こんにちは、つりはる編集長のはるです。
冬の夜の堤防は、アジやメバル、タチウオが狙える楽しい季節です。
その一方で、何を着て行けばいいのかが一番悩ましい季節でもあります。
釣具屋に行けば、防寒スーツは数千円の物から5万円を超える物まで、値段の幅が大きく開いています。
ワークマンで済ませる人もいれば、GORE-TEXでないとダメと言う人もいます。
私は年間200回以上釣りに行きますが、実は寒いのが大の苦手です。
昔は冬になると寒さに心が折れて、釣りに行けなくなっていました。
手がかじかんで、釣りを始めて30分で帰ったことも一度や二度ではありません。
ヒートテックを何枚も重ね着しても寒く、ダウンを着込めば今度は動きづらくて釣りがしにくい。
とにかく冬は苦手でした。
今は人よりも防寒具に本気になって、寒さを気にせず釣りができています。
冬は大物も出るうえに、釣り場の人も少ない穴場の季節です。
私にとって冬は、釣具より防寒具にお金をかけるシーズンになりました。
冬の釣りの服装は「重ね着」で決まる|私が冬の夜に着ている順番

冬の釣りの服装は、1枚の分厚い服より、役割の違う服を重ねるほうが暖かくなります。
釣りは歩き回るスポーツと違い、同じ場所に立ってじっと待つ時間が長い遊びです。
体が自分で熱を作りにくいので、熱を逃がさない着方が要ります。
私の場合、いちばん外に着るのは、真夏の暑い日を除けば、ほぼ1年中着ているダイワのRAINMAX レインスーツ DR-3625です。
冬はその中に防寒着を着込んで、上から着ています。
ほかに冬の夜に身に着けている物を挙げると、肌着は寒い日ならジオラインのような化繊、背中にはKEMIMOTOの電熱ベスト、首にはネックウォーマー、貼るカイロは背中か腰です。
足元はダイワのGORE-TEXのフィッシングシューズ(DS-2301G)に厚手の靴下、手には防寒手袋です。
ここからは、内側の肌着から順に選び方を説明します。
全部をネットでそろえるなら何を買えばいいかは、全身セットの表にまとめました。
肌着|汗冷えしない化繊かウールを選ぶ
いちばん下に着る肌着の仕事は、汗を肌から離すことです。
冬でも、釣り場まで歩いたり、重い荷物を運んだりすると、背中にうっすら汗をかきます。
その汗が肌着に残ると、じっと待つ時間に冷えて、体の熱を奪います。
綿のTシャツは汗を吸っても乾きにくいので、冬の釣りの肌着には向きません。
登山用の化繊(ポリエステル)やウールの肌着が、汗を外へ逃がしてくれます。
ユニクロのヒートテックのような吸湿発熱の肌着も暖かいですが、汗を多くかくと乾くまでに時間がかかり、かえって冷えるという人もいます。
車から近い釣り場で汗をかかない人なら十分で、歩く距離が長い人や汗かきの人は化繊かウールを選ぶと安心です。
私も、少し肌寒いくらいの日はヒートテックを着ます。
本当に寒い日は、ジオラインなどの化繊の肌着のほうがいいと感じています。
具体的な肌着は、後半の小物の章で紹介しています。
中間着|フリースか薄手のダウンで空気の層を作る
肌着の上には、空気をたっぷり含む服を重ねます。
フリースや薄手のダウン、中綿入りのインナージャケットなどです。
暖かさの正体は、服そのものより服の中に閉じ込めた空気なので、1枚の厚手より薄手を2枚のほうが暖かいこともあります。
ダウンは軽くて暖かい一方、濡れるとつぶれて保温力が落ちます。
波しぶきや雨に当たりやすい外側ではなく、レインスーツの内側に着るのが向いています。
ただし、着ぶくれするほど着込むと腕が回らず、キャストもしゃがむ動きもしにくくなります。
私も昔は、ダウンを着込んで動きづらく、釣りがしにくい思いをしていました。
厚い1枚より、薄い物を重ねるほうが動きやすさも保てます。
いちばん外|防寒スーツ1着か、中綿+レインスーツか
いちばん外の着方は、大きく2通りあります。
- 防寒スーツ1着:中綿と防水の生地が一体になった上下。着るだけで済み、冬専用
- 中綿の服+レインスーツ:中綿のジャケットやパンツの上から、防水のレインスーツを着る。秋や春はレインスーツだけで使える
私は上下の防寒スーツも持っていますが、DR-3625を外に着る後者の形もよく使います。
この形のいいところは、気温に合わせて中身だけ足し引きできることです。
12月の始めと1月の寒波の日では、必要な暖かさがまるで違います。
外側は同じレインスーツのまま、中の枚数で調整すれば、防寒スーツを何着も持たなくて済みます。
どちらが向いているかは、選び方の最初でくわしく分けています。
下半身|タイツの上に、裏起毛か中綿のパンツ
上半身ばかり着込んで、下はジーンズ1枚という人も少なくありません。
冬の堤防は、地面のコンクリートから冷えが上がってくるうえ、風は足元も吹き抜けます。
下半身は、肌着と同じ化繊やウールのタイツをはき、その上に裏起毛か中綿のパンツ、いちばん外にレインパンツか防寒スーツのパンツ、の順に重ねます。
防寒スーツのパンツは中綿入りなので、タイツとスーツのパンツの2枚で足りる日も多く、寒波の日は間に裏起毛のパンツを足します。
ジーンズは綿で、濡れると乾きにくく冷えるので、冬の釣りには向きません。
首・手・足・頭が先に冷える
体の芯がいくら温かくても、首・手首・足首と頭から熱が逃げていきます。
私が冬にウェア以上に気にしているのは、手袋です。
上着をどれだけ重ねても、指先がかじかむとラインが結べず、ルアーも替えられなくなるからです。
首・手・足の小物は、後半の章でまとめて紹介します。
気温の目安と、私が30分で帰った日の服装
気温ごとに何を足すかの目安は、次のとおりです。
風速が1m/s強くなるごとに体感温度はおよそ1℃下がるとも言われるので、風の強い日は1段階下の行を見てください。
| 気温の目安 | 足すもの |
|---|---|
| 15℃前後 | 長袖の肌着+薄手のフリース、上にレインジャケット |
| 10℃前後 | 化繊の肌着+フリース、上下にレインスーツ。手袋とネックウォーマー |
| 5℃前後 | 防寒スーツ、または中綿の上下+レインスーツ。タイツ、防水の靴に厚手の靴下 |
| 0℃前後 | 上の装備に電熱ベストやカイロを足す。ニット帽、防寒ブーツ |
私が釣りを始めて30分で帰った日の服装は、上がユニクロのヒートテック、スウェット、フリースの3枚。
下はヒートテックのレギンスに、ユニクロのアクティブ用のパンツでした。
枚数は着ていても、これでは無理でした。
厚着をするのも大事ですが、風を防ぐのも同じくらい大事です。
スウェットもフリースも風を通すので、いちばん外には風と水を止めるレインスーツか防寒スーツを着てください。
ネットでそろう全身セット|ユニクロ・ワークマンの代わりも
冬の釣りの服は、ユニクロやワークマンの店に行けば一通りそろいます。
ただ私は、ネットで買える物で全身をそろえるほうがいいと思っています。
ワークマンのイージスは人気で、シーズン中は品切れも多いです。
部位ごとに、ネットで買える物と、ユニクロ・ワークマンで代わりにするならを並べました。
| 部位 | ネットでそろえるなら | ユニクロ・ワークマンなら |
|---|---|---|
| 肌着 | モンベル ジオライン M.W.(下は同じジオラインのタイツ) | ユニクロのヒートテック。少し肌寒いくらいの日向き |
| 中間着 | ノースフェイスのマウンテンバーサマイクロジャケット(フリース) | ユニクロやワークマンのフリース |
| いちばん外 | 防寒スーツ(迷ったらDW-3526、安くするならRB-057X) | ワークマンのイージス |
| 下半身 | タイツ+スーツのパンツ。寒波の日は間に裏起毛のパンツ | ヒートテックのタイツ |
| 足 | 防水のシューズ+メリノウールの厚手の靴下(船や真冬は防寒ブーツ) | ワークマンの防水の靴や長靴 |
| 首・頭 | ミズノ ブレスサーモのネックウォーマー+ニット帽 | ユニクロやワークマンのネックウォーマー |
| 手 | シマノ タイタニューム・アルファ | ワークマンの防寒手袋 |
| 熱を足す | KEMIMOTOの電熱ベスト・貼るカイロ | ワークマンのヒーターベスト |
中間着のフリースなら、ノースフェイスのマウンテンバーサマイクロジャケットが候補です。
軽いマイクロフリースで、メーカーも中に着る保温着として作っているので、レインスーツや防寒スーツの下に着やすいです。
襟がやや高めで首元が冷えにくく、両脇にファスナー付きのポケットがあります。
すでにレインスーツを持っている人は、防寒スーツの代わりに、中綿のジャケットとパンツをレインスーツの下に着る形でもかまいません。
防寒スーツの値段は時期やセールで変動するので、後半の一覧では価格帯の幅で書いています。
釣り用の防寒着の選び方|失敗しない5つのポイント

防寒着は、見た目の厚さや値段だけで選ぶと失敗します。
釣り用として見ておきたいのは、次の5つです。
1 防寒スーツ1着か、レインスーツ+中綿か
最初に決めたいのが、外側の形です。
どちらにも向いている人がいます。
| 防寒スーツ1着 | レインスーツ+中綿 | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 冬の夜釣りや船によく行く人。着替えを考えたくない人 | 秋から春まで通して釣りに行く人。すでにレインスーツを持っている人 |
| 暖かさ | 中綿が最初から入っていて、1着で暖かい | 中に着る物しだい。寒い日は枚数を足す |
| 使える時期 | 冬が中心 | 1年中。中身を替えれば冬も使える |
| 買う物 | 上下1着 | レインスーツ+中綿のジャケットとパンツ |
冬の夜釣りに毎週のように行くなら、防寒スーツを1着持っておくと準備が楽です。
冬以外も釣りをしていて、雨の日用のレインスーツをすでに持っているなら、中綿の服を買い足すだけで冬を越せます。
これから1着目を買う人で、冬の釣りがメインなら、防寒スーツから入るのが簡単です。
2 防水と透湿|GORE-TEXと各社の独自素材
釣り用の防寒着は、雨や波しぶきを通さない防水の生地が基本です。
そのうえで大事なのが、服の中の湿気(汗)を外へ逃がす透湿性です。
透湿性が低いと、中が蒸れて、その湿気が冷えて体温を奪います。
透湿防水の生地の代表がGORE-TEXで、防水と透湿の性能が高く、値段も上がります。
ダイワのRAINMAX、シマノのドライシールドのように、各メーカーが独自の透湿防水の生地や基準を持っています。
今回紹介するスーツでも、RAINMAXやドライシールドのモデルは、GORE-TEXのモデルより安い価格帯です。
マズメのラフウォーターのように、表地に水を通さないPU(ポリウレタン)を使い、透湿より防水と汚れにくさを優先したスーツもあります。
GORE-TEXと独自素材のどちらが暖かいかは、よくある質問で答えています。
3 中綿の量|動かない釣りほど厚く
防寒スーツの暖かさを決めるのは、中に入っている綿(中綿)の量です。
じっと待つ釣りほど厚く、歩き回る釣りは控えめにします。
中綿には、化繊(ポリエステル)とダウン(羽毛)があります。
釣り用の防寒スーツは、濡れても保温力が落ちにくく、家で洗いやすい化繊が主流です。
4 サイズは中に着込む分まで考える
防寒着のサイズは、中に着込む前提で選びます。
普段の服と同じサイズを選ぶと、フリースや中綿を重ねたときに肩や脇がきつくなり、キャストで腕が振りにくくなります。
迷ったら、ふだんのサイズよりワンサイズ上を候補にして、メーカーのサイズ表の身幅と股下を確かめてください。
とくにレインスーツを外に着る形なら、中に防寒着を入れても窮屈にならない大きさが要ります。
メーカーによって、作りが大きめか小さめかの差もあります。
5 動きやすさと、ライフジャケットとの相性
釣りは腕を振ってキャストし、しゃがんで魚を外し、足場の悪い場所を歩きます。
肩まわりや膝が動きやすい作りか、伸びる生地かは、着たときの楽さに大きく関わります。
もう1つ見落としやすいのが、ライフジャケットとの相性です。
防寒着を着た上から、腰に巻くか肩に掛ける膨張式、磯なら浮力材の入ったベスト型(固型式)のライフジャケットを着けることになります。
胸ポケットの位置がライフジャケットと重なると、物を出し入れしにくくなります。
シマノのRB-057XやRB-077Yは、肩掛けの膨張式ライフジャケットを着けたままでも使いやすい位置にポケットを配置しています。
釣り別|堤防の夜・サーフ・船・磯で変わるところ
- 堤防の夜釣り(アジ・メバル・タチウオ):動かない時間が長い。中綿の多いスーツか、中綿+レインスーツで厚めに。足元の冷えにも注意
- サーフ:歩いて投げ続けるので汗をかく。透湿性と動きやすさを優先し、中綿は控えめに。波打ち際に立つなら防水の靴
- 船:海の上は風をさえぎる物が無く、しぶきもかかる。防水と防風を最優先に、中綿の多いスーツ。足元は滑りにくいデッキブーツ
- 磯:波をかぶる場面があり、岩で生地がこすれる。防水と生地の丈夫さを重視。足元は磯靴が必須
釣りの防寒着おすすめ10選|上下セット7着と小物3つの一覧

ここからは、防寒スーツ7着と、首・足・肌着の小物3つを紹介します。
防寒スーツは価格帯が大きく違うので、1万円以下、1〜3万円、4万円台の3つに分けました。
名前を押すと、その商品の説明へ飛びます。
表は横にスクロールできます。
| 防寒スーツ | 価格帯 | 生地 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ダイワ RAINMAX ウインタースーツ DW-3526 | 2万円台前半 | RAINMAX(透湿防水) | 最初の1着に迷ったら |
| シマノ ベーシックインサレーション レインスーツ 01 RB-057X | 1万円台半ば〜後半 | ドライシールド準拠 | 釣りメーカーの物を安く |
| シマノ ベーシックハイロフト レインスーツ 01 RB-077Y | 2万円前後〜2万円台前半 | ドライシールド準拠 | 中綿が多いのがいい寒がりの人 |
| マズメ ラフウォーター オールウェザースーツ MZFW-966 | 2万円台後半 | PU(防水・防風) | 船や波しぶきの多い釣り場 |
| ダイワ GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツ DW-1926 | 4万円台 | GORE-TEX 2層 | 動いても蒸れにくい最強クラス |
| リバレイ RL ストレッチウォームスーツ 6450 | 8千円前後 | 透湿防水(2.5層) | 通販で安く始めたい |
| ワークマン イージス 防水防寒スーツ | 5千円前後 | 防水・中綿入り | 日中・短時間の釣り |
ダイワの防寒スーツは毎年型番が新しくなり、シマノは同じ型番が数年続きます。
どちらも2026年秋冬に買える現行品で紹介しています。
小物の3つは、次のとおりです。
| 小物 | 価格帯 | 役割 |
|---|---|---|
| モンベル ジオライン M.W.(肌着) | 5千円台 | 汗を肌から離す |
| ミズノ ブレスサーモ(ネックウォーマー) | 2千円台後半 | 首から熱を逃がさない |
| シマノ スーパーサーマルデッキブーツ FB-370Y | 1万円台後半 | 真冬の船や堤防の足元 |
価格は変動するので幅で示しています。
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
セール時は幅より安くなることもあります。
【1万円以下】ワークマンの防寒着で釣りは足りる?安く始める2着

まずは1万円以下の2着です。
冬の釣りを試しに始めてみたい人や、昼間の短い時間しか釣りをしない人は、ここから選べば十分です。
ワークマン イージス 防水防寒スーツ|上下で5千円前後
ワークマンのイージスは、防水の生地に中綿を入れた上下セットの防寒スーツです。
上下で5千円前後という安さで、冬の釣り場でもよく着られています。
2026年モデルは用途別に色と作りが分かれていて、釣り向けのオーシャンオレンジには、膝をついたときのクッション、大きなポケット、雨返しの付いた取り外せる大型フードが付いています。
ワークマンの説明では、耐水圧は10,000mm、表地の透湿度は20,000g/㎡・24hです。
ワークマンには、防水と保温をさらに強めた上位の「XShelter断熱αイージスプレミアム防水防寒スーツ」もあります。
買うなら、全国のワークマンの店舗か、ワークマン公式オンラインストアが確実です(色によっては店舗での受け取りだけ)。
Amazonや楽天に出ていることもありますが、在庫切れだったり、店頭より高かったりすることがあります。
私もイージスは、シリーズ違いで3着持っています。
圧倒的に安いのに、性能も優秀です。
ただ、人気がありすぎて、冬のシーズン中は品切れがかなり多い印象です。
欲しいサイズや色があるなら、寒くなる前に探しておくのがおすすめです。
もう1つ気になるのが、生地がややごわつくことです。
キャストやシャクリで腕をよく動かすルアー釣りだと、少し気になるかもしれません。
ワークマンで足りる人、足りない人
ワークマンの防寒着は、値段を考えれば十分に暖かく、釣りでも使えます。
ただ、釣り専用のスーツと比べると、得意な場面と苦手な場面がはっきり分かれます。
| 足りることが多い | 足りないことが多い | |
|---|---|---|
| 時間帯 | 日中、夕方の数時間 | 冬の夜から朝まで、何時間も動かない釣り |
| 釣り場 | 車を横付けできる堤防、管理釣り場 | 波しぶきをかぶる堤防の先端、磯、船 |
| 使い方 | ひと冬、軽く使う | 毎週のように使って、塩や汚れをこまめに洗いたい |
違いは、暖かさ・水・手入れの3つです。
- 暖かさ:中綿が入っているので、肌着とフリースを中に着込めば、冬の夜でも寒さはしのげることが多い。足りなければ中に足す
- 水:防水の生地だが、止水ファスナーやネオプレーンの袖口、パッドのような、波しぶきが当たり続ける場面向けの作りは、釣りメーカーのスーツのほうが細かい
- 手入れ:ワークマンの洗濯表示は手洗い30℃まで、乾燥機は使えない。塩や魚のぬめりを毎回落としたい冬の釣りでは手間がかかる
昼間の短い釣りが中心なら、ワークマンで十分です。
中に着るフリースやインナーダウンはワークマンでそろえて、外側だけ釣りメーカーのスーツにする組み合わせもあります。
冬の夜釣りにこれから毎年通うつもりなら、最初から1〜3万円の釣りメーカーの防寒スーツを選んだほうが、結果的に長く使えます。
外側を釣りメーカーにするなら、候補は、最初の1着に迷ったときのDW-3526と、それより安く買えることが多いシマノのRB-057Xの2着です。
リバレイ RL ストレッチウォームスーツ 6450|通販で買える1万円以下の上下
ウェーダーやライフジャケットで知られるリバレイ(双進)の、冬用の上下セットです。
中綿の有無や量はメーカーの説明に書かれていないので、寒い日は中にフリースや中綿の服を着込む前提で考えてください。
表地は伸びるストレッチ素材で、キャストのときに肩が突っ張りにくい作りです。
透湿防水の生地(aquamax POLAR+)を使い、袖口はニットで冷気を止める二重袖になっています。
ワークマンと違って、Amazonや楽天などの通販で買えるのが便利なところです。
サイズは細身の作りなので、中に着込むならワンサイズ上を選んでください。
0℃を下回るような日は、電熱ベストやカイロを足すと安心です。
【1〜3万円】釣りメーカーの防寒スーツ|最初の1着はこの価格帯から

釣りに行く回数が多い人に、いちばんおすすめしたいのがこの価格帯です。
ダイワ、シマノ、マズメといった釣りメーカーの防寒スーツは、キャストのしやすさや袖口の作り、ライフジャケットとの相性まで、釣りの動きに合わせて作られています。
ダイワ RAINMAX ウインタースーツ DW-3526|最初の1着に迷ったらこれ
最初の1着に迷ったら、ダイワのRAINMAX ウインタースーツをおすすめします。
今回紹介する7着の中で、値段と暖かさ、動きやすさの釣り合いがいちばん取れているのが、このスーツです。
毎年のように型番が新しくなる定番のシリーズで、2026年9月に出たのがDW-3526です。
- 初めて釣り用の防寒スーツを買う人
- 冬の夜の堤防で、アジ・メバル・タチウオを狙う人
- ワークマンより長く、何年も使いたい人
生地は、ダイワ独自の透湿防水素材RAINMAXの2層で、伸びるストレッチ素材です。
中綿が入っていて、下にフリースなどを重ねれば、冬の夜の堤防でも寒さをしのぎやすい作りです。
首まわりは立ち上がったボックスカラーで、風が首に入りにくい形です。
袖口は二重で、フロントと胸ポケットには水が入りにくい止水ファスナー、パンツは腰のゴムと調整ひもでサイズを合わせられます。
サイズはM〜4XLと、女性用のWM・WLがあります(色によって展開が違います)。
色はブラックやマンゴーなど5色です。
RAINMAXで中綿をさらに増やしたハイロフトのモデルや、GORE-TEXのDW-1926もありますが、まず1着ならDW-3526から選べば大きく外しにくいです。
監修の現役釣具屋店員・みきやによると、このDW-3526は釣具屋で人気の防寒スーツです。
シマノ ベーシックインサレーション レインスーツ 01 RB-057X|1万円台で買えるシマノ
釣りメーカーの防寒スーツを、できるだけ安く買いたい人に向いています。
シマノが2024年に出した、中綿入りのレインスーツです。
シマノ独自の防水透湿の基準「ドライシールド」をクリアした生地で、メインの中綿を前のモデル(RB-017T)の150%に増やしています。
- 1万円台で釣りメーカーのスーツがほしい人
- ライフジャケットを肩に掛けて釣りをする人
- 家で洗って手入れしたい人
中綿は化繊で、家で洗って手入れできます。
胸の大きなポケットは、肩掛けの膨張式ライフジャケットやゲームベストと重なりにくい位置にあります。
裾と袖の絞り、パンツの前開き、ウエストとフードの調整など、釣り場で使う機能は一通りそろっています。
実売はDW-3526より安いことが多く、シマノの防寒スーツの入り口になる1着です。
シマノ ベーシックハイロフト レインスーツ 01 RB-077Y|中綿たっぷりの寒がり向け
私と同じ寒がりの人には、中綿の多いハイロフトを選んでほしいです。
RB-057Xと同じベーシックのシリーズで、中綿をさらに増やしたモデルです。
ダウンジャケットのような着ぶくれを抑えつつ、暖かさと動きやすさを両立させています。
- 寒がりで、とにかく暖かいスーツがほしい人
- 冬の夜の堤防や船で、じっと待つ時間が長い人
- GORE-TEXまでは要らないけれど、暖かさは妥協したくない人
中綿の量を体の場所で変えているのが特徴で、冷えやすい胸と背中は140g/㎡、腕まわりは120g/㎡、フードは80g/㎡です。
暖かさが必要な所には厚く、動かす所は薄くして、キャストのしにくさを抑えています。
生地はドライシールドの基準をクリアした防水透湿素材で、ポケットは肩掛けの膨張式ライフジャケットを着けたままでも手が届く位置にあります。
静電気を減らすテープも付いています。
サイズは女性用のWMと、M以上の男性用があり、色によって展開が違います。
マズメ ラフウォーター オールウェザースーツ MZFW-966|波しぶきと汚れに強い
ルアーフィッシングのウェアで人気のマズメの防寒スーツです。
漁師のカッパのような、水を通さないPU(ポリウレタン)を表地に使っているのが、ほかのスーツとの違いです。
PUの生地は水も風も通さず、魚のぬめりや血がついても水で拭くだけで落ちます。
そのうえで、マズメの「フィッシングフィット」で伸縮性を持たせ、立体裁断でキャストや移動のしやすさを補っています。
ジャケットの裏地は起毛のフリースで、上下とも中綿入りです。
袖口はネオプレーンの二重袖、パンツは胸まであるサロペットで、太ももとお尻には取り外せるパッドが付いていて、船の上で座ったり、ぶつけたりしたときの当たりを和らげます。
メーカーは船(オフショア)向けのスーツとしていて、公式の商品ページに透湿性の数値は載っていません。
歩き回って汗をかく釣りより、船や堤防でじっと待つ釣りに向いています。
サイズはS〜4L、色は6色です。
通販では色やサイズによって取り寄せになっていることがあるので、急ぐなら楽天などのお店の在庫も見てください。
【4万円台〜】GORE-TEXの防寒スーツ|最強は?値段を問わないなら

釣りの防寒着で「最強」と呼ばれるのは、GORE-TEXを使ったスーツです。
値段は上がりますが、動いて汗をかいても中が蒸れにくいのが強みです。
暖かさだけで選ぶなら、中綿の多いRB-077Yのようなスーツも、寒がりには頼りになります。
ダイワ GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツ DW-1926|蒸れにくい定番のGORE-TEX
冬の釣りに何年も通う人が行き着く1着が、このDW-1926です。
ダイワのGORE-TEX防寒スーツの定番で、こちらも2026年9月に新しくなりました。
GORE-TEXの2層の生地に、たっぷりの中綿を組み合わせています。
- サーフや磯で、歩いて投げ続ける人
- 雨の日や波しぶきの多い日も釣りに行く人
- 何年も着られる1着がほしい人
中綿で暖かさを保ちながら、GORE-TEXの透湿性で汗を外へ逃がすので、サーフで歩いてキャストを繰り返すような釣りでも、中がべたつきにくくなります。
パンツはバックル付きのベルトで締め具合を調整でき、中に着込む量が変わってもずり落ちにくい作りです。
フードの雨返し、二重の袖口、止水ファスナーのポケットと、細かい所まで作り込まれています。
サイズはM〜4XLで、女性用のWM・WLもあります(女性用は一部の色だけ)。
値段を問わなければ、さらに上もあります。
ダイワのGORE-TEX ウィンターサーモスーツ(DW-1126)は10万円前後の最上位で、シマノのネクサス GORE-TEX ウォームスーツ(RB-150Z)は磯での使用を想定した上位モデルです。
堤防やサーフの釣りなら、GORE-TEXのスーツはまずDW-1926で十分です。
首・手・足・お腹を温める小物|防寒着と一緒にそろえたい物

防寒スーツだけでは、首・手・足の冷えは防げません。
一覧に挙げた肌着・ネックウォーマー・防寒ブーツのほかに、手袋・電熱ベスト・カイロもまとめました。
最後に番外として、釣りの後に街でも着られるダイワ ピア39の服も紹介します。
肌着(インナー)|モンベル ジオライン M.W.
冬の釣りの肌着でまず候補にしたいのが、モンベルのジオラインです。
登山用の化繊の肌着で、汗をすばやく吸って外へ逃がすので、釣り場まで歩いて汗をかいても冷えにくくなります。
ジオラインは厚さが3種類あり、M.W.は真ん中の中厚手です。
冬の堤防なら、まずはこの厚さが使いやすいです。
下にはく同じジオラインのタイツもあります。
私も、本当に寒い日はこのジオラインのような化繊の肌着にしています。
ネックウォーマー|ミズノ ブレスサーモ
首は太い血管が通っていて、ここを温めるだけで体感がかなり変わります。
マフラーは釣りの動きの中でほどけたり、リールに巻き込んだりしやすいので、筒形のネックウォーマーが向いています。
ミズノのブレスサーモのネックウォーマーは薄手で、上着の襟の中にも収まりやすい厚さです。
口元まで引き上げれば、顔に当たる冷たい風も防げます。
私も冬の釣りでは、首はネックウォーマーで守っています。
足元|防水の靴に厚手の靴下、真冬は防寒ブーツ
足は一度冷えると、なかなか温まりません。
冬の釣りでは、まず足を濡らさないことが大事です。
真冬の船や、寒さの厳しい日の堤防なら、シマノのスーパーサーマルデッキブーツ(FB-370Y)が暖かいです。
アルミのシートを挟んだフェルトのソックスを内蔵していて、中敷きと合わせて足の裏を二重に守る作りです。
ゴムの長靴なので丸洗いでき、靴底はやわらかく、濡れた船の上でも滑りにくくなっています。
厚手の靴下をはくなら、メーカーのサイズ表で確かめて選んでください。
歩くことが多い堤防やサーフでは、長靴よりも防水のシューズのほうが楽です。
私も堤防とサーフでは防水の靴をはいていて、冬の足元は、ダイワのGORE-TEXのフィッシングシューズ(DS-2301G)に厚手の靴下です。
この靴は釣り好きへのプレゼントの記事でも紹介しました。
靴下は、綿の薄い物より、ウールの厚手の物が暖かく、汗で冷えにくいです。
DANISH ENDURANCEのハイキングソックスは、メリノウールを使った厚手の靴下で、つま先からかかとまでクッションが入っています。
洗濯機で洗えて、何足か組で買えるので、冬の間はき回せます。
磯に立つなら、滑らない磯靴を選んでください。
手袋|防寒手袋は別の記事でくわしく

冬の釣りでいちばん先に限界が来るのは、手です。
私はこれまでに10種類以上の釣り用の防寒手袋を試してきて、いま使っているのはシマノのタイタニューム・アルファです。
濡れても冷えにくいモンベルのクリマプレンの手袋も、冬は毎回持って行きます。
手袋の選び方と、指先が出るタイプと覆うタイプの使い分けは、釣り用の防寒手袋おすすめでくわしく書いています。
電熱ベスト(ヒーターベスト)|動かない釣りの背中を温める
電熱ベストは、モバイルバッテリーをつないで、背中やお腹のヒーターを温めるベストです。
防寒着の中、肌着やフリースの上に着ます。
じっと待つ釣りは、いくら着込んでも少しずつ冷えてきます。
電熱ベストは自分で熱を足せるので、0℃前後の夜や、風の強い日に頼りになります。
使うときは、バッテリーの残量と、ヒーターが肌に当たりっぱなしにならないかに気をつけてください。
温度は弱から始めて、寒くなってから上げるのがおすすめです。
私が冬に防寒着の中に着ているのも、このKEMIMOTOの電熱ベストです。
カイロと電源|貼る場所と、車を横付けできる釣り場の電気毛布
いちばん手軽なのは、使い捨てのカイロです。
貼るカイロは、背中の肩甲骨の間か、腰に貼ると体全体が温まりやすくなります。
肌に直接貼らず、肌着の上から貼ってください。
手を温める用に、貼らないカイロをポケットに1つ入れておくのも便利です。
私も貼るカイロは、背中か腰に貼っています。
車を横付けできる釣り場なら、ポータブル電源があると休憩のときに電気毛布で温まれます。
私もJackeryのポータブル電源を持っていて、冬はこの使い方をすることがあります。
使い方は、釣りでポータブル電源は必要かの記事で紹介しています。
番外|釣りの後も街で着られるダイワ ピア39(DAIWA PIER39)
最近の私がよく着ているのが、ダイワ ピア39(DAIWA PIER39)の服です。
ダイワが作っているおしゃれ着のブランドで、釣り人向けというより、おしゃれな人が街で着るために選ぶブランドです。
最近は釣りをしない人の間でも流行っています。
ダイワが作っているだけあって、釣りに便利な機能があり、動きやすく暖かい服が多いです。
そのうえ普段着としても着られるので、一石二鳥です。
釣りの後に食事や買い物に行くときも、遠征ついでにちょっとした旅行で温泉に寄るときも、釣りの服のままでおしゃれでいられます。
そこが気に入っています。
人気のアイテムと、冬に着やすいアイテムを3つ挙げておきます。
- TECH LOOSE 2B JACKET:ピア39の中でも人気の高いTECH LOOSE 2Bのシリーズの、ゆったりした2つボタンのジャケット。前から横にかけて大きなフラップポケットがあり、内側にもタックルケースやルアーケース、スマホが入るポケットがある
- TECH FLEECE JACKET:保温性のあるフリースのジャケット。袖の前振りとアクションプリーツで、キャストしやすい作り
- TECH SCUBA KNIT FULLZIP PARKA:中が空洞になったダンボールニットのジップアップパーカ。軽くて暖かく、重ね着しやすいシンプルな形
ここで挙げた3着は、防水の防寒スーツではありません。
釣りの最中に雨や波しぶきを防ぎたいなら、上にレインスーツを重ねてください。
釣りの防寒着でよくある質問

Q. GORE-TEXとRAINMAX、どっちが暖かい?
暖かさを決めるのは、生地の種類よりも中綿の量と、中に何を着るかです。
GORE-TEXと独自素材の違いが出るのは、主に蒸れにくさと、雨や波しぶきへの強さです。
サーフや磯で歩き回り、汗をかく釣りなら、蒸れにくいGORE-TEXのDW-1926の良さが出ます。
堤防の夜釣りのように、ほとんど動かずに待つ釣りなら、RAINMAXのDW-3526でも蒸れに困ることは少ないです。
Q. 釣りの防寒着は、何度から必要?
気温が10℃を下回る日は、肌着とフリースにレインスーツを重ねるくらいの準備がほしいです。
5℃前後になったら、防寒スーツか、中綿の上下にレインスーツを重ねた形にしてください。
同じ気温でも、夜や風の強い日、海の上は体感がぐっと下がります。
くわしくは、重ね着の章の気温の表を見てください。
Q. モンベルの防寒着は釣りに使える?
使えます。
モンベルには、冬の防波堤や磯向けに作られた釣り用の防寒の上下(シーアングラー インシュレーテッド パーカ・パンツ)や、釣り用の手袋もあります。
肌着のジオラインやフリース、ダウンなどの中間着も、釣りでそのまま役に立ちます。
登山用の上着をいちばん外に着るなら、岩やコンクリートでこすれる釣りには生地が薄いこともあるので注意してください。
Q. 防寒着の上からライフジャケットは着られる?
着られます。
防寒着を着たときは、腰に巻くタイプか、肩に掛けるタイプの膨張式ライフジャケットが、着ぶくれしにくく使いやすいです。
ベスト型のライフジャケットを着るなら、防寒着を着た状態でファスナーが閉まるか、ベルトの長さが足りるかを確認してください。
Q. 防寒着の洗い方は?GORE-TEXは洗っていい?
GORE-TEXや透湿防水の生地は、洗っても大丈夫です。
むしろ塩や汚れが生地に残ると、撥水が落ちて蒸れやすくなるので、汚れたら洗って落としたほうが長持ちします。
洗い方はメーカーや商品で違うので、必ず服に付いている洗濯表示に従ってください。
多くの物は、ファスナーを閉めて、中性洗剤で洗います。
柔軟剤は撥水を落とすので使いません。
洗濯表示が許すなら、乾いたあとに乾燥機の低温か、あて布をしたアイロンで温めると撥水が戻りやすくなります。
それでも水をはじかなくなったら、撥水剤で補います。
PU素材のスーツは、汚れなら水で拭き取るだけで落ちます。
Q. 女性の冬の釣りの服装は?
重ね着の考え方は男性と同じです。
釣り用の防寒スーツは男女兼用やメンズのサイズが多いですが、ダイワのDW-3526やDW-1926にはWM・WL、シマノのRB-077YにはWMと、女性用のサイズがあります。
男性用のSやMを選ぶと、袖や股下が長すぎることが多いので、女性用のサイズがあるモデルから選ぶと動きやすいです。
通販のページによっては女性用サイズが選べないことがあるので、その場合は釣具店の通販でも探してみてください。
女性は手足が冷えやすい人も多いので、手袋と靴下、カイロを多めに用意しておくと安心です。
まとめ|冬の釣りは重ね着と、首・手・足で決まる
- 服装は重ね着。肌着は化繊かウール、間にフリース、外に防寒スーツか、中綿+レインスーツ
- 防寒スーツ1着か、レインスーツ+中綿か。冬の夜釣りが中心ならスーツ1着、1年中釣りをするならレインスーツ+中綿も便利
- ワークマンは日中・短時間なら十分。冬の夜に毎年通うなら釣りメーカーのスーツ
- 最初の1着ならダイワ DW-3526。寒がりはシマノ RB-077Y、蒸れにくさで選ぶならGORE-TEXのDW-1926
- 首・手・足を忘れない。ネックウォーマー、防寒手袋、防水の靴と厚手の靴下
下の2つは、最初の1着におすすめしたDW-3526と、私がほぼ1年中着ているDR-3625です。
あわせて読みたい
冬の手袋、足元、夜釣りに持って行きたい物は、こちらの記事でまとめています。









コメント