こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
船のタチウオのテンヤは、メーカーも形も多くて、売り場で迷う人が多い道具です。
私は船タチウオをテンヤとジギングの両方でやっていて、お店でも「どのテンヤを何号で買えばいいか」はよく相談されます。
紹介するのは、船で使うタチウオテンヤです。
号数は船宿が決めるので、まず予約のページで「テンヤ40号」のような指定を見てください。
40号の指定がいちばん多く、船宿によって30号や50号もあります。
迷ったら、ダイワの船タチウオテンヤSS STを、船宿の指定号数で買ってください。
固定フックの基本形で、針だけ交換もできるので、最初の1個に向いています。
6個を一覧にすると、次のとおりです。
名前を押すと、その紹介へ飛びます。
表は横にスクロールできます。
| テンヤ | 向く人・場面 | エサの付け方 | 号数 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ダイワ SS ST | 最初の1個 | ワイヤー巻き | 30〜60号 | 1千円前後 |
| ダイワ SS AH | 大型が混じる船。バラしを減らしたい | ワイヤー巻き | 40〜60号 | 1千円前後 |
| シマノ βゲキハヤ | エサ付けを速くしたい | クリップ | 30〜50号 | 1千円台後半 |
| ハヤブサ 瞬貫 速掛型2 | 自分から掛けにいく | ワイヤー巻き | 40〜80号 | 1千円台前半 |
| オーナー 掛獲 | 小さなアタリも掛けたい | ワイヤー巻き | 30〜80号 | 1千円台後半 |
| タッチポン船 | ワイヤーを巻きたくない | 三点固定 | 30〜50号 | 1千円台後半 |
価格は変動するので幅で示しています。
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
セール時は幅より安くなることもあります。
テンヤ・天秤・ジギング|仕掛けで見た違い
船のタチウオは、テンヤ、天秤、ジギングの3つの釣法に分かれます。
どれになるかは乗る船で決まるので、予約のページの釣法を先に確認してください。
仕掛けの中身で比べると、こうなります。
| 釣法 | 仕掛けの中身 | エサ | 号数・重さは誰が決める | 多い地域 |
|---|---|---|---|---|
| テンヤ | オモリと針が一体のテンヤに、エサをワイヤーで巻く | 冷凍イワシ。サンマの切り身も | 船宿がテンヤの号数を指定。40号が中心 | 大阪湾・明石・瀬戸内・東京湾 |
| 天秤 | 天秤+オモリ+ハリス2.5m前後の1本針 | サバの切り身など | 船宿がオモリの号数を指定。東京湾は60〜80号が多く、深場や速い潮では80〜100号も | 東京湾・静岡 |
| ジギング | メタルジグ100〜150g | なし | 水深と潮で自分で決める | 全国 |
天秤はエサ付けが簡単でアタリも分かりやすく、数釣りがしやすい釣りです。
エサで食わせて、アタリを自分から掛けにいく面白さはテンヤにあります。
ジギングはルアーなので、エサを触りたくない人にも向いています。
竿は、テンヤでも天秤でも同じ1本で兼用できることが多く、竿の選び方はこちらにまとめています。

船タチウオテンヤの選び方|号数・ヘッド・フック・エサ付け・素材・カラー

テンヤ選びで最初に決めるのは号数で、これは船宿が決めます。
そのあとに、ヘッドの形、フック、エサの付け方、鉛かタングステンか、カラーの順に選んでいきます。
まずは船テンヤの仕掛けの全体です。
号数|船宿の指定で決まる。40号が中心
テンヤの号数は、好みではなく船宿の指定で決まります。
号は重さの単位で、1号は3.75gです。
| 号数 | 重さ | 使う場面 |
|---|---|---|
| 30号 | 約112.5g | 瀬戸内などの浅めの船 |
| 40号 | 約150g | 全国でいちばん多い指定 |
| 50号 | 約187.5g | 東京湾・明石の潮が速い日 |
| 60号 | 約225g | 深場や潮が速い日に指定する船 |
私が乗る船は40号の指定が多く、船宿によって30号や50号もあります。
地域ごとの目安は、船宿の案内や釣行記を見るとこうなっています。
| 地域 | テンヤの号数の目安 |
|---|---|
| 東京湾 | 40号か50号。40号指定の船が増えている |
| 大阪湾(泉佐野・泉南) | 40号の指定が多い |
| 兵庫(明石・姫路) | 40〜50号。潮で両方要る船宿もある |
| 和歌山(加太) | 40号が標準 |
| 瀬戸内(岡山など) | 30号・40号が中心 |
指定より軽いテンヤを使うと、自分の仕掛けだけ潮に流されて、隣の人の糸と絡みます。
重すぎても、沈み方が周りと変わって同じことが起きます。
指定の号数から外さないのが、乗合船でのいちばんのマナーです。
同じ船宿でも、冬に深場を狙う時期や、潮が速い日に号数を上げることがあります。
50号の指定がある船に乗るなら、40号とは別に50号も用意してください。
ヘッドの形|止めて見せるか、速く落とすか、光らせるか
ヘッドはテンヤのオモリの部分で、形で水中の姿勢と沈む速さが変わります。
ダイワの船タチウオテンヤSSは、ヘッドが4種類に分かれているので、違いがつかみやすい例です。
- ST:止めたときの姿勢が安定する基本形。まずはこれ
- AH:細身で速く落ちるヘッド。半遊動のフックが付いてくる
- リズム:多面体で光を乱反射させて目立たせる
- TG:タングステン製で、同じ号数でもいちばん小さく、速く落ちる
フック|固定か半遊動か。針はノーマルかミドルか
フックの付き方は、固定と半遊動の2つです。
- 固定:ヘッドと針が一体で動く。合わせた力がそのまま針に伝わるので、アタリを自分から掛けにいける
- 半遊動:針がヘッドから少し動く。掛けたあとの引きに針がついていくので、ダイワの説明では大型(ドラゴン)のバラしを減らせる
針の長さは、ダイワの場合ノーマルとミドルがあり、ミドルはノーマルより8mm短く、針掛かりを重視した長さです。
ダイワのテスターの使い分けの例では、東京湾はSTヘッドと固定のノーマル、大阪湾の数釣りはTGヘッドと固定のミドル、ドラゴン狙いはAHヘッドと半遊動の組み合わせです。
大型が混じる船に乗るなら、固定のSTとは別に、半遊動のAHも1個入れておくと安心です。
針が2本付いたダブルフックは、禁止している船が多いので、基本はシングルで揃えてください。
エサ付けの方式|巻くか、挟むか、留めるか
エサの付け方は、3つの方式に分かれます。
ここで選ぶと、手返しの速さとエサの持ちが変わります。
| 方式 | 主なテンヤ | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| ワイヤー巻き | ダイワSS・瞬貫・掛獲 | エサがずれにくく、きれいな姿勢で泳ぐ | 巻くのに慣れが要る。暗い時間は手間 |
| クリップ式 | シマノ βゲキハヤ・ゲキハヤ | 挟むだけで速い。初めての人も付けやすい | エサの大きさが合わないと外れやすい |
| 三点固定 | タッチポン船 | ワイヤーが要らない。付け外しが速い | 対応するエサはイワシとサンマ |
エサが長持ちしてテンヤがまっすぐ泳ぐのはワイヤー巻きで、多くのテンヤがこの方式です。
ワイヤーを巻くのが苦手なら、クリップ式か三点固定を選ぶと、エサ付けの時間が短くなります。
鉛かタングステンか|深場と速い潮ならタングステン
テンヤのヘッドはほとんどが鉛で、一部にタングステンのモデルがあります。
タングステンは鉛より比重が大きいので、同じ号数でもヘッドが小さくなり、速く沈みます。
深場を狙う船や、潮が速くて仕掛けが流される日は、タングステンのほうがタナに早く届きます。
そのぶん値段は高く、根掛かりやオマツリでなくしたときの痛さも大きくなります。
最初は鉛の基本形で始めて、深場の船が多くなってから足せば十分です。
カラー|夜光が基本。ナチュラル系は替えの1個に
船タチウオのテンヤは、夜光(グロー)が基本のカラーです。
タチウオが釣れる水深は光が届きにくいので、光るヘッドでエサの場所を見せます。
夜光にも、全体が光るフルグローと、光る帯を入れたゼブラがあります。
釣り情報サイトの使い分けでは、活性が高い時合いや濁った潮はフルグローやゼブラ、澄んだ潮でスレているときや大型を狙うときはイワシ柄やホロ、シルバーのような光らない色、が共通しています。
同じ号数で夜光を中心に揃えて、光らない色を1個だけ混ぜておくと、当日に替えられます。
タチウオテンヤおすすめ6選|船テンヤ5個とタッチポン船

ワイヤー巻きの定番から、クリップ式、三点固定のタッチポン船まで、6個を選びました。
号数は、どれも船宿の指定に合わせて買ってください。
ダイワ 船タチウオテンヤSS ST|最初の1個はこれ
最初の1個を私が薦めるなら、ダイワの船タチウオテンヤSSのSTです。
SSはヘッドとフックを組み合わせて選べるシリーズで、STはその中の基本のヘッドです。
STは固定フックが付いてきて、止めたときの姿勢が安定します。
号数は30号から60号まで揃っているので、どの地域の船でも指定に合わせやすいテンヤです。
SSは、ST・AH・TGの間で針を交換できます。
針先が甘くなったときも、ヘッドはそのままで針だけ替えられるので、長く使えます。
| ヘッド | 号数 | フック |
|---|---|---|
| ST | 30・40・50・60号 | 固定 |
| AH | 40・50・60号 | 半遊動 |
50号の指定がある船なら、同じSTの50号です。
ダイワ 船タチウオテンヤSS AH|半遊動で大型のバラしを減らす
同じSSシリーズで、半遊動のフックが付いてくるのがAHです。
ヘッドは細身で、速く落ちるように作られています。
半遊動は、掛けたあとのタチウオの引きに針がついていくので、大型が暴れたときに外れにくくなります。
号数は40号から60号で、30号はありません。
30号の船に乗るならSTを選んでください。
シマノ サーベルマスター 船テンヤ βゲキハヤ|クリップ式でエサ付けが速い
エサをクリップで挟んで付けるのが、シマノのβゲキハヤです。
ワイヤーを巻かずにエサを付けられるので、エサ付けに慣れていない人や、手返しを速くしたい人に向いています。
シマノのサーベルマスターの船テンヤには、β、ゲキハヤ、ドラゴンなどがあり、βゲキハヤはクリップタイプの1つです。
βは小さめのヘッドに、短い軸で角度の付いた針を組み合わせた作りです。
クリップ式は、イワシの大きさが合わないと外れやすいので、エサを付けたら軽く引っ張って、しっかり留まっているかを確かめてから落としてください。
ハヤブサ 瞬貫 船太刀魚テンヤ 速掛型2|水平の姿勢で自分から掛けにいく
ハヤブサの瞬貫 速掛型2は、即掛けを売りにした「速掛型」をリニューアルしたテンヤです。
ハヤブサの説明では、エサを乗せた状態で水中の姿勢を水平に保ち、薄型のヘッドで引いたときの抵抗が軽く、合わせやすくなっています。
針はフッ素コートの瞬貫フックで、刺さりの速さを重視した作りです。
ヘッドにはイワシに似せた目が付いています。
号数は40・50・60・80号で、カラーは40号と50号が各5色、60号と80号が各2色です。
アタリが出たら自分から合わせて掛けにいく釣りが好きな人に向いています。
オーナー 掛獲 船太刀魚テンヤ|短い軸で小さなアタリも掛ける
オーナーの掛獲(かけどり)は、針の形にこだわったテンヤです。
オーナーの説明では、軸を短くして回転半径を小さくしているので、合わせたときに針先が素早く口をとらえます。
フトコロの幅もやや狭く、小さいタチウオも掛けやすい作りです。
ショートバイトが多い日に、わずかなアタリを掛けたい人に向いています。
針は硬く仕上げてしなりを抑え、魚を保持する部分を面にして口切れを防いでいるので、掛けたあとも外れにくくなっています。
タッチポン船|ワイヤーを巻かずに、三点で留めるだけ
三宅商店のタッチポン船は、堤防で人気のタッチポン陸の船用です。
エサを三点で留めるだけで付けられて、ワイヤーを巻く作業がありません。
号数は30・40・50号の3つです。
色は5つで、夜光はグロー、パープルグロー、オレンジゴールドグローの3つです。
色は夜光から選んでください。
対応するエサはイワシとサンマで、シャクリや速い巻きにも対応しています。
販売店の紹介では、エサのセットは平均15秒、取り外しは2秒以下とされています。
堤防のタッチポン陸と同じ仕組みでも、船用は重さも使うエサも違います。
暗い時間の船や、ワイヤーを巻くのが苦手な人は、選択肢に入れてみてください。
ほかにも、ヤマシタの猛追太刀魚テンヤ船 鰯タイプは、イワシの頭を落として水平に留め、アタリがあっても巻き続けて食い込ませる釣り方に向けたテンヤです。
上の6個が売り切れているときは、候補にしてください。
テンヤのエサの付け方|イワシの巻き方とサンマ
船タチウオのテンヤのエサは、冷凍のイワシが基本です。
船宿でエサが用意されることが多く、予約のときに付いているかを確認しておくと安心です。
ワイヤーは、テンヤに付いてくる分だけでは1日もたないので、エサ巻き用のステンレス線を1巻き持って行ってください。
メーカーや船宿の説明で共通する手順は、次のとおりです。
- 1. イワシを軸に沿わせる:頭をヘッド側に合わせて、テンヤの軸の上にまっすぐ乗せ、軸の剣に刺して留める。尾はテンヤから少しはみ出すくらいが目安
- 2. 頭のまわりを先にしっかり巻く:エラのあたりをワイヤーで数回巻いて、頭がずれないようにする
- 3. 胴から尾へ粗く巻いて止める:胴は間隔をあけて巻き、尾の付け根で止める。余ったワイヤーは軸に巻き付けておく
まっすぐ付いていないと、テンヤが水中で回ってしまい、タチウオが食いつきにくくなります。
付けたら船べりで軽く動かして、イワシがまっすぐ泳ぐかを見てください。
エサは、かじられて身がなくなったら替えます。
頭だけ残っていても食いが落ちるので、アタリが遠のいたらエサを見てください。
冷凍のイワシは、日なたに置いておくとすぐ柔らかくなって、巻いても崩れやすくなります。
クーラーボックスに入れておき、使う分だけ出して付けてください。
半解凍くらいのほうが、身が締まっていて巻きやすいです。
サンマの切り身を使う船もあります。
身が柔らかいイワシより持ちがいいので、エサを替える回数を減らしたい日に使う人がいます。
船テンヤの釣り方|タナ取り・誘い・アタリからアワセまで
船のテンヤは、船長が狙う水深(タナ)を教えてくれるので、陸っぱりよりはっきりしています。
やることは、タナまで落として、誘って、アタリを待って、掛けるの4つです。
タナ取り|指示ダナの少し下まで落として、上へ誘う
私は指示ダナの少し下までテンヤを落として、そこから上へ誘い上げていきます。
カウンター付きのリールなら、水深が数字で見えるので、毎回同じ深さから誘い始められます。
タチウオは上のエサを追うことが多いので、下から上へ探るほうがアタリを拾いやすくなります。
誘い|ただ巻き、巻いて止める、小さくシャクって止める
誘いは、ゆっくりのただ巻き、巻いて止める、小さくシャクって止める、の3つで足ります。
止めている間にアタリが出ることが多いので、動かしっぱなしにせず、止める時間を作ってください。
反応が無いときは、巻く速さと止める長さを変えて、その日に食う動きを探します。
アタリとアワセ|前アタリでは合わせない
タチウオはエサをかじってから食い込む魚です。
穂先がコツコツと小さく動く前アタリのうちに合わせると、すっぽ抜けてしまいます。
私は前アタリが出たら誘いを止めるか、ゆっくり巻いて待ち、穂先が引き込まれるか重さが乗ったところで大きく1回合わせます。
掛けたら一定の速さで巻き続けてください。
糸を緩めると、タチウオが頭を振ったときに外れやすくなります。
船べりまで上げたら、手を歯に近づけないでください。
タチウオの歯は指を深く切ります。
フィッシュグリップで頭の後ろをつかみ、針はプライヤーで外します。
歯の扱いと、持ち帰りまでの手順は、堤防の記事と同じです。

釣れないときに疑う順番
周りは釣れているのに自分だけ釣れないときは、タナ、エサ、アワセの順に疑います。
- タナ:指示ダナと、自分のテンヤがある深さがずれていないか。船長のアナウンスが変わっていないか
- エサ:イワシがずれていないか、かじられて身がなくなっていないか
- アワセ:前アタリで合わせていないか。重さが乗るまで待てているか
それでも釣れないときは、同じ号数で色の違うテンヤに替えてみてください。
天秤仕掛け|逆テーパーの寸法と選び方
天秤は、東京湾や静岡で多い釣り方です。
天秤にオモリを付けて、天秤の先にハリスと1本の針を結び、サバの切り身などのエサを付けます。
オモリの号数は船宿の指定で、東京湾ならふだんは60〜80号、深場や潮が速いときは80〜100号など、船宿と条件で変わります。
天秤のハリスでよく使われるのが、逆テーパーの仕掛けです。
針のすぐ上(チモト)だけを太いハリスにして、その上の長い幹を細くします。
チモトを太くするのはタチウオの歯で切られないため、幹を細くするのは潮の抵抗を減らして、エサを自然に漂わせるためです。
寸法は製品で少しずつ違います。
完成仕掛けの公表値と、釣り情報サイトの一般的な目安を並べると、こうなります。
| 仕掛け | 全長 | チモト | 幹 | 針 |
|---|---|---|---|---|
| ダイワ 船仕掛け天秤 タチウオ 逆テーパーSP(2026年10月発売・2セット入り) | 250cm | 12号・10cm | ― | 1/0・2/0 |
| ヤマシタ タチウオ逆テーパー仕掛 TSGT1A | 2.5m | ナイロン12号 | フロロ4号 | 1/0・2/0 |
| 一般的な目安 | 2.5m前後 | 12号前後・10〜20cm | 4〜5号・2〜2.4m | 1/0〜2/0 |
釣り方は、船長の指示ダナに仕掛けを合わせて、竿をゆっくり上下させてエサを漂わせるのが基本です。
天秤はハリスが長いぶん、アタリが出てから食い込むまでに少し時間があります。
竿先に重さが乗るまで待って、ゆっくり竿を立てて聞き合わせる、という説明が釣行記やメーカーの記事で共通しています。
針は1本が基本です。
2本針や多い針数は、オマツリの元になるので禁止している船があります。
天秤の竿は、テンヤの竿で兼用できることが多く、見るのは錘負荷です。
詳しくはよくある質問で答えています。
堤防のタチウオテンヤ|軽いテンヤとタッチポン陸

堤防から投げるテンヤは、船のテンヤよりずっと軽く、5g前後から30g弱です。
エサを付けて投げ、ゆっくり巻いて止める引き釣りで使います。
エサ付けがワンタッチのタッチポン陸と、がまかつのドラゴンライズが代表的です。
電気ウキにエサを付けて漂わせるウキ釣りもあります。
堤防の釣り方と、ワインドやタッチポンの使い分けは、こちらにまとめています。

テンヤは何個持っていくか|指定号数を複数
テンヤは、タチウオの歯でリーダーを切られたり、隣の人とオマツリしたりして、1日の中でなくすことがあります。
1個しか持っていないと、なくした時点で釣りが終わってしまいます。
船宿の指定号数を、同じものを2個以上持って行ってください。
1個目をなくしても、2個目で同じ釣りが続けられます。
私も指定号数のテンヤは、予備を入れて複数持って行きます。
揃える順は、まず基本のSTを2個。
そこに半遊動のAH、色の違うSTを足していくと、なくしたときの替えと、当日の使い分けの両方ができます。
船宿によっては船でテンヤを買えることもありますが、指定号数のものが残っているとは限らないので、自分で用意しておくほうが安心です。
50号の指定の船なら、同じSTの50号を2個です。
なくすのはテンヤだけではありません。
エサを巻くワイヤーは1日で使い切ることがあるので、エサ巻き用のステンレス線を1巻き。
針先が甘くなったときのために、SSは替え針を1組入れておくと、ヘッドを捨てずに済みます。
よくある質問

Q. テンヤの竿で天秤の仕掛けは使えますか?
使えます。
見るのは調子より錘負荷です。
天秤のオモリは船宿の指定で、東京湾ならふだんは60〜80号、深場や潮が速いときは80〜100号など、船宿と条件で変わります。
竿の錘負荷の範囲にその号数が入っていれば使えます。
テンヤの号数と錘負荷は別の表記です。
サーベルマスターBB 82MH180は錘負荷30〜100号(テンヤは30〜60号)で、シマノが天秤のタチウオも対象にしている竿です。
テンヤタチウオX 180・Rとメタリア 82-175は錘負荷40〜100号(テンヤは30〜60号)なので入ります。
攻テンヤ 82MH170は公式の表記がテンヤ号数30〜60号だけで、錘負荷の表記が無いので、天秤に回すならほかの3本です。
天秤は胴まで曲がる7:3が向くと言われますが、8:2で兼用している人が多いです。
竿の選び方と4本の比較は、こちらに書いています。

Q. テンヤの号数と、天秤のオモリの号数は同じですか?
別物です。
テンヤは40号か50号、天秤のオモリは60〜100号のように、天秤のほうが重い指定になります。
どちらも船宿が決めるので、予約のページで確認してください。
Q. リーダーは何号を使えばいいですか?
船宿の指定に合わせてください。
指定が無ければ、道糸のPE2号前後に、フロロカーボンの8号前後を結ぶ組み合わせが、釣具店や釣り情報サイトの案内で共通しています。
太さや長さを決めている船宿があり、東京湾の一部のようにワイヤーのリーダーを禁止している船もあります。
予約のときに、道糸のPEの太さと一緒に確認しておくと安心です。
Q. テンヤのリールは手巻きでいいですか?
手巻きで大丈夫です。
私はカウンター付きの小型ベイトリールを使っていて、道糸はPE2号前後を200〜300m巻いています。
水深が数字で見えるので、指示ダナに合わせやすくなります。
深場が多い船や、体力に自信が無いなら、電動リールも選択肢です。
Q. エサのイワシはどこで買えばいいですか?
船宿でエサが用意されることが多いです。
乗船料に入っているか、別に買うかは船宿で違うので、予約のときに確認してください。
自分で持ち込む場合は、釣具屋の冷凍エサのコーナーで冷凍イワシが買えます。
Q. ダブルフックは要りますか?
基本は要りません。
針が2本付くと隣の人とのオマツリが増えるので、禁止している船が多いです。
シングルフックのまま、前アタリで合わせないことを意識してください。
Q. 天秤とテンヤ、どっちが釣れますか?
乗る船で決まります。
数釣りや初めての船なら、仕掛けが単純で覚えることが少ない天秤が向いています。
自分でアタリを取って掛ける釣りがしたいならテンヤです。
どちらになるかは、予約のページの釣法で確認してください。
Q. タチウオテンヤで最強はどれですか?
最強を1つに決めるのは難しいですが、最初の1個ならダイワの船タチウオテンヤSS STを船宿の指定号数で選んでください。
基本の形で、針も交換できるので、テンヤの違いが分かるまでの基準になります。
大型狙いなら半遊動のAH、エサ付けを速くしたいならクリップ式のβゲキハヤです。
Q. 天秤の仕掛けは2本針ですか?
1本針が基本です。
2本以上の針はオマツリの元になり、禁止している船もあります。
逆テーパーの完成仕掛けも1本針です。
Q. 船のタチウオテンヤの時期はいつですか?
船のタチウオは、ほぼ通年狙えます。
冬は深場に落ちるので、号数を重くする船もあります。
堤防の時期と地域ごとの違いは、こちらにまとめています。

まとめ|船宿の指定号数で、まずダイワSS ST
- 号数は船宿が決める。40号が中心で、30号や50号の船もある
- 最初の1個はダイワ 船タチウオテンヤSS ST。固定フックの基本形で、針も交換できる
- 大型が混じるなら半遊動のAH。エサ付けを速くするならクリップ式のβゲキハヤか、三点固定のタッチポン船
- エサはイワシを軸に沿わせて、頭から巻く。まっすぐ泳ぐかを確かめてから落とす
- 前アタリでは合わせない。重さが乗ってから大きく1回
- 天秤は逆テーパーの1本針。竿はテンヤの竿で兼用できることが多い
まずは指定号数のSTを2個。
あわせて読みたい
船タチウオの竿は、こちらで選んでいます。

堤防のタチウオの釣り方と、岸で使うルアーはこちらです。


タチウオが釣れる時期は、こちらです。


