こんにちは、つりはる代表のはるです。
ショアからルアーで狙う青物釣りでは、プラグはメタルジグとは異なる強力な武器になります。
特に ブリ・ヒラマサ・サワラ・カンパチ・シイラといった回遊魚は、状況次第でジグに反応せず、 表層〜中層を泳ぐプラグに思わず口を使うケースが少なくありません。
私は年間200回以上ショアに通い、ここ数年は毎年100匹以上の青物を釣り上げてきました。
その実釣経験から“本当に釣れる”と感じた最強おすすめプラグを厳選してご紹介します。
本記事で分かること:
✅青物狙いでのプラグの魅力と特徴
✅ブリやヒラマサに効く実績のおすすめルアー10選
✅状況別の使い分け・アクションのコツ
「ジグでは食わないときはどうする?」「ブリ等の青物に効くプラグはどれ?」と悩む方は、 ぜひこのガイドを参考にしてください。
青物釣りにおけるプラグルアーの魅力と特徴

青物は状況によりベイトサイズ・遊泳層・スピードが刻々と変化します。
そんな中でプラグは 「遠投性・レンジコントロール・シルエット訴求・波動演出」を高次元で両立でき、ブリをはじめ ヒラマサ・サワラ・カンパチ・シイラにまで幅広く効くのが強み。ジグで反応が出ないときの強力な“もう一手”になります。
青物にプラグが効く理由
ショアジギングにおいて、青物狙いでプラグが強い理由は大きく分けて「アピール力」「捕食本能の刺激」「状況対応力」の3点に集約されます。
まずアピール力です。
ジグはフォールやジャークで「縦の動き」を演出するのが得意ですが、プラグは水面〜中層を「横の動き」で泳がせることができます。
これにより、ベイトを追い回す青物の視界に長時間アピールでき、ナブラ撃ちなどの表層戦で特に強さを発揮します。
次に捕食本能の刺激です。
ブリやヒラマサなどの青物は、ただのシルエットだけでなく「動きのリアルさ」に反応する魚です。プラグはリップやボディ形状によって水をかき回し、「生きて逃げる小魚」そのものを演出できるため、本能的に強烈なバイトを誘発します。
最後に状況対応力です。
ベイトサイズが小さいときにはシンキングペンシルや小型ミノー、大型ベイトが入ったときにはダイビングペンシルや大型ポッパー、といったようにベイトサイズや水面の状況に合わせてルアーを替えられる柔軟さがあります。
これはジグには難しい要素で、特に「見せて食わせる」シーンでは圧倒的なアドバンテージとなります。
このように、プラグはジグでは届かない「リアルさ」と「食わせ能力」を持っているため、青物狙いにおいて外せない存在となっているのです。
メタルジグとプラグの違いとは?
ショアジギングで青物を狙う際によく使われるルアーは「ジグ」と「プラグ」ですが、両者には大きな違いがあります。
まずジグは鉛やタングステンなどの金属素材で作られており、比重が重いため飛距離が出やすく、沈下速度も速いのが特徴です。
そのため広範囲を探りたい時や、深場や潮流の強いエリアを攻めたい時に強みを発揮します。
一方でプラグは樹脂素材をベースに作られたルアーで、内部にウェイトを仕込むことで飛距離やアクションを調整しています。
形状もミノー、シンキングペンシル、ポッパーなど多様で、「泳ぎの演出力」が最大の武器です。ナブラ撃ちや表層狙いなど、魚が見て食ってくる状況ではジグよりも圧倒的に有利になります。
つまり、ジグ=遠投・沈める・広範囲を探る、プラグ=泳ぎで誘う・表層や中層狙いというイメージで使い分けるのが基本です。
項目 | プラグ | メタルジグ |
---|---|---|
得意レンジ | 表層〜中層(見せて食わせる) | 中層〜底(速い展開・回収性) |
アピール | 引き波・泡・ナチュラル波動でスイッチ | フラッシングとフォールの明滅で誘う |
強い状況 | ナブラ・表層反応・偏食ベイト時 | 深場・速潮・遠距離サーチ |
使い分け | 見せて食わない→速度や角度を変える | 反応薄い→プラグで表層〜中層を長く見せる |
迷ったら「まずはジグで広く探り、反応が表層寄りならプラグにチェンジ」が鉄板。
特にブリはフォールより“見せて口を使わせる”展開で食うことも多く、プラグが刺さります。
▼おすすめのジグや、選び方については下記の記事で詳しく解説しています▼

青物用ルアーの選び方(プラグ編)

青物をプラグで狙う際に重要なのは、サイズ・重さ・カラー・種類といった要素を正しく選ぶことです。
特にブリをはじめとする青物はベイトへの依存度が高いため、プラグ選びを誤ると反応が極端に悪くなることもあります。
ここでは、実際の釣行経験をもとに青物狙いに適したプラグの選び方を解説していきます。
青物用プラグの種類(ミノー系・トップ系・バイブレーション系)
青物狙いに使用されるプラグは大きく分けてミノー系・トップ系・バイブレーション系の3種類があります。
それぞれに特徴があり、釣り場や魚の活性によって使い分けることで釣果が大きく変わります。
ミノー系
ミノーは、主にシンキングタイプとフローティングタイプがあり、シーバス用に設計されている物が多いですが、最近は青物専用設計のミノーも増えてきました。
シーバス用を流用できる場合もありますが、潜行深度が浅いモデルやフック強度が不足しているものもあるので注意が必要です。
リップの長さで狙えるレンジ(深さ)が変わることが多く、リップが長いモデルほど深く潜るため、足場の高い堤防や磯場と相性が良く、青物にも非常に効果的です。
他には、シンキングペンシルもミノーに分類されますが、こちらは飛距離に優れレンジコントロールもしやすいため、青物狙いで強い武器になります。
トップ系
表層を狙う事に特化したトップウォータープラグは青物釣りの醍醐味です。
ポッパーやダイビングペンシルが主に青物釣りに使用するトップ系のプラグで、これらは青物専用に設計されているモデルが多く、ボディ強度やフック強度が高く、磯場などのハードな環境や大型青物相手でも安心して使用できる物が多いです。
飛沫や音で強烈にアピールできるため、広範囲から魚を寄せる力があり、ナブラ撃ちや回遊魚狙いに特に有効です。
そして何より水面で青物を食わせた瞬間の迫力は格別。
これにハマるとトップの釣りから抜け出せなくなるほど魅力的です。
バイブレーション系
バイブレーションプラグはレンジを刻んで広範囲を探るのに適したルアーです。
縦方向がメインのジグに対し、バイブレーション系は横方向に引けるため、活性が低い青物に効果的なことも多く、サーフや港湾部でも使いやすいのが特徴。
ジグやかっ飛び系のミノーには飛距離が劣りますが、風や潮流の影響を受けづらいので状況によっては大きなアドバンテージになります。
ただ巻きメインで、アクションも簡単なので初心者にも使いやすいですが、巻き抵抗が多く疲れやすいのはデメリット。
青物用プラグのカラー選び(青物に強い定番4種類)
最近のプラグはカラーラインナップが非常に豊富で、限定色や魅力的なデザインに釣り人が惹かれることも多いです。魚より釣り人が釣られてますよね笑
私もその1人で、全く同じルアーのカラー違いを10種類近く揃えてしまったり、細かく考えすぎるとカラー選びの沼にハマってしまうので、まずは青物に強い基本カラー4種類を覚えておけば十分です。
また、お腹側と背中側で色が違うルアーも多いですが、ミノーなど横の動きをするルアーでは魚は下から見上げていることが多いため、腹側の色を基準に考えるのがおすすめです。
尚、ここではメジャーな色を軽く触れる程度に紹介するだけなので
▼さらに詳しく知りたい方は下記の記事からご覧ください▼

シルバー系カラー
ブルーシルバー(イワシシルバー)やピンクシルバーなどが定番です。
特にフルシルバーはサワラ狙いで効果抜群。
フラッシング効果とアピール力に加えて、ナチュラルなベイトカラーにもなり得るため、青物狙いで最も定番のカラーといえます。
迷ったらまずシルバー系を選べば間違いありません。
ゴールド系カラー
赤金(アカキン)や緑金(ミドキン)と呼ばれるカラー。
シルバー系に近い役割ですが、朝まずめや夕まずめ、濁り潮のような低光量時に強い特徴があります。
私自身も薄暗い時間帯ではゴールド系に助けられた経験が何度もあります。
クリア系カラー
素材の都合上ジグでは実現できない、プラグのみに存在する究極のナチュラルカラー。
最大の特徴でありメリットはシルエットを小さく見せられる点で、シラスなど小型ベイトの偏食パターンに効果的です。
「小さなジグでも食わない」という時にクリア系プラグを投入すると、一気にバイトが増えることもあります。
チャート系カラー
ナイトゲームでの定番。
お腹が光ることで釣り人からの視認性が高く、魚にも存在感を与えやすいのが特徴です。
デイゲームがメインの青物釣りでは出番が少ないですが、濁りが強い状況や薄暗い時間帯ではデイでも活躍することがあります。
実際に私も台風後のドチャ濁りパターンで、他のカラーでは一切反応がない時にチャート系だけ連発した経験もあります。
優先度は低いですが、「最後の切り札」としてタックルボックスに1本入れておくと安心です。
サイズと重さの基準
青物狙いでプラグのサイズと重さを決める上で、最も大切なのはベイトサイズに合わせることです。
いわゆる「マッチ・ザ・ベイト」が最強のセオリーであり、ベイトのサイズにに合わせて大きさやシルエットを変える事ができるのがプラグの強みであり、サイズを合わせるだけで釣果が大きく変わります。
サイズの目安
前述の通りベイトの大きさに合わせたルアーが1番ですが、ベイトサイズがわからない時や、初心者の方向けの参考程度の基準は以下の通りです。
- 小型〜中型青物:10cm前後
- 大型青物15cm前後
特にベイトがシラスやカタクチイワシのような小型魚の場合は、サイズを落とすことで反応が良くなります。
逆にカマスやコノシロなど大型のベイトを偏食しているときは、ルアーを大きめにすることで効果的にアピールできます。
重さの目安
ルアーの種類によっても変わりますが、青物狙いではある程度の重量がある方が安定感が増すのは事実です。
軽すぎるルアーは飛距離が出にくい上に、強風や波がある状況では水中で安定せず泳ぎづらくなってしまいます。
また軽量すぎるとフック強度のバランスも取りづらいため、結果的にバラシや破損に繋がることも。
私自身の経験を踏まえた基準は以下の通りです。
- 〜中型青物:30g前後
- 大型青物:50g前後
あくまで目安ですが、このあたりを基準にすると竿との相性も良く、キャストフィールも安定します。
青物狙いの最強おすすめプラグルアー10選【ブリやヒラマサ対応】
ここからは、私が実際に使い込み、ブリ・ヒラマサ・サワラ・カンパチ・シイラなど多彩な青物に実績のある最強プラグルアーを紹介します。
ショア・オフショア問わず青物狙いでは「ジグばかり投げている人」が多いですが、プラグをうまく使い分けることで釣果が一気に伸びるのは間違いありません。
特にナブラ撃ちや表層攻略、広範囲のサーチ力ではジグを凌ぐ場面が多く、実際に私もプラグでの釣果に何度も助けられてきました。
今回は定番中の定番であるダイワのセットアッパーから、マリアのラピードやモンスターショット、さらに名作フィードポッパー等、青物狙いで外せない10本を厳選。
初心者から中級者、そしてベテランまで幅広く使えるルアーばかりなので、どれを選んでも安心して青物を狙えるはずです。 では早速、各プラグの特徴と実績を解説していきます。
1位:ショアラインシャイナーZ セットアッパー(ダイワ)
中型までの青物狙いで最も扱いやすく、初心者にもおすすめできるルアーが、ダイワから発売されている「ショアラインシャイナーZ セットアッパー」です。
長いリップが特徴的なシンキングミノー「セットアッパー」は、もともとシーバス用に開発されたルアーですが、青物狙いでも圧倒的な実績を誇ります。
特に、ハイピッチなウォブンロールに加え、ただ巻き中でも勝手に発生する不規則なチドリアクションが最大の強み。
アングラー側が意識せずとも食わせの間を作ってくれるため、初心者でも扱いやすい点が魅力です。
さらに、リップの効果で浮き上がりにくい設計になっているので、ただ巻き主体でもしっかりレンジキープが可能。
足場の高い堤防や磯場からの攻略にも向いており、ショアジギング入門者にもおすすめできるプラグです。
サイズ展開も複数ありますが、「125S-DR」の完成度がとにかく高いので圧倒的にオススメです!
唯一の懸念点は、ルアー自体がシーバス用設計であること。
そのため、フックの強度やボディーの耐久性が大型青物相手ではやや不安要素になることがあります。
ですが、その点をカバーするために「青物スペシャル」や「フルバック」といった強化モデルもラインナップされているので、大型青物狙いならこちらを選ぶと安心です。



2位:ラピード(マリア)
大型〜超大型青物狙いなら最強クラスにおすすめのダイビングペンシルがマリア「ラピード」。
私自身もブリ・ヒラマサ狙いで最も愛用しているルアーです。
通常、ダイビングペンシルは操作が難しく、どちらかといえば上級者向けのルアーとされています。
しかしラピードはロッドワークへのレスポンスが非常に良く、ただ巻きや軽めのジャークだけでも綺麗なS字ロールを描いてくれるため、初心者でもしっかりとしたアクションを出しやすいのが特徴です。
また、万能性の高さもラピードの大きな魅力。
トゥイッチやドッグウォークなど様々なアクションに対応しており、状況やベイトに合わせた使い分けが可能です。
これによって「ナブラ撃ち」「広範囲サーチ」「ピンスポット狙い」など、あらゆるシーンで活躍できます。
重量&サイズ展開も非常に豊富で、30g~100gまでラインナップされており、使い分けできるのも嬉しいポイント。
F160(50g)までのサイズであればフックも標準装備なので、迷ったらまずはこの辺りのサイズがオススメ。
大型青物対応の強度設計や安定した飛距離性能も兼ね備えており、ショア・オフショア問わず活躍するダイビングペンシル。ダイペンの操作に不安がある人でも安心して使えるため、入門者からベテランまで幅広くおすすめできる1本です。

3位:フィードポッパー(タックルハウス)
小型青物〜超大型青物まで対応のポッパー系ルアーの中で圧倒的な信頼と実績を誇るのが「フィードポッパー」。
発売から長年経っているにも関わらず、ショア、オフショア問わず今なお多くのアングラーに愛用され続けている名作です。
最大の特徴は飛距離性能の高さと安定したポッピングアクション。
空気抵抗の少ない設計でしっかり飛び、遠くのナブラや回遊している青物を狙えるのが強みです。
アクションはポッピングによる飛沫と音で強烈にアピールでき、魚を遠くから寄せる集魚力に優れています。
特に朝マズメのような高活性次や、ナブラがボイルが頻発するような表層を意識している場面では抜群に効き、派手なアクションでスイッチを入れてバイトさせるシーンも多いです。
さらにブリやヒラマサなどの大型青物にも有効で、実際に私自身もフィードポッパーでブリを仕留めた経験があります。
状況によってはクリアカラーが非常に有効で、カツオ類や、ブリのマイクロベイトパターンでは無類の強さを発揮します。
初心者でもジャーク+ポッピングを繰り返すだけで簡単にアクションが出せる点も魅力。
操作性の高さと実績の多さから、青物狙いのトップウォーター入門にも最適なルアーと言えるでしょう。

4位:ショアラインシャイナーバーティスR(ダイワ)
シーバス用ミノーとして開発されたルアーですが、青物にも効果抜群なのが「ショアラインシャイナーバーティスR」。
その最大の特徴は圧倒的な飛距離性能とジャーク時の鋭いアクションにあります。
特に沖のナブラや遠くの潮目を狙いたい時に、その飛距離が大きな武器となります。
中でも「140Fサイズ」は完成度が非常に高く、私自身がサワラ狙いで最も愛用しているルアーです。
特に「レーザーマイワシ」カラーは絶大な実績があり、これだけで数えきれないほどのサワラを釣ってきました。
もちろん、ブリ等の青物にも強く、様々な魚種を狂わせる力を秘めています。
元々はシーバス用のルアーながらも、青物狙いでもしっかり結果を残せる「万能型プラグ」としておすすめできる一本です。飛距離・アクション・実績、どれを取っても一級品の性能を誇ります。

5位:モンスターショット(シマノ)
ショアから青物を狙う上で圧倒的な飛距離と安定感を誇るのが、シマノの「モンスターショット」。
その名の通りモンスター級の性能を持ち、遠くのナブラや潮目を攻略する時に欠かせない一本です。
最大の特徴は弾丸のような飛距離。
ボディ全体が高比重設計になっており、向かい風や横風といった悪条件下でも直進性が高く、安定して遠投できます。
さらに、着水後の立ち上がりも早く、ただ巻きでもしっかりとアクションしてくれるのが強みです。
ルアーの分類としてはシンキングペンシルですが、ジグとプラグの中間のような性能をしており
ジグのようなワンピッチジャークで使ったり、プラグとしてただ巻きメインで使ったり、表層を竿を立てて高速巻きしたり等、様々な使い方ができるのも強み。
「遠投性・安定感・汎用性」の3拍子が揃った万能型プラグ。広範囲を効率よく探りたい時の最強クラスのルアーといえるでしょう。

6位:別注平政(シマノ)
シマノから発売されているダイビングペンシル「別注平政」は、その名の通りヒラマサを仕留めるために開発されたプラグで、大型青物狙いにおいて外せない存在です。
磯場でのヒラマサはもちろん、ブリやカンパチといった大型回遊魚にも強烈に効きます。
特におすすめなのはフラッシュブースト搭載モデル。
内部の反射プレートが小刻みに揺れ続け、ただ巻きでも常に生命感のあるフラッシングを発生させ、青物狙いに相性抜群です。
また、船からのキャスティングゲームでも活躍しており、マグロキャスティングでの実績も豊富。
サーフ・磯・オフショアとシーンを選ばず活用できる、まさに青物用プラグの王道的存在といえます。
私自身も実際に別注平政でブリやヒラマサを仕留めた経験があり、その信頼度は抜群です。
7位:X-80マグナム(メガバス)
メガバスの名作ルアー「X-80(通称ハチマル)」をベースに進化させたモデルがX-80マグナムです。通常のX-80より一回り大きな設計で、中型青物やサワラ狙いに特に強さを発揮します。
特徴は何といってもジャーク時のアクション。
キレのあるスライドとフラッシングで魚に強烈にアピールでき、横の動きで見せて食わせるのに最適です。
18gと、青物狙いのプラグとしては軽量ですが、非常にバランスが良い為飛距離性能も優秀で、広範囲を探れる点も強み。
シーバス用ルアーから発展したプラグですが、青物やサワラ専用ルアーといっても過言ではないほど実績があります。

9位:VJ(コアマン)
おいてもはや「餌」と呼ばれるほどの集魚力を誇るのが、コアマンのVJシリーズです。
シーバスルアーとして圧倒的な人気を誇りますが、そのナチュラルな泳ぎと波動は青物にも非常に効果的で、実際にブリやサワラ、シイラなど幅広い魚種が釣れています。
弱点としてはフックが小さめである点。
30cm〜50cmクラスの青物なら問題ありませんが、ブリクラスやヒラマサクラスになるとフックの強度的に不安があります。
実際に私もVJでブリサイズをキャッチした経験があるので、フック交換する事で大型青物にも対応出来なくはないですが、あまりフックを大きくするとバランスが崩れるので大型青物狙いではオススメは出来ません。
その為、夏場や初秋等の、小型〜中型青物狙いでの使用がオススメ。
「食わせ力」だけで見れば最強クラスで、他のプラグやジグで反応がない時でもVJだけは食ってくるケースも多いです。
サイズ展開も豊富でシチュエーションに応じた使い分けが可能。
ベイトサイズが小さい時やスレた状況で特に強く、困った時の切り札的存在としてタックルボックスに必ず入れておきたいルアーです。

10位:鉄板バイブ/鉄板ストロング(ジャクソン)
数あるバイブレーションルアーの中でも、最もシンプルで使いやすいのがジャクソンの鉄板バイブシリーズです。飛距離・操作性・安さ・実績のすべてが高水準で揃っており、初心者から上級者まで幅広いアングラーに愛されています。
小型〜中型青物を狙うなら鉄板バイブ、大型青物を狙うなら強度を増した鉄板ストロングが特におすすめです。
強度・耐久性が高く、ブリにも十分対応できます。
ただ巻きでも十分釣れる手軽さが魅力で、ナブラ撃ちから回遊待ちの狙い撃ちまで幅広く使える万能ルアー。
価格も手頃で入手しやすいので、まず1本目に選ぶバイブレーションルアーとしても最適です。


青物用ルアー(プラグ)の効果的な使い方

青物狙いでプラグを効果的に使うためには、ただ投げて巻くだけでは不十分です。
ナブラ撃ち・アクションの使い分け・風や潮の状況ごとの対応といったポイントを押さえることで、釣果が大きく変わります。
ここでは実際の釣行経験をもとに、青物を狙う際のプラグの使い方を解説していきます。
ただ巻き・ジャーク・ポッピングの使い分け
青物狙いでのプラグ操作は状況に合わせてアクションを変えることが重要です。
基本はただ巻きを軸にしながらも、ジャークやポッピングを組み合わせることで、魚の活性やベイトの動きに応じた攻略が可能になります。
まずただ巻きは、ルアーの持つ本来のアクションを活かせる最もシンプルな方法です。
特にセットアッパーのように、巻くだけで不規則なアクションが入るルアーは、ただ巻きだけで十分に青物を誘えます。
次にジャークですが、ワンピッチジャークをベースに速さや強さを調整するのが基本。
ブリやカンパチはフォール中の食わせも多いため、ジャーク後にしっかりとルアーを落とす間を作ることが大切です。
一方でポッピングは、フィードポッパーのようなトップ系ルアーで活躍します。
飛沫や音で広範囲の魚を寄せる力があり、ナブラが沈んだ後のサーチベイトとしても有効です。
「ただ巻き → ジャーク → ポッピング」と状況に応じて切り替えられるようになると、釣果は格段に安定してきます。
サイズやポイントごとの使い分け
青物狙いではポイントの環境やターゲットのサイズに応じてルアーを使い分けることが重要です。
特に大型青物を狙う場合は、ルアー自体の強度や構造が釣果を左右します。
ブリやカンパチやヒラマサのような大型青物狙いでは、強力なフックや貫通ワイヤーを搭載しているプラグが必須です。
また磯場などのハードなポイントでは、岩にぶつかっても破損しにくい頑丈なボディーが求められます。
シマノのラピードのように、耐久性と操作性を兼ね備えたルアーはこうした場面に最適です。
一方で中型クラスの青物であれば、シーバス用ルアーでも十分に対応可能です。
特にダイワのセットアッパーは実績が非常に高く、堤防などの高い足場でも浮き上がりづらい設計のため、初心者でも扱いやすいのが魅力。気軽に青物を狙いたい場合におすすめのルアーです。
このようにターゲットサイズやポイントの環境によって、耐久性重視か、操作性・手軽さ重視かを見極めてプラグを選ぶと効率的に釣果を伸ばすことができます。
まとめ|青物狙いにはプラグが最強!ブリ狙いにおすすめのルアーはコレ!

青物を狙う際にジグももちろん強力な選択肢ですが、プラグルアーは「寄せる力」と「食わせの力」の両面で圧倒的に魅力があります。特にナブラ撃ちやサーフ・磯場での広範囲サーチでは、プラグのフラッシングや飛沫によるアピール力が抜群です。
また、大型青物狙いならラピード、堤防からの中型青物狙いならセットアッパーなど、状況やターゲットサイズに応じたルアーの使い分けが重要です。
フィードポッパーやモンスターショットといった定番ルアーも加えることで、どんな場面にも対応できるようになります。
私自身、年間200回以上釣行し、毎年100匹以上の青物をショアで仕留めています。
その経験からも断言できるのは、プラグは青物攻略において最強の武器であるということです。
これから青物釣りを本格的に楽しみたい方は、ぜひ今回紹介した最強プラグルアー10選を揃えて、シチュエーションに応じて使い分けてみてください。釣果が一気に変わるはずです。
ショアジギングをもっと深掘りしたい方へ
今回紹介した青物プラグルアー以外にも、ショアジギングにはジグやロッドといった重要な要素があります。
合わせて読むことで釣果アップにつながりますよ。
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プラグは巻きの安定感やトルクが重要。
リールの性能が高いほど、プラグの泳ぎが安定してバイトチャンスも増えます。
コスパ最強のショアジギング用リールを探している方は、こちらの記事がおすすめです。

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