こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
シマノのショアジギングロッドを探していると、必ず名前が挙がるのがシマノ コルトスナイパーです。
(コルトスナイパーはブランド名で、同じ名前のメタルジグやプラグもあります。この記事で扱うのはロッドです)売り場でも指名で聞かれることが一番多いブランドで、私自身もBB・SS・XRを全部使ってきました。
ただ、いざ買おうとすると分かりにくい。
BB、SS、XR、エクスチューン、リミテッドという5つのグレードがあって、さらにLSJ、ロング、MB、振出、ビッグゲームという用途別のモデルが枝分かれしています。
全部で12系統・80番手。
店頭で並んでいるのを見て固まる人が多いのも当然です。
この記事では、2026年9月時点で買える12系統を、年式つきで一枚に並べました。
そのうえで、一番聞かれる「BBとSSは何が違うのか」「SSとXRはどちらか」に数字と中身で答えていきます。
先に結論を書くと、迷ったらSSです。
お店でも、初心者の方ほどSSをおすすめしています。
理由は本文で。
コルトスナイパー全12系統一覧【年式・自重・適合つき】
結論を先に置きます。
3つの帯の「買うならこれ」はこの3本です。
- 迷ったら、私のいちばんのおすすめ 24コルトスナイパーSS S100MH
BBと同じ番手で33g軽く、実売2万円台で手に入ることが多い - とにかく安く始めるなら 21コルトスナイパーBB S100MH。1万円台後半で10ft・ジグ80gまで
- ジグ100gを常用する・PE5号も使うなら 20コルトスナイパーXR S100H。80gまでで足りるならSSで十分です
番手はS100MHのように書かれます。
読み方はこうです。
- S = スピニング(Bならベイト。初心者はSです)
- 100 = 全長10フィート
- MH = 硬さ
- 末尾の「-3」 = 3本継(仕舞寸法が短くなるぶん少し高い。車に積めるなら2本継で構いません)
硬さは、左から右へ硬くなります。
L < ML < M < MH < H < XH < XXH < XXXH
シリーズ名の前の数字は発売年です。
コルトスナイパーは世代が混ざっていて、同じ「SS」でも無印は24年、LSJは22年、振出は21年と、中身が別物です。
この表では年式を必ず付けています。
実売価格は変動するので幅で書いています。
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
セール時は幅より安くなることもあります。
基本の5グレード(値段の安い順)です。
表は横にスクロールできます。
| グレード | 実売の目安 | 年式 | 番手の例 | 自重 | 適合ルアー/PE |
|---|---|---|---|---|---|
| BB | 1万円台後半 | 21 | S96ML〜S100H(13番手) | 233〜309g | MAX50〜100g/2〜4号 |
| SS ★おすすめ | 2万円台 | 24 | S96M〜S100H(9番手) | 220〜278g | MAX60〜100g/2.5〜4号 |
| XR | 3万円台半ば | 20 | S96ML〜S100XH+ベイト3本(18番手) | 222〜335g | MAX56〜150g/2.5〜6号 |
| エクスチューン | 6万円台 | 25 | S95MH〜S98XXH(11番手) | 298〜378g | MAX60〜180g/3〜8号 |
| リミテッド | 7万円台半ば | 22 | S98XH〜S106H(8番手) | 345〜386g | MAX90〜150g/4〜6号 |
用途別のモデルです。
グレードとは別に、釣り方に合わせて枝分かれしています。
| モデル | 実売の目安 | 年式 | 番手の例 | 自重 | 適合ルアー/PE |
|---|---|---|---|---|---|
| BB LSJ | 1万円台後半 | 23 | S96L〜S100ML(4番手) | 177〜199g | MAX42〜50g/2号 |
| SS LSJ | 2万円台前半 | 22 | S96L〜S100ML(4番手) | 181〜199g | MAX42〜50g/2号 |
| BB 振出 | 1万円台後半 | 22 | S100M-T/S100MH-T | 255〜282g | MAX60〜80g/2.5〜3号 |
| SS 振出 | 2万円台 | 21 | S100M-T/S100MH-T | 255〜288g | MAX60〜80g/2.5〜3号 |
| SS ロング | 2万円台後半 | 25 | S120/S130(12ft・13ft) | 255〜265g | MAX70g/2.5号 |
| XR MB | 3万円台半ば | 22 | S100MH-5〜S100XH-5(5継) | 316〜336g | MAX90〜150g/4〜6号 |
| リミテッド ビッグゲーム | 7万円台半ば | 24 | S92XXXH〜S100XXH(4番手) | 392〜401g | MAX180〜250g/8〜10号 |
※番手の末尾に付く記号は2つあります。
同じ長さ・硬さでも、投げるルアーに合わせて調子を振ってあります。
- /PS = プラッギングスペシャル(プラグを扱いやすくした調子)
- /JS = ジギングスペシャル(ジグをしゃくりやすくした調子)
※自重・適合はメーカー公表値です。
番手によって幅があるものは範囲で書いています。
ランディングシャフトは竿ではないので外しました。
XRのベイトモデル(B100M/B100MH/B100H)はXRの中に含めています。
上の3本の値段はここで確認できます。
ロッドは店によって値引き幅が大きいので、Amazon・楽天・Yahooの3つを見比べると数千円変わることがあります。
BBとSS、SSとXRは何が違うのか
売り場で一番聞かれるのがこの2つです。
カタログを見比べても分かりにくいので、同じ番手(S100MH)で並べます。
| BB(21) | SS(24) | XR(20) | エクスチューン(25) | リミテッド(22) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 自重 | 293g | 260g | 313g | 344g | 345g |
| 適合ジグ | MAX80g | MAX80g | MAX90g | MAX90g | MAX90g |
| 適合PE | MAX3号 | MAX3号 | MAX4号 | MAX4号 | MAX4号 |
| ブランクス | ハイパワーX | ハイパワーX+スパイラルX | ハイパワーX+スパイラルXコア+ナノピッチ | ハイパワーX+スパイラルXコア+Xガイド | ハイパワーX+スパイラルXコア+ナノピッチ+Xガイド |
BBとSSの違い|スパイラルXが入るかどうか
数字で見える差は自重33gです。
適合ジグも適合PEも同じなのに、SSのほうが軽い。
理由はブランクスの構造です。
BBはハイパワーX(ネジれを抑えるカーボンテープ)だけですが、SSはそこにスパイラルXが加わります。
カーボンを斜めに巻いて筒の強度を上げる構造で、同じ強さを軽い材料で出せるようになる。
33gはその結果です。
この差は他の番手でも同じ向きに出ます。
9ft6インチのS96MHで38g、10ft6インチのS106MHで49g。
番手によって22〜49gの幅がありますが、どの番手でもSSのほうが軽いという関係は変わりません。
ただ、持ち比べたときに効いてくるのは数字だけではありません。
SSはロッド全体のバランスが違っていて、同じ番手でも軽く感じます。
だから私は、初心者にこそSSを薦めています。
「安いほうから始めて、慣れたら上を買う」より、最初からSSにしたほうが結果的に安く済むからです。
売り場では、こう聞かれたらこう答えています。
「とにかく安く一式そろえたい」ならBB。
「長く使いたい」ならSS。
BBが悪い竿という意味ではありません。
1万円台でこの性能は十分すぎます。
ただ、BBで始めた人が半年から1年でSSに買い替えに来ることがよくあります。
理由はだいたい同じで、一日しゃくったあとの疲れ方です。
33gという数字だけ見ると小さく思えますが、100投・200投と続けると腕に残るものが変わります。
結局2本買うことになるくらいなら、最初からSSにしたほうが安く済みます。
SSとXRの違い|適合が1段上がる。軽くはならない
こちらは方向がまったく違います。
XRはSSより53g重くなります。そのかわり、
- 適合ジグが80g→90g(S100MHの場合)
- 適合PEが3号→4号
- 一番硬い番手がXH(ジグMAX150g・PE6号)まである。SSは一番硬くてもH(ジグMAX100g・PE4号)
ブランクスも変わります。
SSのスパイラルXに対して、XRはスパイラルXコア(ナノアロイ技術を使った上位構造)とナノピッチ(ブランクスを焼くときの成型テープを細かいピッチで巻き、均一に締め上げて強度を上げる工程)が入ります。
SSとXRは「上位互換」ではありません。
狙う魚とジグの重さで分かれます。
ジグ何gを投げるかで決まる
私の答え方はこうです。
- 60〜80gのジグが中心なら、SS S100MH。10ftのMHで足ります
- ときどき100gも使うなら、SS S100H(278g・PE4号)。カタログ上は届きます
- 100gを常用する、PE5号も使うなら、XR S100H以上(330g・PE5号)
堤防や地磯でイナダからブリまでを狙うなら、ジグは60〜80gに収まります。
ここはSSの独壇場です。
ここで一つ、カタログには出てこない話を書いておきます。
SSのS100HはスペックだけならジグMAX100g・PE4号まで使えます。
ただ、実際に使うとMAXの100gやPE4号はちょっと気を使います。
気持ちよく振れるのは80gぐらいまで、というのが私の感覚です。
だからときどき100gを投げるだけならSSのS100Hで足りるけれど、100gを常用する釣りをするならXRのS100H以上へ。
PE5号を使う場面があるなら、そもそもSSでは適合を超えます。
ここが本当の分かれ目です。
逆に言えば、80gまでで足りるなら、値段の差ぶんをXRに払う理由は薄くなります。
同じPE4号ならSSのS100Hのほうが35g軽く、1万円ほど安い。(ベイトで組みたい、5本継で遠征に持ち込みたい、という理由があるなら話は別です)
エクスチューンとリミテッドは何が違うのか
上の2つは、同じS100MHで自重が344gと345g、適合も同じ。
数字ではほとんど差が出ません。
実売で1万円ちょっと違うだけです。
中身を見ると、こう分かれます。
| エクスチューン(25) | リミテッド(22) | |
|---|---|---|
| スパイラルXコア | ○ | ○ |
| ナノピッチ | 公式ページに記載なし | ○ |
| Xガイド タッチフリーチタン | ○(25年で新採用) | ○ |
25エクスチューンは、この年にXガイド タッチフリーチタンを新しく採用しました。
ガイドにラインが触れにくくなる設計で、飛距離とライントラブルに効きます。
一方で、この2つのうち公式ページにナノピッチの記載があるのはリミテッドだけです。
では、どちらを買うか。
通常のショアジギングなら、私はエクスチューンを薦めます。
リミテッドより癖がなく、扱いやすい。
私がこれまで触ってきたロッドの中で、最も完成度が高いと感じたのが25エクスチューンのS100MHです。
リミテッドは、最強のものが欲しい人のための竿です。
性能で選ぶというより、これを持ちたいかどうかで決める領域だと思っています。
コルトスナイパーの基本モデル|BB・SS・XR・エクスチューン・リミテッドどれを買うか

違いは上で書いたので、ここは誰向けかと買う番手に絞ります。
なおBBより安いシマノのロッドを探している人は、記事の最後のよくある質問を見てください(ソルティーアドバンスという選択肢があります)。
21コルトスナイパーBB|とにかく安く始めたい人
実売1万円台後半。
13番手あり、S96ML(233g)からS106MH(309g)まで揃います。
最初の1本ならS100MH(10ft・ジグMAX80g・PE3号)です。
なお表の「ジグMAX80g」は、その竿で投げられる一番重いジグの重さです。
MAX80gの竿で40gのジグを投げても問題ありません。
軽いほうの目安はMAXの半分くらいで、それより軽いと竿が曲がらず飛距離が落ちます。
私はお店で「ショアジギングを始めてみたいけど、続くか分からない」と相談されたら、まずこのBBを手に取ってお見せしています。
全13番手はこうなっています。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S96ML | 9ft6in | 233g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
| S96M | 9ft6in | 253g | MAX60g | MAX2.5号 | 2本 |
| S96MH | 9ft6in | 280g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
| S96H | 9ft6in | 294g | MAX100g | MAX4号 | 2本 |
| S100ML | 10ft | 244g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
| S100M | 10ft | 266g | MAX60g | MAX2.5号 | 2本 |
| S100M-3 | 10ft | 262g | MAX60g | MAX2.5号 | 3本 |
| S100MH | 10ft | 293g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
| S100MH-3 | 10ft | 290g | MAX80g | MAX3号 | 3本 |
| S100H | 10ft | 307g | MAX100g | MAX4号 | 2本 |
| S100H-3 | 10ft | 300g | MAX100g | MAX4号 | 3本 |
| S106M | 10ft6in | 276g | MAX60g | MAX2.5号 | 2本 |
| S106MH | 10ft6in | 309g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
24コルトスナイパーSS|迷ったらこれ
今回紹介する12系統・80番手の中で、私がいちばんおすすめしたいのが24コルトスナイパーSS S100MHです。
実売2万円台で手に入ることが多いです。
お店でも、お客様にいちばんおすすめしているのがこの竿です。
スパイラルXが入る一番安いグレードで、BBと同じ番手なら33g軽い。
番手はコルトスナイパーSS S100MHが基準です。
9ft6インチが良ければS96MH(242g)、ジグ100gまで使うならコルトスナイパーSS S100H(278g)。
私はSSを19年モデルの頃から使っていて、今は24年モデルです。
19の頃からいい竿でしたが、24になってさらに磨きがかかり、誰にでもおすすめできる竿になりました。
カタログの自重はS100MHでどちらも260gと、重さは変わっていません。
それでも持ち比べると、24のほうがロッドバランスが良く、振ったときに軽く感じます。
変わったのは次の3つです。
- ブランクスの張り。同じ260gでも、ジグを引いたときに戻りが速い
- スクリューロックジョイント。継ぎ目が緩みにくくなり、一日しゃくっても緩みを気にしなくてよくなった
- Vホールドフロントグリップ。握りの形が変わって、ジャークで手が滑りにくい
24は本当に完成度が高いというのが使った感想です。
19から買い替えるかと聞かれたら、急いで替える必要はないけれど、新しく買うなら迷わず24です。
仕事柄ハイエンドのロッドも何本も触っていますが、それでも自分のメインはいまだにSSです。
値段と性能のバランスで、ここを超えるものがなかなか出てきません。
全9番手はこうなっています。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S96M | 9ft6in | 220g | MAX60g | MAX2.5号 | 2本 |
| S96MH | 9ft6in | 242g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
| S100M | 10ft | 244g | MAX60g | MAX2.5号 | 2本 |
| S100M-3 | 10ft | 240g | MAX60g | MAX2.5号 | 3本 |
| S100MH | 10ft | 260g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
| S100MH-3 | 10ft | 265g | MAX80g | MAX3号 | 3本 |
| S100H | 10ft | 278g | MAX100g | MAX4号 | 2本 |
| S100H-3 | 10ft | 273g | MAX100g | MAX4号 | 3本 |
| S106MH | 10ft6in | 260g | MAX80g | MAX3号 | 2本 |
20コルトスナイパーXR|ジグ100gを常用する人
実売3万円台半ば。
18番手と、シリーズで一番数が多いグレードです。
ライトに振りたいならコルトスナイパーXR 96ML(222g)という選択肢もあります。
XRにしか無いものが2つあります。
- ベイトモデル(B100M・B100MH・B100H)。コルトスナイパーで唯一
- パックロッド(XR MB)。5本継で、離島や遠征に持ち込める
番手の幅も広く、100gを常用するならコルトスナイパーXR S100H(330g・PE5号)、さらに上のXH(S98XH・S100XH-3)ならジグMAX150g・PE6号まで使えます。
XH自体はエクスチューンとリミテッドにもありますが、値段が倍以上になります。
この価格帯でXHまで選べるのはXRだけです。
XRで買うならS100H(330g・ジグMAX120g・PE5号)です。
150gまで使うならS98XH。
なおXRは2020年モデルなので、店によって値引き幅が大きく違います。
定価に近い値が付いていることもあれば、3万円台前半まで下がっている店もあります。
Amazonだけでなく、楽天やYahooの値段も見てから決めてください。
モデルチェンジの話は、記事の最後のよくある質問に書いています。
全18番手(ベイト3本を含む)です。
多く見えますが、買うのはS100MH・S100H・S98XHのどれかで、残りは長さと硬さの微調整だと思ってください。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S96ML | 9ft6in | 222g | MAX56g | MAX2.5号 | 2本 |
| S96M | 9ft6in | 275g | MAX70g | MAX3号 | 2本 |
| S96MH | 9ft6in | 307g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S96H | 9ft6in | 315g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| S98XH | 9ft8in | 327g | MAX150g | MAX6号 | 2本 |
| S100ML | 10ft | 232g | MAX56g | MAX2.5号 | 2本 |
| S100M | 10ft | 282g | MAX70g | MAX3号 | 2本 |
| S100MH | 10ft | 313g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S100MH-3 | 10ft | 310g | MAX90g | MAX4号 | 3本 |
| S100H | 10ft | 330g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| S100H-3 | 10ft | 317g | MAX120g | MAX5号 | 3本 |
| S100XH-3 | 10ft | 335g | MAX150g | MAX6号 | 3本 |
| S106M/PS | 10ft6in | 270g | MAX70g | MAX3号 | 2本 |
| S106MH/PS | 10ft6in | 306g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S106H/PS | 10ft6in | 330g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| B100M | 10ft | 290g | MAX70g | MAX3号 | 2本 |
| B100MH | 10ft | 307g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| B100H | 10ft | 315g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
25コルトスナイパー エクスチューン|完成度の頂点
実売6万円台。
25年にフルモデルチェンジして、Xガイド タッチフリーチタンが入りました。
26年には5番手が追加されています(S95MH/S96H/JS/S100H-3/S106H/PS/S98XH-3)。
番手はS100MHが基準。
ジグ100gまで使うならS100H、150gまでならS98XH-3。
26年に追加された5番手も、この並びの中に入ります。
全11番手はこうなっています。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S95MH | 9ft5in | 331g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S95XH | 9ft5in | 365g | MAX150g | MAX6号 | 2本 |
| S96H/JS | 9ft6in | 343g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| S98XH-3 | 9ft8in | 352g | MAX150g | MAX6号 | 3本 |
| S98XXH | 9ft8in | 378g | MAX180g | MAX8号 | 2本 |
| S100M-3 | 10ft | 298g | MAX60g | MAX3号 | 3本 |
| S100MH | 10ft | 344g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S100MH-3 | 10ft | 329g | MAX90g | MAX4号 | 3本 |
| S100H | 10ft | 356g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| S100H-3 | 10ft | 335g | MAX120g | MAX5号 | 3本 |
| S106H/PS | 10ft6in | 369g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
22コルトスナイパー リミテッド|最強が欲しい人
実売7万円台半ば。
スパイラルXコア・ナノピッチ・Xガイドの全部入りです。
23年に3ピースの3番手が追加されています。
ただ、通常のショアジギングならエクスチューンのほうが癖がなく扱いやすいというのが私の感覚です。
リミテッドが選択肢に入るのは、超大型魚を本気で狙うとき。
汎用性や操作感で選ぶなら、1つ下のエクスチューンのほうが合います。
この上にリミテッド ビッグゲーム(24年)がありますが、そちらは用途が別なので、後の章で書きます。
リミテッドの全8番手はこうなっています。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S98XH/JS | 9ft8in | 361g | MAX150g | MAX6号 | 2本 |
| S100MH | 10ft | 345g | MAX90g | MAX4号 | 2本 |
| S100MH-3 | 10ft | 348g | MAX90g | MAX4号 | 3本 |
| S100H | 10ft | 363g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
| S100H-3 | 10ft | 361g | MAX120g | MAX5号 | 3本 |
| S100XH-3 | 10ft | 375g | MAX150g | MAX6号 | 3本 |
| S104XH/PS | 10ft4in | 386g | MAX150g | MAX6号 | 2本 |
| S106H/PS | 10ft6in | 375g | MAX120g | MAX5号 | 2本 |
コルトスナイパーの用途別モデル|LSJ・ロング・MB・振出・ビッグゲーム
グレードとは別に、用途で枝分かれしたモデルがあります。
ここは年式が古いものが混ざっているので、無印と同じ感覚で選ぶと外します。
コルトスナイパーBB LSJ/SS LSJ|ライトショアジギング専用
コルトスナイパーBB LSJとコルトスナイパーSS LSJはライトショアジギング専用で、ジグMAX42〜50g・PE2号。
自重が177〜199gと、無印とは別次元に軽くなります。
ここで注意点が一つ。
| S96ML | 自重 | 年式 | 実売の目安 |
|---|---|---|---|
| BB LSJ | 182g | 23 | 1万円台後半 |
| SS LSJ | 187g | 22 | 2万円台前半 |
無印と逆で、BB LSJのほうが軽くて安いんです。
理由は年式で、BB LSJが23年、SS LSJが22年。
別々に設計された別製品だからです。
「SSのほうが軽い」は並継の無印だけの話で、LSJには当てはまりません。
同じ値段を出すなら、LSJではBB LSJを選んで問題ありません。
スパイラルXが欲しいならSS LSJですが、実売で7千円ほど高くなります。
そこに払うかどうかです。
BB LSJ(23年)の全4番手です。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S96L | 9ft6in | 177g | MAX42g | MAX2号 | 2本 |
| S96ML | 9ft6in | 182g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
| S100L | 10ft | 188g | MAX42g | MAX2号 | 2本 |
| S100ML | 10ft | 199g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
SS LSJ(22年)の全4番手です。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S96L | 9ft6in | 181g | MAX42g | MAX2号 | 2本 |
| S96ML | 9ft6in | 187g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
| S100L | 10ft | 196g | MAX42g | MAX2号 | 2本 |
| S100ML | 10ft | 199g | MAX50g | MAX2号 | 2本 |
スパイラルXが入るSS LSJはこちらです。
ちなみに、無印のMLとLSJは番手名が似ていますが中身が違います。
同じS100MLで、BBが244g・BB LSJが199g。
45g違うので、ライトに振るならLSJを選んでください。
振出|BBとSSの両方にある
「コルトスナイパーBBは振り出しできますか」と聞かれることがあります。
答えはできます。
22年のBB振出(S100M-T/S100MH-T)があります。
そしてSSにも振出があります。
ただしこちらは21年モデルで、無印の24SSとは別製品です。
| S100MH-T | 自重 | 年式 |
|---|---|---|
| BB 振出 | 282g | 22 |
| SS 振出 | 288g | 21 |
ここもBBのほうが軽い。
LSJと同じ理由で、年式が違う別製品だからです。
振出モデルは電車釣行や、車に積みっぱなしにしたい人に向いています。
BB振出(22年)です。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S100M-T | 10ft | 255g | MAX60g | MAX2.5号 | 3本 |
| S100MH-T | 10ft | 282g | MAX80g | MAX3号 | 3本 |
SS振出(21年)です。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S100M-T | 10ft | 255g | MAX60g | MAX2.5号 | 3本 |
| S100MH-T | 10ft | 288g | MAX80g | MAX3号 | 3本 |
コルトスナイパーSS ロング|12ftと13ft。サーフや高い堤防で
25年に出たコルトスナイパーSS ロングは、12ft(S120)と13ft(S130)の2本。
自重は255〜265gで、10ftの無印SSと変わりません。
長さが効くのは、足場が高い堤防やサーフで遠投したいときです。
ジグはMAX70gなので、ライト寄りの使い方になります。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S120 | 12ft | 255g | MAX70g | MAX2.5号 | 3本 |
| S130 | 13ft | 265g | MAX70g | MAX2.5号 | 3本 |
MB|5本継のパックロッド
XR MB(22年)は5本継。
仕舞寸法が短くなるので、飛行機や電車で持ち運べます。
番手はS100MH-5/S100H-5/S100XH-5の3本。
離島遠征に行く人には、これ以外の選択肢がほぼありません。
自重は316〜336gと、2本継のXRとほぼ同じです。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S100MH-5 | 10ft | 316g | MAX90g | MAX4号 | 5本 |
| S100H-5 | 10ft | 326g | MAX120g | MAX5号 | 5本 |
| S100XH-5 | 10ft | 336g | MAX150g | MAX6号 | 5本 |
ビッグゲーム|PE10号の世界
リミテッド ビッグゲーム(24年)は、ジグMAX250g・PE10号という、ショアジギングの枠を超えた竿です。
自重392〜401g。
番手はS92XXXH/S98XXH/S98XXXH/S100XXH。
10kgオーバーのブリやカンパチ、GTクラスまで想定した設計で、シマノのショアジギングロッドではこれが最高峰。
裏を返せば、普通の堤防や地磯では確実にオーバースペックです。
| 番手 | 全長 | 自重 | 適合ジグ | 適合PE | 継数 |
|---|---|---|---|---|---|
| S92XXXH | 9ft2in | 392g | MAX250g | MAX10号 | 3本 |
| S98XXH | 9ft8in | 396g | MAX180g | MAX8号 | 3本 |
| S98XXXH | 9ft8in | 401g | MAX250g | MAX10号 | 3本 |
| S100XXH | 10ft | 399g | MAX180g | MAX8号 | 3本 |
番手の選び方|長さと硬さ

番手の読み方は冒頭に書いたとおりです。
最初の1本ならS100MH。
10ftは堤防でも地磯でも扱いやすく、MHならジグ80gまで投げられます。
長さと硬さをもっと細かく決めたい人は、こちらに書いています。


コルトスナイパーに合わせるリール
「コルトスナイパーSSを買ったので、リールの相性を教えてほしい」「ストラディックSWの5000番に合うロッドは」といった相談をよく受けます。
順番としてはロッドの適合PEに合わせるのが確実です。
| ロッド | 適合PE | 合わせるリール |
|---|---|---|
| BB/SS のMH | MAX3号 | 4000〜C5000番(シマノ)/LT5000-C(ダイワ) |
| BB/SS のH | MAX4号 | C5000番(PE3号200m)〜6000番(PE4号)/LT6000 |
| XR のMH・H | MAX4〜5号 | 5000〜6000番のSW機 |
| XR のXH以上 | MAX6号 | 8000番以上のSW機(PE6号を巻くなら10000〜14000番) |
SSのS100MHに合わせるなら、シマノの4000〜C5000番が王道です。
売り場でも、この組み合わせで買っていく人が一番多い。
XR以上で大型青物を狙うなら、SW機の5000〜6000番まで上げてください。
リールの番手の考え方は、メーカーごとに別の記事にまとめています。


ダイワと迷っている人へ

ダイワで同じ位置にあるのがドラッガーシリーズです。
おおよその対応はこうなります。
| シマノ | ダイワ | ダイワ側の実売の目安 |
|---|---|---|
| コルトスナイパーBB | ドラッガーX | 1万円台後半 |
| コルトスナイパーSS | ドラッガーMX | 2万円台 |
| コルトスナイパーXR | ドラッガーSX | 3万円台〜 |
| エクスチューン/リミテッド | ドラッガー ブレイクスルー | 5万円台〜 |
ダイワ側のロッドは、混載のおすすめ記事でも触れています。

売り場での印象で言うと、コルトスナイパーは優等生です。
他メーカーには特定の釣り方に特化した癖の強いロッドが多いのですが、コルトスナイパーはどの番手も素直で、狙いどおりに動いてくれます。
番外編|ロッド以外のコルトスナイパー

ここまでロッドの話をしてきましたが、コルトスナイパーはブランド名なので、ルアーにも同じ名前が付いています。
ロッドを買ったついでに揃える人が多いので、代表的なものを挙げておきます。
メタルジグ|イワシロケット/アオモノキャッチャー/ロング
イワシロケットは20〜40gの小型ジグ。
名前のとおりイワシを模した形で、ライトショアジギングでよく出ます。
LSJのロッドと合わせるならこのあたりです。
アオモノキャッチャーは28〜65g。
こちらは青物を狙う本命の重さ帯で、ハイアピールモデルはフラッシングを強めた仕様です。
SSのS100MHでいちばん使いやすいのがこの重さになります。
コルトスナイパー ロングは、細長いシルエットのジグ。
ロッドの「SS ロング」とは別物で、こちらはジグの形が縦長という意味です(同じブランド名なので紛らわしいところです)。
スライドを大きく使いたいときに。
プラグ|ロックポップスリム/ロックワインダー
青物はジグだけでなく、表層のプラグで食ってくる日があります。
ロックポップスリム 140Fはペンシルベイトで、ジェットブースト(飛距離を伸ばす重心移動)が入っています。
ナブラが出たときに投げる1本として持っておくと違います。
ロックワインダー 160Sはシンキングペンシル。
沈めて使えるので、風や波で表層が使えないときに出番があります。
どちらも磯やサラシで使う前提の作りで、ロッドのXR以上とセットで使うと竿の強さが活きます。
ジグの重さの選び方や、青物に効くカラーの話はこちらです。


よくある質問
Q. コルトスナイパーBBとSSの違いは何ですか?
ブランクスにスパイラルXが入るかどうかです。
その結果、同じS100MHでBBが293g、SSが260gと33g軽くなります。
適合ジグ(MAX80g)と適合PE(3号)は同じです。
番手によって22〜49gの幅がありますが、どの番手でもSSのほうが軽くなります。
Q. コルトスナイパーはSSとXRのどちらがいいですか?
投げるジグの重さで決めてください。
60〜80gが中心ならSS。
ときどき100gを使うだけならSSのS100Hで足ります(ただしMAXの100gは少し気を使うので、気持ちよく振れるのは80gぐらいまでです)。
100gを常用する、PE5号も使うならXR以上。
XRはSSより53g重くなりますが、適合ジグが90gに、適合PEが4号に上がり、一番硬いXH(ジグMAX150g・PE6号)まで選べます。
Q. コルトスナイパーの何がそんなにいいんですか?
癖がないことです。
BBの時点でブランクスにハイパワーXが入っていて、ジグをしゃくったときに竿がネジれません。
他メーカーには特定の釣り方に特化した竿が多いのですが、コルトスナイパーはどのグレードも素直で、思ったとおりに動きます。
売り場で指名が一番多いのもここです。
Q. コルトスナイパーBBは振り出しできますか?
できます。
22年モデルのBB振出(S100M-T/S100MH-T)があります。
SSにも振出がありますが、そちらは21年モデルで無印の24SSとは別製品です。
同じS100MH-Tで比べると、BB振出が282g、SS振出が288gでBBのほうが軽くなります。
Q. 「コルトスナイパー」はロッド以外にもありますか?
あります。
コルトスナイパーはブランド名なので、メタルジグやプラグにも同じ名前が付いています。
たとえば「コルトスナイパー ロング」という名前のメタルジグがあり、ロッドの「コルトスナイパーSS ロング」とは別物です。
代表的なルアーは、記事の後ろの番外編にまとめています。
Q. コルトスナイパーXRはモデルチェンジしますか?
2026年9月時点で、後継の発表はありません。
XRは2020年モデルで、現行のコルトスナイパーでは一番古い世代です。
ただしベイトモデルとパックロッドはXRにしか無いので、その用途で必要なら待っても代わりがありません。
Q. LSJと無印のMLはどちらがライトですか?
LSJです。
同じS100MLで比べると、無印BBが244g、BB LSJが199gで45g違います。
適合ジグもBBのMAX50gに対してLSJはMAX42〜50g、PEは2号まで。
30〜40gのジグでライトに攻めるならLSJを選んでください。
Q. BBより安いシマノのショアジギングロッドはありますか?
ソルティーアドバンス ショアジギングがあります。
実売1万円前後で、2026年にS100Hが追加されました(270g・ジグMAX100g・PE4号)。
ただしコルトスナイパーはBBの時点でハイパワーXが入るのが違いで、ジグをしゃくり続けたときのもちが変わります。
Q. エクスチューンとリミテッドはどちらを買うべきですか?
通常のショアジギングならエクスチューンです。
リミテッドより癖がなく扱いやすい。
数字では同じS100MHで344gと345g、適合も同じですが、中身はリミテッドにナノピッチの記載があり、エクスチューンにはありません。
逆に25エクスチューンはXガイド タッチフリーチタンを新採用しています。
まとめ|迷ったらSSです
最後に整理します。
- BBとSSの差はスパイラルX。同じ番手で33g軽くなる。適合は変わらない
- SSとXRの差は適合。ジグ100gを常用する・PE5号を使うならXR以上。80gまでで足りるならSSで十分
- LSJと振出はBBのほうが軽い。年式が違う別製品なので、無印の感覚で選ばない
- 迷ったら24SS S100MH。初心者ほどここから始めたほうが、結果的に安く済みます
通販で買うなら、この3本です。
どれにするか決めきれないときは、店頭で3本を持ち比べてみてください。
BBとSSの33gは、持った瞬間に分かります。
シマノ・ダイワを混ぜたショアジギングロッドのおすすめは、こちらにまとめています。

あわせて読みたい
青物が回ってくる時期の話はこちらです。

ライトショアジギングから始める人は、こちらもどうぞ。


