読んで、診断に戻ってもらえればOKです。
エギングのリール番手
シマノならC3000S系(C3000SHGなど)、ダイワならLT2500Sが定番です。「2500SではなくC3000Sを選ぶ理由」がよく聞かれますが、C3000Sは2500と同じ軽いボディでスプールだけ一回り大きく、PE0.6〜0.8号を余裕をもって巻けてライントラブルに強いのが理由。しゃくりの糸ふけを管理しやすいダブルハンドル(DH)モデルが人気なのもエギングならでは。エメラルダス・セフィアなどの専用機は最初からこの仕様で設計されています。
チニングのリール番手
番手はエギングと同じ帯ですが、それ以上に大事なのが浅溝(S付き)を選ぶこと。細いPEをそのまま巻けるかどうかで、買った日の下巻き作業の有無が変わります。ギア比はハイギアかノーマルの2択で、ローギアは不要です。
サーフ(ヒラメ・マゴチ)とライトショアジギングの番手
どちらも4000番のハイギア〜XGで共通。遠投→回収を繰り返す釣りなので、1巻きの回収量がそのまま手返しになります。この2つの釣りは完全に1台で兼用できるので、サーフから入ってジグも投げたい人は4000番を1台買えば両方カバーできます。
ショアジギング(青物)の番手
5000番以上・XGが基準。ここから先は番手だけでなく剛性とドラグ力の世界で、青物を本命にするならステラSW・ツインパワーSWのようなSW系(ソルト専用シリーズ)が安心です。汎用機のC5000XGでもハマチクラスまでは十分獲れます。
アジング・シーバスの番手
この2つは当サイトで一番読まれている番手のテーマなので、専用記事に分けてあります。結論だけ言うとアジングは2000番・シーバスは3000番が基準。「なぜその番手か」「1つ上げる/下げるとどうなるか」まで含めて、こちらでどうぞ。


シマノとダイワの番手の読み替え【ここが一番の罠】
番手選びで一番混乱するのがここです。結論から言うと、現行モデルでは数字そのものは両社でほぼ揃っています。ダイワのLT世代は「数字=スプール径」と定義されていて、シマノのC3000に近いのはダイワのLT3000(径がほぼ同じ)。同様に4000は4000同士、5000は5000同士で対応します。
では何が違うのか。本当にズレているのは数字ではなく「溝の深さ=糸巻き量」です。覚えるポイントは2つ。
- シマノの「C」はコンパクトボディの意味。C3000は「2500と同じ小さいボディに、3000番の糸巻き量のスプール」を載せたもの
- ダイワのLT世代の標準スプールはシマノの標準より浅め(PE前提の設計)。だから同じ細さのPEを巻くとき、シマノは浅溝のS付き、ダイワは1つ小さい数字のS付き——という選び方になる釣りがある
エギングやチニングで「シマノはC3000S・ダイワはLT2500S」と数字が1つズレて見えるのはこのためで、浅溝(S)同士で比べればC3000SとLT2500Sはほぼ同じです。ややこしい話はここまでにして——上の早見表は釣りごとの定番をそのまま書いてあるので、行ごと真似すれば迷いません。
「大は小を兼ねる」が通用しない理由
「迷ったら大きい番手にしておけば安心では?」——気持ちは分かりますが、リールの番手ではこの考え方は失敗のもとです。大きい番手には、はっきりしたデメリットがあります。
- 重い——1日しゃくる・巻く釣りでは疲労が釣果に直結します
- タックルバランスが崩れる——軽いロッドに大きいリールは持ち重りの原因
- 細い糸と相性が悪い——大きいスプールに細糸を少し巻くと、下巻きだらけになりライントラブルも増える
- 感度が落ちる——重さはそのまま感度の鈍さになります
番手は「対象魚に対して必要十分な、いちばん小さいもの」を選ぶのが基本。その基準が上の早見表です。
1台で兼用したい人へ
「釣りごとに1台」が理想ですが、最初はそうもいきません。兼用の考え方は「隣り合う釣りは兼用できる。2つ以上離れた釣りは無理」です。
| この2つをやりたい | 兼用の答え |
|---|---|
| アジング+メバリング | 2000番1台でそのまま兼用できる |
| エギング+チニング | シマノC3000S/ダイワLT2500Sで兼用できる |
| シーバス+エギング | C3000ボディで兼用。糸が違うので替えスプール(S⇔標準)を用意するのが実務的 |
| シーバス+サーフ | 4000番に寄せれば兼用できる |
| サーフ+ライトショアジギング | 4000番ハイギア〜XGでそのまま兼用できる |
| アジング+ショアジギング | 無理。素直に2台買いましょう |
あえて1台だけ選ぶなら、いわゆる万能番手はシマノのC3000ボディ・ダイワのLT2500〜3000あたり。巻く糸に合わせて、細いPEなら浅溝(S付き)を選んでください。ただし「どの釣りでも80点」であって、専用番手の100点にはなりません。
この「万能枠」で1台選ぶなら、実績で言えばこの2台です。
よくある質問
Q. 2500番と3000番はどう違う?
糸巻き量と自重が1段階違います。シーバスのようにPE1号前後を150m以上巻きたいならC3000〜3000番、エギング・チニングのようにPE0.8号以下なら浅溝の2500S(シマノならC3000S)が目安です。迷ったら上の診断でやりたい釣りを選んでください。
Q. 番手が大きいほうが飛距離は出る?
スプール径が大きいほど放出抵抗が減るので、理屈の上では有利です。ただし体感できるほどの差になるのは遠投系の釣りだけ。ライトゲームで飛距離のために番手を上げると、重さのデメリットのほうが大きくなります。
Q. ハイギアとノーマルギア、初心者はどっち?
ルアー釣り全般ならハイギアが無難です。糸ふけの回収が速く、手返しがいいからです。例外はアジングやエリアトラウトのような「ゆっくり一定に巻く」釣りで、こちらはノーマル〜パワーギアのほうが釣りやすくなります。
Q. 糸巻き量が多すぎる場合はどうする?
下巻き(安いナイロン糸など)でかさ上げして、使うラインが上に来るようにします。釣具店でラインを買えば下巻きごと巻いてくれることが多いので、店頭購入なら任せるのが早いです。
Q. 中古やお下がりのリールでも番手が合っていれば使える?
使えます。番手が合っていることのほうが、新品かどうかより大事です。ただしドラグがスムーズに出るか・巻きにゴリ感がないかだけは確認してください。
まとめ|番手が合っていれば釣りは快適になる
- 番手はリールの大きさの規格。糸巻き量・パワー・重さが決まる
- 選び方は「やりたい釣りから逆算」。診断と早見表をそのまま使えばOK
- 数字は両社でほぼ対応(C3000≒LT3000)。ただし浅溝(S)選びの釣りではC3000S⇔LT2500Sと数字が1つズレる
- 大は小を兼ねない。必要十分のいちばん小さい番手を
- 兼用は「隣の釣りまで」。離れた釣りは素直に2台
番手ごとのおすすめ機種は、釣種別の記事で詳しく比較しています。




コメント