こんにちは、つりはる編集部のたくまです。
リール分解や自作ルアーが趣味の私は、アシストフックも例に漏れず市販の主要どころをほぼ全部買って使ってきました。自作もするので、フックの形状や糸の硬さが釣果にどう効くかは人一倍しつこく見ているほうだと思います。

その上での結論を先に言うと、ショアジギングのアシストフックは「迷ったらこの3つのどれか」で9割の状況が片付きます。
この記事は「20選」「30選」のような網羅はやりません。全部自分の金で買って使い比べて、財布と相談しながら結局リピートしているのがこの7本——という絞り方です。
サイズの選び方(早見表つき)、シングルかダブルか、リアフックはどうするか——まで全部まとめます。
ジグ選びは頑張るのにフックは付属のまま、が一番もったいないパターンです。フックだけで掛かる数もバラす数も目に見えて変わります。
まず結論|迷ったらこの3つでOK
先に私の「殿堂入り」を出してしまいます。どれも実際に使い込んで、信頼して結び続けているものです。
| 製品 | 得意な場面 | ひとこと |
|---|---|---|
| カルティバ ファイアツイン | 青物全般のメイン | 掛けたらバレない。癖がなく万能 |
| カルティバ ジガーライト段差 早掛 | 喰いが浅い日・低活性 | 触れただけで掛かる針先 |
| ヴァンフック ジゲンショートツイン | 強度勝負・使い倒し | 私はマグロ釣りでも使うほど強い |
とくにファイアツインは、サイズ表記が番手ではなく「30g用」「40g用」というジグ重量そのまま。難しいことを考えず、いま使っているジグの重さで選ぶだけで済みます。
ファイアツインとジガーライトは使いやすさと入手性のバランスが良く、私が実際に一番よく使っている2つです。正直、迷ったらこれだけでOKレベル。ジゲンは針先の強さが図抜けていて、私はマグロ釣りにも持ち込んでいるくらい——それでも刺さりが落ちにくいのは驚異的です。
それぞれの詳しい使用感はおすすめ7選で。まずは前提になる「選び方」を3分で片付けましょう。
アシストフックとは|なぜ「後付け」が基本なのか
アシストフックとは、フック(針)に短い糸(アシストライン)とリングが付いた交換式の針ユニットのこと。ジグ本体のアイやスプリットリングに引っ掛けるだけで着脱できます。
ショアジギング用のメタルジグには、フック付きで売られるものと、フックなしの「本体のみ」で売られるもの(TGベイトや撃投ジグなど)があります。フック付きでも標準の1組が付いているだけなので、消耗したら交換する・狙いに合わせて選び直す——いずれにせよ「フックを自分で選ぶ」場面から逃げられないのがこの釣りです。
プラグに付いているようなトリプルフックと比べたときのアシストフックの利点は3つ。
- 糸(アシストライン)がクッションになり、吸い込み系のバイトを弾かない
- 1本あたりの軸が太く、青物の引きに対して強度で勝てる
- 針数が少ないぶん根掛かりとジグ絡みが減る
つまり「ジグ+アシストフック」は青物の喰い方と引きに最適化された組み合わせです。だからこそ、どのフックを選ぶかで結果が変わってきます。
アシストフックの選び方|サイズ・シングルかダブルか・リアはどうするか
サイズはジグの重さから逆算する【早見表】
フックサイズはメーカーごとに基準がバラバラなので、まずは「ジグの重さ→番手」のざっくり対応で選ぶのが早いです。
| ジグ重量 | ダブル(2本針)なら | シングル(1本針)なら |
|---|---|---|
| 20〜40g | #1〜1/0 | 1/0〜2/0 |
| 40〜60g | #1〜1/0 | 2/0〜3/0 |
| 60〜80g | 1/0〜2/0 | 3/0〜4/0 |
| 80〜100g | 2/0〜3/0 | 4/0〜5/0 |
※番手の基準はメーカーごとにかなり違います。この表はあくまで出発点で、同じ「1/0」でもオーナーとがまかつでは大きさが別物、くらいに思っておいてください。
たとえば堤防のライトショアジギングで一番出番が多い30〜40gのジグなら、シングル1/0〜2/0・ダブル#1〜1/0あたりが起点。サーフや磯で60g以上を投げるなら、そこから1〜2番手上げていくイメージです。
もう1つ、重さが同じでもジグの形で1サイズ調整してください。細長いロングジグと、ずんぐりしたショートジグでは同じ重さでも幅がまるで違います。表を起点に、ジグの幅に合わせて1サイズ上げ下げする——これで大体決まります。
表より確実な判定法を断言しておきます。フックの幅(フトコロ)が、ジグの幅より広いものを選んでください。
がまかつが公式に解説している基準で、ジグの幅よりフトコロが広いと針がジグを抱え込めず、抱きつき(いわゆる「エビる」状態=フックがラインやジグに絡んで釣りにならない状態)を抑えられます。店頭ならジグにフックを当てて、フトコロからジグがはみ出さないことを見るだけ。私もいつもこれで確認しています。
軸の太さは「タックルとドラグ」で決める
同じサイズでも、フックには細軸と太軸があります。細軸は軽い力で深く刺さる、太軸は曲げられない——単純にこの交換関係です。
選ぶ基準は魚のサイズよりも自分のタックルの強さ。ライトタックルでドラグを滑らせながら獲るなら細軸で十分刺さりの恩恵を受けられますし、強いロッドでドラグを締めて主導権を握る釣りなら、その負荷に耐える太軸が必要です。「細軸+フルドラグ」だけは伸ばされる事故のもとなので避けてください。
シングルかダブルか|私はシングル派、でも段差も使う
結論から言うと私は基本シングル派です。理由は3つあります。
- 力が1点に集中するので、刺さりが深い
- 針が1本しかないので、根掛かりとジグ絡みが減る
- 魚を掴むときに自分の手に刺さるリスクも減る(地味に大事です)
用語を1つだけ整理しておくと、製品名によくある「ツイン」はダブル(2本針)のことです。この後のおすすめ①ファイアツインも名前の通りダブルですが、絡みにくさが例外的に優秀なので、シングル派の私もこれだけはダブルのまま常用しています。
ただしダブルを否定はしません。針先が2つあるぶんフッキングのチャンスは増えるので、ショートバイトが多い日や、アタるのに乗らない低活性の日は私も段差に替えます。「段差」というのは2本の針の位置をあえてずらしたダブルフックのことで、違う場所に2本目が掛かることでバラシがさらに減る仕掛けです。アジやイサキのように口の柔らかい魚では、2本掛かりで力が分散して口切れを防ぐ効果もあります。
私が段差を使うことが一番多いのは、リアフックを付けない時。後ろの針が無いぶんのフッキングチャンスを、フロントの2本目で補うイメージです。
フロントのみか、リアも付けるか
青物狙いならフロントのアシストフックだけで十分です。青物はジグの頭側から吸い込むように喰うので、フロントだけでフッキングは決まりますし、リアが無いほうがジグ絡みも根掛かりも激減して、テンポよくしゃくれます。「後ろに針が無いと掛からないのでは」と不安になる気持ちは分かりますが、しゃくる釣りに関しては本当にフロントだけで足ります。まず1日試してみてください。
一方でタチウオ・サワラ・ヒラメ・マゴチのように後ろから噛む魚が相手なら、リアは欲しい。フォール中のバイトやテール側への噛みつきは、リアが無いとすっぽ抜けが増えます。サーフや五目狙いではフロント+リアが基本です。
つまり「何を狙うか」でフックの配置が決まる、というのが答えです。リアの具体的な作り方(トリプルのままか、シングルに替えるか)は後半のリアフックの章で詳しくやります。
アシストラインの長さと素材も一応見ておく
既製品を買うなら深く悩む必要はありませんが、知っておくと選択が速くなります。
フロントのアシストの長さは、「フックがジグの体の真ん中まで届く」あたりが基本の目安。長いほど吸い込みは良くなる一方でリーダーやジグに絡みやすくなり、短いほど絡みは減るが吸い込みで不利——そのバランスの落としどころが真ん中です。リアを付けないなら、少し長めでもOK。後ろのバイトもフロントで拾いやすくなります。
素材は大きく3タイプあります。
| アシストラインの素材 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| PE(中空・芯なし) | しなやかで吸い込みが良い | 喰わせ重視の標準 |
| フロロ・エステル芯入り | ハリがあってジグに絡みにくい | 激しくしゃくる釣り |
| ワイヤー入り | 歯で切られない | サワラ・タチウオなどの歯物 |
私の使う既製品は芯入りが多め。ジグを大きく動かす釣りでは絡みにくさがそのまま手返しになるからです。ここが気になる人はパッケージの「フロロ芯入り」表記を見て選んでください。
おすすめアシストフック7選|全部実際に使った私の評価
ここからは私が実際に使ってきた中から、用途がかぶらないように7本を選びました。順番は「迷ったら上から」です。先に、一般論ではなくこの7本それぞれの「どのサイズを買うか」をまとめておきます。番手の基準がメーカーごとに違っても、この表なら迷いません。
| 製品 | 30〜40gのジグなら | サイズ表記の方式 |
|---|---|---|
| ①ファイアツイン | 「30g用」「40g用」を選ぶだけ | ジグ重量そのまま(30〜200g) |
| ②ジガーライト段差 早掛 | 1/0〜2/0 | 番手(1/0〜5/0) |
| ③ジゲンショートツイン | 1/0前後 | 番手(#1〜3/0) |
| ④ドラメタ純正(フロント) | 使うドラッグメタルキャストの対応サイズ | ジグサイズ対応 |
| ⑤DC-RS(リア) | 同上 | ジグサイズ対応 |
| ⑥貫 シングル | 60g以上で3/0〜が本領 | 番手(1/0〜6/0) |
| ⑦陸ジグライト | S〜M(ジグと幅を見比べて) | 相対サイズ(SS〜L) |
① カルティバ ファイアツイン FH-21|青物のメインはこれ
私のメインフックです。丸みのある独特な形状で、一度掛かると本当にバレない。青物の首振りでもフックオフしにくく、掛けてからのやり取りに安心感があります。
フロロ芯入りの組糸はハリがあってジグに絡みにくく、ワンピッチで激しくしゃくり続けてもストレスがありません。シングル派の私がツイン(2本針)で常用している唯一の例外で、このフックに関しては絡みにくさが優秀なので2本のデメリットをあまり感じません。
しかもサイズ表記が番手ではなく「30g用」「60g用」というジグ重量そのまま。早見表すら要らず、使うジグの重さで選ぶだけ。初心者に一番勧めやすい理由はここにもあります。
② カルティバ ジガーライト段差 早掛 JD-22|喰いが浅い日の切り札
名前の通り「早掛け」。針先がわずかに外を向いた設計で、触れただけで掛かるレベルの初期フッキング性能があります。アタリはあるのに乗らない、乗っても口の皮一枚——そんな低活性の日に替えると露骨に差が出ます。私が「段差もたまに使う」と言うときの段差はだいたいこれです。
段差ダブルなので、1本目がすっぽ抜けても2本目が拾ってくれる保険も効きます。細軸なので不意の大物とパワー勝負をするフックではありませんが、喰いが渋い日の切り札としてはもちろん、リアフックを付けない日のフロントとして、私はこれを一番よく使います。
30〜40gのジグなら1/0〜2/0を選んでください。
③ ヴァンフック ジゲンショートツイン JST-44|強度と針先持ちはトップクラス
私が使っているのはこの完成品のジゲンショートツイン。同じジゲンシリーズには針だけの「バラ針」(JH-10など)もあり、自作派はそちらを巻いて同じ性能のフックを安く量産できます。
私はこのフックをマグロ釣りにも使っています。それで伸されないし、刺さりも落ちない。ショアジギングで使うと明らかにオーバースペック気味の安心感があります。
特筆すべきは針先の持ちで、ボトムを取る釣りで砂や岩に擦れても針先が丸くなりにくい。フックは消耗品と書きましたが、ジゲンは消耗のペースが明らかに遅く、結果的にコスパでも優秀という珍しいタイプです。細身のシルエットで魚に違和感を与えにくいのも地味な長所。
「1つのフックを長く使い倒したい」「不意の大物にも保険を掛けたい」ならこれ。30〜40gのジグなら1/0前後が目安です。
④ DUO ドラッグメタルキャスト 純正アシストフック|小さめジグと相性抜群
ドラッグメタルキャスト用の純正フックですが、他の小型ジグに流用しても優秀で、私は20〜40gの小さめのジグでよく使っています。ティンセルというパーツ自体は賛否が分かれるところですが、これに関しては使いやすく、小さい魚のバイトが増えるなど効果を感じています。純正フックというと「とりあえず付いてるもの」の印象ですが、これは単品買いする価値があります。
⑤ DUO ドラッグメタルキャスト DC-RS シングルリアフック|リア用の決定版
そして同シリーズのリア専用シングル。これが本当に便利です。リアフック用に短く設計されているので、後述する「リアに普通のアシストを付けると長すぎて絡む」問題が起きません。
リア専用の短いシングルは各社を探しても意外と少なく、その中で入手性も含めて私がまず勧めるのがこれです。リアシングル化は根掛かりの多いポイントで特に効くので、ボトムを丁寧に取る釣りをする人ほど恩恵が大きいはずです。
⑥ がまかつ 貫(アシストライン480 シングル)|大型狙いの太軸
60g以上の重めのジグで大型青物を狙うときの太軸枠。がまかつらしい貫通力に太軸の安心感が乗っていて、ブリクラスの引きでも曲がる気配がありません。太軸は刺さりが鈍くなりがちですが、貫はその名の通り貫通力を落とさない設計になっているのが強みです。
磯やテトラ帯のように「掛けたら強引に浮かせたい」場所とも相性がいい。細軸フックが伸されて悔しい思いをしたことがある人は、この安心感に価値を感じるはずです。
リンク先は3/0(60〜80gのジグに合うサイズ)。ジグがもっと重いなら4/0以上に上げてください。
⑦ がまかつ 陸ジグライト GA046|軽量ジグに合わせやすい
名前の通り「陸(ショア)の軽いジグ」を想定したシリーズで、堤防からのライトショアジギングで20〜40gを投げるならサイズを合わせやすい。刺さりの鋭さはがまかつらしさそのもので、小型回遊魚の数釣りでテンポよく掛けていけるフックです。
重いフックを小さいジグに付けるとジグの動きが死にますが、軽量ジグに合うサイズ帯が揃っているのでその心配が要らない。ジグが軽い日はフックも軽く、が正解だと実感できる1本です。
リアフックの正解|トリプルをシングルに替えるのもおすすめ
ジグやプラグのリア(後ろ側)は、買ったときに付いているトリプルフックのまま使っている人が多いと思います。それでも釣れますが、純正のトリプルフックはエビりやすく(ラインやジグに絡みやすく)、根掛かりもしやすい。だから私のおすすめは、リアは外してしまうか、短めのシングルフックに替えることです。

写真は純正トリプルが付いたままのルアーと、私が交換用に使っている短いシングル。リアをシングル化するとこう変わります。
- 根掛かりが減る——トリプルの根掛かり率はシングルの比ではありません
- ジグ絡み(エビり)が減って、しゃくりのテンポが上がる
- 魚から外すのもラク。リリースも速い
青物狙いでしゃくり中心なら、思い切ってリアを外してフロントのみが一番トラブルレス。リアを残したい釣り(タダ巻き・フォール・後ろから噛む魚)なら短いシングルに——が私の答えです。
ここで1つ注意。リアに普通のアシストフックを付けると、アシストラインが長すぎて絡みます。リアは「短い」が正義。⑤のドラッグメタル DC-RSのようなリア専用の短いものを選ぶか、自作派なら短く巻いたものを使ってください。私はリア用こそ自作率が高いです。
リア用の完成品としては、ダイワのソルティガアシストSS SLJシリーズにもリア用ツイン・リア用シングルのラインナップがあります。スーパーライト寄りの釣りならこちらも候補です。
逆に「トリプルのままでいい」ケースもあります。タダ巻き主体でヒラメ・マゴチ・サワラを広く狙う日は、掛かりの面数が多いトリプルの強みが活きるので、無理にシングル化しなくてOK。しゃくる釣りならシングル化、巻きの釣りならトリプルのまま——と覚えておくと迷いません。
サワラ・タチウオ狙いはワイヤー仕様も考える
秋のショアジギングで増えるのが「サワラ(サゴシ)にフックごと持っていかれた」という事故。彼らの歯は鋭く、普通のPEやフロロ芯のアシストラインは一撃で切られることがあります。
歯物を本命にする日は、切られにくいアシストラインの専用品を選んでください。中芯ワイヤー入りのがまかつ「サゴシスナイパー」、高強度ザイロンの「サワラスナイパー」、メジャークラフトのサワラ専用ワイヤー入りアシストなど、各社から歯物専用ラインナップが出ています。
また、サワラ・タチウオはジグの後ろ側から噛んでくる魚なので、リアフックが重要になります。フロントだけだと「アタリはあったのにジグに歯型だけ残って帰ってきた」が頻発します。前後フック+ワイヤー仕様が歯物の日の正解です。
アシストフックの付け方|手順は3つだけ
接続方法はいくつかありますが、ショアジギングならスプリットリング経由でジグの先頭アイに付けるのが基本です。
- ①スプリットリングをプライヤーで開く——指先で無理に開くと針先が手に向くので危険
- ②ジグの先頭アイと、アシストフックの溶接リング(またはソリッドリング)を通す
- ③リングが完全に閉じて、フックが自由に動くことを確認——リングの合わせ目に糸が挟まっていないかも見る
スプリットリング自体も消耗品です。開閉を繰り返すと緩むので、強めの#3〜#4をまとめ買いしておくとフック交換が気軽になります。
リーダーとジグの接続にスナップを使っている人は、スナップに直接アシストフックを掛ける方法もありますが、強度と安定性ではスプリットリング接続が上。青物狙いならリング接続をおすすめします。
ちなみに「アシストフックの結び方」を調べている人へ——既製品はフックとリングが結束済みなので、結ぶ作業は一切ありません。結束が必要になるのは自作するときだけです。買ってリングで付ける、それだけで大丈夫です。
付けたら一度ぶら下げて「向き」を確認する
ツイン(2本針)は2本が左右に開く形になっているのが正常です。リングの通し方次第で2本が同じ側に寄ったり、針先がジグに干渉したりすることがあるので、接続したら一度ジグをぶら下げて、フックが自然にぶら下がり、針先がジグに当たっていないことを目で確認する癖を付けると事故が減ります。
なお、ワームのジグヘッドに小型アシストフックを追加する世界もあります。考え方はジグ用と同じなので、興味があればこちらもどうぞ。


交換のタイミング|爪で5秒チェック
フックは消耗品です。私の判断基準はシンプルで、親指の爪でチェックして、滑ったら交換(か研ぐ)。
- 針先を爪に垂直に軽く当てて、すっと横に滑らせる
- 爪に食い込んで止まればOK
- ツルッと滑ったら針先が丸い=交換のサイン
釣行ごとにやっても5秒で終わります。あとは錆びが出たら即交換。錆びは強度低下のサインですし、掛かった魚にもよくありません。使用後に真水で洗ってしっかり乾かすだけでフックの寿命はかなり延びます。
見落としがちなのがアシストラインの毛羽立ち。魚の歯やエラ、ボトムの岩で組糸が毛羽立ってきたら、フック側が無事でも交換対象です。特に青物を1本獲ったあとのフックは、次を結ぶ前に針先・ライン・リングの3点を見る癖を付けてください。「さっき釣れたから大丈夫」の次の1投で切られるのが、この釣りの定番の悲劇です。
収納と手入れ|錆びは「うつる」
アシストフックの保管で一番やってはいけないのが、濡れたままケースに戻して放置すること。1本錆びると、接触している隣のフックにも錆びが広がります。
- 使ったフックは真水で洗って、完全に乾かしてからケースへ
- ケースはスリット式のフックケースが便利。絡まず、サイズ別に整理できる
- 袋のまま持ち歩くなら、使用済みと未使用を分けるだけでも錆びの連鎖を防げる
フックは1個数百円。とはいえ錆びで毎回買い直すのはもったいないので、「洗う・乾かす・分ける」の3つだけ習慣にしておくと長持ちします。
自作はアリか|私はよく作る。でも人に勧めるなら既製品
正直に書きます。私は自作のアシストフックをよく使います。材料から作れば1本あたりのコストは既製品よりぐっと安くなりますし、リア用の短いフックなど「欲しい仕様が売ってない」ものを作れるからです。アシストラインの長さを1cm単位で調整できるのも自作の特権で、ジグごとに「絡まない最長」を突き詰めるような遊びができます。
ただ、人に勧めるかというと既製品です。セキ糸の下巻きや締め込みなど、強度を出すための工程が意外と大変で、適当に巻いたフックは大物ですっぽ抜けます。市販品の強度は工場管理で安定しているので、「趣味として作業を楽しめる人以外は買ったほうが早い」が本音です。
それでも作ってみたい人へ。針はカン付きの伊勢尼が使いやすいです。カン(環)があるのでセキ糸なしでもリング接続で形になり、入門に向いています。
カン付き針の手軽さは、オモリと組み合わせた自作ルアー「オモック」でも実感できます。工具なしで作れるので、自作の入り口としてはこちらのほうがおすすめです。

よくある質問
Q. 40gのメタルジグに合うアシストフックのサイズは?
シングルなら1/0〜2/0、ダブルなら#1〜1/0あたりが目安です。メーカーで大きさが違うので、最終的にはフックの幅とジグの幅を見比べて、ジグを抱き込まないサイズ感かを確認してください。
Q. ダイソーのアシストフックはあり?
小型青物やマダイクラスまでなら使えます。ただし針先の持ちと強度はメーカー品と差があるので、こまめな交換が前提。年間の交換サイクルまで含めて計算すると、実はメーカー品との差額は思ったほど大きくありません。大物狙いの日はメーカー品を結ぶのが安心です。

Q. フックが伸ばされた…タックルが悪い?
フックサイズか軸の太さが魚に対して不足しているサインです。ドラグを締めて獲るスタイルなら太軸(貫クラス)に上げる、細軸を使いたいならドラグを緩めに設定して針への負荷を逃がす、のどちらかで対処します。細軸フックのままドラグをフルロックするのが一番よくない組み合わせです。
Q. ティンセル付きとなしはどっちがいい?

小型ジグやマイクロベイトの状況ではティンセルのアピールが効く場面があります。一方で大型青物狙いでは無くても困りません。私は小さめのジグ=ティンセルあり、大きめのジグ=針だけ、とざっくり使い分けています。
Q. フロントとリア、両方アシストフックでもいい?
アリです。特にタチウオ・サワラ・ヒラメ狙いでは前後フックが基本。ただしリアは短いフックにしないと絡むので、リア専用品を選んでください。
Q. アシストフックとジグは同じメーカーで揃えるべき?
揃える必要はありません。サイズ(ゲイブ幅とジグ幅の関係)さえ合っていれば、メーカーをまたいで組み合わせて問題ないです。実際、私もジグとフックのメーカーはバラバラです。唯一の例外は④⑤のような純正フックで、専用設計ゆえの相性の良さがあります。
Q. セキ糸なしでアシストフックを自作できる?
カン付き針なら可能です。カン(環)にスプリットリングやソリッドリングを通せば、巻き作業なしで針とリングが接続できます。強度はセキ糸で巻いた本格自作に劣るものの、ライトショアジギングの範囲なら実用になります。
Q. ショゴやサゴシ(小型回遊魚)メインならどれ?
30〜40gのジグに陸ジグライトかドラッグメタル純正あたりの細軸が快適です。小型でもサゴシは歯があるので、切られ始めたらワイヤー仕様に替えるか、リアフック主体に切り替えてください。
Q. アシストフックは何個持っていけばいい?
最低でも交換用に2〜3個は持っておくと安心です。フックは錆びや針先の摩耗で釣行中にも劣化しますし、青物の歯やエラでアシストラインが傷むこともあります。
状況別の使い分け早見表
最後に、この記事の結論を「状況→どれを結ぶか」の形でまとめておきます。
| 状況 | 私の選択 |
|---|---|
| とりあえず最初の1つ | ファイアツイン |
| アタるのに乗らない低活性 | ジガーライト段差 早掛 |
| 不意の大物に備えたい・使い倒したい | ジゲンショートツイン |
| 20〜40gの小さめジグ | ドラッグメタル純正 or 陸ジグライト |
| リアフックを付けたい | DC-RS シングルリアフック |
| 60g以上で大型狙い | 貫 シングル |
| サワラ・タチウオが本命 | ワイヤー仕様の歯物専用品 |
| スーパーライト寄りの五目 | ソルティガアシストSS SLJ(リア用あり) |
フックケースにこの中から3〜4種類入っていれば、ショアジギングで「フックが理由で獲れない」場面はほぼ無くなります。全部を一度に揃える必要はなく、まずは①ファイアツインと、自分のホームで一番使うジグ重量に合うものをもう1種類——の2つから始めれば十分です。
まとめ|フックを替えると釣果が変わる
- 迷ったらファイアツイン・ジガーライト早掛・ジゲンの3つから
- サイズはジグの重さから逆算、最後はジグとフックの幅を見比べて確認
- 基本シングル、喰いが浅い日は段差。青物はフロントのみでOK
- リアのトリプルはシングル化がおすすめ。リアは短いフックが正義
- 針先は爪チェックで滑ったら交換。錆びたら即交換
- 自作は楽しいが、人に勧めるなら既製品
まず1つ選ぶなら、繰り返しになりますがファイアツイン。ジグの重さと同じ表記を選ぶだけなので、今日からでも始められます。
ジグを1個買い足すより、フックを見直すほうが釣果に効く場面は本当に多いです。フックは1個数百円で試せて、効果が掛かりとバラシの両方に出る——タックル投資の中で一番費用対効果が高いパーツだと私は思っています。まずは今使っているジグの針先を爪でチェックするところから始めてみてください。
ジグ本体の選び方や釣り方はこちらでまとめています。



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