「カマスってルアーでも釣れるの?」「ワームって本当に効くの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実釣経験をもとに選んだ“本当に釣れるワーム”だけを厳選して紹介します。
カマスは意外にもワームへの反応が非常に良いターゲットで、エサよりも効率よく釣果が上がる場面もあるほど。
特にジグヘッド+ワームの組み合わせは、手軽なのに釣果も抜群。
初心者でも扱いやすく、他のルアーよりお手軽に手に入るのでピッタリですよ。
私も実際に、一晩で30cm~40cm前後の良型のカマスを100匹近く釣って、カマスだけでクーラーボックスを満タンにした経験があります。
この記事では、カマス用の最強ワームランキングTOP5をはじめ、おすすめのカラーやジグヘッドとの組み合わせ方まで詳しく解説していきます。
「今すぐ釣りたい!」という方は、ぜひそのまま真似してみてください。
カマスはワームで釣れる?ルアー釣りの魅力とは

ジグヘッド+ワームが効く理由
カマスは小魚をエサとする肉食性の強い魚で、シャッドテールやピンテールワームの動きに非常に敏感に反応します。
特にゆっくりただ巻きするだけでも口を使いやすい魚種なので、初心者でも扱いやすく、ショアから手軽に狙えるターゲットとして人気です。
私も実際、釣り初心者を初めてルアー釣りに連れて行く時は、カマス釣りに連れて行く事が多いです。
簡単に釣れる&ルアーの楽しさを味わえる。
カマス釣りがキッカケで釣りにハマってくれた友人もいますよ!
それぐらい初心者の方にとにかくおススメできるのがカマスのワーム釣りです。
リアルな見た目のワームと、安定して泳ぐジグヘッドの組み合わせはナチュラルさとアピール力を両立でき、クリアな海でも濁り気味でも、デイゲームでもナイトゲーム対応可能です。
餌釣りより釣れる?ルアーの意外な強さ
「カマスはサビキや餌で釣るもの」と思われがちですが、実際にはワームの方が圧倒的に釣れるタイミングもあります。
特に群れが入ってきていたり、活性の高い場面では、ナチュラルにアクションできてアピール力もあるルアーが効果的です。
また、餌よりも手返しが早く、トラブルが少ないため、短時間勝負の朝マズメや夕マズメにも向いています。
ルアーならタックル1つで完結するため、ライトな装備で機動力も高いのが魅力です。
私が実際にカマス狙いによく行くのは堤防で、ジグヘッド+ワームで狙います。
そのポイントではサビキ派の人の方が多いですが、釣果・効率・手軽さのすべてでルアーに軍配が上がったと感じています。
釣れる時期・時間帯・シチュエーション
カマスがワームで狙いやすい時期は、初夏~晩秋が一般的とされています。
水温が安定しやすく、朝マズメ・夕マズメに回遊が見られるシーズンで、釣り人も増える時期です。
他の魚の活性も上がって来る時期なので、釣ったカマスに大型青物がヒットしてくる事もあるので要注意です。
初夏は20cm前後の小さめのカマスが多く、アジングロッドにアジング用のワームで釣るのが一般的です。
秋頃になるとサイズが上がり、30cm~40cmぐらいの良型も上がり始めます。
この時期はエギングロッドやシーバスロッドを使用する事になるので、それに合わせたジグヘッドやワーム選びになってきます。
ただし、地域やポイントによっては例外的に爆釣するタイミングもあります。
私のホームポイントでは、3月〜4月にかけて堤防の中にカマスの群れが入り込み、ほぼ出て行かない状態になることがあります。
実際に私自身、3月にクーラー満タンになるほどの入れ食いを経験し、1日で100匹近く釣ったこともあります。
春の釣行でもチャンスは十分あるので、地元の釣果情報は要チェックです。
また、ナイトゲームなら常夜灯まわりの明暗部、日中ならベイトの有無や潮通しの良いポイントが狙い目です。
潮回りとしては小潮〜中潮の緩やかな流れの日が、ワームに自然なアクションが出しやすくおすすめです。
カマス用ワームの選び方|カラー・サイズ・形状のコツ

ワーム選びに正解はありませんが、カマスに効きやすい傾向というのは確実に存在します。
特にカラー・サイズ・テール形状の3要素は釣果を大きく左右するため、状況に応じた使い分けが重要です。
ここでは、私自身が実釣を重ねて感じた「これは反応が明らかに違った」と思えるポイントを中心にご紹介していきます。
カマスに効く定番ワームカラー|チャート系と銀粉系が熱い
カマス釣りではラメ入りや銀粉入りのワームカラーが定番として人気です。
特にベイトフィッシュの反射を模した銀ラメ・シルバー系は、デイゲームでの信頼度が高く、視認性とリアリティを兼ね備えた万能色と言えます。
ただ、私自身が圧倒的に釣果を上げているのは、ピンクのチャート系カラー。
特にナイトゲームや朝夕マズメなどの暗い時間帯では、このピンクチャートがマストカラーと断言できます。
私はデイゲームでもピンクチャート系カラーを基本的には使用しますが
「どの色を最初に選べばいいかわからない」という方には、チャートピンクと銀粉入りカラーの2色持ちをおすすめします。
状況に応じてローテーションすれば、カマスの反応が一気に変わることも珍しくありません。
サイズ感は2〜3インチがベスト
カマス用のワームは、2〜3インチのサイズが最も扱いやすく、反応も安定しやすいです。
これより大きいと見切られやすく、小さすぎるとフッキングが甘くなったり、鋭い歯で糸を切られやすくなったり、アピール力に欠ける場面も出てきます。
特に2.5インチ前後のシャッドテールワームは、ジグヘッドとのバランスも取りやすく、巻き・フォールのどちらでも自然にアクションしてくれます。
私自身も、最初は色々試しましたが、結局は2〜3インチのサイズが一番釣果が安定しており、現在も基本はこのサイズをベースにしています。
また、ベイトが小さいときはアジングロッドで2インチ寄り、大きいときはシーバスロッドで3インチ寄りと、状況に応じた調整もできるとさらに効果的です。
ピンテール・シャッドテールの使い分け
基本的にカマスにはシャッドテールワームが非常に効果的です。
巻くだけでテールが自動的にアクションし、広範囲のカマスにアピールできるため、最初の1本として選ぶならシャッドテールでOKです。
ただし、シャッドテールはアタリは出るけど乗らないという現象が起こることもあります。
尻尾の部分だけを噛み切られてしまい、フックに乗らないまま逃げられるパターンが多いのも特徴です。
アタリがあったら即合わせができれば、ワームを噛みちぎられる事はかなり減らせるのですが
カマスは当たりが非常に小さく、初心者の方や感度の悪い竿だと当たりに気付けない事も。
アタリが多い日だとワーム1袋消費したりしてしまうので、そんなときはアタリはあるのにフッキングしない状況に強いピンテール系ワームを試してみるのもアリです。
テールの動きは抑えめですが、ショートバイトに対して吸い込みやすく、乗りが良くなる傾向があります。
「アタリはあるけど全然釣れない…」という方は、ワームの形状を一度見直してみるのも有効な手段です。
カマス用最強ワームランキングTOP5【実釣ベース】

ここからは、私自身が実釣で何度も使い、しっかり釣果の出たワームをランキング形式でご紹介します。
市販されているワームの中から、汎用性・実績・価格帯・扱いやすさを総合的に評価し、初心者にもおすすめできるものだけを厳選しました。
どれを選んでも間違いありませんが、自分の釣り場や時間帯に合わせて最適な1本を選ぶことが、釣果アップの最大の近道です。
第1位:エコギア グラスミノーM

色々なワームを試してきた中で、最終的に「これが一番釣れる」と結論づけたのがグラスミノーです。
特に活性の高い回遊時には反応が圧倒的で、手返しよく投げて巻くだけで連発という場面を何度も経験しました。
私がカマスを100匹近く釣った日も、実はその大半をこのグラスミノーMで釣り上げています。
あまりに釣れすぎて、その日だけで1袋まるごと使い切ってしまいました笑
それ以来、私の中ではカマス釣りの絶対的エースとなっています。
おすすめのサイズはMサイズ
オールラウンドに使え、シャッドテールの波動とサイズ感がカマスにジャストフィットします。
カマスのサイズが小さい時はSサイズ(2インチ)、アジングロッドや軽量タックルならSSサイズも有効です。
値段も手頃で流通も多い定番ワームなので、各サイズ揃えておくとどんな状況でも柔軟に対応可能なので、ストックは多めに持っておくのがおすすめです。
おすすめのカラーは「グロウ(夜光)/ピンクバック」
デイゲームでも使用する方は「スーパーホログラム/ピンクグロウ(夜光)」がイチオシ!
私の住んでいる地域では、カマスが釣れ始めるとこの2色だけ欠品している事がよくあるので、見かけたら早めに確保しておく事をおすすめします。
第2位:ダイワ モアザン ミドルアッパーシャッド

超ソフトマテリアルのボディが特徴の、ナチュラルかつ繊細な動きを持つワームです。
シャッドテールでありながら波動が強すぎず、リアルな泳ぎを再現できるのが最大の魅力。
巻くだけで自然にアピールできる一方、スレたカマスにも口を使わせやすいナチュラルさを兼ね備えており、状況を問わず活躍する万能型です。
おすすめサイズは2.5インチ。
小型ベイトを偏食している場面やプレッシャーがかかったフィールドでもしっかり反応が得られます。
ジグヘッドは同じダイワの専用設計のシーバスヘッドSSとの相性が抜群。
リフト&フォールでもただ巻きでも安定した動きで手元に「ヌルッ」としたバイトが伝わってくる感覚も楽しいワームです。
第3位:レイン アジアダー

アジング用ワームの定番として有名なアジアダーですが、カマスにも非常に相性の良いピンテール系ワームです。
無駄のないシルエットと控えめなアクションで、カマスが小さく大きいワームに反応がない場合や
アジングしながら同時にカマスが狙えるのが嬉しいポイント。
吸い込みやすいサイズ感と柔らかさがカマスのショートバイトにも対応しやすく、掛かりの良さが段違い。
特にスローなただ巻きでの反応が良く、常夜灯下などでスレた個体を拾っていく釣りにも適しています。
ジグヘッドは2~3g程度を合わせて、テンションフォール気味で丁寧に探るのが効果的です。
あまりテンションを抜いてフリーフォールしてしまうと、吸い込まれて簡単に糸やワームを切られてしまうので要注意
派手なアクションに反応しないときの“切り札”的存在として持っておくと安心の一本です。
▼アジアダーのインプレ記事はコチラ▼

第4位:コアマン アルカリシャッド

シーバス用として開発されたルアーですが、カマスにも抜群の実績を誇るのがアルカリシャッド。
細身でナチュラルなシルエットに加え、水を掴みすぎないテールの揺れがスレた魚にも強いのが特長です。
おすすめはやはりVJシリーズとの組み合わせ。
VJシリーズの純正ワームなのでそのまま装着できる専用設計となっており、初心者でも安定したスイミング姿勢を出せます。
使用する場合はVJ-12かVJ-16がオススメ。
それ以上の重さになってしまうと、スローに巻けなくなってしまうので、その場合は別の浮き上がり辛いジグヘッドに変えましょう。
少し値段は張りますが、カマス以外の魚種にも”最強”に釣れるのがVJシリーズ。
とにかく釣果に拘る方はおススメですよ!
▼VJシリーズはこちらで詳しくインプレしてます▼

第5位:ダイソー シャッドテールワーム

コスパ最強のワームとして知られる、ダイソーのシャッドテールワーム。
価格は驚異の100円+税ですが、しっかり泳ぎ、カマスにも普通に釣れるという優秀な実力派です。
少し硬めの素材で耐久性があり、ワームの消耗が激しい日にも気兼ねなく使えるのが大きなメリット。
初心者が最初に試す「練習用ワーム」としても優秀ですが、条件が合えば普通に本命を連発できるポテンシャルを持っています。
カラーはブルーとピンクのシルバーラメのみというシンプルな展開ですが、朝マズメやデイゲームでの反射アピールに強く、特に晴天時に高実績です。
ジグヘッドは、同じくダイソーの『ソルト用ジグヘッド』(通称:ダイソーVJ)がおすすめです。
サイズ感がぴったりで互換性が高く、セットするだけで即実戦投入できる優秀な組み合わせです
安価ながらちゃんと釣れる「最強サブワーム」として、タックルボックスに1袋入れておいて損はありません。
▼ダイソーVJはコチラの記事で詳しくインプレしています▼

おすすめのジグヘッドとカマス釣りのレンジについて

ワームの性能を最大限に引き出すには、ジグヘッド選びが非常に重要です。
重すぎれば動きが不自然になり、軽すぎると飛ばず沈まない…そんな事態を避けるためにも、基本の使い分けとセットの相性を知っておきましょう。
この章では、カマス釣りに適したジグヘッドの重さや組み合わせのコツを解説していきます。
初心者でもすぐ真似できるセット例もあるので、ぜひ参考にしてください。
重さの目安とカマス釣りのレンジについて
カマス釣りで最もよく狙うのは表層〜中層レンジです
そのため、重すぎるジグヘッドは早く巻かないと沈みすぎてしまい、逆に釣果が落ちることもあります。
基本的には軽めのジグヘッドでフワッと見せるアプローチが有効です。
ジグヘッドの重さの目安は、使用するロッドによって大きく異なります。
- ライトゲームロッド(アジング・メバリング):1.5g〜3gがベスト
- エギングロッド・シーバスロッド:5g〜16gで遠投や風対策に対応
カマスはフォール中にもバイトする魚なので、沈みすぎない重さ=喰わせのチャンスが増えるとも言えます。
自分の釣り場の水深や潮の速さを加味して、重さをうまく調整しましょう。
おすすめのジグヘッド
ワームの性能を活かすにはジグヘッド選びがカギです。
ここでは、実際に私がカマス釣りで使用して釣果の安定感が高かったジグヘッドを2種類ピックアップしてご紹介します。
どちらも初心者〜中級者が扱いやすく、かつ汎用性も高い優秀なアイテムです。釣り場やロッドに合わせて使い分けてみてください。
静ヘッド/ぶっとび静
安価ながらすべての性能が高水準でまとまっているのが静ヘッド。
泳ぎの安定性・フック強度・装着のしやすさ、どれを取っても非常にバランスが良く、私自身も長く愛用しているジグヘッドのひとつです。
さらに、新登場の「ぶっとび静」はその名の通り飛距離性能が大幅にアップ。
重心設計により飛ばしても浮き上がりにくく、中層レンジを安定して引けるため、堤防等水深のある場所でのカマス狙いに特におすすめです。
グラスミノーやミドルアッパーなど、定番ワームとの相性も抜群で、一本持っておいて損はありません。
▼静ヘッド/ぶっとび静のインプレはこちらから▼


メバル弾丸
ライトゲーム用のロッドでカマスを狙うなら「メバル弾丸」が最適です。
重心バランスとフック設計が絶妙で、軽量ワームとの相性が非常によく、飛距離・沈下姿勢ともに安定します。
アジング用のジグヘッドでも釣れますが、アジング用のジグヘッドはオープンゲイプ(針が外に向いている)事が一般的で、フッキングはしやすくてもバレやすいので、フック強度・形状の面でメバル弾丸の方が安心です。
1.5g〜3g前後で使えば、表層〜中層をナチュラルに探れる万能ヘッド。
アジアダーなどのピンテール系と組み合わせて、ショートバイト対策に使うのもおすすめです。
よくある組み合わせ失敗例と対策
ジグヘッドとワームの組み合わせは、見た目だけで選ぶと思わぬ失敗につながることがあります。
ここでは、初心者の方がよく陥りがちな組み合わせミスと、それに対する簡単な対策をまとめておきます。
✔ ワームが真っ直ぐ刺せていない
ワームが斜めになったり曲がったりしていると、泳ぎが不自然になりカマスが見切ってしまう原因になります。
針先を通す位置を意識して、真っ直ぐ刺す練習をしておくと安定します。
✔ ワームとジグヘッドのサイズが合っていない
小さすぎるジグヘッドに大きなワームをつけると動きが不自然でアピール不足になり、逆に大きすぎるジグヘッドでは沈みすぎて狙うレンジを外すことも。
ワームのサイズに対してフックポイントが背中の中央にくるジグヘッドが基本です。
✔ 浮き上がりすぎる・沈みすぎる
潮の速さ・風の強さ・水深に合わせてジグヘッドの重さを調整しないと、狙いたいレンジを通せずにスレや見切りの原因 風が強い日は飛距離を優先して5〜7g程度、浅場で食わせたい日は1.5〜3gを選ぶと安定します。
まとめ|カマス用ワーム選びで釣果は劇的に変わる!

カマスは活性が高ければ簡単に釣れる魚…と思われがちですが、ワームの選び方ひとつで釣果に大きな差が出る繊細なターゲットでもあります。
今回紹介したおすすめワーム5選とジグヘッドの組み合わせは、どれも実釣で結果を出した信頼できる組み合わせです。
「なんとなく釣れそう」で選ぶのではなく、状況に合った“確実に釣れる組み合わせ”を持っておくことが、安定した釣果を生むポイントです。
カラー、サイズ、形状、重さ…。小さなこだわりの積み重ねが、数釣りや良型に繋がるのがルアー釣りの醍醐味。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のスタイルに合ったワームを見つけてみてください。
釣れた1匹が忘れられない1匹になるかも知れませんよ。






コメント