こんにちは、現役釣具屋店員のみきやです。
お店でエギを選んでいるお客さんから、「ディープのエギって、要るんですか?」と聞かれることがよくあります。
私はノーマル、シャロー、ディープを、それぞれ別のケースに分けて管理しています。
私の釣り場は深場が多いエリアなので、ディープは欠かせないタイプです。
ただ、ディープの出番は釣り場の水深と潮の速さ、それに風で決まります。
深場に行かない人にも使いどころがあるので、そこも含めて書いていきます。
これまでに釣ったイカは1,000匹を超え、使ってきたエギは100種類近くになります。
その経験に、メーカーが公表する沈下速度を突き合わせて、ディープの違いと使う場面、選び方、おすすめ、使い方をまとめました。
取り上げるのは陸っぱり用です。
堤防や磯からアオリイカを狙うときのディープに絞っています。
ディープタイプのエギとは|ノーマル・シャローとの違い

ディープタイプのエギは、同じ号数のノーマルより重くして、速く沈むように作ったエギです。
深場や潮の速い場所で、底まで早く届けるためのモデルで、ディープエギ、エギのディープとも呼ばれます。
見た目はノーマルとほとんど同じで、違うのはお腹に付いているオモリ(シンカー)の重さです。
エギ王Kの3号で比べると、次のようになります。
| タイプ | 3号の自重 | 沈下速度 | 目印 |
|---|---|---|---|
| ノーマル (エギ王Kではベーシック) | 16g | 約3.0秒/m | ― |
| シャロー(S) | 15g | 約6.0秒/m | 青い目と羽根 |
| スーパーシャロー(SS) | 14.5g | 約8.0秒/m | 青い目と羽根 |
| ディープ(D) | 19g | 約2.0秒/m | 赤い目と羽根 |
沈下速度は1m沈むのにかかる秒数で、数字が小さいほど速く沈みます。
ディープはノーマルより3g重いだけですが、1mあたり約1秒速くなります。
この秒数は、ラインを張らずに落とすフリーフォールで測った数字です。
ラインを張って落としたり、潮や風でラインが引かれたりすると、表より遅くなります。
ほかのメーカーのエギも含めた沈下速度の一覧と、シャロー・ディープの見分け方は、こちらにまとめています。

船のディープエギング・ティップランとは別の釣り
「ディープエギング」という言葉は、沖縄で生まれた、船から水深30〜100mほどの深場を狙う釣り方を指します。
ロッドもラインもエギも別物で、陸から投げるディープタイプのエギとは話が違います。
船から狙うティップラン用も、また別のエギです。
ヤマシタのエギ王TRだと3号でも21gあって1mを約1.5秒で沈み、陸っぱり用のディープよりさらに重い作りです。
ディープタイプのエギはいつ使う?|水深と潮と風で決めて、季節と活性で足す

水深10mを超えたらディープ。流れが強ければ5mでも
私の目安では、水深が10mを超えるあたりから、ノーマルのエギだと沈みにくかったり、底に着くまでが遅すぎて、投げてから回収するまでの手返しが悪くなったりします。
ここから先はディープの出番です。
流れが穏やかな日なら、15mくらいまではノーマルでも釣りになります。
逆に流れが強い場所では、水深5mくらいでもディープを使うことがあります。
エギ王Kの3号の公式値で計算すると、水深10mの底まで、ベーシックは約30秒、ディープは約20秒です。
1投ごとに10秒ずつ違うので、何十投も繰り返す深場では、手返しに大きな差が出ます。
ヤマシタも、エギ王K ディープの出番に、水深10m以上の深場と、横風や潮流でラインが流されて釣りにくい状況の2つを挙げています。
潮が速い日・横風や向かい風でラインが流される日
潮が速い日や横風が強い日は、ノーマルだと沈んでいるあいだにエギが流されて、どこで底に着いたのか分からなくなります。
重いディープなら、流される前に底へ届きます。
重いぶん向かい風でも飛距離が落ちにくく、ラインが風でふくらむ前に沈み始めるので、風が強い日ほど差が出ます。
強風の日は、ディープに比重の高いPEラインを合わせると、ラインが風に取られにくくなります(釣り雑誌でも紹介されている組み合わせです)。
深場に行かない人も、荒れた日のために1本
メインの釣り場が深場ではない人でも、海が大荒れの日は、ノーマルのエギだとそもそも釣りにならないことがあります。
そういう日のために、手持ちのエギに1本入れておくと便利です。
お店で「ディープは要りますか?」と聞かれたら、私はまず、どんな場所で釣るのかを聞きます。
深場の多い釣り場なら、間違いなくあったほうがいいので、もちろん勧めます。
そうでない人にも、荒れた日や横風の日のために1つは持っておくように勧めています。
冬と春の深場・大型
冬に水温が下がると、アオリイカは温度の安定した深場へ移っていきます。
春は、産卵前の大型が深場の潮通しのいい場所に溜まり、そこから浅場へ差してくるといわれています。
私の経験では、大きなイカは底の近くで釣れることがかなり多いです。
底を早く取れるディープは、大物狙いにも使いやすいエギです。
活性が高い日に速く探す・念押しの1投
ディープは深場専用ではありません。
イカの活性が高いときは重めのエギで効率よく探し、低いときは着底が分かる範囲で軽めのエギにしてゆっくり見せます(シマノの解説記事でも同じ考え方が紹介されています)。
ヤマシタのスタッフブログ(2016年)には、「念押しディープ」という使い方も出てきます。
ひと通り探り終えて移動する前に、最後の1投だけディープを投げて、反応しきらなかったイカに見せるというものです。
私も場所を移る前に、ディープで底をもう1回通すことがあります。
- 水深が10mを超える釣り場(流れが穏やかなら15mくらいまではノーマルでも)
- 流れが強く、水深5mくらいでも底が取りにくい日
- 海が荒れている日や、横風でラインが止まらない日
上の3つのどれかに当てはまる釣り場に通うなら、ディープを1本用意しておいてください。
お店で私が最初に手渡すのは、エギ王K ディープの3号です。
ディープタイプのエギの選び方|秒数・重さ・号数・色

沈下速度と重さ|秒数だけで決めない
まず見るのは、メーカーが公表している沈下速度です。
ノーマルが1mに約3〜3.5秒なので、2秒前後ならしっかり速く沈むディープです。
ただ、深場での使いやすさは秒数だけでは決まりません。
重さで遠くの深場まで届くエギや、低重心で姿勢が崩れにくく、狙った層を外しにくいエギもあります。
号数|秋から冬は3号、春の大型と速い潮は3.5号
お店で売れるエギは半分以上が3号で、私も秋から冬の深場は3号のディープを使います。
春の大型狙いや、潮が特に速い場所では3.5号です。
フラッシュブーストのディープとエギ番長XDは3.5号だけなので、3号で探すならエギ王K ディープ、マグQ タングステン、エメラルダス ステイです。
6位のダートマックスにも3号があります。
| 場面 | 号数 | エギ |
|---|---|---|
| 秋〜冬の深場 | 3号 | エギ王K ディープ、マグQ タングステン、エメラルダス ステイ |
| 春の大型・速い潮 | 3.5号 | 6本のどれでも。荒れた日はエギ番長XD |
| 秋の新子(浅場) | 3号 | ディープではなく、ノーマルかシャロー |
2.5号のエギ王K ディープもありますが、私は3号から使っています。
号数ごとの重さは、こちらに表でまとめています。

3号のディープなら、まずエギ王K ディープです。
姿勢と重さ|前傾しにくいか、ロッドで投げられるか
重いエギは、沈むときに頭が下がった前傾の姿勢になりやすいといわれ、釣り人の間でもディープの弱点としてよく挙がるところです。
速さだけでなく、姿勢が崩れにくい作りかどうかも見ておいてください。
3.5号のディープは20〜28gあり、ロッドによっては投げられる重さを超えます。
竿に書いてある適合エギ(投げられるエギの号数)の表示を確かめてから買ってください。
色|深場は赤い下地やケイムラの系統から
深場は光が届きにくい場所です。
メーカーの説明では、夜や深場の基本は赤い下地テープです。
紫外線は水中の深くまで届きやすいので、それで光るケイムラの色も向いています。
エギ王K ディープにも、ケイムラ系の色があります。
色の選び方全体は、こちらに書いています。

ディープタイプのエギおすすめ6選|深場と荒れた日に使う6本

深場や荒れた日に、私が使いやすいと思う順に6本を並べました。
沈下速度が速い順ではなく、深場で実際に扱いやすいかで選んでいます。
表は横にスクロールでき、エギの名前を押すとその紹介へ飛びます。
| 順位 | エギ | 向く場面 | 号数 | 沈下速度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤマシタ エギ王K ディープ 3号は2026年新登場 | 深場の1本目 | 2.5・3・3.5号 | 約2.0秒/m (3号・3.5号) |
| 2 | デュエル マグQ タングステン | 飛距離で沖の深場を打つ | 3・3.5号 | 約3.5秒/m |
| 3 | ダイワ エメラルダス ステイ | 層を外さずに深場を探る | 3・3.5・4号 | 3.75〜4.25秒/m |
| 4 | シマノ セフィア クリンチ ディープ フラッシュブースト | 光の少ない深場・濁り | 3.5号 | 約1.9秒/m |
| 5 | エバーグリーン エギ番長XD | 爆風や激流の日 | 3.5号 | 公式に記載なし |
| 6 | エコギア ダートマックス | 浅場から深場まで | 2.5・3・3.5号 | 約2.7秒/m (3.5号) |
正確な価格は各商品リンクから確認してください。
第1位 ヤマシタ エギ王K ディープ(2026年に3号が登場)|深場攻略の結論。1本目に迷ったらこれ
ディープエリアを攻めるエギで、私の結論はエギ王K ディープです。
大人気のエギ王Kを、そのまま深場用に仕立てたディープです。
3.5号だけは2019年に「黒潮スペシャル」の名前で、黒潮エリア向けに先に出ていました。
2026年に待望の2.5号と3号が加わり、3サイズが通常のラインナップで揃います(3.5号は10月上旬の発売です)。
- ディープをこれから初めて買う人
- 水深10m以上の堤防や磯によく行く人
- 秋から冬にかけて、3号のディープが欲しい人
- ベーシックのエギ王Kと同じ使い心地で深場を攻めたい人
発売されてまだ間もないエギですが、ディープをまず1本、何にするか迷っているなら、間違いなくこれがおすすめです。
お店で「ディープはどれを買えばいいですか?」と聞かれたときも、私はエギ王K ディープを勧めています。
エギ王Kの特徴である、お腹の後ろの透明な突起(ハイドロフィン)が、舵のようにフォール中のブレを抑えます。
重いエギは前傾しやすいといわれますが、姿勢が安定したまま速く沈むのが強みです。
赤い目玉と赤い羽根、シンカーの「3.5D」のような号数とDの刻印でディープと見分けられます。
カラーはケイムラ×ピンクのムラムラチェリーなど8色です。
ベーシックのエギ王Kは、私が一番多くのイカを釣ってきたエギです。
ベーシックと同じ3号で使えるディープが出るのを、ずっと待っていました。
出てすぐに買って投げてみたら、とにかく扱いやすくて、すぐにイカが乗りました。
店頭ではもう品薄になっているので、在庫があるうちに確保しておいてください。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 | 発売 |
|---|---|---|---|
| 2.5号 | 13g | 約2.5秒/m | 8月上旬 |
| 3号 | 19g | 約2.0秒/m | 9月上旬 |
| 3.5号 | 25g | 約2.0秒/m | 10月上旬 |
春の大型や、特に潮の速い場所で使うなら3.5号です。
25gと重いので、ロッドの適合エギの表示を確かめてください。
第2位 デュエル マグQ タングステン|60m先の沖の深場まで届く
沖の深場まで届かせたいなら、マグQ タングステン。
- 足元より沖に深場がある釣り場へ行く人
- 流れが強い場所でも、遠くの底を探りたい人
- ディープではなく、ノーマルに近い沈み方で深場を狙いたい人
マグQ タングステンは、沈下速度が3号も3.5号も約3.5秒/mで、沈み方はノーマルと同じくらいです。
それでも2位に入れたのは、とにかく遠くまで飛んで、周りの人が届かないポイントを打てるからです。
投げるときは重心移動の玉が後ろへ動き、着水後は前に戻って磁石で止まる仕組みです。
この玉がタングステンで、飛んでいくときの姿勢も崩れにくいので、私が投げると60m前後は安定して届きます。
追い風で足場が高いといった条件がそろえば、80m以上飛んだこともあります。
潮の流れが強い場所でも使いやすく、シャクったときの動きのキレもいいエギです。
色は深場グリーンなど18色です。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 | 最大飛距離(公表値) |
|---|---|---|---|
| 3号 | 15.5g | 約3.5秒/m | 60mオーバー |
| 3.5号 | 19g | 約3.5秒/m | 70mオーバー |
大きめのイカを狙う春は、3.5号を選んでください。
第3位 ダイワ エメラルダス ステイ|低重心と重さで、深場の層をキープしやすい
深場で狙った層を外したくないなら、エメラルダス ステイ。
- 深場で、底から離れすぎずに探りたい人
- エギングを始めたばかりで、扱いやすいエギが欲しい人
- 3.5号より大きい4号も使いたい人
低重心の設計と重さのおかげで、深場でとても使いやすいエギです。
狙った層に留めておく力(レンジキープ力)が高く、操作もしやすいので、初心者にもおすすめできます。
エギ王K ディープが出ていなければ、これが1位でした。
ただ、使う場面がやや重なるので、今回は3位にしています。
ダイワによると、山田ヒロヒトさんが監修した、ダートさせることを主にしないタイプのエギです。
頭の後ろ、魚でいうエラのあたりに付いた凹凸(スタビライザー)と低重心の設計で、沈む姿勢が安定します。
速く沈めるのではなく、秒数はノーマルと同じくらいのまま、重さで遠くへ届けて、そのまま底まで落とすエギです。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 |
|---|---|---|
| 3号 | 18.5g | 4.25秒/m |
| 3.5号 | 25g | 3.75秒/m |
| 4号 | 29g | 3.75秒/m |
ただ、エメラルダス ステイは、いまはダイワの公式サイトの製品ページが外れていて、現行のラインナップに載っていません。
Amazonなどネットにはまだ在庫があるので、使ってみたい人は無くなる前に手に入れておいてください。
第4位 シマノ セフィア クリンチ ディープ フラッシュブースト|光の少ない深場や濁りでも目立つ
大人気のフラッシュブーストのディープタイプで、2022年に加わりました。
ノーマルのフラッシュブーストは、私の一軍のエギです。
エギの中に反射板がバネで浮かせて入っていて、シャクリの振動や潮の揺れで細かく震えます。
光の少ない深場や、流れが強く濁りの入った場所でも、しっかりアピールできます。
何といっても見た目が最高で、お店でもよく売れています。
3.5号だけの展開で、沈下速度の公表値では6本の中で一番速く沈みます。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 |
|---|---|---|
| 3.5号 | 23g | 約1.9秒/m |
ノーマルのフラッシュブーストがどんな状況で釣れて、どこが苦手かは、こちらに書いています。

第5位 エバーグリーン エギ番長XD|爆風と大荒れの日の秘密兵器
エギ番長には、速く沈むモデルとしてDとXDがあります。
Dも使いやすいのですが、強いのはXDです。
風が強くて海が大荒れの日や、流れが強い場所で、ほかのエギだとエギングそのものが成り立たないような場面でも使える、私の秘密兵器です。
メーカーは「大遠投&急速フォール」とうたっていて、サイズは3.5号だけです。
28gという自重は、同じ号数で比べると6本の中で一番重い数字です。
沈下速度は、公式に数値の記載がありません。
色は43色あります。
引き抵抗がやや強いので、ロッドは強めのものがおすすめです。
MLのロッドで28gを投げるなら、その竿の適合エギの範囲に入るかを先に確かめてください。
Dは3号16.5g、3.5号21.5g、4号28.5gです。
3.5号どうしならXDより軽く、3号や4号も選べます。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 |
|---|---|---|
| 3.5号(XD) | 28g | 公式に記載なし |
第6位 エコギア ダートマックス|ディープ用ではない、浅場でも深場でも使える万能エギ
ダートマックスは、ディープ用のエギではありません。
それでも入れたのは、ラインアイ(ラインを結ぶ輪)が頭の先ではなく上側に付いていて、エギが浮き上がりにくく、浅場でも深場でも使えるからです。
底に着くまでは、ディープより時間がかかります。
そのかわり、深場の底の近くを、層を外さずに狙いたいときにおすすめです。
メーカーの説明では、この上向きのラインアイで、フォールの姿勢が安定し、根掛かりも減るとされています。
2004年の発売から続く定番で、2026年も新しい色が出ます。
3号は9月中旬から、3.5号は10月下旬の発売予定です。
| 号数 | 自重 | 沈下速度 |
|---|---|---|
| 2.5号 | 11g | 約4.4秒/m |
| 3号 | 17g | 約3.0秒/m |
| 3.5号 | 19g | 約2.7秒/m |
ほかの選択肢|エギシャープ V2・ドロー4 ディープなど
6本のほかにも、速く沈むディープはあります。
| エギ | 号数 | 自重 | 沈下速度 |
|---|---|---|---|
| キーストン エギシャープ V2 | 3.5・3.8号 | 20g・24g | 1〜2秒/m |
| オーナー ドロー4 ディープ | 3.5号 | 21g | 約2.4秒/m |
| ハリミツ 墨族DEEP | 3.5号 | 24g前後 (販売店の表記) | 公表なし |
| ブリーデン エギマル過跳 ディープ | 3.5号 | 20g | 公表なし |
エギシャープは同じ名前で沈み方が4段階あり、ディープにあたるのはV2です。
ドロー4 ディープは、メーカーの公表値で1m沈むのに約2.4秒です。
通販で買うときは、商品名にV2やディープと付いているかを見てください。
ディープタイプのエギの使い方|小さく素早くシャクって、底で長く待つ

使い方はノーマルと大きくは変わりませんが、速く沈むぶん、シャクリ方と底での待ち方が違います。
投げてからの流れは、次のとおりです。
- 1投目:ベールを開けてラインを出したまま沈め、着水から数を数える。ラインの出が止まったところが着底
- シャクったあとは、ラインを軽く張って落とす。緩めたままだと、あっという間に底へ戻って根掛かりする
- 着底したら15秒前後止める(ロングステイ。根の荒い場所や岩礁帯では、あまり止めない)
- 落としているラインが急に止まる、走る、ふっと軽くなったらアタリ。竿を立てて合わせる
着底はカウントで取る
エギ王K ディープの3号なら約2秒/mなので、20秒で止まれば水深は10mくらいです。
潮が速い日はラインが流されて止まったのが分かりにくいので、私は目だけでなく、指に掛けたラインの感触でも着底を見ています。
シャクリは小さく素早く、着底後は15秒前後のロングステイ
ディープは、普通のエギよりシャクリを小さく、素早くするのがおすすめです。
フォールが速くて着底も早いぶん、底を取ってからのステイは長めにとってください。
目安は着底してから15秒前後で、これがよく釣れます。
ただし、根の荒い場所や岩礁地帯では、長くステイさせすぎると根掛かりします。
こういう場所では、ステイはあまりしないほうがいいです。
数えた秒数の2〜3秒手前でシャクって、底を切っておくと安心です。
ラインを張って弧を描くように落とすカーブフォールなら、沈む速さが抑えられて、イカが抱く間も作れます。
ロッドはM。深場が中心ならMHも
エギングロッドの硬さは、柔らかい順にML、M、MHと表示されていて、普段のエギングならMLが基準です。
ただ、ディープは抵抗が大きいので、MLだと少しシャクりにくくなります。
ディープをよく使うなら、Mがおすすめです。
普段の軽いエギが中心だと、私はMHは硬すぎると感じます。
それでも、深場での釣りがメインなら選択肢に入ります。
エギングロッドの選び方とおすすめは、こちらです。

タイプごとにケースを分ける
ノーマル、シャロー、ディープをケースごとに分けておけば、釣り場で替えたい1本がすぐ出てきます。
両面が使えるリバーシブルのケースなら、1つで2タイプを分けられます。
ディープが向かない場面と、よくある失敗
浅場で投げ続けて、根掛かりが増える
水深3m以下の浅場や藻の上でディープを投げ続けると、根掛かりが増えます。
藻の切れ目に一気に落とし込むような狙いが無ければ、浅場はノーマルかシャローに替えてください。
フォールが短くて、抱かせる間が無い
速く沈むぶん、イカがエギを見てから抱くまでの時間も短くなります。
反応はあるのに乗らないときは、着底後のステイを長めにとるか、ノーマルへ戻して同じ場所を通すと、抱かせる間を作れます。
ノーマルのエギをディープにする方法
手持ちのノーマルを速く沈めたいなら、シンカーに後付けのオモリを重ねるか、糸オモリを巻き付ける方法があります。
ただ、オモリを足すと重心が変わって姿勢が崩れることがあるので、同じ号数のディープを1本買うほうが確実です。
糸オモリやシンカーのチューンについては、沈下速度の一覧の記事でも触れています。

ディープタイプのエギでよくある質問

Q. エギ王のディープは廃盤ですか?
今のヤマシタのディープは、2026年に2.5号と3号が加わったエギ王K ディープです。
以前のエギ王LIVE ディープは、ヤマシタの製品一覧にもエギ王LIVEのページにも載っておらず、通販に残っている在庫で買う状態です。
これから買うなら、エギ王K ディープの3号です。
Q. ディープとノーマルは、どう見分けますか?
エギ王Kなら、赤い目と赤い羽根がディープで、シンカーにも「3.5D」のように号数とDが刻まれています。
メーカーが違っても、パッケージのタイプ名と秒数を見るのが確実です。
Q. 1本だけ買うなら、ノーマルとディープのどちらですか?
ノーマルです。
「ディープは上級者向けですか?」とも聞かれますが、上級者向けというより、深場や荒れた日に使うエギです。
ノーマルで着底とシャクリの感覚をつかんでから、2本目にディープを足してください。
Q. ティップラン用のエギは、陸っぱりのディープの代わりになりますか?
代わりにはなりません。
ティップラン用は船から真下の深場を狙うための作りで、エギ王TRは3.5号で27gあります。
堤防や磯からは、陸っぱり用のディープを選んでください。
Q. 秋にディープは要りますか?
秋の新子の時期は、浅場のノーマルかシャローが中心です。
ただ、荒れた日や横風が強い日はノーマルでは釣りにならないことがあるので、秋でも1つは持っておくのがおすすめです。
水深10mを超える場所や潮の速い釣り場に通うなら、なおさらです。
ノーマルのまま3.5号に上げて、沈みを速くする手もあります。
秋のエギの選び方は、こちらにまとめています。

Q. エメラルダス(ダイワ)にディープはありますか?
ディープと名の付いたエメラルダスは見当たりません。
深場で使うなら、3位のエメラルダス ステイです。
沈下速度はノーマルと同じくらいですが、重さと低重心で深場でも扱いやすいエギです。
Q. 「深場グリーン」や「ディープストライク」はディープタイプですか?
どちらも色の名前です。
深場グリーンはデュエル、ディープストライクはエギ王のカラーで、沈み方とは関係ありません。
まとめ|迷ったらエギ王K ディープ。深場に行かなくても荒れた日用に1本
- ディープタイプのエギは、同じ号数のノーマルより重くして速く沈めたエギ。目安は1mに約2秒
- 水深10mを超えたらディープ。流れが穏やかなら15mくらいまではノーマルでも、流れが強ければ5mでも使う
- 深場に行かない人も、荒れた日や横風の日のために1本。大型は底の近くで釣れることが多い
- 1位はエギ王K ディープ。飛距離のマグQ タングステン、層をキープしやすいエメラルダス ステイが続く
- シャクリは小さく素早く、着底後は15秒前後止める。ロッドはMが扱いやすい
深場用に最初の1本を選ぶなら、エギ王K ディープです。
沖の深場まで遠投したいなら、マグQ タングステンです。
あわせて読みたい
ディープ以外も含めた、エギのおすすめランキングはこちらです。


