こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
エギのパッケージには、たいてい「沈下速度 約3.0秒/m」のような数字が書いてあります。
お店でも「シャローとディープって何が違うの?」「どれを買えばいいの?」とよく聞かれます。
これまで通算1,000匹以上のイカを釣ってきました。
ノーマル、シャロー、ディープの3種類はケースを分けて管理していて、その経験と、メーカーが公表している沈下速度の数字をもとに、エギの沈み方を整理しました。
紹介するのは、堤防や磯から投げる陸っぱりのエギです。
迷ったときの選び方は、次の3つです。
- まずはノーマル。エギ王Kならベーシックの3号
- 浅くて根掛かりする場所なら、シャロー(1mに約6秒)
- 深い場所や潮が速い日なら、ディープ(1mに約2秒)
1本目は、ヤマシタのエギ王K ベーシック 3号がおすすめです。
エギの沈下速度一覧|主要メーカーの公式値(3号・3.5号)
数値は、基本的にメーカー公式サイトの値です。
ダイワのダートIIとシマノのフラッシュブーストの一部は公式の数字が無いので、Amazonの仕様欄と釣り業界メディアの値を使っています。
沈下速度は「1m沈むのにかかる秒数」で、数字が大きいほどゆっくり沈みます。
目安は、次の4つです(エギ王K 3号の公式値)。
| タイプ | 沈下速度 | 3号の自重 | 向く場所 |
|---|---|---|---|
| ノーマル(エギ王Kではベーシック) | 約3秒/m | 16g | 水深3〜10m |
| シャロー(S) | 約6秒/m | 15g | 水深2〜5m・藻場 |
| スーパーシャロー(SS) | 約8秒/m | 14.5g | 水深2m以下 |
| ディープ(D) | 約2秒/m | 19g | 水深10m以上・潮が速い日 |
全モデルの数字は、次の3つの表です。
表のセルは「自重/1m沈むのにかかる秒数」です。
「―」は、その号数が作られていないものです。
ヤマシタ(エギ王K・エギ王LIVE・エギ王SEARCH)
| モデル・タイプ | 3号 | 3.5号 |
|---|---|---|
| エギ王K ベーシック | 16g/約3.0秒 | 22g/約3.0秒 |
| エギ王K シャロー(S) | 15g/約6.0秒 | 20g/約6.0秒 |
| エギ王K スーパーシャロー(SS) | 14.5g/約8.0秒 | 19.5g/約8.0秒 |
| エギ王K ディープ(D) | 19g/約2.0秒 | 25g/約2.0秒 |
| エギ王LIVE ノーマル | 15g/約3.5秒 | 21g/約3.0秒 |
| エギ王LIVE シャロー | ― | 19g/約6秒 |
| エギ王SEARCH ノーマル | 17g/約3.2秒 | 24g/約2.8秒 |
| エギ王SEARCH シャロー | 15.5g/約4.5秒 | 21g/約4.5秒 |
| エギ王TR(船用・参考) ティップラン | 21g/約1.5秒 | 27g/約1.2秒 |
ヤマシタでベーシック、シャロー、スーパーシャロー、ディープの4タイプが揃っているのは、エギ王Kだけです。
ディープは2026年の新作で、2.5号が8月、3号が9月、3.5号が10月上旬の発売です。
3.5号のディープは2019年に黒潮エリア向けの「黒潮スペシャル」として出ていましたが、2.5号と3号は今回が初めてです。
ずっと出てほしいと思っていたモデルで、私も発売後すぐに買って使っています。
エギ王TRは船から狙うティップラン用で、陸っぱりでは使いません。
速く沈むエギの比較のために載せています。
デュエル・DUO(パタパタ・マグQ・エギ政 改)
| モデル・タイプ | 3号 | 3.5号 |
|---|---|---|
| EZ-Q ダートマスター ノーマル | 14.5g/約3.5秒 | 19g/約3.2秒 |
| EZ-Q ダートマスターSS スーパースロー | 13g/約8.0秒 | 17.5g/約8.0秒 |
| EZ-Q キャスト 喰わせ ノーマル | 14g/約3.7秒 | 17g/約3.2秒 |
| EZ-Q キャスト 喰わせ スロー スロー | 13g/約6.0秒 | 15.5g/約6.0秒 |
| マグQ タングステン ノーマル | 15.5g/約3.5秒 | 19g/約3.5秒 |
| エギ政 改 ノーマル | 16g/約3.5秒 | 22g/約3.5秒 |
| エギ政 改 シャロー | 15g/約6.0秒 | 20g/約6.0秒 |
パタパタは、デュエルのEZ-Qシリーズの通称です。
ダートマスターSSとキャスト 喰わせ スローは、パタパタの脚でアピールしながらゆっくり沈むので、浅場でも長く見せられます。
シマノ・ダイワ・クロノ・キーストン
| モデル・タイプ | 3号 | 3.5号 |
|---|---|---|
| クリンチ フラッシュブースト※ ノーマル | 15g/約3.0秒 | 19g/約3.7秒 |
| クリンチ フラッシュブースト ディープ | ― | 23g/約1.9秒 |
| クリンチ ロングアピール ジェットブースト ロングアピール | 約4.2秒 | 約7.4秒 |
| エメラルダス ダートII※ タイプS | ― | 18g/約6秒 |
| エメラルダス ダートII※ タイプSS | ― | 17.5g/約8秒 |
| エメラルダス ダートLC ノーマル(2026年) | 16.0g/約4.0秒 | 20.0g/約3.5秒 |
| エメラルダス ダートLC タイプS(2026年) | 15.0g/約6.0秒 | 19.0g/約6.0秒 |
| エメラルダス シャインLC ノーマル | 14.0g/約4.25秒 | 18.5g/約3.75秒 |
| エメラルダス シャインLC タイプS(2026年) | ― | 18.4g/約6.0秒 |
| クリックス プロスペック スタンダード | 3寸 13.5g/約3.4秒 | 3.5寸 18g/約3秒 |
| 邪道エギ 早福型/邪道編(参考) V0〜V3(餌巻き用) | V0 11g/9〜15秒 V1 12g/3〜4秒 | V0 15g/9〜15秒 V1 16g/3〜4秒 V2 19g/1.5〜2秒 V3 27g/0.5〜0.8秒 |
※は、Amazonの仕様欄か釣り業界メディアの値です。
印の無い行はメーカー公式の値です。
ダイワは、2026年にダートLCのノーマルとタイプS、シャインLCのタイプSを出しています。
クリックスは号数ではなく寸で呼ぶエギで、3.5寸が3.5号にあたります。
邪道エギは背中にエサを巻いて使うエギで、V0〜V3は1m沈むのにかかる秒数の区分です。
V2とV3は3.5号だけです。
こうして並べると、同じ「シャロー」や「スロー」でも秒数はメーカーでかなり違います。
エギ王SEARCHのシャローは約4.5秒/m、エギ王Kのシャローは約6.0秒/m、ダートIIのタイプSは約6秒/m、ダートマスターSSは約8.0秒/mです。
名前だけで選ばずに、パッケージの秒数まで見てください。
「約3秒/m」の読み方|数字が大きいほどゆっくり沈む

沈下速度の「約3.0秒/m」は、エギが1m沈むのに約3秒かかるという意味です。
約6秒/mのシャローなら、約3秒/mのベーシックの半分の速さで沈むことになります。
単位は秒/mです。
説明文の中に「6.0m/秒」のように逆の書き方をしているものもありますが、同じ意味で使われています。
1秒で6mも沈むエギはありません。
2.5号はベーシックでもゆっくり沈む
同じシリーズでも、2.5号だけは沈むのが遅いモデルが多くあります。
| モデル | 2.5号 | 3号 |
|---|---|---|
| エギ王K | 11g/約5.0秒 | 16g/約3.0秒 |
| エギ王LIVE | 10g/約5.5秒 | 15g/約3.5秒 |
| ダートマスター | 10g/約5.0秒 | 14.5g/約3.5秒 |
| キャスト 喰わせ | 10g/約5.2秒 | 14g/約3.7秒 |
| ダートLC | 11.0g/約5.5秒 | 16.0g/約4.0秒 |
| エギ王SEARCH | 12g/約3.6秒 | 17g/約3.2秒 |
| エギ政 改 | 11g/約3.5秒 | 16g/約3.5秒 |
エギ王Kの2.5号は約5.0秒/mで、ベーシックなのにシャローに近い沈み方です。
秋の小さいイカ用に2.5号を買う人は、3号より沈むのが遅いことを知っておくと、底を取るときに戸惑いません。
逆に、エギ王SEARCHとエギ政 改は、2.5号でも3号との差が小さいモデルです。
号数を上げても速く沈むとは限らない
エギ王Kのベーシックは、3号も3.5号も4号も約3.0秒/mです。
マグQ タングステン、エギ政 改、キャスト 喰わせ スローも、3号と3.5号が同じ秒数です。
一方で、ダートマスターやエギ王LIVEのように、3.5号のほうが少し速く沈むモデルもあります。
クリックス プロスペックのように、3.25寸(約2.8秒/m)が3.5寸(約3秒/m)より速く、号数と秒数がきれいに並ばないモデルもあります。
フラッシュブーストも、3号(約3.0秒/m)のほうが3.5号(約3.7秒/m)より速く沈みます。
号数ごとの重さや長さは、こちらにまとめています。

なぜ重さや形で沈む速さが変わるのか、物理の仕組みはこちらで解説しています。

ノーマル・シャロー・スーパーシャロー・ディープは何が違うのか
シャロータイプは、ゆっくり沈むように作った浅場向けのエギです。
ディープタイプは、速く沈むように作った深場向けのエギです。
4つのタイプは、見た目はほとんど同じです。
違うのは、お腹に付いているオモリ(シンカー)の重さと、重心の位置です。
違いはオモリの重さと重心
エギ王Kの3号で比べると、ベーシックが16g、シャローが15g、スーパーシャローが14.5g、ディープが19gです。
シャロー系は1〜1.5g軽いだけですが、1mに約3秒だったものが約6〜8秒になります。
軽くするだけでなく、沈むときの姿勢も変えています。
デュエルはダートマスターSSについて、シンカーの重心を後ろへ動かして沈下姿勢を調整していると説明しています。
ディープは逆に、オモリを重くして速く沈めます。
エギ王K ディープは、ベーシックより3g重い19gで、約2.0秒/mです。
「S」の意味はメーカーで違う
ややこしいのが呼び方です。
ヤマシタのエギ王Kでは、Sはシャロー、SSはスーパーシャローの略です。
ダイワのタイプS/タイプSSや、デュエルのダートマスターSSは、スローシンキング(ゆっくり沈む)の意味で使われています。
呼び方は違っても、どちらもゆっくり沈むエギで、浅場向けという点は同じです。
お店で「Sのエギください」と言われたら、私はまず釣り場の水深をお聞きして、秒数で選んでもらっています。
シャロー・ディープの見分け方|目の色・羽根・刻印

エギをケースに入れてしまうと、どれがシャローでどれがディープか分からなくなることがあります。
パッケージを捨てたあとでも、次の目印で見分けられます。
エギ王Kは目と羽根の色で分かる
エギ王Kは、目と羽根の色で分かります。
青い目と青い羽根ならシャロー系、赤い目と赤い羽根ならディープ、どちらでもなければベーシックです。
シャローとスーパーシャローは同じ青なので、シンカーの刻印を見てください。
シャローは「S」、スーパーシャローは「SS」、ディープは「3.5D」のように号数と「D」が刻まれています。
シンカーの柄も違い、シャローはネンブツダイ柄、スーパーシャローはイワシ柄です。
ダートマスターSSは黄色い目と背中のマーク
デュエルのダートマスターSSは、黄色い目と、背中のSSマークが目印です。
ノーマルのダートマスターと並べると、目の色ですぐに分かります。
ダイワはパッケージとシンカーの表記で見分ける
ダイワのエメラルダスは、パッケージとシンカーの「タイプS」「タイプSS」の表記で見分けます。
目の色で分ける決まりは、公式には書かれていません。
一番確実なのはパッケージの秒数
メーカーを問わず一番確実なのは、パッケージのタイプ名と沈下速度の数字です。
目安は、6秒/m前後から上ならシャロー系、2秒/m前後ならディープです。
私はケースを3つに分けて、ノーマル、シャロー、ディープを混ぜないようにしています。
釣り場で暗くなってからだと、目の色も刻印も見えにくいからです。
ケースごとに分けておけば、手に取ったエギがどのタイプかで迷いません。
水深別|着底まで何秒か(公式値で計算した目安)

公式の沈下速度は、ラインを張らずに落とすフリーフォールでの数字です。
ヤマシタも、フリーフォールならパッケージの沈下速度とほぼ同じ速度で沈むと説明しています。
ラインを張って落とすテンションフォールや、潮や風でラインが引かれる状況では、これより長くかかります。
表より早く着くことはまず無く、長くなる方向にずれると覚えておいてください。
表は、エギ王K 3号の公式値(ベーシック約3秒/シャロー約6秒/スーパーシャロー約8秒/ディープ約2秒)で計算しています。
ダートマスターの3号なら約3.5秒/mなので、ノーマルの列を少し長めに読んでください。
| 水深 | ディープ 約2秒/m | ノーマル 約3秒/m | シャロー 約6秒/m | スーパー シャロー 約8秒/m |
|---|---|---|---|---|
| 3m | 約6秒 | 約9秒 | 約18秒 | 約24秒 |
| 5m | 約10秒 | 約15秒 | 約30秒 | 約40秒 |
| 8m | 約16秒 | 約24秒 | 約48秒 | 約64秒 |
| 10m | 約20秒 | 約30秒 | 約60秒 | 約80秒 |
| 15m | 約30秒 | 約45秒 | 約90秒 | 約120秒 |
使い方は、投げてからラインが止まるまでを数えて、この表と比べることです。
表の秒数より明らかに早く止まれば、根か海藻に着いています。
いつまでも止まらなければ、潮に流されているか、糸ふけが出すぎています。
逆に、ノーマルの3号で数えた秒数を3で割れば、その場所のおおよその水深が分かります。
水深10mでシャローを使うと、フリーフォールでも着底まで約1分かかります。
1回ごとに1分待つと手返しが悪くなるので、深い場所でシャローを使うのは、ゆっくり見せたい理由があるときだけにしています。
シャローとディープの使い分け|水深で決めて、イカの様子で崩す

基本は水深で選びます。
ただ、深い場所であえてシャローを使ったり、浅い場所でディープを使ったりすることもあります。
まず水深で決めて、イカの反応を見て崩す、という順番で考えてください。
ノーマルでいい場面|水深3〜10mの堤防・磯
水深3〜10mくらいの堤防や磯なら、まずノーマルです。
約3秒/mなら、10mでも30秒ほどで底が取れて、シャクリの感覚もつかみやすいです。
シャローを使う場面|水深2〜5mの浅場や藻場
水深2〜5mの浅場や藻場では、シャローを使います。
干潮で浅くなった場所も同じです。
ノーマルは約3〜3.5秒/mなので、水深2m以下の浅場ではあっという間にボトムに着いてしまい、根掛かりが増えて、イカに見せる時間も取れません。
約6〜8秒/mのシャロー系なら、浅場でもフォール中にじっくりアピールできて、藻場の上もスムーズに通せます。
また、水深がある場所でも、春の警戒心が強いイカにゆっくり見せたいときにシャローを使う方法を、ヤマシタが紹介しています。
ダイワのエメラルダス ダートIIのタイプS(3.5号)は、キレのあるダートとゆっくりした沈みを両立したエギです。
現在廃盤ですが、ネットにはまだ在庫があります。
無くなる前に手に入れておくのがおすすめです。
在庫が無ければ、同じダイワのシャインLC タイプS(3.5号・約6.0秒/m)が代わりになります。
DUOのエギ政 改にも、3号で約6.0秒/mのシャローがあります。
干潮の浅場の攻め方は、こちらで詳しく書いています。

スーパーシャローを使う場面|水深2m以下の浅場
水深2m以下の浅場は、スーパーシャローの出番です。
シャローでも釣りにはなりますが、約8秒/mのスーパーシャローなら、水深1m以下でも底に着くまでに時間があり、藻の上を引いても引っかかりにくくなります。
ダートマスターSSは、パタパタの中で一番ゆっくり沈むモデルで、水深1m以下の超浅場でも使えます。
ゆっくり沈むのにダートもしっかり出るので、春の藻場周りや、極端に浅くなったテトラ際で頼りになります。
ダートIIのタイプSSも同じ約8秒/mで、ほかのエギンガーが打たないような超浅場まで狙えます。
これでないと狙えない場所に投げられるので、私はタイプSSで何度もおいしい思いをしてきました。
エギ王Kで揃えるなら、スーパーシャローの3号です。
パタパタとエメラルダスのスロー系|使う場面はシャローと同じ
名前に「シャロー」は付きませんが、デュエルのキャスト 喰わせ スローと、ダイワのシャインLC タイプSも約6.0秒/mで、使う場面はシャローと同じです。
キャスト 喰わせ スローは、通常モデル(3号で約3.7秒/m)よりかなりゆっくり沈み、水深2〜5mの浅場でもフォールの時間を十分に取れます。
チョンチョンと軽くシャクるだけでアピールできるので、初心者でも扱いやすいエギです。
シャインLC タイプSは、2026年に追加されたスローシンキングのモデルで、3.5号だけの展開です。
ディープを使う場面|水深10m以上、潮や横風が強い日
ヤマシタがディープの出番として挙げているのは、水深10m以上の深場と、横風や潮でラインが流される状況です。
ノーマルで底を取ろうとしても、沈んでいるあいだにエギが流されて、いつ着底したか分からない日に効きます。
私のエリアは深場が多いので、エギ王K ディープは発売後すぐに実戦に投入しました。
めちゃくちゃ使いやすくて、すぐに釣れました。
最強のエギ王の強さはそのままに、ディープ向けにしっかり作り込まれています。
お店では早速品薄なので、見かけたら手に入れておくことをおすすめします。
ヤマシタは、浅場でも藻のポケットに入れ込みたいときや、速いフォールで反応させたいときにディープを使う方法も紹介しています。
シャローの逆で、「浅いからディープは使わない」と決めなくて大丈夫です。
シマノのフラッシュブーストにも、3.5号で約1.9秒/mのディープがあります。
フラッシュブーストらしいハイアピールのまま、深場を探れます。
売り場でよく聞く失敗
お店で「3号のエギください」とだけ言って買いに来る方は多いのですが、同じ3号でもタイプで沈み方はまったく違います。
よくあるのは、次の3つです。
- 浅場でノーマルを投げて、根掛かりが続く。水深2〜5mならシャロー、2m以下ならスーパーシャローに替えるだけで、根掛かりはかなり減ります
- 深場でシャローを投げて、底が取れない。水深10mで約1分かかるので、待ちきれずにシャクり始めてしまいます
- 潮が速い日にノーマルで流される。着底が分からないまま釣りを続けてしまいます。ディープに替えてください
どれも、着底までの秒数を数えていれば気づけます。
上の早見表と比べて、明らかにおかしいと思ったらタイプを替えてください。
沈下速度を遅くする・速くする方法
遅くする|エギ王チューンヘッドを被せる
手持ちのベーシックを遅くするなら、ヤマシタのエギ王チューンヘッドです。
-1gと-1.5gがあり、エギの頭に被せてシリコンバンドで留めるだけで使えます。
エギ王K、SEARCH、LIVEなど、エギ王シリーズに対応しています。
メーカーの説明では、ベーシックとシャローの中間くらいの沈み方になり、シャローに無いカラーをシャロー代わりに使えます。
ディープに被せれば、ベーシックとディープの中間にもできます。
何秒/mになるかは公式に数字が無いので、着底までの秒数を数えて確かめてください。
遅くする|号数を下げる・テンションフォールで落とす
3.5号を3号に下げるのも手です。
ダートマスターやエギ王LIVEなら、3号にすると1mあたり0.3〜0.5秒ほど遅くなります。
ただ、エギ王Kは3号も3.5号も約3.0秒/mで変わらないので、Kで遅くしたいならシャローかチューンヘッドにしてください。
エギを替えずに遅くするなら、テンションフォールです。
ラインを張った状態でゆっくり沈めれば、同じエギでもフリーフォールより遅くなります。
シャローチューン・ディープチューン|シンカーを加工する方法もある
エギ王Kは、シンカーの穴を広げて遅くするシャローチューンや、糸オモリを巻き付けて速くするディープチューンが簡単にできると、ヤマシタが説明しています。
フォールの速さが変わると、活性の低いイカの反応が変わることが多いとも書いています。
ただ、エギングを始めたばかりのうちは、チューンするより、タイプを替えるほうが確実です。
遅いエギが欲しいならシャローを買うか、外せば元に戻るチューンヘッドを使うのが手軽です。
速くする|ディープに替える
速くしたいなら、糸オモリを巻く方法もありますが、同じ号数のディープモデルに替えるほうが手軽で確実です。
エギ王Kなら、同じ3号でベーシックの約3.0秒/mがディープで約2.0秒/mになります。
何本持つか|ノーマルが揃ってからシャロー1本・ディープ1本

最初はノーマルだけで大丈夫です。
ノーマルの1本で、シャクリと着底の感覚をつかむのが先です。
足すなら、よく行く釣り場に合わせて、浅場が多ければシャローを1本、深場や潮の速い場所が多ければディープを1本です。
自分の釣り場の水深が分からなければ、まずノーマルの3号を投げて、着底までの秒数を数えてください。
約3秒で1mなので、10秒以内に底に着く場所は水深3m前後までの浅場で、シャローの出番です。
30秒以上かかる場所や、いつまでも止まらない場所は、ディープの出番です。
浅場が多いなら、エギ王K シャローの3号です。
深場や潮の速い場所が多いなら、エギ王K ディープの3号です。
これから揃えるなら、同じエギ王Kで3タイプにすると、形と動きが同じなので沈み方の違いだけで選べます。
使い分けのところで紹介したシャロー系とディープのうち、3号があるのは、エギ王Kのシャロー・スーパーシャロー・ディープ、ダートマスターSS、キャスト 喰わせ スロー、エギ政 改 シャローです。
ダートII、シャインLC タイプS、フラッシュブースト ディープは3.5号だけなので、3.5号を使う人向けです。
使い分けられるようになれば、最低10本くらいは欲しくなります。
最初に何本、何号を買うかは、こちらの買い物リストにまとめています。

色の選び方は、こちらに書いています。

タイプごとにケースを分けておくと、釣り場で迷いません。
釣り場でタイプを替えるときは、スナップなら結び直さずに済みます。
よくある質問

Q. エギは1m沈むのに何秒かかりますか?
ノーマルで約3〜3.5秒、シャローで約6秒、スーパーシャローで約8秒、ディープで約2秒が目安です。
同じ名前でもメーカーで違うので、正確な数字は上の一覧表か、パッケージの表示で確認してください。
Q. シャローとスーパーシャロー、どっちが釣れますか?
どちらが釣れるかは、釣り場の浅さで決まります。
水深2〜5mならシャロー、2m以下や藻の上ギリギリを通したいならスーパーシャローです。
迷ったらシャローを選んでください。
スーパーシャローはゆっくり沈むぶん、風や潮に流されやすく、深い場所では底を取るのに時間がかかります。
Q. 潮が速い日は、表より着底が遅くなりますか?
遅くなります。
公式の沈下速度はフリーフォールでの数字で、潮や風でラインが引かれると、そのぶんエギは沈みにくくなります。
表の秒数より長くかかるのが普通で、明らかに底が取れないならディープに替えてください。
Q. PEラインの太さで沈む速さは変わりますか?
変わります。
ラインが太いほど水の抵抗を受けるので、ゆっくりになる方向です。
多くのメーカーは測ったときのラインの太さを書いていませんが、クロノはクリックス プロスペックをPE0.6号とフロロのリーダー2.5号で測ったと書いています。
同じエギでも、使っているラインで秒数は少し変わると考えてください。
Q. エギ王Kの3号・3.5号・4号が、同じ約3.0秒/mなのはなぜですか?
お店でもよく聞かれますが、公式の数字がそうなっている、としか言えません。
ヤマシタは、その理由を公表していません。
使う側としては、号数を上げても底に着くまでの時間は変わらず、変わるのは飛距離とシルエットの大きさだと考えておけば困りません。
Q. 2.5号は沈むのが遅いですか?
多くのモデルで遅いです。
エギ王Kの2.5号は約5.0秒/mで、3号より2秒ゆっくり沈みます。
モデルごとの数字は、上の「2.5号はベーシックでもゆっくり沈む」の表にまとめています。
Q. ティップラン用のエギは陸っぱりで使えますか?
一覧表のエギ王TRは船用で、比較のための参考です。
堤防や磯から深場を探るなら、エギ王K ディープのような陸っぱり用のディープを選んでください。
Q. エメラルダス ダートIIはまだ買えますか?
ダイワの製品一覧には載っておらず、店頭と通販に残っている在庫で買う状態です。
タイプSSは特に見つけにくくなっています。
見つからなければ、タイプSの代わりはシャインLC タイプSやダートLC タイプS(約6.0秒/m)、タイプSSの代わりはダートマスターSSやエギ王K スーパーシャロー(約8.0秒/m)です。
まとめ|まずノーマル、浅場はシャロー、深場はディープ
- 沈下速度は1m沈むのにかかる秒数。数字が大きいほどゆっくり沈む
- 目安はノーマル約3秒、シャロー約6秒、スーパーシャロー約8秒、ディープ約2秒。同じ「シャロー」「スロー」でもメーカーで4.5〜8秒と差がある
- 公式値はフリーフォールでの数字。テンションフォールや潮・風で、着底は表より遅くなる
- 水深2〜5mはシャロー、2m以下はスーパーシャロー、10m以上や潮が速い日はディープ。それ以外はノーマル
- エギ王Kは青い目と羽根がシャロー系、赤がディープ。一番確実なのはパッケージの秒数
- 遅くするならチューンヘッドか、シャローに替える。速くするならディープに替える
1本目は、ノーマルのエギ王K 3号です。
慣れてきたら、よく行く釣り場に合わせてシャローかディープを1本ずつ足してください。
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