こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
「ダイワでシーバス用のリールを選びたい」という人に向けて、2026年9月時点でシーバスに使える現行ダイワリールを、全機種、実売の安い順に並べました。シーバスに合う番手(LT3000〜4000)を持つ現行の小型汎用シリーズは11機種。シマノと違って、ダイワ(DAIWA)には現行のシーバス専用スピニングブランドがない分、「どの汎用機がシーバス向きなのか」が分かりにくいのが、ダイワ選びの悩みどころです。なお、この記事はスピニングリール専門です。ベイトでのシーバス(ビッグベイト・ボートシーバス)は記事の後半で軽く触れます。
この記事では全機種をエントリー・ミドル・ハイエンドの3クラスに分けて、それぞれのクラスで「買うならこれ」という1台を挙げていきます。実はダイワ公式が製品ページで「シーバスのド定番」と名指ししている機種があるので、そこも本文で紹介します。
全機種を見てからクラスで選ぶと、「もう1つ上を買っておけばよかった」という後悔がなくなります。
ダイワのシーバスリール全機種一覧【実売の安い順】
クラスごとの「買うならこれ」を先にまとめます。
- エントリー(〜1万円台前半)なら 23レガリス。公式が「シーバスのド定番」と書いている1万円強の実力機です
- ミドル(1万円台半ば〜3万円)なら 26フリームス。上位機と同じ軽い巻き出しと防水が2万円以下で手に入ります
- ハイエンド(3万円台〜)なら 24セルテート。ダイワでシーバスと言えば、昔も今もセルテートです
一覧はシーバスの基準番手(LT4000-CXH、機種によりLT4000-XH)で統一しています。実売価格は変動するので幅で書いています。
| シリーズ | 番手 | 実売の目安 | 自重 | 防水 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 【エントリー】 | まずはここから | ||||
| 20 クレスト | LT4000-CXH | 5千円台後半 | 270g | — | 最安。とにかく始めたい人へ |
| 24 レブロス | LT4000-CXH | 8千円台 | 250g | — | 入門定番の現行型 |
| 23 レガリス | LT4000-CXH | 1万円強 | 225g | — | 公式いわく「ド定番」。このクラスのおすすめ |
| 【ミドル】 | 性能で釣りが変わる帯 | ||||
| 26 フリームス | LT4000-CXH | 1万円台半ば〜 | 230g | ○ | 26年新型。このクラスのおすすめ |
| 23 レグザ | LT4000-CXH | 1万円台後半 | 255g | ○ | 高強度アルミボディの剛性派 |
| 25 カルディア | LT4000-CXH | 2万円台半ば | 220g | ○ | モノコック+軽さの優等生 |
| 【ハイエンド】 | 王道と頂点の世界 | ||||
| 24 ルビアス | LT4000-XH | 3万円台後半 | 215g | ○ | 軽量番長。操作系の名手 |
| 24 セルテート | LT4000-CXH | 4万円台後半 | 235g | ○ | シーバスの王道。このクラスのおすすめ |
| 23 エアリティ | LT4000-XH | 5万円台 | 200g | ○ | 4000番で200gの異次元 |
| 26 セルテートHD | LT4000-CXH | 6万円台後半〜 | 255g | ○ | 26年新型。ランカー・ビッグベイト特化 |
| 22 イグジスト | LT4000-XH | 8万円台〜 | 205g | ○ | ダイワの頂点 |
※自重は各シリーズのLT4000番台代表番手のメーカー公表値です。エントリーからハイエンドへ、自重はおおむね右肩下がり(270g→200g)ですが、剛性重視のレグザとセルテート系だけは例外的に重めです。価格は軽さと「回転の質」に対して上がっていくと考えてください。防水○はマグシールド搭載。カルディアSWなどSW系はライトショアジギ寄りの設計のため対象外にしています。糸付きの最安機(ジョイナス・リーガル・ワールドスピン)も入門セット向けの装備なので、この11機種からは外しています。LT4000-CXHの糸巻き量はPE1.5号-200m前後で、シーバス定番のPE1号150mなら余裕です。
ダイワのシーバスリール選びで大事な3つのポイント
シーバスは巻き抵抗の大きいルアーを一晩中投げて巻き続ける釣りです。ダイワのラインナップで見るべきポイントは3つあります。
- モノコックボディかどうか。フタをネジ止めする従来構造をやめた一体型ボディで、たわみにくく、大きいギアを積めるので巻きが強くなります。25カルディア以上(カルディア・ルビアス・セルテート・セルテートHD・エアリティ・イグジスト)に入っています
- マグシールドの有無。海水の侵入を磁性オイルで防ぐダイワ独自の防水です。レガリス以下には入っていないので、ヘビーに使う人はレグザ・フリームス以上を選ぶ理由になります
- エアドライブがどこまで入っているか。エアドライブデザインの採用は機種ごとに範囲が違います。23レガリスと26フリームスはローターとベール、25カルディアはそこにスプールが加わり、上位機はさらにシャフトまで。クレストやワールドスピンのように非搭載の現行機もあるので、型番ごとに確認してください。巻き出しの軽さの差はここで生まれます。ボディ素材も樹脂→ZAION V→アルミ・マグネシウムと階段になっています
シマノが「ギアの質と密巻き」で階段を作るのに対して、ダイワは「ボディ構造と防水」で階段を作っています。長く使う前提なら、マグシールドが入るレグザ・フリームス以上、できればモノコックボディが揃うカルディア以上が安心です。
番手はLT4000-CXHが基準|公式も「シーバスのド定番」と明言
先に型番の読み方だけ押さえます。LT=軽量タフ設計の世代名、4000=サイズ、C=コンパクトボディ、XH=エクストラハイギア。つまりLT4000-CXHは「4000番の糸巻き量を小さいボディに積んだ速巻き仕様」です。CなしのLT4000-XH(ルビアスなど)はボディが一回り大きいフルサイズ版で、性格は同じです。
ダイワのシーバス番手はシンプルで、LT4000-CXHが基準です。ダイワ公式サイトはレガリスのLT4000-CXHを「シーバス、ライトショアジギングのド定番モデル」、フリームスのLT4000-CXHを「シーバスゲームにはこの1台」と紹介しています。メーカー自身が定番と言い切っている番手なので、迷う必要がありません。
| 番手 | 向いている釣り | 注意点 |
|---|---|---|
| LT4000-CXH(基準) | 河川・サーフ・磯までシーバス全般 | CはコンパクトボディのC。4000でも軽い |
| LT3000-C系 | 港湾・小規模河川の取り回し重視 | ロッドが短め(8ft台前半まで)の人向け |
| LT5000-CXH | ライトショアジギとの完全兼用 | シーバス単体ならオーバースペック気味 |
ダイワのLTコンセプトは軽量化が徹底しているので、4000番でもシマノのC3000並みに軽いのが特徴です(例: レガリスLT4000-CXHで225g)。「4000は重そう」という先入観はダイワには当てはまりません。CXHのギアは速巻き仕様で、レガリスLT4000-CXHなら巻き取り99cm/回転。シーバスの手返しにちょうどいい設定です。
ひとつ補足します。シーバスリールの番手だけを掘り下げた記事では「迷ったら3000番(C3000/LT3000)」と書いていますが、あれはシマノを含めた全体の話です。基準になる番手は、メーカーで一段ずれます。シマノはC3000が基準。ダイワはLTの軽量化が効いていて、LT4000-C(コンパクトボディ)の機種ならシマノのC3000に近い自重と取り回しに収まっているので、LT3000でもLT4000-Cでも基準として成立します。公式がLT4000-CXHを「ド定番」と名指ししている以上、ダイワなら4000から入って構いません。港湾や小規模河川で取り回しを最優先するならLT3000-C系に落とす、という分け方です。
番手の考え方をもっと詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ。

エントリークラス(〜1万円台前半)|まず釣りが成立する3台
このクラスは「安く始めて、続くかどうか確かめる」ためのクラスです。ダイワのエントリーはLT化以降どれも軽くて、値段の割にちゃんと釣りになります。
20クレスト LT4000-CXH|最安で始めるならこれ
実売5千円台。この価格でLTボディとATD(魚の引きに追従して糸を滑らかに送るドラグ)が入っているのは正直驚きです。剛性と防水は値段なりなので消耗品と割り切る必要はありますが、「今シーズンだけ試したい」なら十分な1台です。少しでも長く使うつもりなら、レガリスまで上げるのが本命です。
24レブロス LT4000-CXH|入門定番の現行型
クレストに2〜3千円足すと、ローターがエアドライブ世代になって巻き出しが軽くなります。入門セットの定番として店でもよく出ますが、あと2〜3千円出せるならレガリスが本命です。
23レガリス LT4000-CXH|エントリークラスで買うならこれ
公式が「シーバス、ライトショアジギングのド定番モデル」と書いている通り、1万円強でエアドライブローターと225gの軽さが手に入るのがレガリスです。ひとつ上のフリームスと比べて欠けるのはマグシールド(防水)くらいで、巻きの軽快さはワンランク上の機種と並びます。エントリーで迷ったらこれで間違いないです。
ミドルクラス(1万円台半ば〜3万円)|長く使える実用機の帯
マグシールド(防水)が入ってくるのがこのクラスです。週1ペースで通うなら、2〜3年後の巻きの劣化がエントリーと別物になります。
26フリームス LT4000-CXH|ミドルクラスで買うならこれ
2026年新型のフリームスは、エアドライブデザイン+マグシールド+ZAION V(カーボン樹脂)ボディという実用装備一式を1万円台半ば〜2万円に収めてきました。公式も4000-CXHを「シーバスゲームにはこの1台」と書いています。巻き心地の向上は実物を触ると分かるレベルで、「ミドルで1台に絞る」ならこれを推します。
23レグザ LT4000-CXH|アルミボディの剛性派
外殻に高強度アルミを使ったボディで、この価格帯では例外的な剛性を持っています。自重255gと重めですが、鉄板バイブを巻き倒すデイゲーム派や、ビッグベイトも視野に入れる人には、軽さより頼もしさが効きます。軽さ重視ならフリームスへどうぞ。
25カルディア LT4000-CXH|軽さと質感の優等生
フリームスの数千円上で、この帯で唯一のモノコックボディが手に入ります。剛性の骨格が上位機と同じになるうえ220gと軽く、他の釣り(エギング・ライトショアジギ)との兼用性も高い。予算が2万円台まで出せるならこちらも有力です。
ハイエンドクラス(3万円台〜)|王道と頂点の世界
ここからは「壊れないか」ではなく「どこまで気持ちよく釣るか」の世界です。ダイワのハイエンドは軽量路線(ルビアス・エアリティ)と剛性路線(セルテート系)に分かれるので、自分の釣りがどちら寄りかで選んでください。
24ルビアス LT4000-XH|軽量番長
ザイオンモノコックで215g。軽量路線の中核で、ドリフトやトゥイッチなど操作の釣りの追従性が武器です。大型とのやり取りの安心感はセルテートに譲りますが、河川・干潟メインなら最高の相棒になります。
24セルテート LT4000-CXH|ハイエンドで買うならこれ。シーバスの王道
ダイワでシーバスと言えばセルテート。この図式は20年変わっていません。アルミモノコックの剛性にエアドライブの軽い巻き出しが加わって、「強くて軽快」という矛盾を一番高い次元で両立しています。ランカー混じりの大場所でドラグを滑らせながら獲る釣りで、これほど信頼できる道具はありません。かつての専用機モアザンの後継を実質担っているのが、このセルテートです。
23エアリティ LT4000-XH|4000番で200gの異次元
マグネシウムモノコックで、4000番なのに200g。イグジストの設計思想を実用価格に降ろした機種で、軽さと剛性の比率では現行ダイワ最強クラスです。長いロッドとのバランスだけ確認してから選んでください。
26セルテートHD LT4000-CXH|ランカー・ビッグベイト特化
2026年新型のHD(ヘビーデューティ)は、通常は樹脂のローターまでアルミにしたフルメタルのモノコックと、強化ドラグ(ATD TOUGH)を積んだ重装甲版です。コノシロパターンのビッグベイトや磯マルのような、リールに一番負荷がかかる釣りを想定するならここまで視野に入れてください。通常のシーバスゲームには無印セルテートで十分です。
22イグジスト LT4000-XH|ダイワの頂点
説明不要の旗艦です。205gの自重に最高の回転、所有する喜びまで含めて頂点。シーバス性能だけならセルテートとの差は縮まっていますが、「一生モノを1台」という買い方に応えてくれるのはやはりイグジストです。
シマノと迷っている人へ
巻きのしっとり感と密巻き技術のシマノ、軽快な巻きと軽さ路線のダイワ、というのが大きな違いです。シーバスでの対応関係を表にしておきます。
| クラス | ダイワ | シマノ |
|---|---|---|
| エントリー | クレスト/レブロス/レガリス | セドナ/サハラ/ナスキー |
| ミドル | フリームス/レグザ/カルディア | アルテグラ/ストラディック |
| ハイエンド(軽量系) | ルビアス/エアリティ | ヴァンフォード/ヴァンキッシュ |
| ハイエンド(剛性系) | セルテート/セルテートHD | ツインパワー/ツインパワーXD |
| 旗艦 | イグジスト | ステラ |
スピニングでシーバス専用シリーズ(エクスセンス)を持つのはシマノだけなので、「専用設計」に魅力を感じるならシマノ、「汎用機の完成度」で選ぶならダイワです。
シマノ側の全機種まとめも同じ形式で書いています。両方見てから決めたい人はこちらをどうぞ。

ベイトでやりたい人へ|ダイワにはシーバス専用ベイトがある
スピニングに専用ブランドが無い代わりに、ダイワにはモアザンTW PEというシーバス専用のベイトリールがあります。ビッグベイトやボートシーバス、コノシロパターンの太糸の釣りではベイトタックルが主流になりつつあり、汎用ベイトのタトゥーラ系を流用する人も多いです。ベイトシーバスは選び方がスピニングと別物(糸巻き量・ブレーキ・ギア比の考え方が違う)なので、この記事では存在の紹介にとどめます。まずはスピニングで基本を固めてからで遅くありません。
よくある質問
LT4000は大きすぎませんか?
大丈夫です。基準にしたLT4000-CXHの「C」はコンパクトボディの意味で、自重もシマノのC3000クラスと大差ありません(ルビアスなどCなしのLT4000-XHはフルボディ)。PE1.2〜1.5号を200m巻ける余裕を考えると、シーバスではむしろ4000が使いやすいです。港湾の小場所メインならLT3000-C系に落とす選択もあります。
マグシールドは本当に必要?
ウェーディングやサーフ・磯で潮を被る釣り方をするなら、あった方が明確に長持ちします。港湾ナイトが中心で、使用後に水洗いする習慣があるなら、レガリスでも数年は戦えます。釣行頻度より「潮を被るかどうか」で判断してください。
モアザンのリールはもう無いの?
現行のモアザンのリールは、ベイトのモアザンTW PEと、磯・レバーブレーキ仕様のモアザン-LBDだけです。通常のスピニングでかつてのモアザンが担っていた役割は、セルテートやイグジストなどの汎用ハイエンドに集約されています。「専用スピニングが欲しい」ならシマノのエクスセンス系を検討することになります。
型落ちの21フリームスや旧モデルはアリ?
値下がりした型落ちは魅力的に見えますが、26フリームスは巻き出しの軽さ(エアドライブ)が世代で別物です。数千円の差なら新型を勧めます。逆に1万円近く安いなら、型落ちで浮いた予算をラインやルアーに回すのも合理的です。
ハイギア(XH/CXH)ばかりなのはなぜ?
ダイワのシーバス適合番手は、ラインナップの中心がハイギアだからです。手返しと流れの感知に有利で、最初の1台はこれで間違いありません。ギア表記は無印(ノーマル)→H(ハイギア)→XH(エクストラハイギア)の順に巻き取りが速くなります。同じ番手にHとXHが並んでいるときの差はハンドル1回転あたり1割ほどで、鉄板バイブのような巻き抵抗の大きいルアーを長く引くならH、流れの中で糸フケを素早く取りたいならXH。シーバスではXH(CXH)が標準と考えて大丈夫です。ナイトのデッドスロー特化がしたくなったら、ノーマルギアやパワーギア(型番が無印やPのもの)を2台目で考えましょう。
まとめ|クラスで決めて、1台に絞る
- シーバスに使える現行ダイワは11機種。基準番手はLT4000-CXH
- 公式が「ド定番」と言うのはレガリス、「この1台」はフリームス。迷ったら公式に乗る
- エントリーで買うなら23レガリス。1万円強でエアドライブローター
- ミドルで買うなら26フリームス。エアドライブ+マグシールド+ZAION Vが2万円以下
- ハイエンドで買うなら24セルテート。シーバスの王道
- ビッグベイト・ランカー特化なら26セルテートHD、軽さ特化ならエアリティ
自分のクラスが決めきれない人は、こう考えてください。続くか分からない→レガリス。週1以上通う・潮を被る→フリームス。長くやると決めている→セルテート。それでも迷うならフリームスです。通販で買うなら、答えはこの3台になります。
最後にひとつ。クラス内で迷ったら、店頭でハンドルを10回だけ巻き比べてみてください。巻きの質の差は、スペック表よりも指が正直に教えてくれます。
シマノ・ダイワ混載で順位をつけた総合ランキングはこちらです。



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