こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
売り場でよく受けるのが、「ライトショアジギングを始めたい。予算は1〜2万円くらいで、堤防やサーフから青物(ワラサ級まで)を釣りたい」という相談です。
竿は決めたけど、リールはどれを買えばいいのか分からない、という人がとても多い。
この記事では、2026年9月時点で買えるシマノとダイワのライトショアジギング用リールから16台を選び、値段の安い順の一覧と、それぞれ誰に向くのかを書いていきます。
今回紹介するリールは、ほぼ全部触っています。
この記事でいうライトショアジギングは、堤防やサーフから20〜50gのジグを投げて、サゴシ・イナダからワラサまでを狙う釣りです。
ワラサはブリになる手前の、おおむね60〜80cmの呼び名です(地域で呼び方が変わります)。
ブリが続く場所や地磯は範囲の外で、そこはHDクラス(ギアとボディを強くした上位機。この記事ではセルテートHD)かSW(波を被る場所や大物向けに作りを強くした機種)の出番です。
| こんな人 | おすすめ | 実売の目安 |
|---|---|---|
| 迷ったら・予算2万円台まで | 25カルディア LT5000-CXH | 2万円台 |
| 耐久性で選ぶなら | 23ストラディック C5000XG | 2万円台前半 |
| 1万円台後半で止めるなら | 26フリームス LT5000D-CXH (シマノなら25アルテグラ C5000XG) | 1万円台後半 |
| 1万円台に収めるなら | 26ナスキー C5000XG | 1万円台前半 |
シマノだけで選ぶ記事では、耐久性ならストラディック、1万円台に収めるならナスキーを挙げました。
ダイワだけで選ぶ記事では、1万円台に収めるならフリームスです。


両社を混ぜて、予算を2万円台まで広げていいなら、今回紹介する16台の中で私がいちばんおすすめしたいのは25カルディア LT5000-CXHです。
ライトショアジギング用リールおすすめ一覧【実売の安い順】

16台を値段の安い順に並べました。
表は横にスクロールできます。
| リール | 実売の目安 | 自重 | 最大ドラグ | 防水 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 22 サハラ C5000XG | 6千円台後半 | 305g | 11kg | なし | ねじ込みハンドルが付く最安クラス |
| 23 レガリス LT5000-CXH | 1万円前後 | 245g | 12kg | なし | この値段で軽い |
| 26 ナスキー C5000XG | 1万円台前半 | 300g | 11kg | 撥水 | 1万円台に収めるならこれ |
| 22 ミラベル C5000XG | 1万円台前半 | 270g | 11kg | 撥水 | ナスキーより30g軽い |
| 26 フリームス LT5000D-CXH | 1万円台後半 | 240g | 12kg | マグシールド | ダイワで1万円台に収めるなら |
| 25 アルテグラ C5000XG | 1万円台後半 | 275g | 11kg | Xプロテクト | シマノの防水がここから上がる |
| 23 レグザ LT5000-CXH | 2万円前後 | 280g | 12kg | マグシールド | アルミボディの剛性派 |
| 25 カルディア LT5000-CXH | 2万円台 | 240g | 12kg | マグシールド | ★私のいちばんのおすすめ |
| 23 ストラディック C5000XG | 2万円台前半 | 290g | 11kg | Xプロテクト | 耐久性で選ぶならこれ |
| 24 ヴァンフォード C5000XG | 2万円台半ば | 225g | 11kg | Xプロテクト | とにかく軽い |
| 22 カルディアSW 5000-CXH | 2万円台後半 | 295g | 12kg | マグシールド | 2万円台で波を被る場所に持っていくなら |
| 24 ルビアス LT5000D-CXH | 3万円台 | 225g | 12kg | マグシールド | 軽さ重視のミドル |
| 24 セルテート LT4000-CXH | 4万円台 | 235g | 12kg | マグシールド | 私が軽さ重視で使う1台 |
| 24 ツインパワー C5000XG | 4万円台前半 | 265g | 11kg | Xプロテクト | 剛性と巻きの質。密巻きあり |
| 25 ツインパワーXD C5000XG | 4万円台後半 | 245g | 11kg | Xプロテクト | 私が使っている1台。密巻きあり |
| 26 セルテートHD LT5000D-CXH | 7万円台 | 260g | 12kg | マグシールド | ブリが混じる釣りなら |
※自重・最大ドラグ力はメーカー公表値です。
実売価格は変動するので幅で書いています。
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
23セドナ(6千円台)は22サハラの項、24レブロス(8千円台)は23レガリスの項で触れています。
表で見てほしいのは最大ドラグです。
6千円台のサハラから7万円台のセルテートHDまで、シマノは11kg、ダイワは12kgでほぼ横並びです。
値段で変わるのは、ドラグの最大値ではなく、防水・ボディの素材・ギアの持ちのほうです。
ライトショアジギング用リールの選び方

選ぶときに見るのは、次の6つです。
番手は何番?|C5000(ダイワはLT5000-CXH)が基準。4000との差は糸巻き量
ライトショアジギングで使うのは、主に4000番とC5000番です(ダイワならLT4000-CXHとLT5000-CXH)。
Cが付くC5000は、4000番のボディに、糸がたくさん入るスプールを載せたものです。
23ストラディックで比べると、こうなります(シマノ公表値)。
| 番手 | 自重 | PE1.5号 | PE2号 | PE3号 |
|---|---|---|---|---|
| 4000XG | 275g | 320m | 240m | — |
| C5000XG | 290g | 400m | 300m | 200m |
重さは15gしか変わらないのに、PE2号が60m多く入り、PE3号も巻けるようになります。
4000かC5000で迷ったら、私は基本的にC5000を薦めます。
ショアジギングは、そこまで繊細な釣りではありません。
重さもほとんど変わらないので、大は小を兼ねる、という考え方です。
すでに4000番を持っているなら、買い替える必要はありません。
3000番は、物足りないけれどできなくはない、という位置づけです。
シーバスやエギングでもよく使われる番手なので、そちらと兼用するならありです。
ライトショアジギングのためだけに買うなら、4000番かC5000番が欲しいところです。
使うジグの重さと、番手・ラインの目安はこうです。
| ジグの重さ | 番手 | PE |
|---|---|---|
| 20〜30g | 3000〜4000番 | 1〜1.5号 |
| 30〜50g | 4000〜C5000番 | 1.5〜2号 |
| 60g前後 | C5000番(ブリが混じるならHDクラス) | 2号 |
ダイワのLT5000D-CXHのように番手の後ろに「D」が付くものは、スプールが深く、PE2.5号でも300m入ります。
糸はPE1.5〜2号を200m以上巻いておけば、40g前後のジグで困ることはありません。
ラインとリーダーの選び方は、こちらにまとめています。


ギア比|エクストラハイギアが基本
ギアは、基本的に速いほうがいいです。
私が薦めるのはエクストラハイギアで、シマノならXG、ダイワならXHが付く番手です。
- ジグをしゃくったあとの糸ふけを、すぐに回収できる
- 青物が手前に向かって走ったときに、糸をたるませずに済む
- 1日に何十回も投げて回収する釣りなので、回収の速さがそのまま手返しになる
ハンドル1回転の巻き取りは、シマノのC5000XGで101〜105cm、ダイワのLT5000-CXHで105cm。
ノーマルギアより2割前後多く巻けます。
巻きが重く感じる人もいますが、ジグを動かすのはロッドなので、ライトショアジギングではまず困りません。
重さと剛性|軽さはボディの素材と引き換え
一日中投げてしゃくる釣りなので、軽いリールは疲れにくい。
ただし軽さは、ボディの素材と引き換えです。
| ボディ | 主なリール | 特徴 |
|---|---|---|
| 樹脂 | サハラ・セドナ・レガリス・ナスキー | 安くて丈夫だが、強く巻くとたわみやすい |
| 樹脂系の軽量素材 | ミラベル・アルテグラ・ヴァンフォード(CI4+)、カルディア(ザイオンV)・ルビアス(ザイオン) | 軽い。カルディア・ルビアスは一体成型のモノコックでたわみを抑えている |
| 金属 | ストラディック・レグザ・セルテート | たわまず、力がギアに素直に伝わる |
軽さで選ぶならヴァンフォードかセルテート、剛性で選ぶならストラディックかレグザです。
私はライトショアジギングで、軽さを重視するときは24セルテート LT4000-CXHを使っています。
防水|1万円以下で削られているのはここ
ショアジギングは、波しぶきや雨を浴びる釣りです。
値段で一番差が出るのが防水です。
| メーカー | 防水なし | 撥水・防水あり |
|---|---|---|
| シマノ | セドナ・サハラ | ナスキー・ミラベル(コアプロテクト=撥水)→ アルテグラから上(Xプロテクト) |
| ダイワ | レブロス・レガリス | フリームスから上(マグシールド) |
強さの順は、なし → 撥水(コアプロテクト)→ 防水(Xプロテクト・マグシールド)です。
ダイワはフリームスから上が全部マグシールドなので、シマノのアルテグラ以上と同じ段で考えてください。
1万円以下のリールで削られているのは、巻き心地より先に防水です。
堤防で波を被らない場所なら問題ありませんが、サーフやサラシ(波が岩に当たって白く泡立つところ)の近くで使うなら、防水の入った1万円台から選んだほうが長持ちします。
どのリールでも、釣りのあとに真水で流して乾かす習慣のほうが、寿命には効きます。
ドラグ|最大値は11〜12kgで横並び。数字より「ブリが続いた日に持つか」
ドラグは、魚が強く引いたときに糸を送り出して、糸が切られないようにするブレーキです。
最大ドラグ力は、そのブレーキを一番強く締めたときの目安の数字です。
最大ドラグ力は、この記事で挙げたリールなら、シマノのC5000XGが11kg、ダイワのLT5000-CXHが12kgで、上から下までほぼ横並びです。
数字では選べません。
差が出るのは、想定を超える魚が続いたときです。
ライトショアジギングのタックルで1日にブリを3匹掛けたとき、下ろしたての先代カルディア(21カルディア)のドラグが、その1日でバカになりました(締めても糸が滑るようになりました)。
ブリが3匹掛かる日は、もうライトショアジギングの範囲を超えています。
そういう日が続く釣り場なら、次の項で書くHDかSWの出番です。
堤防やサーフからワラサまでなら、汎用のリールで足ります。
耐久性は「行く頻度」と「掛かる魚」で決まる|LTで足りるか、HD・SWが要るか
どこまでのリールが要るかは、狙う魚と場所で決まります。
LTはダイワの汎用リールの呼び名で、シマノならこの記事のナスキーからツインパワーまでが同じ「汎用」の段です。
| 釣り方 | 使うリール |
|---|---|
| ライトなショアジギング 堤防などで40g前後のジグやプラグ | LT(汎用)で成り立つ |
| 通常のショアジギング 足場の良い所から60g前後を投げて、たまにブリが釣れる | LTではやや不安。最低でもセルテートHDのようなHDクラス |
| 本格的なショアジギング 地磯などでブリ・ヒラマサ・カンパチを狙う | SWクラスは必須 |
1万円台にも「SW」の名前が付いた4000番(19スフェロスSW 4000)がありますが、最大ドラグは11kg、防水はボディだけの撥水(コアプロテクト)で、5000番以上の21スフェロスSWとは別の製品です。
名前で選ばないでください。
もう一つの線が、釣りに行く頻度です。
私は毎日仕事帰りに釣りに行くくらいの頻度なので、安くて耐久性の低いリールは、最初はよくても途中で不具合が出がちです。
逆に、土日にたまに行くくらいなら、それで事足りることもあります。
頻度が低く、足場の良い堤防から年に1回ブリが釣れるくらいなら、LTでもいけます。
釣りの頻度が高い、足場が悪い、大物が多い、のどれかに当てはまるなら、LTでは物足りなくなってきます。
LT・HD・SWの違いは、ダイワのショアジギングリールの記事で詳しく書いています。

ここまでの6つを踏まえて、堤防やサーフからワラサまでなら、答えはこの2台です。
おすすめ【1万円台前半まで】|まず始めてみたい人に

サハラ・セドナ・レブロス・レガリスの1万円以下は防水がなく、ナスキー・ミラベルの1万円台前半から撥水が入ります。
どれも、まず始めてみるには十分な性能があります。
土日にたまに行く、まずは続くか試したい、という人向けです。
26ナスキー C5000XG|1万円台に収めるならこれ。お試し機として充分
ライトショアジギングを1万円台に収めるなら、私が薦めるのは26ナスキー C5000XGです。
ちょっと我慢は必要ですが、2026年のモデルチェンジで、安いながらかなり優秀になりました。
お試し機としては充分な性能です。
- C5000XGで300g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ11kg
- インフィニティドライブが入る、シマノで一番安いシリーズ。ジグを引いてくるときの巻きが軽くなります
- 撥水のコアプロテクト入り。この値段で防水の手当てがあるのはナスキーとミラベルから
300gと、この記事の16台ではやや重いほうです。
10ft前後のショアジギングロッドに付けると、むしろ手元に重心が寄って釣り合いやすい重さです。
釣りに行く回数が増えてきたら、耐久性の高いストラディックへ、という順番がいちばん無駄がありません。
6千円台のサハラ・セドナとの差は、巻きの軽さと防水です。
倍近い値段になりますが、そのぶん巻きが軽くなり、撥水のコアプロテクトで水が入りにくくなります。
22サハラ C5000XG|とにかく安く始めたい人に。セドナより1段上
実売6千円台後半。
C5000XGで305g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ11kg。
PE1.5号が400m、2号が300m入ります。
同じ価格帯に23セドナ(6千円台・310g)がありますが、サハラはハンドルがねじ込み式で、ベアリングも1つ多い(4/1=ボールベアリング4個・ローラーベアリング1個。以下この順で書きます)。
ジャークのたびに手元でカタつく感じが減るので、数百円の差ならサハラを選んでください。
どちらも防水機構はありません。
波を被らない堤防で、まずは始めてみたい人向けです。
サーフで使うなら、撥水の入ったナスキーまで上げたほうが長持ちします。
波を被る場所なら、Xプロテクトのアルテグラから上です。
23レガリス LT5000-CXH|1万円前後でいちばん軽いダイワ
実売1万円前後。
LT5000-CXHで245g。
3千円ほど高くなりますが、サハラより60g軽く、ベアリングも5/1です。
マグシールドは入っていないので、防水はありません。
軽さを取るならレガリス、防水を取るなら1万円台後半のフリームス、という分かれ方です。
スプールはPE1.5号が430m、2号が300m入ります。
1万円前後でこの軽さのリールは、シマノ側にはありません。
軽いリールを安く、という人にはいちばん素直な選択です。
さらに安い24レブロス LT5000-CXH(8千円台・260g)もあります。
1万円を切りたいならレブロス、1万円前後まで出せるならレガリスです。
22ミラベル C5000XG|ナスキーより軽くしたい人に
実売1万円台前半。
C5000XGで270g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ11kg、ベアリング5/1。
PE2号が300m入るスプールはナスキーと同じで、ナスキーより30g軽くなります。
ボディはCI4+という樹脂系の軽量素材で、軽いかわりに剛性はナスキーにゆずります。
防水はナスキーと同じ撥水のコアプロテクトです。
30g前後のジグを一日投げる人、サゴシやイナダの数釣りが中心の人に向いています。
強い引きに耐えることを優先するなら、同じ値段のナスキーです。
なお、新型の26ミラベルが2026年秋に出ることが公式に載っています。
今すぐ要るなら、同じ価格帯で2026年に代替わりしたばかりの26ナスキーのほうが無難です。
おすすめ【1万円台後半〜2万円台半ば】|長く使うならここから

防水と剛性がそろってくるのがこの価格帯です。
毎週のように釣りに行くなら、ここから選ぶと買い替えが少なくて済みます。
25カルディア LT5000-CXH|迷ったらこれ。私のいちばんのおすすめ
ライトショアジギング用のリールなら、これが圧倒的におすすめです。
- LT5000-CXHで240g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ12kg、PE2号が300m
- ザイオンV(カーボン系の樹脂)のモノコックボディで、軽いのにたわみにくい
- マグシールド入り。ベアリング6/1
1万円台後半のフリームスと同じ重さのまま、ボディが一体成型のモノコックになります。
2万円前後のレグザより40g軽い。
軽さと剛性と防水が、この値段でいちばんバランスよくそろっているのが、このリールを一番に薦める理由です。
ドラグの項に書いた先代カルディアの件は、ブリが3匹という想定の外の日の話です。
ワラサまでなら、いまもカルディアを一番に薦めます。
ブリが続く場所なら、下のセルテートHDかカルディアSWの項を見てください。
23ストラディック C5000XG|耐久性で選ぶならこれ
ライトショアジギングを耐久性で選ぶなら、23ストラディック C5000XGです。
実売2万円台前半。
C5000XGで290g、ハンドル1回転101cm、最大ドラグ11kg。
金属のHAGANEボディで、ジグをしゃくったときに力がギアに素直に伝わります。
防水はXプロテクトです。
パワーや耐久性は、値段の割にかなり優秀です。
私も実際に使っていて壊れにくく、お店への修理の持ち込みも少ないリールです。
カルディアより50g重いのですが、その重さは剛性と引き換えです。
毎日のように投げる人、1台を長く使いたい人は、こちらを選んでください。
PE2号が300m、3号でも200m入るので、ワラサ級を意識してラインを太くしたくなっても、そのまま使えます。
ストラディックには密巻き(インフィニティループ)が入っていません。
密巻きは糸をスプールにすき間なく平行に巻く機構で、糸がたるんだときに下の糸に食い込んでほどきにくいことがあります。
入っていないぶん、初めてのシマノの中級機としても扱いやすいです。
26フリームス LT5000D-CXH|ダイワで1万円台に収めるなら
実売1万円台後半。
LT5000D-CXHで240g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ12kg、ベアリング5/1。
PE2.5号が300m入る深溝のスプールです。
マグシールドが入る、ダイワで一番安いシリーズです。
レガリスとの差は防水で、サーフやサラシの近くで使うならフリームスまで上げてください。
1万円台後半で止めるなら、ダイワはこれで決まりです。
数千円足せるなら、同じ重さでボディがモノコックになる25カルディアを薦めます。
25アルテグラ C5000XG|シマノで防水を上げたいなら
実売1万円台後半。
C5000XGで275g、ハンドル1回転101cm、最大ドラグ11kg、ベアリング5/1。
PE2号が300m入ります。
ここからシマノの防水がXプロテクトに変わります。
ナスキーの撥水より一段上で、波を被る場所で使う予定があるなら、この数千円の差は効いてきます。
予算を2万円で止めるなら、シマノならアルテグラです。
2万円台前半まで出せるなら、金属ボディのストラディックまで行ってください。
ダイワで同じ予算なら、フリームスです。
ボディはCI4+(樹脂系の軽量素材)で金属ではありませんが、上位機と同じインフィニティクロス(歯面を広く使うギア)が入り、ギアの持ちが一段上がります。
23レグザ LT5000-CXH|重くても剛性を取りたい人に
実売2万円前後。
LT5000-CXHで280g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ12kg、ベアリング5/1。
アルミのボディで、ダイワの2万円前後では剛性がいちばん高い1台です。
カルディアより40g重くなりますが、そのぶんたわみにくい。
フリームスとの差は、マグシールドは同じで、ボディがアルミになることです。
ゴリ巻きが多い人、40〜60gの重めのジグを中心に使う人、掛けてから強引に寄せる釣り方の人向けです。
280gは10ft前後のロッドと釣り合う重さで、手元に重心が来るぶん、一日中しゃくっても穂先が振られにくい。
重さが気にならないなら、2万円前後でいちばん長持ちしやすいダイワの1台です。
シマノで同じ考え方をするなら、金属ボディのストラディックです。
24ヴァンフォード C5000XG|とにかく軽くしたい人に
実売2万円台半ば。
C5000XGで225g、ハンドル1回転101cm、最大ドラグ11kg、ベアリング7/1。
PE2号が300m入ります。
ストラディックより65g軽く、この価格帯では突出した軽さです。
ボディはCI4+なので、剛性はストラディックにゆずります。
防水はXプロテクトで、ストラディックと同じ段です。
サーフを歩き回る人、一日投げても腕を残したい人向けです。
ダイワで同じ軽さを狙うならカルディア(240g)で、ヴァンフォードのほうがさらに15g軽い。
巻き出しも軽く、30〜40gのジグを速く動かす釣りに向いています。
10ft前後のロッドに付けると、竿先が少し重く感じることがあります。
軽さを取るならヴァンフォード、剛性を取るならストラディック。
同じ値段帯で性格が正反対の2台です。
おすすめ【2万円台後半〜】|波・ブリへの備え、軽さ、剛性を足すなら

ここから上は、値段が上がるほど「波やブリへの備え」「軽さ」「剛性」のどれかに振った機種になります。
どれに振るかで選んでください。
22カルディアSW 5000-CXH|2万円台で、波を被る場所に持っていくなら
実売2万円台後半。
5000-CXHで295g、最大ドラグ12kg。
SWの名前が付いていますが、ボディの大きさは汎用のLT4000と同じです。
公式スペックでボディとスプールがアルミ、防水はマグシールドと、中身はSW用の作りです。
ドラグの最大値は汎用と同じ12kgなので、強さの数字は変わりません。
ハンドルノブも大きく握りやすいもの(パワーライトL)が付きます。
PE1.5号が430m、2号が300m入ります。
汎用のカルディアより55g重くなるので、軽さよりも、波を被る場所での安心感を取る人向けです。
ブリが続く釣り場の答えではなく、その先は下のセルテートHDです。
24ルビアス LT5000D-CXH|軽さ重視のミドル
実売3万円台。
LT5000D-CXHで225g、ハンドル1回転105cm、最大ドラグ12kg、ベアリング9/1。
PE2.5号が300m入る深溝スプールです。
カルディアから15g軽くなり、ベアリングが3つ増えます。
一日中しゃくって腕を残したい人向けです。
剛性を取るなら、1万円ほど足してセルテートを見てください。
ルビアスはカルディアと同じくカーボン系樹脂(ザイオン)のモノコックボディで、上位のベアリングと軽いローターで巻き出しを軽くしています。
カルディアで足りないと感じるほど軽さを突き詰めたい人の、次の1台です。
24セルテート LT4000-CXH|私が軽さ重視で使う1台
実売4万円台。
LT4000-CXHで235g、ハンドル1回転99cm、最大ドラグ12kg、ベアリング10/1、アルミのモノコックボディ。
PE1.5号が200m入ります。
私はライトショアジギングで、軽さを重視するときはこのセルテートを使っています。
軽さと剛性を両方取りたいなら、ここが一つの完成形です。
番手はC5000が基準と書きましたが、軽さを優先するならLT4000-CXHで困ることはありません。
糸を多く巻きたいなら、同じボディのLT5000D-CXHもあります。
アルミのボディは、ジグをしゃくり続けてもたわみを感じにくく、巻き心地が長く保たれます。
4万円台と値段は上がりますが、1台を長く使いたい人の答えの一つです。
24ツインパワー C5000XG|剛性と巻きの質を上げたい人に
ここから先のシマノ2台には、密巻き(インフィニティループ)が入ります。
ツインパワー・ツインパワーXD・ステラがそうで、ストラディック・ヴァンフォード・アルテグラには入っていません。
私は気にしない派ですが、賛否がはっきり分かれる装備です。
売り場でも、密巻きが嫌でダイワに乗り換えたお客さんがかなりいます。
初めての1台なら、ここは知ったうえで選んでください。
実売4万円台前半。
C5000XGで265g、ハンドル1回転101cm、最大ドラグ11kg、ベアリング9/1。
PE2号が300m入るスプールはストラディックと同じです。
ストラディックと同じ金属のHAGANEボディにインフィニティクロスが入り、巻きの質が一段上がります。
ストラディックより25g軽く、ヴァンフォードより40g重い。
重さは軽さと剛性の真ん中で、巻きの質を上げた1台です。
ライトショアジギング専用というより、シーバスやサーフでも使い回す1台として選ぶ人が多いリールです。
密巻きが嫌なら、同じ金属ボディのストラディックが2万円ほど安く買えます。
25ツインパワーXD C5000XG|私が使っている1台
実売4万円台後半。
C5000XGで245g、ハンドル1回転101cm、最大ドラグ11kg、ベアリング10/1。
PE2号が300m入ります。
ツインパワーより20g軽く、耐久性を強めた版です。
私はライトショアジギングで、軽さ重視のとき以外はこの25ツインパワーXD C5000XGを使っています。
大物とのやり取りを想定した作りで、青物の釣りとの相性がいいリールです。
ツインパワーと同じく密巻きが入っています。
初めての1台なら、密巻きの入っていないストラディックかカルディアのほうが安心です。
26セルテートHD LT5000D-CXH|ブリが混じる釣りなら最低でもこのクラス
実売7万円台。
LT5000D-CXHで260g、ハンドル1回転105cm、ベアリング12/1、最大ドラグ12kg、PE2.5号が300m。
セルテートの強化版で、ギアとボディの耐久性に振っています。
足場の良い所から60g前後のジグを投げて、たまにブリが釣れる。
そんな通常のショアジギングなら、LTではやや不安で、最低でもこのHDクラスが欲しいところです。
地磯でブリ・ヒラマサ・カンパチを狙うなら、SWが必須です。
SWのリールは、シマノ・ダイワそれぞれの記事で番手ごとに書いています。
ロッドとの組み合わせ|10ft前後なら240〜300gが釣り合う

ライトショアジギングのロッドは、9ft6in〜10ft前後が中心です。
このくらいの長さなら、240〜300gのリールがだいたい釣り合います。
220g台まで軽くすると、ロッドによっては竿先が重く感じることがあるので、店頭でロッドと合わせて持ってみてください。
シマノで揃えるなら、この記事の1〜2万円台のリールと値段が釣り合うのは、ライトショアジギング専用の23コルトスナイパーBB LSJ S96MLです。
ダイワで揃えるなら、ドラッガーX 100MHあたりが定番です。
コルトスナイパーの全12系統と番手の選び方は、こちらにまとめています。

ロッドの長さと硬さの決め方は、こちらです。

よくある質問

Q. 初心者は何を買えばいいですか?
予算を2万円台まで出せるなら、25カルディア LT5000-CXHです。
1万円台に収めるなら、シマノの26ナスキー C5000XGか、ダイワの26フリームス LT5000D-CXH。
どちらも番手はC5000(LT5000-CXH)、ギアはエクストラハイギアを選んでください。
Q. 3000番でもライトショアジギングはできますか?
物足りないけれど、できなくはありません。
シーバスやエギングと兼用するなら3000番もありです。
ライトショアジギングのためだけに買うなら、4000番かC5000番が欲しいところです。
Q. 4000番とC5000番、どちらがいいですか?
基本はC5000番です。
ボディは4000番と同じで、重さは機種によって0〜25gしか変わらず、糸がたくさん入ります。
すでに4000番を持っているなら、買い替える必要はありません。
Q. シマノとダイワ、どちらがいいですか?
同じ価格帯で並べると、1万円台はナスキー(シマノ)とフリームス(ダイワ)、2万円台はストラディック(シマノ)とカルディア(ダイワ)です。
どちらを選んでも外しません。
耐久性で選ぶならストラディック、軽さと防水のバランスで選ぶならカルディア、というのが私の分け方です。
メーカーごとの全シリーズは、それぞれの記事にまとめています。


Q. 1万円以下のリールではダメですか?
ダメではありません。
土日にたまに行く、まず続くか試したい、というくらいなら、サハラやレガリスで事足りることもあります。
削られているのは主に防水なので、波を被らない場所で、釣りのあとに真水で流して使ってください。
毎週のように行くなら、最初から1万円台後半以上を選んだほうが、結果的に安く済みます。
Q. ブリが掛かったら、ライトショアジギングのリールで大丈夫ですか?
釣りに行く頻度が低く、足場の良い堤防から年に1回ブリが釣れるくらいなら、LTでもいけます。
ただ、60g前後を投げてたまにブリが混じる釣り場なら、LTではやや不安です。
ブリが続く場所なら、最低でもセルテートHDのようなHDクラス、地磯ならSWを選んでください。
Q. サーフでも同じリールで使えますか?
使えます。
ヒラメ・マゴチが中心なら4000番(LT4000-CXH)、青物も狙うならC5000(LT5000-CXH)です。
サーフは波と砂をかぶるので、撥水・防水の入ったナスキー・フリームスから上を選んでください。
サーフ専用で選ぶなら、こちらにまとめています。

Q. ラインは何号を巻けばいいですか?
PE1.5〜2号を200m以上が目安です。
40g前後のジグなら1.5号、ワラサ級や60g前後まで考えるなら2号。
リーダーはフロロの5〜8号(20〜30lb前後)を1〜1.5mほど付けます。
ラインはリンク先で1.5号か2号を選んでください。
Q. ステラやイグジストのようなハイエンドは要りますか?
ライトショアジギングだけなら、要りません。
最大ドラグはステラ C5000XGで11kg、イグジストは10kgで、この記事の16台より強くなるわけではありません。
差が出るのは巻き心地と、何年使っても落ちにくいことです。
シーバスやエギングまで1台で使い回す「一生ものの1台」として選ぶなら、ありだと思います。
Q. リールの手入れはどうすればいいですか?
どれだけ防水の入ったリールでも、塩が残れば傷みます。
釣りのあとは、ドラグを締めた状態で真水をかけて全体を流し、ドラグを緩めて陰干ししてください。
ラインローラーは、水をかけたあとに一度回しておくと持ちが変わります。
Q. ツインパワーの密巻きは初心者でも大丈夫ですか?
使いこなせればいい装備ですが、賛否が分かれるので、初心者は密巻きの入っていないリールのほうが安心です。
ライントラブルが起きたときに糸がスプールに食い込みやすく、ほどくのが大変です。
シマノでこの記事の価格帯なら、ストラディック・ヴァンフォード・アルテグラには入っていません。
まとめ|迷ったら25カルディア、耐久性ならストラディック
- 番手はC5000(ダイワはLT5000-CXH)が基準。4000と同じボディで、糸がたくさん入る
- ギアはエクストラハイギア(シマノXG・ダイワXH)
- 最大ドラグは11〜12kgで横並び。値段で変わるのは防水・ボディ・ギアの持ち
- 1万円以下で削られているのは防水。土日にたまに行くなら事足りることもある
- 40g前後のライトなショアジギングはLTで成り立つ。ブリが続くならHD、地磯ならSW
- 迷ったら25カルディア LT5000-CXH、耐久性で選ぶなら23ストラディック C5000XG、1万円台に収めるなら26ナスキー C5000XG
通販で買うなら、この3台です。
在庫と値段は日によって動きます。
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ライトショアジギングを始めるなら、タックル一式と釣り方はこちらにまとめています。

この記事はライトショアジギングに絞って、番手をC5000(LT5000)を基準に揃えました。
ブリ狙いのSW機まで含めて、ショアジギング全般で値段のわりに良いリールを10台に絞った記事はこちらです。


