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エギ王Kとエギ王LIVEはどっちがいい?違いと使い分けを現役釣具屋店員が比較

有孔ボードの上に並べたヤマシタのエギ2本。上が赤とオレンジのエギ王LIVE パッションレッド、下がピンクと紫のエギ王K ムラムラチェリー。左下に「ヤマシタ エギ王K vs LIVE」、右下に「どっちを買う?違いと使い分け 徹底解説!」

こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。

エギ王Kとエギ王LIVE(ライブ)は、どちらもヤマシタのエギ王シリーズです。
お店でも「見た目はそっくりなのに、何が違うんですか?」とよく聞かれます。

そのとき私は、アクションの幅と、フォールの安定感が違いますと答えています。
この2つを知っておくと、どっちを買うか選びやすくなります。

これまで1,000匹以上のイカを釣り、100種類近いエギを使ってきました。
エギ王Kもエギ王LIVEも、私が実際に使い分けているエギです。

1本だけ買うならエギ王Kです。
ただ、できればエギ王LIVEと両方持っておくのがおすすめです。

2本は、得意なことがほとんど反対です。
LIVEはダート幅(シャクったときにエギが左右へ跳ぶ幅)が広くて、イカを寄せるアピール力に優れたエギ。
Kはダート幅が控えめで、寄ってきたイカに抱かせる食わせ力が高いエギです。

何号の何色を買えばいいかは、買い物リストにまとめています。

目次

エギ王Kとエギ王LIVEはどっちがいい?

黒い床に2本のエギを並べた写真。上が赤とオレンジのエギ王LIVE パッションレッドで、頭の下に丸く埋まったシンカー。下がピンクと紫のエギ王K ムラムラチェリーで、頭の下に穴の開いたシンカーとお腹の後ろに透明なヒレ
上がエギ王LIVE、下がエギ王K。同じ3号で、並べると頭の下のシンカーの形が違います

1本だけ買うならエギ王K|フォールが安定していて、欠点らしい欠点がない

どちらか1本と言われたら、私はエギ王Kを選びます。
私にとっては、唯一無二の最強の万能エギです。

一番の理由は、沈むときの安定感です。
お腹の後ろに付いた透明なヒレ(ハイドロフィン)のおかげで、フォールの姿勢がほとんど崩れません。
シャクリにまだ慣れていなくても、イカが抱きやすい姿勢のまま落ちてくれるので、初心者から上級者まで扱いやすいエギです。

私のお店でもエギ王Kの売れ筋はナンバーワンで、初めての人に私がまず勧めるのもこれです。
KとLIVEの2本だけで比べても、売れる数はKが7に対してLIVEが3くらいです。
欠点という欠点が無く、秋の小さいイカにも春の大きいイカにも使えます。
最初の1本は、秋なら3号のムラムラチェリーが基準です。

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いろんなエギを少しずつ買うくらいなら、まずエギ王Kだけ揃えれば、エギングは成り立つと私は思っています。
ただ、これは最初の1本の話です。
2本目には、次のエギ王LIVEを足すのがおすすめです。

できればエギ王LIVEも1本|イカを探すローテーション用

私の持っているエギの中で、1投目で食ってくる確率が一番高いのがエギ王LIVEです。
Kと比べるとダート幅が広く、遠くにいるイカにもエギを見つけてもらいやすいからです。

その代わり、LIVEはアピールが強いぶん、イカがスレる(同じ動きを見慣れて、抱かなくなる)のも早いエギです。
1日じゅう投げ続ける万能なエギというより、まずイカがいるかを確かめるサーチ用の1本として優秀です。

Kの代わりに買うエギではなく、Kと組み合わせてローテーションに入れておくと活きるエギだと考えています。

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エギ王Kとエギ王LIVEの違い|ダート幅・アピール・重さ・沈み方

左はエギ王Kのシンカーで、丸い穴が2つ開いている。右はエギ王LIVEのシンカーで、丸い部分が埋まっている
左がエギ王Kのシンカー、右がエギ王LIVEのブレイドシンカー。Kには丸い穴が2つ並び、LIVEは丸く膨らんだ刃のような形です

ここで比べるのは、2019年から出ている今のエギ王LIVEです(前の世代はエギ王Q LIVEという名前でした)。
2本の違いを表にまとめました。

エギ王Kエギ王LIVE
動き控えめで自然。沈む姿勢が安定キレのある大きなダート
ダート幅控えめ広い
得意なこと食わせ力アピール力
シンカー穴が2つ開いた形刃のような形のスズ製
3号の重さ16g15g
3号の沈下速度約3.0秒/m約3.5秒/m
号数2.5〜4号2〜3.5号
向いている状況活性が低い・スレている・人が多い・流される日活性が高い・人が少ない・まずイカを探したい
季節と夜春の大型狙い・真っ暗な夜秋の1投目・常夜灯のある夜
使う順番LIVEで探した後に替える最初に投げて探す
見分け方(ベーシック)シンカーに丸い穴が2つ・お腹に透明なヒレ丸みのある刃のようなシンカー・ヒレは無い

ひと言でいうと、LIVEはイカを寄せるエギ、Kはイカに抱かせるエギです。

見分け方|シンカー・目・お腹のヒレ

一番確かな目印は、Kのお腹の後ろにある透明なヒレ(ハイドロフィン)です。
LIVEには、このヒレがありません。

ベーシック(名前に何も付かない標準のタイプ)同士なら、頭の下のシンカーでも見分けられます。
写真のKのシンカーは角ばっていて丸い穴が2つ開き、LIVEのシンカーは刃のように丸く膨らんだ形です。
目も、Kは楕円の透明な目、LIVEは丸いホログラムの目でした。
ただ、目の色はタイプや色によって変わるので、迷ったらヒレを見るのが早いです。

投げると何が違う|ダート幅とスレの早さ

エギ王LIVEの頭の下には、刃のような形をしたスズ製のシンカー(ブレイドシンカー)が付いています。
シャクると水を切るように、左右へ大きく鋭く飛びます。
ヤマシタは、先代より前に進む量を抑えたので、50mを引いてくる間に200回のアクションを付けられるとしています。
同じ場所で何度も跳ねさせて、イカに見せ続けられるエギです。

エギ王Kは、その反対です。
先代のQ LIVEと比べたヤマシタの解説でも、Kはノーズに厚みを持たせてお腹を平らにし、ダート幅とヒラ打ち(エギが横に倒れてギラッと光る動き)を抑えて、ゆったり誘える形にしたとされています。
跳ね上がりすぎないので、狙った深さからエギが外れにくいのもKの良さです。

その代わり、大きく動くLIVEは、同じイカに何度も見せているとスレるのも早いです。

アピール力と食わせ力|寄せるならLIVE、抱かせるならK

ダート幅の差は、そのままアピール力の差になります。
LIVEは大きく動くぶん、少し離れたイカにも存在が伝わりやすいです。

Kは動きが小さいぶん、近くまで寄ってきたイカに違和感を与えにくく、最後に抱かせる力が強いと感じています。
イカがエギを抱くのは、シャクった後のフォールや、底で止めている間が多いです。
Kはそのフォールで左右にブレにくい作りなので、警戒心の強いイカにも見破られにくいです。

重さと沈み方|同じ号数ならLIVEが少し軽い

号数ごとの重さと、1m沈むのにかかる秒数を並べると、次のようになります。

号数エギ王Kエギ王LIVE
2号なし6.5g・約5.5秒/m
2.5号11g・約5.0秒/m10g・約5.5秒/m
3号16g・約3.0秒/m15g・約3.5秒/m
3.5号22g・約3.0秒/m21g・約3.0秒/m
4号26g・約3.0秒/mなし

いちばん使う3号で比べると、LIVEはKより1g軽く、1mあたり0.5秒ほどゆっくり沈みます。
3.5号になると、沈む速さは同じです。
号数の幅は、Kが4号まで、LIVEは小さい2号からあります。

風や潮でエギが流されるような日に私がKを選ぶのは、この1gの差のためではありません。
Kはほかのエギよりフォールが安定していて、姿勢が崩れにくいので、条件の悪い日でも釣りやすいからです。

今のラインナップでは、どちらもベーシックのほかに浅場用のシャローがあります(LIVEのシャローは3.5号だけです)。
Kにはさらにスーパーシャローとディープもあるので、深さに合わせて、同じKのままタイプを替えられます。
タイプごとの選び方は、エギ王Kのインプレで書いています。

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エギ王Kとエギ王LIVEの使い分け|投げる順番と、釣り場で変えること

左はエギ王K ムラムラチェリーの楕円の透明な目、右はエギ王LIVE パッションレッドの丸いホログラムの目
左がエギ王K、右がエギ王LIVEの目。Kは楕円の透明な目、LIVEは丸いホログラムの目です

基本の順番|LIVEで探して、Kで食わせる

私のおすすめは、エギ王LIVEを先に投げて、反応があればエギ王Kに替える使い方です。

最初にLIVEを投げるのは、アピール力の高いエギで、イカがいるかどうかを早く確かめるためです。
やる気のあるイカがいれば、LIVEにはすぐに反応が出やすいです。
追ってきたり触ってきたりしたら、Kに替えて、なるべくナチュラルに誘います。

反応が無いときも、同じポイントで投げ続けるなら、まずは投げる方向を変えてLIVEで探します。
それでも反応が無ければ、Kに替えて、ゆっくり見せる釣りに切り替えます。
釣り場を歩きながら探すランガンのときは、1か所で粘りません。
投げる方向や誘い方を変えながら1〜3投したら、10〜20mほど歩いて次の場所を探ります。

イカの活性が高いかどうかは、まずLIVEへの反応で見当がつきます。
投げてすぐに追ってきたり触ってきたりするなら、やる気のあるイカがいる日です。
人が少なくスレていない釣り場や、夕まずめのようにイカがエサを追いやすい時間帯は、LIVEに反応しやすい条件です。

触ってきたかどうかは、私は糸で見ています。
糸がフッと止まったり、逆に走ったりしたら、イカが触った合図です。
暗くて糸が見えないときは、ロッドに伝わる感覚で判断します(アタリの取り方)。

Kを出さずにLIVEで通す日|活性が高く、人が少ない

イカの活性が高いときや、人が少なくてプレッシャーの低い釣り場では、Kは出さずにLIVEを使うことのほうが多いです。

1投目から反応が出やすいエギなので、スレていないイカがいる場所なら、大きく動くLIVEで手返しよく探っていくほうが、効率よく釣れます。

人が多い・スレている日|最初だけLIVEを投げて、すぐKへ

反対に、人の多い人気の釣り場や、なかなか食わない日は、最初だけLIVEを投げて、すぐにKへ替えることが多いです。
毎日のように誰かがエギを投げている場所のイカは、派手な動きに慣れていて、LIVEだとすぐに見切られてしまうからです。

私自身、使う回数はエギ王Kのほうが多くなります。
それでもLIVEのほうが合う日ははっきりあるので、2本ともケースに入れておくと迷いません。

季節で変える|秋はLIVEから、春の大型狙いはKが多い

秋は、ここまでの基本の順番どおり、LIVEを先に投げます。

春は、数を釣るより、1匹の大きいイカを狙う季節です。
春のイカは警戒心が高いことが多いので、私はKを使うことのほうが多くなります。
号数を3.5号に上げるなら、買い物リストのK 3.5号です。

夜と、エギが流される日|常夜灯ならLIVE、真っ暗な夜やエギが流される日はK

夜も、常夜灯のある明るいエリアなら、昼と変わらずLIVEから投げます。

明かりの無い真っ暗な場所では、エギのアクションを抑えたいので、Kから入ることが多いです。
風や潮でエギが流されるような時も、フォールが安定するKを使います。

シャクリ方も変える|Kは小さく、跳ねさせたい日はLIVEに替える

エギを替えたら、シャクリ方も合わせて変えます。

Kは大きく動きすぎないのが持ち味なので、小刻みに小さくシャクってフォールをやや長めに取るか、大きく1回だけシャクってフォールさせるのがおすすめです。
Kのナチュラルさを、そのまま活かす使い方です。

ガッツリ跳ねさせて目立たせたいときは、動きが大きく出るLIVEに替えたほうが早いです。
Kを無理に強くシャクるより、エギごと替えてしまったほうが、それぞれの良さが出ます。

同じエギ王シリーズには、エギ王SEARCH(サーチ)もあります。
私の感覚では、LIVEよりもさらにダート幅が広く、沈むのも速いエギです。
ラトルの音や、ボディのフラッシング(光の反射)でもイカに気づかせることができます。

ヤマシタの説明では、背中のストロボフィンがヒラ打ちを生み、ボディ側面の広い面で光を反射させます。
ラトルは、600Hzを中心にした音を出します。
3号は17gで約3.2秒/mと、LIVEの3号より少し速く沈みます。
エギ王SEARCHが出たのは2023年で、それより前はLIVEにラトルを入れたエギ王LIVEサーチがありました。

ただ、SEARCHは私の中では優先度がかなり低いエギです。
手返しよく探れる反面、イカが一瞬でスレてしまうからです。
出すのは、とにかく1匹だけ釣りたい場面や、釣り場を次々に移動するランガンのときくらいです。

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最初に買うならどっち?|号数と色

初めて買うなら、エギ王Kの3号を1本選んでください。
タイプは、名前に何も付かないベーシックです。
慣れてきたら同じ3号のエギ王LIVEを足して、2本でローテーションを組むのがおすすめです。

号数は、秋は3号、春の大型を狙うなら3.5号が基本です。
色は、KもLIVEもまずムラムラチェリーが万能で、夜に行くなら軍艦グリーンを足します。
同じ色をKとLIVEのどちらで買うかは、エギ王Kのおすすめカラーで詳しく書いています。

エギ王Kとエギ王LIVEの買い物リスト

上から順に揃える
  • エギ王K 3号 ベーシック ムラムラチェリー:1本目はこれ
  • エギ王LIVE 3号 ベーシック ムラムラチェリー:2本目。最初の数投に
  • エギ王K 3号 軍艦グリーン:夜や濁った日に
  • エギ王LIVE 3号 軍艦グリーン:夜にイカを探すとき
  • エギ王K 3.5号:春の大型用
  • エギングスナップ:KとLIVEをすばやく付け替えるため
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よくある質問

Q. エギ王Kとエギ王LIVE、どっちが釣れる?

どちらが釣れるかは、その日のイカの状態で変わります。
やる気があってスレていないイカならLIVE、スレていたり活性が低かったりするならKです。
これまでの数で言えば、私が一番多くのイカを釣ったエギはエギ王Kです。

Q. 初心者はどっちを買えばいい?

エギ王Kです。
沈む姿勢が崩れにくいので、シャクリやラインの扱いに慣れていなくても、イカが抱きやすい形で落ちてくれます。
LIVEは、慣れてきてからKと組み合わせてください(1本だけ買うならエギ王K)。

Q. エギ王とパタパタは、どっちがいい?

パタパタは、お店や釣り人の間でデュエルのEZ-Qシリーズのエギを呼ぶときの名前で、中でもEZ-Q ダートマスターは秋によく効くアピール型です。
私の勤めているお店では、エギ王K、パタパタ、エギ王LIVEがよく売れる3本です。
最初の1本ならエギ王Kをおすすめします。
パタパタとの比べ方は、エギのおすすめランキングに書いています。

Q. エギ王LIVEとエギ王SEARCH(サーチ)の違いは?

SEARCHはLIVEよりさらにアピールが強く、ラトルの音と光の反射でもイカを探すエギです。
そのぶんスレるのも早いので、私はLIVEのほうを先に揃えます(エギ王SEARCHは?)。

Q. エギ王Q LIVEとエギ王LIVEは違う?

エギ王Q LIVEはLIVEの先代で、2019年にエギ王LIVEへ代わりました。
シンカーは鉛からスズになっています。
エギ王KはQ LIVEの後を継いだものではなく、別の系統のエギです。

Q. 釣れないときは、エギを替えればいい?

エギを替えるのも手ですが、お店で釣れないと相談されたとき、原因として一番多いのはフォールです。
底が取れているか、着底してから止めているか、ラインを張りすぎていないかを先に見直してください。
詳しくはエギングで釣れない原因で書いています。

まとめ|1本ならエギ王K、できればエギ王LIVEも

  • 1本だけ買うならエギ王K。フォールが安定していて、初心者から上級者まで扱いやすいエギです
  • できればエギ王LIVEも。ダート幅が広くアピール力が強い、イカを探すための1本です
  • 基本は、LIVEで探して反応があればKに替える順番です。反応が無くても、同じポイントで続けるなら、方向を変えて投げてから替えます
  • 活性が高く人が少ない日はLIVEで通し、人が多くスレた日は最初だけLIVEにします
  • 秋と常夜灯の夜はLIVEから、春の大型狙い・真っ暗な夜・流される日はKが中心です
  • エギ王SEARCHはさらに派手ですが、スレが早いので私の中の優先度は低めです
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ほかのメーカーのエギとも比べたいなら、エギのおすすめランキングをどうぞ。

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