2025年6月、シマノから「25エクスセンス」の発売が新たに発表されました。
前モデルは21エクスセンスなので、4年ぶりのリニューアルに。SNSでは大きな話題を呼んでいます。
同じく2025年に登場した「ツインパワーXD」は、半プラボディが採用され、ユーザーの間で賛否が分かれる結果に。
そんな中、フルメタルボディを採用して現れたのが、この「25エクスセンス」。
「エクスセンス」シリーズは、シーバス用のハイエンドリールの位置付けですが、軽さと剛性を両立し、剛性を含めた殆どのスペック面で「ツインパワーXD」を上回る可能性があります。
今回発表されたスペックを見ると、実質的にはこのエクスセンスこそ“ツインパワーXD”とも言える存在で、名作リールの系譜を継ぐ予感も。
本記事では、前作の「21エクスセンス」や「25ツインパワーXD」を実際に使用している私の見解と、公式発表されたスペックや特長をもとに、「25エクスセンス」の魅力や可能性を徹底的に掘り下げていきます。
25エクスセンスの基本スペックと特徴・発売日は?

※画像引用元:シマノ公式サイト|25エクスセンス商品ページ
2025年秋に登場する新型「25エクスセンス」は、シマノのハイエンドスピニングリールとして注目を集めています。
ブラック基調の精悍なデザインに加え、フルメタルボディ×HAGANEギア×マイクロモジュールギアⅡという堅牢かつ滑らかな巻き心地を両立するスペックが魅力。
特に目を引くのが、シーバスをはじめとしたソルトゲームを徹底的に意識した設計です。
前モデルから大きく進化した「巻き感度」により、流れの変化や小さなアタリを逃さない繊細な操作が可能に。
ここでは、公式スペックをもとに、25エクスセンスの注目ポイントを詳しく見ていきます。
25エクスセンスの発売日は?
公式サイトの情報によりますと、2025年7月発売との記載があります。
過去の傾向から見ても、実際に釣具屋に納品されて店頭に並ぶのは発売日の数ヶ月先になる事も多いので、気になる方はお近くの釣具屋で予約しておくのをお勧めします。
25エクスセンスのラインナップとスペック
25エクスセンスは、C3000MHG・3000MHG・4000MXGの3モデルが用意されています。
いずれもソルトゲームに適したギア比と、軽量かつ高剛性な設計が特徴です。用途に合わせたスプールサイズやドラグ力の違いにも注目です。
品番 | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長(cm) | ベアリング数 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C3000MHG | 5.8 | 185 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 86 | 11/1 | 83,000円 |
3000MHG | 5.7 | 200 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 84 | 11/1 | 84,000円 |
4000MXG | 6.2 | 225 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 | 101 | 11/1 | 85,000円 |
先代の21エクスセンスと比べると、約5g重くなっています。
そもそもの構造が変わっているので、大幅な剛性UPが期待できます。
25エクスセンスと25ツインパワーXDを比較!
2025年モデルとして同時期に登場したエクスセンス4000MXGとツインパワーXD 4000XG。
どちらも本格ソルト対応の実力派スピニングですが、剛性・軽さ・価格などの違いに注目が集まっています。スペック比較を通して、どちらが自分に合うかをチェックしてみましょう。
項目 | 25エクスセンス 4000MXG | 25ツインパワーXD 4000XG |
---|---|---|
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
最大ドラグ力 | 11kg | 11kg |
自重 | 225g | 245g |
最大巻上長 | 101cm | 101cm |
素材 | フルメタルボディ | 半プラ |
ベアリング | 11/1 | 10/1 |
価格(税込) | 85,000円 | 62,800円 |
- 剛性・高級感で選ぶならエクスセンス。フルメタル採用により、巻き心地と耐久性はより堅牢
- 重量差もエクスセンスが20g軽量。青物キャスティングや長時間使用でも疲れにくい設計。
- コスト重視ならツインパワーXD。軽さ・スペックを維持しつつ、価格は大幅に抑えられています。
半プラ構造は賛否両論分かれるので一概には比較できませんが
タフな環境での使用を想定しているなら、エクスセンス4000MXGが最有力候補。
値段はその文高くなるので、コスパに優れたバランス型を求めるなら、ツインパワーXDも選択肢といえるでしょう。
前モデル(21エクスセンス)からの進化点|25エクスセンスはどこが変わった?

※画像引用元:シマノ公式サイト|25エクスセンス商品ページ
2025年モデルとして登場した25エクスセンスは、前作にあたる21エクスセンスから大きくブラッシュアップされています。
特に注目すべきはボディ素材・軽量化・内部構造の刷新。最新機構が惜しみなく投入され、まさに「新時代の名作リール」の名にふさわしい完成度へと進化しました。
ここでは、旧モデルとのスペックや使用感の違いに焦点を当てながら、前作の「21エクスセンス」を使用した私の実体験と、公式サイトの情報を元に進化のポイントをわかりやすく解説します。(情報引用元:シマノ公式サイト)
フルメタルボディが復活|軽さそのままに剛性が大幅アップ

※画像引用元:シマノ公式サイト|25エクスセンス商品ページ
今回の目玉はなんといってもこれ。
25エクスセンスでは、待望の“フルメタルボディ”が復活しました。
前々作の17エクスセンスではフルメタルが採用され、高い剛性が評価されていましたが、続く21モデルではマグネシウム+CI4+構成となり、剛性よりかは軽量化重視の設計に変更。
その結果、ライトな操作性は手に入った一方で、「もう少し剛性がほしい」という声も多く上がっていました。
恐らくですが、「エクスセンス」はシーバスまでの釣り、それ以上の剛性が必要な釣りは「ツインパワー」と明確に使い分ける為の変更だと思います。
そして今回の25モデルでは、マグネシウムを活かしつつギアボックス側までフルメタル化。
これにより剛性面が大幅に向上し、トルク負荷がかかる場面でも安心してやり取りができる仕様に。
驚くべきはその重量増がたったの+5g程度に収まっている点。強化しながらも軽さを損なわない、まさに理想的なアップグレードといえます。
シーバスゲームはもちろん、青物等の剛性が必要な釣りにまで幅広く対応可能な懐の深さを持ったリールに仕上がっています。
高耐久ギアと巻き上げトルクの向上|操作性もパワーも進化

※画像引用元:シマノ公式サイト|25エクスセンス商品ページ
25エクスセンスでは、従来モデルの軽快な巻き心地と感度の高さはそのままに、ギアの耐久性と巻き上げパワーが大きく進化しています。
搭載されているのが、シマノ最新の2大機構:
- インフィニティクロス(INFINITY XROSS)
- インフィニティドライブ(INFINITY DRIVE)
インフィニティクロスは、ギアの歯面設計を見直すことで接触面積を拡大。従来よりも歯面への圧力を分散させる構造により、耐久性は約2倍(※社内比較)へと向上しています。
さらに、インフィニティドライブは、X-SHIPをさらに進化させたシステムで、回転抵抗を大幅に低減。これにより、リール本体が軽く感じるようなパワフルかつスムーズな巻き上げを実現しています。
これらの最新技術により、マグナムライトシリーズ特有の操作性や軽快さはそのままに、剛性・耐久性・巻き感度が格段にレベルアップ。
21エクスセンス時代から巻き心地や飛距離性能は文句なかったので、さらに剛性まで加わるとなると非のつけどころのない完成度の高いリールになる事が期待されます。
ドラグ性能の進化|インフィニティループで得られる安心感

※画像引用元:シマノ公式サイト|25エクスセンス商品ページ
25エクスセンスには、シマノが誇る新機構「インフィニティループ」が搭載されています。
このシステムは、ライン放出時の抵抗を大幅に低減するもので、キャストフィールだけでなく、ファイト中のドラグ性能にも大きな恩恵をもたらしています。
インフィニティループでは、スプールの上下動によるライン放出のブレが抑えられ、ラインテンションの変動が極めて少なく、滑らかにラインが出ていくのが特徴です。
従来機に比べてラインテンションの変動幅が明らかに小さく、安定した放出が持続されているようです。
これにより、ファイト中もラインが引っかからず、ドラグワークに集中できる安心感が格段に向上。特に、大型魚や不意の突っ込みにも、ブレのない安定した応答で対応できる設計となっています。
「抜けるようなキャストフィール」だけでなく、一段階上のファイト性能を求めるアングラーにも応えてくれる。
前作の21エクスセンスも十分すぎるキャスト性能やドラグ性能だったので、さらに進化しているのは期待しかないですね。
まとめ|25エクスセンスは“本気のシーバス&ソルトゲーム対応”フルスペックリール
25エクスセンスは、ここ数年のシマノスピニングリールの中でも、特に完成度の高いアップデートが施された1台です。
これまでのエクスセンスシリーズが持っていた「軽さ」「感度」「操作性」といった良さをそのままに、
- フルメタルボディの復活による剛性アップ
- インフィニティクロスによるギア耐久性の向上
- インフィニティドライブで巻き感の軽快さとトルクを両立
- インフィニティループによるキャストフィールとドラグ性能の安定化
など、ソルトゲームに求められる機能が“一切の妥協なく”詰め込まれています。
特に注目すべきは、「フルメタルであるにも関わらず、前作比でわずか+5g」という軽量設計。
これは実釣での疲労感の軽減だけでなく、繊細なアクション操作にも大きなアドバンテージをもたらしてくれるでしょう。
さらに、巻きの耐久性・トルク・操作性・剛性・キャスト性能と、リールに求められるすべての要素が高次元でバランスしている点も、エクスセンスというシリーズが持つ特性を継承した“完成形”とも言える仕上がりです。
私自身、この25エクスセンスはすでに予約して購入予定で、実際に手元に届いたらすぐにインプレ記事を執筆予定です。
巻きの軽さや剛性感、キャスト時の立ち上がり感、そして実釣時のファイト性能など、現場でしかわからない使用感を詳細にレビューするつもりです。
「スペックは凄そうだけど実際どうなの?」という方は、ぜひそちらの記事もチェックしていただければ嬉しいです。
これからシーズン本番を迎えるシーバスゲームをはじめ、ヒラスズキや青物、サーフゲームなど、幅広いシーンで主戦力として活躍してくれるはずです。
「剛性も軽さも巻き感も妥協したくない」――そんな釣り人にとって、25エクスセンスは間違いなく“買い”の1台です。
気になっている方は、ぜひ早めにチェックしてみてください。これは本当に期待していい新作です。
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